JP3010542U - 排水管継手およびこれを用いた管継手ユニット - Google Patents

排水管継手およびこれを用いた管継手ユニット

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JP3010542U
JP3010542U JP1994014267U JP1426794U JP3010542U JP 3010542 U JP3010542 U JP 3010542U JP 1994014267 U JP1994014267 U JP 1994014267U JP 1426794 U JP1426794 U JP 1426794U JP 3010542 U JP3010542 U JP 3010542U
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Inventor
俊彦 阿部
一三 加藤
Original Assignee
日本総合住生活株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スラブなどの障害物に対し、横引き管が接続
される接続口のレベルを低く押さえることができる排水
管継手を提供することを目的とする。 【構成】 横引き管4が接続される接続口24を有し、
下端部の流出口23側に形成した下フランジ26とこれ
に対応する下相フランジ28とをボルト33により締結
して、流出口23側を排水竪管5に接続するようにした
排水管継手7において、下相フランジ28のボルト孔2
8bには、雌ねじが形成され、ボルト33は、下フラン
ジ26を貫通して下相フランジ28にねじ込まれてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば新設のスラブ上の横引き管を、既設の排水竪管に接続するた めの排水管継手および管継手ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は、従来の排水管継手を用いて、既設排水竪管に、新設の横引き管(枝管 )を、スラブ上のころがし配管で繋ぎ込む場合を示している。この場合には、既 設排水竪管71をスラブS上から一定の範囲に渡って切断した後、この切断部分 に排水管継手72、短管73およびソケット継手74をワンセットとして取り付 け、この排水管継手72に横引き管75を繋ぎ込むようにしている。排水管継手 72およびソケット継手74は、いわゆるMD継手の「90゜Y」および「ソケ ット」でそれぞれ構成されている。
【0003】 排水管継手72およびソケット継手74を既設排水竪管71に接続する場合に は、先ず、排水管継手72を組み入れ、その流出側を、カットした下側の既設排 水竪管71bに固定する。次に、ソケット継手74を、カットした上側の既設排 水竪管71aに、短管73を、排水管継手72にそれぞれ組み入れ、短管73を 排水管継手72に固定した後、ソケット継手74を短管73および上側の既設排 水竪管71に固定する。
【0004】 排水管継手72は、流入口76、流出口77および枝管接続口78にそれぞれ フランジ部79a,79a,79aを形成した継手本体79と、各フランジ79 aに対応する相フランジ80と、各フランジ部79aと各相フランジ80とを締 結するボルト・ナット81と、各フランジ部79aと各相フランジ80との間に 介在させたパッキン82とで構成されている。各フランジ部79aと各相フラン ジ80とは、継手本体79側から通したボルト81aの先端に、相フランジ80 側からナット81bをねじ込んで締結され、この締結により、パッキン82が押 し潰されて、排水管継手72と既設排水竪管71および短管73とが、それぞれ 耐震性を有した状態で、水密に接続されている。
【0005】 同様に、ソケット継手74は、流入口83および流出口84にそれぞれフラン ジ部85a,85aを形成したソケット本体85と、各フランジ85aに対応す る相フランジ86と、各フランジ部85aと各相フランジ86とを締結するボル ト・ナット87と、各フランジ部85aと各相フランジ86との間に介在させた パッキン88とで構成されており、各ボルト・ナット87の締結により、ソケッ ト継手74と短管73および既設排水竪管71とが、それぞれ水密に接続されて いる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来の排水管継手71では、これに横引き管75をスラブ上のころ がし配管で繋ぎ込むために、できる限り低い位置に設ける必要がある(横引き管 75の排水勾配を考慮)。しかし、流出口77側の相フランジ80の下面とスラ ブSの上面との間に、少なくともナット81bの厚みとレンチをナット81bに 掛けるための掛け代とを見込んだ間隙が必要になり、排水管継手71をスラブS から十分に離して設置する必要がある。このため、必然的に排水管継手71の枝 管接続口78のレベルが高くなり、同時に横引き管75の配管レベルも高くなっ てしまう。このような状態では、横引き管(横引き排水係)75がスラブSと床 Fとの間に納まらなくなり、あるいは横引き管75の排水勾配が十分に取れなく なる(長い横引きは不可能)不具合が生ずる。また、全体が新設である場合には 、床Fのレベルを高くするか、各排水器具を排水管継手72の近くに集約的に設 けなければならず(横引きを短くする)、居住空間が狭くなったり、排水器具の レイアウトが制約されるなどの不具合が生ずる。
【0007】 一方、排水管継手72が差込みによる接続構造を採るため、単に既設排水竪管 71をカットして、これに排水管継手72を接続することができず、これにソケ ット継手74を介在させる必要がある。また、ソケット継手74を介在させるた めには、排水管継手72とソケット継手74との間に短管73を介在させる必要 が生ずる。したがって、施工が煩雑でかつ手間がかかると共に、部品点数が多く なる不具合があった。
【0008】 本考案は、このような不具合を解消するものであり、スラブなどの障害物に対 し、横引き管が接続される接続口のレベルを低く押さえることができ、かつ施工 が容易な排水管継手および管継手ユニットを提供することをその目的としている 。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく請求項1の考案は、横引き管が接続される接続口を有し 、下端部の流出口側に形成した下フランジとこれに対応する下相フランジとをボ ルトにより締結して、流出口側を排水竪管に接続するようにした排水管継手にお いて、下相フランジのボルト孔には、雌ねじが形成され、ボルトは、下フランジ を貫通して下相フランジにねじ込まれていることを特徴とする。
【0010】 この場合、下相フランジの内周縁部が、下方に突出していることが、好ましい 。
【0011】 これらの場合、下フランジの内周縁には、下方に突出した突出部が形成され、 下相フランジの内周面には、突出部に対し上下方向に移動自在に摺接するガイド 面が形成されていることが、好ましい。
【0012】 また、請求項5ないし請求項8の考案は、流路を対向させた上側の排水竪管と 下側の排水竪管との間に組み込まれる管継手ユニットであって、上端部の流入口 側に上フランジを形成した請求項1ないし4のいずれかに記載の排水管継手と、 排水管継手および上側の排水竪管間に介在させたソケット継手とを備え、ソケッ ト継手は、排水管継手の上フランジとソケット継手の上側に配設した相フランジ との間に渡したロングボルトにより、流入側を前記上側の排水竪管に接続され、 かつ流出側を排水管継手に接続されていることを特徴とする。
【0013】
【作用】
請求項1の排水管継手によれば、下相フランジのボルト孔には、雌ねじが形成 され、ボルトは、下フランジを貫通して下相フランジにねじ込まれているため、 締結用のナットが不要になる。このため、排水管継手を排水竪管に接続した状態 で、下相フランジとスラブなどの障害物との間にナットが介在することがなく、 この部分に、ナットとレンチの掛け代とを見込んだ間隙を必要とすることない。 したがって、継手全体を障害物に最大限、近接して設けることができ、その分、 横引き管が接続される接続口のレベルを低く押さえることができる。
【0014】 請求項2の排水管継手によれば、下相フランジの内周縁部が、下方に突出して いることにより、この部分がスラブ(障害物)に形成された排水竪管用のスリー ブ孔の周縁部に入り込み、より一層、継手全体を障害物に近接して設けることが できる。
【0015】 請求項3および請求項4の排水管継手によれば、下フランジの内周縁には、下 方に突出した突出部が形成され、また下相フランジの内周面には、突出部に対し 上下方向に移動自在に摺接するガイド面が形成されていることにより、ボルトを 締め付けると、下相フランジが突出部にガイドされて引き寄せられ、下フランジ の突出部に下相フランジが嵌り込んだ状態になる。このため、この部分に加わる せん断方向の力を全体で受けることができ、ボルト孔に形成した雌ねじが損傷す るなどの不具合がなく、通しボルトを用いなくてもボルトの強度を保持すること ができる。また、運搬などの際に、相フランジをボルトで軽く止めておけば、相 フランジががたついて、邪魔になることがない。
【0016】 請求項5ないし請求項8の管継手ユニットによれば、上記の排水管継手および ソケット継手を備え、ソケット継手は、排水管継手の上フランジとソケット継手 の上側に配設した相フランジとの間に渡したロングボルトにより、流入側を排水 竪管に接続され、かつ流出側を排水管継手に接続されていることにより、短管を 介在させることなく、かつロングボルトの締め付けのみで、上側の排水竪管、ソ ケット継手および排水管継手を同時に接続することができる。
【0017】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、本考案の一実施例に係る排水管継手を、既設の排 水管改修工事に用いた例について、説明する。図5および図6は、それぞれ既存 住戸の水場廻りの平面詳細図および断面詳細図である。この排水管改修工事は、 洗面所1に設けられている既設の洗面器2の脇に、洗濯器用防水パン3を新設す るものであり、洗面所1の隅には、洗濯器用防水パン3の横引き管4を繋ぎ込む ための、既設排水竪管5が露出で配管されている。
【0018】 この場合には、先ず、洗面所1の床Fを剥いだ後、既設排水竪管5のスラブS 上の部分を切断し、この部分にMD継手で構成した排水管継手7およびソケット 継手8から成る管継手ユニット6を接続する。次に、排水管継手7から横引き管 4を、所定の勾配(1/50)に従ってスラブS上に配管(ころがし配管)し、 ソケット止めにしておく。ここで、床張りを行うと共に、洗濯機用防水パン3を 設置する。そして、洗濯機用防水パン3の点検口部から、パン用排水金具(トラ ップ)9を差し入れ、その接続管をソケットに接続すると共に、パン用排水金具 9を洗濯機用防水パン3に固定する。
【0019】 ここでは、上記の既設排水竪管5に管継手ユニット6を接続する場合の施工方 法を簡単に説明しておく。図7に示すように、この施工方法では、先ず、洗面器 2の接続管を既設排水竪管5の枝管用継手13から外し、これに別途用意した排 水ホース14を繋ぎ込むと共に、その下流端を洋風大便器15に開放しておく。 一方、排水ホース14の繋ぎ込みに先立ち、枝管用継手13の枝口から既設排水 竪管5内に排水止め風船16を挿入し、既設排水竪管5の改修部位17の直上で 膨張させる。このようにして、改修部位17の直上で排水をせき止め、階上から の排水を排水ホース14を介して洋風大便器15に導く。次に改修部位17を切 断し、管継手ユニット6を繋ぎ込む。最後に、排水ホース14を撤去すると共に 、排水止め風船16を引き抜き、再度洗面器2の接続管を繋ぎ込んで、復旧させ る。これにより、他の階に影響を及ぼすことなく、当該階のみの改修工事が可能 になる。
【0020】 なお、本実施例の既設排水竪管5の管径は65mmであり、これに対し横引き管 4の管径は50mmである。また、特に図示しないが、浴室の改修に伴って、この 横引き管4に浴室排水を流入させる場合には、横引き管4の管径が65mmとなり 、既設排水竪管5に同径の横引き管4が接続されることになる。
【0021】 図1は管継手ユニット廻りの断面図であり、図2ないし図4はその外観図であ る。これらの図に示すように、管継手ユニット6は、下側の排水管継手7とその 上側のソケット継手8から成り、ソケット継手8の上端部に、切断した上側の既 設排水竪管5aが、排水管継手7の下端部に、切断した下側の既設排水竪管5b が、そして排水管継手7の側部に、洗濯器用防水パン3の横引き管4が、それぞ れ接続されている。下側の既設排水竪管5bの上端は、スラブSに対し、排水管 継手7の取り付けが許容される最も低い位置で切断され、上側の既設排水竪管5 aの下端は、排水管継手7およびソケット継手8の長さとその差込み寸法とを考 慮して切断されている。上側の既設排水竪管5aは、図外の支持金物に支持され 、下側の既設排水竪管5bは、スリーブ10を介してスラブSを貫通し、スリー ブ10との間に充填したモルタル11により、スラブSに支持されている。
【0022】 排水管継手7は、流入口22、流出口23および枝管接続口24の部分に、そ れぞれ上フランジ部25、下フランジ部26および枝フランジ部27を形成した 継手本体21と、下フランジ部26および枝フランジ部27に、それぞれ対応し て設けた下相フランジ28および枝相フランジ29とを備え、上フランジ部25 とソケット継手8との間にはシートパッキン30が、下フランジ部26と下相フ ランジ28との間には下リングパッキン31が、枝フランジ部27と枝相フラン ジ29との間には枝リングパッキン32が、それぞれ介在している。下相フラン ジ28は、周方向の3箇所に設けたボルト33,33,33により、継手本体2 1の下フランジ部26に締結され、枝相フランジ29は、周方向の2箇所に設け た枝管用ボルト・ナット34,34により、継手本体21の枝フランジ部27に 締結されている。
【0023】 一方、ソケット継手8は、流入口42および流出口43の部分に、それぞれフ ランジ部44および嵌合部45を形成したソケット本体41と、フランジ部44 に対応して設けた相フランジ46とを備え、フランジ部44と相フランジ46と の間にはリングパッキン47が介在している。相フランジ46とソケット本体4 1とは、ソケット本体41の嵌合部45を、排水管継手7の上フランジ部25の 部分に嵌合した状態で、周方向の3箇所に設けたソケット用ボルト・ナット(ロ ングボルト)48,48,48により、共締め状態で排水管継手7の上フランジ 部25に締結されている。
【0024】 上側の既設排水竪管5aは、ソケット継手8の流入口42に差し込まれており 、ソケット用ボルト・ナット48の締結で、そのリングパッキン47が押し潰さ れることにより、ソケット継手8との間で、耐震的にかつ水密に接合されている 。同様に、下側の既設排水竪管5bは、排水管継手7の流出口23に差し込まれ ており、ボルト33の締結により、下リングパッキン31を介して、排水管継手 7と耐震的にかつ水密に接合され、また横引き管4も、枝管用ボルト・ナット3 4により、枝リングパッキン32を介して、排水管継手7と水密に接合されてい る。さらに、排水管継手7とソケット継手8とは、ソケット用ボルト・ナット4 8の締結により、シートパッキン30を介して、水密に接合されている。
【0025】 排水管継手7の下相フランジ28は、その内周縁部28aがスリーブ10の径 に合わせて下方に突出しており、全体として皿型に形成されている。また下相フ ランジ28の外周縁部に形成されたボルト孔28bには、雌ねじが形成され、継 手本体21の下フランジ部26を貫通したボルト33が、この下相フランジ28 のボルト孔28bに直接、ねじ込まれている。一方、継手本体21の下フランジ 部26には、内周縁に下方に突出した突出部26aが形成され、これに対応して 、下相フランジ28の内周面上部には、突出部26aの外周面と相補的な形状を 有するガイド面28cが形成されている。すなわち、継手本体21の下フランジ 部26に対し下相フランジ28は、ボルト33の締め付けにより、この突出部2 6aにガイド面28cが案内されて、上方に引き寄せられる。
【0026】 ここで、排水管継手7およびソケット継手8の施工手順について、簡単に説明 する。予めソケット継手8の相フランジ46、リングパッキン47およびソケッ ト本体41を、順に上側の既設排水竪管5aに差し通しておく。次に、排水管継 手7の下相フランジ28および下リングパッキン31を、順に下側の既設排水竪 管5bに差し通した後、継手本体21を下側の既設排水竪管5bに差し込む。こ こで、3本のボルト33をねじ込んで、継手本体21と下相フランジ28とを締 結するようにし、排水管継手7の流出口23を下側の既設排水竪管5bに接続す る。次に、排水管継手7の上フランジ部25にシートパッキン30を取り付け、 ソケット継手8を引き下げて、ソケット継手8の嵌合部45をこの上フランジ部 25に嵌め込む。そして最後に、この上フランジ部25とソケット継手8の相フ ランジ46との間にソケット用ボルト・ナット48をセットし、これを締結して 、排水管継手7の流入口22をソケット継手8の流出口43に接続すると共に、 ソケット継手8の流入口42を上側の既設排水竪管5aに接続する。以降、排水 管継手7の枝管接続口24に横引き管4を接続して、この部分の施工を完了する 。
【0027】 以上のように本実施例によれば、下側の既設排水竪管5bと排水管継手7とを 接続するボルト33が、継手本体21側から下フランジ部26を貫通して、下相 フランジ28のボルト孔28bにねじ込まれるため、このボルト33を受けるナ ットを省略することができ、継手本体21とスラブSとの間には、下相フランジ 28およびその締め代分の間隙のみを見込めばよく、継手本体21をスラブSに 近接して設けることができる。また、下相フランジ28の内周縁部28aが、下 方に突出しているので、この突出部28aをスリーブ10内に納めることができ 、下リングパッキン31の収容スペースを損なうことなく、この点でも継手本体 21をスラブSに、より一層近接して設けることができる。このため、横引き管 4が接続される枝管接続口24のレベルを低く押さえることができ、図5に示す ように、横引き管4が長くなっても、これを所定の排水勾配を保持した状態で、 床FとスラブSとの間に配管することができる。したがって、床Fを上げたり、 排水勾配を犠牲にすることなく、洗濯機防水パン3を設置することができ、また その際、階下の住戸に影響を及ぼすことなく、該当住戸のみで、改修工事を完結 することができる。
【0028】 また、ボルト33を締め付けたときに、下相フランジ28が下フランジ部26 の突出部26aに摺接されるため、ボルト33が受けるせん断力を、この摺接部 分でも受けることができ、地震などにより、ボルト33およびボルト孔28bに 形成した雌ねじが、損傷するなどの事態を回避することができる。また、運搬の 際に、下相フランジ28ががたついて、邪魔になることがない。
【0029】 一方、排水管継手7とソケット継手8とを直接接続できるように構成し、かつ 上側の既設排水竪管5a、ソケット継手8および排水管継手7を、ソケット用ボ ルト・ナット48の締結により、同時に接続できるようにしているため、短管が 不要になると共に、接続作業を容易にすることができ、工期を短縮することがで きる。
【0030】 なお、以上の実施例では、本考案の排水管継手および管継手ユニットを既設の 排水管改修工事に用いた場合について説明したが、排水管継手を単独で、あるい は管継手ユニットとして、新設工事に用いてもよい。また、排水管継手として、 「90゜Y」以外でも、例えば「45゜Y」、「90゜大曲りY」、「90゜エ ルボ」などに適用できることは、いうまでもない。また、MD継手の他、相フラ ンジを用いる継手に適用できることは、いうまでもない。さらに、排水管継手の 流入口側を、既設排水竪管と同一の管径に形成し、排水管継手と上側の既設排水 竪管とを、ソケット継手に代えてユニオン継手で接続するようにしてもよい。
【0031】
【考案の効果】
以上のように本考案の排水管継手によれば、横引き管が接続される接続口のレ ベルを低く押さえることができるので、スラブなどの障害物と床との間が比較的 狭くても、十分な排水勾配をとった状態で、横引き管を繋ぎ込むことができる。 したがって、新設および既設を問わず、長い横引き管を繋ぎ込むことができ、水 廻り器具のレイアウトの自由度が増し、かつ施工が容易になる。また、本考案の 管継手ユニットによれば、部品を少なくかつ施工を容易にすることができ、工期 を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係る排水管継手および管
継手ユニットの裁断側面図である。
【図2】実施例に係る管継手ユニットの側面図である。
【図3】実施例に係る管継手ユニットの正面図である。
【図4】実施例に係る管継手ユニットの平面面である。
【図5】改修工事に係る住戸の水場廻りの平面詳細図で
ある。
【図6】改修工事に係る住戸の水場廻りの断面詳細図で
ある。
【図7】既設排水竪管に管継手ユニットを繋ぎ込む方法
を説明する断面詳細図である。
【図8】従来の排水管継手廻りの裁断側面図である。
【符号の説明】
4 横引き管 5 既設排水竪管 6 管継手ユニット 7 排水管継手 8 ソケット継手 21 継手本体 23 流出口 24 枝管接続口 26 下フランジ部 26a 突出部 28 下相フランジ 28a 内周縁部 28b ボルト孔 28c ガイド面 33 ボルト 41 ソケット本体 46 相フランジ 48 ソケット用ボルト・ナット F 床 S スラブ

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横引き管が接続される接続口を有し、下
    端部の流出口側に形成した下フランジとこれに対応する
    下相フランジとをボルトにより締結して、流出口側を排
    水竪管に接続するようにした排水管継手において、 前記下相フランジのボルト孔には、雌ねじが形成され、
    前記ボルトは、前記下フランジを貫通して前記下相フラ
    ンジにねじ込まれていることを特徴とする排水管継手。
  2. 【請求項2】 前記下相フランジの内周縁部が、下方に
    突出していることを特徴とする請求項1に記載の排水管
    継手。
  3. 【請求項3】 前記下フランジの内周縁には、下方に突
    出した突出部が形成され、前記下相フランジの内周面に
    は、前記突出部に対し上下方向に移動自在に摺接するガ
    イド面が形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の排水管継手。
  4. 【請求項4】 前記下フランジの内周縁には、下方に突
    出した突出部が形成され、前記下相フランジの内周面に
    は、前記突出部に対し上下方向に移動自在に摺接するガ
    イド面が形成されていることを特徴とする請求項2に記
    載の排水管継手。
  5. 【請求項5】 流路を対向させた上側の排水竪管と下側
    の排水竪管との間に組み込まれる管継手ユニットであっ
    て、 上端部の流入口側に上フランジを形成した請求項1に記
    載の排水管継手と、当該排水管継手および前記上側の排
    水竪管間に介在させたソケット継手とを備え、 当該ソケット継手は、前記排水管継手の上フランジと当
    該ソケット継手の上側に配設した相フランジとの間に渡
    したロングボルトにより、流入側を前記上側の排水竪管
    に接続され、かつ流出側を前記排水管継手に接続されて
    いることを特徴とする管継手ユニット。
  6. 【請求項6】 流路を対向させた上側の排水竪管と下側
    の排水竪管との間に組み込まれる管継手ユニットであっ
    て、 上端部の流入口側に上フランジを形成した請求項2に記
    載の排水管継手と、当該排水管継手および前記上側の排
    水竪管間に介在させたソケット継手とを備え、 当該ソケット継手は、前記排水管継手の上フランジと当
    該ソケット継手の上側に配設した相フランジとの間に渡
    したロングボルトにより、流入側を前記上側の排水竪管
    に接続され、かつ流出側を前記排水管継手に接続されて
    いることを特徴とする管継手ユニット。
  7. 【請求項7】 流路を対向させた上側の排水竪管と下側
    の排水竪管との間に組み込まれる管継手ユニットであっ
    て、 上端部の流入口側に上フランジを形成した請求項3に記
    載の排水管継手と、当該排水管継手および前記上側の排
    水竪管間に介在させたソケット継手とを備え、 当該ソケット継手は、前記排水管継手の上フランジと当
    該ソケット継手の上側に配設した相フランジとの間に渡
    したロングボルトにより、流入側を前記上側の排水竪管
    に接続され、かつ流出側を前記排水管継手に接続されて
    いることを特徴とする管継手ユニット。
  8. 【請求項8】 流路を対向させた上側の排水竪管と下側
    の排水竪管との間に組み込まれる管継手ユニットであっ
    て、 上端部の流入口側に上フランジを形成した請求項4に記
    載の排水管継手と、当該排水管継手および前記上側の排
    水竪管間に介在させたソケット継手とを備え、当該ソケ
    ット継手は、前記排水管継手の上フランジと当該ソケッ
    ト継手の上側に配設した相フランジとの間に渡したロン
    グボルトにより、流入側を前記上側の排水竪管に接続さ
    れ、かつ流出側を前記排水管継手に接続されていること
    を特徴とする管継手ユニット。
JP1994014267U 1994-10-24 1994-10-24 排水管継手およびこれを用いた管継手ユニット Expired - Lifetime JP3010542U (ja)

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