JP3010334B2 - 薄板検査装置 - Google Patents

薄板検査装置

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JP3010334B2
JP3010334B2 JP5106250A JP10625093A JP3010334B2 JP 3010334 B2 JP3010334 B2 JP 3010334B2 JP 5106250 A JP5106250 A JP 5106250A JP 10625093 A JP10625093 A JP 10625093A JP 3010334 B2 JP3010334 B2 JP 3010334B2
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Inventor
英明 宮向
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東芝セラミックス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体ウェーハや液晶基
板等の薄板の割れ,傷等の欠陥の有無を肉眼又は顕微鏡
によって目視検査する薄板検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の薄板検査装置は、ウェー
ハ目視検査装置を例示する図10,図11のように構成
されていた。図10のウェーハ目視検査装置は、垂直な
回転軸21上にU字状のアーム22をその中間部を介し
て立設し、アーム22の両端部に相対する方向へ延びる
水平な回転軸23を装着し、かつ水平な回転軸23の内
端部に互いに接近離反可能に装着され、板面が水平とな
るように位置させられたウェーハWを外周側からチャッ
キングする1対のアームからなるチャック24を設けて
おり、チャック24によりチャッキングしたウェーハW
を垂直な回転軸21により適宜に回転させると共に、照
明光に対しウェーハWを水平な回転軸23により適宜に
傾斜させながら、目視により表面の欠陥の有無を検査す
るものである。又、図11のウェーハ目視検査装置は、
水平な回転ベース25にその軸線と直角に延びる回転軸
26を設ける一方、ウェーハ載置台27に板面が水平と
なるように載置されたウェーハWを外周側からチャッキ
ングし、かつこのチャッキング状態でその軸心を中心と
して回転駆動するローラー28を有する1対のアームか
らなるチャック29を、上記回転軸26の端部に設けて
なり、チャッキングしたウェーハWをローラー28によ
り適宜に回転させると共に、照明光に対しウェーハWを
回転軸26により適宜に傾斜させながら、目視により表
面の欠陥の有無を検査するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
薄板検査装置では、いずれも傾斜の自由度が1であるた
め、照明光と検査者又は顕微鏡の位置関係に制限があ
り、十分正確な検査を行えず、薄板表面の欠陥が見落さ
れることがある。そこで、本発明は、十分正確な検査を
行える薄板検査装置の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の薄板検査装置は、回転軸が垂直な第1モー
タと、第1モータの回転軸に直角に取り付けられた
ケットと、回転軸の延長線が第1モータの回転軸の延長
線と15〜60°の所要角度で交差するように上記
ケットに取り付けられた第2モータと、保持される薄板
が第2モータの回転軸の延長線と上記所要角度と同一の
角度で交差するように第2モータの回転軸に取り付けら
れた薄板保持部材とを備えるものである。
【0005】
【作用】上記手段においては、第1モータと第2モータ
とを個別に又は同期させて同方向又は逆方向へ駆動させ
ることにより、薄板保持部材に保持された薄板の傾斜角
度及び傾斜方向の2自由度の傾斜が可能となり、薄板を
任意の傾斜方向に保持した状態で傾斜角度を変えつつ回
転させることが可能となる。第1,第2モータの回転軸
の延長線の交差角度及び第2モータの回転軸の延長線
薄板保持部に保持される薄板の交差角度が15°未満で
あると目視検査の精度が低下し、又、60°を超えると
必要以上の動きとなり、過度の可動スペースをとってし
まう。交差角度は、15〜45°が好ましい。又、薄板
保持部材は、薄板をその上面の中心が第1,第2モータ
の回転軸の延長線の交点に位置させて保持するように設
けることが好ましく、このようにすることにより、薄板
が水平方向へ振れることがなくなって見易くなり、より
一層正確な検査を行うことができる。更に、第1,第2
モータの駆動は、2軸ジンバルのジョイスティックによ
って操作するようにすることが好ましく、このようにす
ることにより、両者を同期させて回転させて薄板の傾斜
方向及び傾斜角度を容易に変化させることができる。更
に又、薄板保持部材は、片面吸着によるもの又は側面保
持によるもののいずれでもよいが、薄板をその中心軸回
りに回転させる機構を備えたものとすることが好まし
い。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1,図2は本発明の薄板検査装置の一実
施例を示す斜視図,要部の側面図である。図中1はケー
シング(図示せず)内に配設されたパルスモータからな
る正逆回転自在な第1モータで、その回転軸2は、垂直
をなして設けられている。回転軸2の上端部には、これ
と直角に延在するラケット3が取り付けられており、
このラケット3には、第1モータ1と同様にパルスモ
ータからなる正逆回転自在な第2モータ4が、その回転
軸5の延長線を第1モータ1の回転軸2の延長線と15
〜60°の所要角度θで(θは好ましくは15〜45°
である。)交差させて取り付けられている。第2モータ
4の回転軸5は、その上端部をケーシングの穴から適宜
に突出させており、この回転軸5の上端部には、半導体
ウェーハや液晶基板等の薄板Wを、その上面の中心Oが
第1,第2モータ1,4の回転軸2,5の延長線の交点
に位置するように側面から保持する薄板保持部材6が、
これに保持される薄板Wが第2モータ4の回転軸5の延
長線と上記所要角度θと同の角度で交差するように
して取り付けられている。
【0007】そして、第1,第2モータ1,4は、図3
に示すように、ジョイスティック7によって操作可能に
設けられている。すなわち、ジョイステイック7は、ス
ティックがその基端部を支点として傾動可能に設けられ
ており、それぞれのジンバルアームの一方のジンバル軸
には、ロータリーエンコーダ8(図3においては1個の
み示す)が連設されている。各ロータリーエンコーダ8
は、スティックの傾動による回転角に伴うパルスを発生
し、このパルスがカウンタ9を経てコンピュータ10に
入力される。そして、コンピュータ10は、入力された
パルスを基に第1,第2モータ1,4に加えるべきパル
ス数を2軸補間演算した後、発振器11を経て第1,第
2モータ1,4を駆動するものであり、これにより、薄
板Wが、ジョイスティック7の傾斜角度及び傾斜方向に
追従して傾動する。
【0008】上記薄板検査装置は、第2モータ4のみを
平面視左回りに0°,+90°,+180°の角度で回
転させると、図4,図5,図6に示すように、薄板保持
部材6の水平面に対する傾斜角度及び傾斜方向が変化す
る。従って、第2モータ4の0°,+90°,+180
°の角度での回転に同期させて、第1モータ1を平面視
右回りに0°,+90°,+180°の角度で回転させ
ると、図7,図8,図9に示すように、傾斜方向を変え
ることなく、傾斜角度のみが変化する。この傾斜角度及
び傾斜方向を変化させるには、前述したように、ジョイ
スティック7の傾動によって行われるものであり、これ
によって薄板Wを図7〜図9の左方へ最大ストローク2
θで傾斜させることができる。又、傾斜の中心は、図7
の0点であるため、傾斜に伴って薄板Wの水平方向への
振れが生ずることはない。
【0009】なお、上記薄板検査装置を用い、シリコン
ウェーハの目視検査を行ったところ、従来のものに比し
てシリコンウェーハの水平方向の振れがないので検査が
容易となり、十分正確な検査を行うことができた。又、
上記薄板検査装置と従来のものについて発塵試験を行っ
たところ、発塵量は、表1に示すようになった。
【0010】
【表1】
【0011】試験条件は、次の通りである。 1)環境 クリーンルーム(クラス100)内、クリーンベンチ前 2)測定装置 ニッタ(株)製 パーティクルカウンタ μLPC−1
10 (吸気量は、1.0feet3 /minに調整) 3)内容 ウェーハを保持し、これを水平方向に対して2軸全方向
へ±30°の傾斜を行った。この動作を連続して200
0h行った後、ウェーハ周辺の発塵量を測定した。この
結果、本発明に係るものは、従来のものと比較し、発塵
量を飛躍的に低減できることがわかる。
【0012】ここで、回転軸の軸受に磁性流体等を用い
たシールを施したり、あるいは発塵源であるモータと薄
板との距離を回転軸の延長により大きくしたり、若しく
はダウンブロー環境で使用することにより、発塵量を一
層低減できる。又、薄板保持部材は、側面保持のものに
限らず、片面吸着によるものとしてもよく、かついずれ
のものでも、薄板をその中心軸回りに回転させるように
することが好ましく、このようにすることによって一層
正確な検査を行うことができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄板検査
装置によれば、第1モータと第2モータとを個別に又は
同期させて同方向又は逆方向に駆動させることにより、
薄板保持部材に保持された薄板の傾斜角度及び傾斜方向
の2自由度の傾斜が可能となり、薄板を任意の傾斜方向
に保持した状態で傾斜角度を変えつつ回転させることが
可能となるので、薄板の十分な検査を行うことができる
と共に、装置の操作を高めることができる。又、薄板の
傾斜角度と傾斜方向の変化が第1,第2モータの回転の
みによって行われるので、従来のものに比して発塵量を
少なくすることができ、ひいてはクリーン環境の汚染を
抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄板検査装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1に示す薄板検査装置の要部の側面図であ
る。
【図3】図1に示す薄板検査装置とこれを操作するジョ
イスティックとの接続関係のブロック図である。
【図4】〜
【図6】図1に示す薄板検査装置の第2モータを駆動し
た場合の作用説明図である。
【図7】〜
【図9】図1に示す薄板検査装置の第1,第2モータを
駆動した場合の作用説明図である。
【図10】従来の薄板検査装置の概略を示す斜視図であ
る。
【図11】従来の他の薄板検査装置の概略示す正面図で
ある。
【符号の説明】
1 第1モータ 2 回転軸 3 ラケット 4 第2モータ 5 回転軸 6 薄板保持部材 W 薄板 O 交点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸が垂直な第1モータと、第1モー
    タの回転軸に直角に取り付けられたラケットと、回転
    軸の延長線が第1モータの回転軸の延長線と15〜60
    °の所要角度で交差するように上記ラケットに取り付
    けられた第2モータと、保持される薄板が第2モータの
    回転軸の延長線と上記所要角度と同一の角度で交差する
    ように第2モータの回転軸に取り付けられた薄板保持部
    材とを備えることを特徴とする薄板検査装置。
JP5106250A 1993-04-08 1993-04-08 薄板検査装置 Expired - Fee Related JP3010334B2 (ja)

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JPH06294743A JPH06294743A (ja) 1994-10-21
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