JP3010016U - 蒸煮バガス保存用包装袋 - Google Patents
蒸煮バガス保存用包装袋Info
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- JP3010016U JP3010016U JP1994014091U JP1409194U JP3010016U JP 3010016 U JP3010016 U JP 3010016U JP 1994014091 U JP1994014091 U JP 1994014091U JP 1409194 U JP1409194 U JP 1409194U JP 3010016 U JP3010016 U JP 3010016U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air outlet
- bag
- bagasse
- steamed
- packaging bag
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bag Frames (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 蒸煮バガスを保存、流通させるために積み重
ねても破袋しない蒸煮バガス保存袋を提供する。 【構成】 空気流出口2を形成した包装袋1に弁機能を
もつように流出口2にシート5の貼り付けた構成、また
は流出口2に不織布フィルターを配置した構成とする。
ねても破袋しない蒸煮バガス保存袋を提供する。 【構成】 空気流出口2を形成した包装袋1に弁機能を
もつように流出口2にシート5の貼り付けた構成、また
は流出口2に不織布フィルターを配置した構成とする。
Description
【0001】
本考案は流通時や保管時、積み重ねておかれることの多い蒸煮バガス保存用包 装袋においてかつその内容物に雑菌が侵入するのを抑止する必要がある場合に好 適に用いられるその期間に応じた保存流通袋に関するものである
【0002】
従来、さとうきびの絞りかすである蒸煮バガス保存用の包装袋としては土のう 等に用いられるナイロン繊維の編み込み袋やクラフト紙による袋が用いられてい た。
【0003】
これらの方法には以下のような欠点があった。 いずれの方法も袋の編み込み等の面密度が粗くすなわち空気の流路が大きくなっ ているため雑菌が自由に侵入し、内容物にカビなどが比較的早期に繁殖する場合 があった。またコストも割高なものになっていた。 本考案は上記のような欠点を鑑みてなされたもので、蒸煮バガスの入った袋を 積み重ねても破袋しない程度に袋内の余分な空気が流出しかつ内容物が漏れでる ことがなく、また雑菌の侵入を抑制するような構成で、簡便確実に行えかつ安い コストで実施できる積み重ね可能な蒸煮バガス保存用包装袋を提供することを目 的とする。
【0004】
本考案は上記課題を解決するために長期に保存流通するためには素材をハイガ スバリヤーフィルムを用い膨出した空気流出口を密閉する包装袋とした構成のも のあるいはさらにこれに内容物の大きさ、種類、性状に応じて薄い樹脂シートを 膨出した空気流出口の片面または両面に接着し、一体化された構成のもの、また 他の方法として袋の側面側シール部の一部に不織布をはさんでシールした構成と したものを考案した。
【0005】
上記の構成によれば、包装袋に上部より飼料等の内容物を封入する際、内容物 が空気流出口より外に漏れ出る事なく、また封入後の保管時や運送時において積 み重ねておくことにより空気が自然に抜けた後密封するため、もしくは構造上自 然に空気が抜けるため、破袋することがなく、また外部からの雑菌の侵入を抑制 することができ、確実容易に作業ができるようになる。
【0006】
以下、本案の実施例について図面に基づいて説明する。 実施例1 図1は本考案の一実施例である袋の斜視図で、1は袋、2は空気流出口、3は シール部、4は開口部である。本実施例においては空気流出口2を設けた袋1に おいて空気流出口2はシール部3の側面下方に位置するように配置され、シール 部3により突き出さないようにシール部幅を幅広くとられている。フィルム素材 としては長期保存に適するようにハイガスバリヤーフィルムが用いられる。 本包装袋を使用するにおいては開口部4により蒸煮バガスを入れた後、上部を シールする。充填時もある程度の空気は空気流出口2より出され、また内容物も ある程度大きければ膨出部の口径と長さの関係上漏れ出ることはない。これらの 充填された袋を積み上げ、内部の空気を押し出した後、膨出した空気流出口2を ヒートシールして密封する。これにより内容物の外気との接触は完全に遮断され る。 実施例2 図2は本考案の他の実施例である袋の斜視図で、1は袋、2は空気流出口、3 はシール部、4は開口部、5はシートである。本実施例においては膨出した空気 流出口2を設けた包装袋において、空気流出口2の位置に長さ分のシート5が接 着され一体化されている。シート5は本実施例においてはフィルム片面に貼り付 けられている。今回素材としてはポリエチレンテレフタレート樹脂またはポリス チレン樹脂で厚さが0.1mm程度のシートのものが用いられた。またさらにこ のシートは内容物の大きさ、取扱い条件によって両面に設けることもできる。こ の実施例は実施例1において封入する内容物が細かいため漏れが防止できない場 合に好適に用いられる。 これを使用するにおいては、開口部4より蒸煮バガスを入れた後、開口部をシ ールする。充填時もある程度の内圧がかかれば少量の空気は空気流出部2より流 出する。本実施例ではそのままで空気流出口が一種の逆止弁となっており、積み 重ね保管、流通時にある程度以上の内圧がかかれば空気が抜け出るようになって いる。 図3は図2におけるA−A断面を示したものである。5はシート、6はフィル ム、7は接着層、3はシール部である。フィルム6の片面にシート5が接着層7 により貼り付けられ、それにもう一方のフィルム6がシールされ袋体の構成とな っている。このシート5が空気流出口2の膨出部分のフィルム表面に貼り付けら れる事によってフィルム表面がある剛性をもって張られるため張力が生じ、流出 口2を閉じようとする力となり、一種の弁の役割を果たすものである。また空気 流出口寸法、形状は内容物の大きさと流出口の膨出部分の長さとの関係で決定さ れる。 実施例3 図4は本考案の他の実施例である袋の斜視図で1は袋、2は空気流出口、3は シール部、4は開口部、8は不織布である。本実施例においてはシール部の一部 に不織布をはさみこむことにより空気流出口としている。つまりシール部3をた とえばヒートシールすることにより両側からフィルム樹脂が溶融し不織布とフィ ルムがシールされる。流出路を大きく取るためには厚くて粗い目の不織布もしく は不繊布を折りたたんで2重としたものが使用できる。不織布の種類としては綿 100%スパンレース不織布(例えば日清紡製の「オイコス」が用いられる)が 適している。 これを使用するにおいては、開口部4より蒸煮バガスを入れたが開口部4をシ ールするだけで完了する。保管時、流通時このまま積み重ねておいても自然に空 気が流出し、破袋しない。
【0007】
本考案に従えば、袋へ内容物を充填する時、空気をある程度抜きながら入れる ことができる。また蒸煮バガスがつめられた後、実施例1においては保管時や流 通時に積み重ねて空気を抜いた後シールするため破袋することがない。すなわち 、空気流出口部分を膨出させているため空気を抜きやすくかつ後でシールしやす くなっている。実施例2、3においてはそのまま重ねて保管、流通することによ り内部の空気が抜ける構造となっていて充填後シールの必要はない。実施例2の 膨出した空気流出口部分にシートを貼り付けた構成とした場合、空気流出口部分 のフィルムに張力がかかるため空気流出口を一定の力で閉じる働きをもたらす。 そのため一種の弁作用となり、ある一定以上の圧力をかけないと袋内の空気は外 に出ないようになっており、重ねておいたときに空気が抜けるように口径、長さ を設定することができる。また実施例3のように、シール部の側面側の一部分を 不織布を挟んだ構成とした場合、空気を抜きやすく、不織布がフィルターとなる ため雑菌が流入しにくい。この場合実施例1に比べ流通、保管が短期の場合に用 いることができる。 このように本考案は簡易簡便な構造において、空気流出口をある意味での破袋 しないよう内部圧を調整する弁機能やフィルターとしての外部の雑菌の侵入防止 効果を達成できるものである。
【0008】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の側面のシール部下方に空気流出口を
設けた袋の斜視図である。
設けた袋の斜視図である。
【図2】実施例2の空気流出口径路にシートを接着一体
化した袋の斜視図
化した袋の斜視図
【図3】図2におけるA−A断面図である。
【図4】実施例3の側面シール部の一部に不織布をはさ
みこむことにより空気流出口とした袋の斜視図である。
みこむことにより空気流出口とした袋の斜視図である。
1:袋 2:空気流出口 3:シール部 4:開口部 5:シート 6:フィルム 7:接着層 8:不織布
Claims (4)
- 【請求項1】 ガスバリヤー性を有する素材からなり側
面シール部より膨出する空気流出口を設けた袋であって
蒸煮バガスを収納した後、空気流出口を密閉することで
長期保存することを特徴とする蒸煮バガス保存用包装袋 - 【請求項2】 膨出した空気流出口にシートを片面乃至
両面に接着固定したことを特徴とする請求項1の蒸煮バ
ガス保存用包装袋 - 【請求項3】 シートはポリエチレンテレフタレート樹
脂等の合成樹脂材からなり、包装袋の空気流出口に弁機
能を与えるようにした請求項2の蒸煮バガス保存用包装
袋 - 【請求項4】 側面側シール部の一部に不織布をはさん
でシールし、これを空気流出口としたことを特徴とする
蒸煮バガス保存用包装袋
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014091U JP3010016U (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 蒸煮バガス保存用包装袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014091U JP3010016U (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 蒸煮バガス保存用包装袋 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3010016U true JP3010016U (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=43145789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994014091U Expired - Lifetime JP3010016U (ja) | 1994-10-07 | 1994-10-07 | 蒸煮バガス保存用包装袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010016U (ja) |
-
1994
- 1994-10-07 JP JP1994014091U patent/JP3010016U/ja not_active Expired - Lifetime
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