JP3009831U - ガスライター - Google Patents

ガスライター

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JP3009831U
JP3009831U JP1994012247U JP1224794U JP3009831U JP 3009831 U JP3009831 U JP 3009831U JP 1994012247 U JP1994012247 U JP 1994012247U JP 1224794 U JP1224794 U JP 1224794U JP 3009831 U JP3009831 U JP 3009831U
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良平 廣田
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株式會社廣田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ポケットに入れても決して嵩張ることなく、ま
た、余分な部品を削減して上からの自動装填をより簡単
にした薄型のガスライターを提供する。 【構成】風防7の両側面に、ヤスリ車6を内設させるべ
く外方に突出した膨出部7c,7cを形成し、かつ、前
記蓋体1aの両側面に、該膨出部7c,7cが整合でき
る同形状の切欠部1b,1bを形成する。前記膨出部7
c,7cは、ライター本体1の頂部及び蓋体1aの内部
(換言すれば、ライターの厚幅内)に収まりきれなくな
ったヤスリ車6を内設囲繞するものであり、ヤスリ車6
の厚みよりもライター本体1の厚みを薄くすることも可
能となる。また、この切欠部1b,1bが外観上のアク
セントとなることも相俟って、ライターとしての商品価
値をより高めるべく、新たな趣向性並びに斬新なデザイ
ンが付加される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、発火石を備えた所謂フリント式ガスライターの改良に関し、更に詳 しくは、ポケットに入れても嵩張ることなく、また、余分な部品を削減して上か らの自動装填をより簡単にした薄型のガスライターに存する。
【0002】
【従来の技術】
従来、斯かるフリント式ライターとしては、例えば、図9に示すように、内部 にガスタンク2を有し頂部に上蓋3を介して中間ケース13を装着してなるライ ター本体1と、前記中間ケース13に一体成形された有底筒状の発火石ホルダー 13aと、該発火石ホルダー13aを間にして対向配置に突設された一対の支持 片(図示せず)と、該支持片を介して回転自在に軸承されたヤスリ車6と、該ヤ スリ車6に当接すべく前記発火石ホルダー13a内にスプリング11を介して収 容された発火石10と、前記支持片に形成された軸孔に揺動自在に軸着されると 共に、下面に突起体を連設せしめた弁操作レバー8と、該弁操作レバー8を弁開 き方向に操作することによりガス噴出ノズル4cが引き出されて同ノズルの先端 からガスを噴出せしめるバルブ機構4とを備えていた(特公昭57−18094 号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特公昭57−18094号公報に開示されているフリ ント式ガスライターあっては、頂部にヤスリ車6並びに風防7を組み付けなけれ ばならないため、ライター本体1の厚みは、必然的にこれら組み付け部品以上の 厚みが要求され、ポケットに入れた際、嵩張ってしまうといった問題があった。
【0004】 また、発火石10の挿着にあっては、まず、発火石ホルダー13a内にスプリ ング11を入れた後に、該スプリング11の付勢力に抗しながら押し込み、そし て斯かる発火石10が飛ばないように指先で押えながらヤスリ車6を前記一対の 支持片に組み付けなければならないため、発火石10とヤスリ車6との組み付け に手間がかかってしまうといった問題がある他、中間ケース13等の如き余分な 部品点数及び組立工数を要しており、部品点数削減の余地があるものであった。
【0005】 本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもので、ポケット内に入れ ても決して嵩張ることなく、また、余分な部品を削減して上からの自動装填をよ り簡単にした薄型のガスライターを提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題点を解決し、所期の目的を達成するため本考案の要旨と する構成は、ライター本体の上端面に突設されたガス噴出ノズルと、該ガス噴出 ノズルに隣接されたヤスリ車と、該ヤスリ車並びに前記ガス噴出ノズルを囲う風 防と、前記ガス噴出ノズルを開弁方向に操作せしめる弁操作レバーと、前記ライ ター本体の頂面に開閉自在に被冠された蓋体とを備えてなるガスライターにおい て、前記ヤスリ車に対応する風防の両側面に、外方へ突出した膨出部を設けると 共に、該膨出部と整合する切欠部を前記蓋体に形成したガスライターに存する。
【0007】 また、延いてはライター本体の上端面に突設されたガス噴出ノズルと、該ガス 噴出ノズルを囲う風防と、前記ガス噴出ノズルを開弁方向に操作せしめる弁操作 レバーと、該弁操作レバーの頂面に開口された挿入孔と、該挿入孔に連通すべく 前記ライター本体の上端面に凹設された縦穴と、該縦穴に着脱自在に挿着される 発火石ホルダーとを備えてなるガスライターにおいて、上端側に前記風防を一体 的に組み付けてなる発火石ホルダーを、弁操作レバーの挿入孔と前記ライター本 体の縦穴とに嵌着して前記風防の下端側で同弁操作レバーを抜け止めし、かつ、 ヤスリ車に対応する風防の両側面に、外方へ突出した膨出部を設けると共に、該 膨出部と整合する切欠部を開閉自在な蓋体に形成したガスライターに存する。
【0008】 更に、前記発火石ホルダーは、軸心方向に空隙を有する有底筒状のホルダー本 体と、該ホルダー本体の側面に形成された段差突起部と、少なくとも下端側が前 記ホルダー本体の上端開口に連通すべく同ホルダー本体の頂端側に突設されたヤ スリ車支持部とで構成し、該ヤスリ車支持部の外周に前記風防を抱持せしめるの が好ましい。
【0009】
【作用】
このように構成される本考案のガスライターは、ライター本体の上端面に突設 されたガス噴出ノズルと、該ガス噴出ノズルに隣接されたヤスリ車と、該ヤスリ 車並びに前記ガス噴出ノズルを囲う風防と、前記ガス噴出ノズルを開弁方向に操 作せしめる弁操作レバーと、前記ライター本体の頂面に開閉自在に被冠された蓋 体とを備えてなるガスライターにおいて、前記ヤスリ車に対応する風防の両側面 に、外方へ突出した膨出部を設けると共に、該膨出部と整合する切欠部を前記蓋 体に形成したことによって、ライター本体の厚みをヤスリ車と同等若しくはそれ 以下の厚みになし得ることとなる。
【0010】 また、上端側に前記風防を一体的に組み付けてなる発火石ホルダーを、前記弁 操作レバーの挿入孔と前記ライター本体の縦穴とに嵌着して前記風防の下端側で 同弁操作レバーを抜け止めすれば、前記風防並びに弁操作レバーの組み付け作業 が簡素化されると共に、上からの自動組み付けが可能になり、かつ、ヤスリ車に 対応する前記風防の両側面に、外方へ突出した膨出部を設けると共に、該膨出部 と整合する切欠部を開閉自在な蓋体に形成すれば、上記同様、ライター本体の厚 みをヤスリ車と同等若しくはそれ以下の厚みになし得ることとなる。
【0011】 更に、前記発火石ホルダーが、軸心方向に空隙を有する有底筒状のホルダー本 体と、該ホルダー本体の側面に形成された段差突起部と、少なくとも下端側が前 記ホルダー本体の上端開口に連通すべく同ホルダー本体の頂端側に突設されたヤ スリ車支持部とから構成されると共に、該ヤスリ車支持部の外周に前記風防を抱 持させれば、ヤスリ車と風防並びに発火石ホルダーがユニット化され、ライター 本体への着脱操作がワンタッチでなし得ることとなる。
【0012】
【実施例】
次に、本考案の実施の一例を図面を参照しながら説明する。図中Aは、本考案 に係るガスライターであり、このガスライターAは、図1若しくは図2に示すよ うに、平型に形成されたライター本体1と、該ライター本体1の頂部に開閉自在 に被冠された蓋体1aとを備えている。
【0013】 前記ライター本体1は、ポリプロピレン等の合成樹脂材より厚さ8ミリの中空 箱状に成形されているもので、図3に示すように、内部にガスタンク2が形成さ れると共に、該ガスタンク2の上方開口を閉塞すべく上蓋3が気密状態で装着さ れている。
【0014】 尚、前記ガスタンク2内には液化ガスが充填されることから、同ガスタンク2 と上蓋3とは、両者間の耐圧性及び気密性を維持すべく超音波溶着等によって一 体化されている。
【0015】 また、前記上蓋3には上方が開口された有底筒状の嵌合凹部3aが一体成形さ れており、該嵌合凹部3aの底面中央に前記ガスタンク2と通じる透孔3bが開 口されると共に、前記嵌合凹部3a内にバルブ機構4が気密に圧入されている。
【0016】 このバルブ機構4は、頂部端面に開口(図示せず)を有する筒蓋状のノズル螺 旋4aと、該ノズル螺旋4aの下方開口部に嵌合された有底筒状のノズル底栓体 4bとで内部に弁室を形成しているもので、この弁室内には、Oリング、スプリ ングを介してガス噴出ノズル4cが上端を前記ノズル螺旋4aの開口より外方へ 突出すべく装着されている。
【0017】 前記ガス噴出ノズル4cは、図示はしないが、外周面の半径方向にガス噴出路 と連通する穿孔が開口され、下端部にガス噴出路の下方開口を封栓状態に嵌合さ れた弁ゴムが突設されており、前記ガス噴出ノズル4cの先端頸部を後述する弁 操作レバー8を介して引出方向に動作させることにより、前記弁ゴムの下端面で 後述する弁口の開閉動作をなすように組み付けられている。
【0018】 また、ノズル底栓体4bの外周面には、環状溝を介してOリング(図示せず) が嵌合されており、外接する嵌合凹部3aの内周面とのシールド性を保持してい る。更にノズル底栓体4bの底面には弁口(図示せず)が開口されており、該弁 口に嵌合されて釘状固定子(図示せず)が突設されている。因に、この釘状固定 子とノズル底栓体4bの底面との間にリング状のフィルターが介在されることは 云うまでもない。
【0019】 一方、このガスライターAの着火機構は、図4及至図5に示すように、発火石 ホルダー5の上部に回転自在に軸承されたヤスリ車6と、前記ガス噴出ノズル4 cを囲繞せしめる風防7と、前記ヤスリ車6の下に装着された発火石(図7(d) 参照)と、ガス噴出ノズル4cを引出方向に操作する弁操作レバー8とから構成 されている。
【0020】 前記発火石ホルダー5は、図6に示すように、軸心方向に空隙5a1 を有する 有底筒状のホルダー本体5aと、該ホルダー本体5aの上端側面に形成された段 差突起部5bと、前記ホルダー本体5aの空隙5a1 に連通すべく同ホルダー本 体5aの頂端に突設されたヤスリ車支持部5cとから構成されている。
【0021】 前記ホルダー本体5aは、前記ライター本体1の頂面(詳しくは上蓋3)に凹 設された有底筒状の縦孔3c(図3参照)に圧入されるものであり、前記段差突 起部5bが頂面に当接することで高さ方向の位置決めがなされるものである。
【0022】 また、前記ヤスリ車支持部5cは、図6(a)に示すように、前記ホルダー本 体5aの空隙5a1 を中心にして相対向する一対の支持片5c1 ,5c1 と、該 支持片5c1 ,5c1 の所望位置に形成された支持孔5c2 ,5c2 とを備えて なり、この支持孔5c2 ,5c2 にヤスリ車6を回動自在に軸着している。
【0023】 更に、前記ホルダー本体5aの側部下端には、図6(b)に示すように、所望 大きさの透孔5dが開口されている。この透孔5dは、発火石10とスプリング 11とを前記空隙5a1 内に挿着するためのものであり、該透孔5dから装填さ れた発火石10は追従される前記スプリング11によって上位に付勢され頂面が 前記ヤスリ車6に押し当てられるのである(図6(d)参照)。
【0024】 また、前記風防7は、図7に示すように、所望形状に型抜き成形された板材を 平面コ字状に折り曲げてなり、遊端側に、内方に突出した一対の係合片7a,7 aを連設している。この係合片7a,7aは、発火石ホルダー5(詳しくはヤス リ車支持部5c)の壁面に形成された切欠溝5c3 に圧接係合されることにより (図5(b)参照)、風防7を同発火石ホルダー5の外周に一体的に抱持するもの である。
【0025】 尚、その際、風防7内に突出すべく両側面に形成された内方凸部7b,7bが 、前記ヤスリ車支持部5cの支持片5c1 ,5c1 に形成された凹部5c4 ,5 c4 に嵌合されることから、斯かる抱持状態をより堅固に保持するのである。
【0026】 更に、この風防7の左右両側面には、ヤスリ車6を内設できるように外方に突 出した膨出部7c,7cと、前記弁操作レバー8の上に整合されるように切り欠 かれた段差部7dとが連設されている(図3(a)参照)。
【0027】 前記膨出部7c,7cは、正面三角形状を呈しており、ライター本体1の厚み を薄くしたことにより、換言すれば、ライター本体1の頂部及び蓋体1aの内部 に収まりきれなくなったヤスリ車6を内設囲繞すべく外方に膨出せしめている。
【0028】 そして、前記蓋体1aの両側面に、該膨出部7c,7cが整合できる同形の切 欠部1b,1bを形成することにより、蓋体1aは支障なく開閉操作できるもの であり、また、この切欠部1b,1bが外観上のアクセントとなることも相俟っ て、ライターとしての商品価値を高めるべく新たな趣向性を付加せしめている。 尚、膨出部7c,7cは、ライター本体1の表面と同一面にするのが好ましい。
【0029】 他方、前記弁操作レバー8は、長手方向の略中心位置に挿通孔8aが開口され ると共に、外周縁に沿って側辺8bが一体的に折曲成形されいる(図4参照)。 この側辺8aは、一端側(遊端側)に行くに連れて次第に大きくなるようにテー パー状に形成されており、この側辺8aが前記ライター本体1の頂面に一体成形 された一対の支持片1b,1bに座着されることにより、上下方向に揺動自在に 配設されるのである。
【0030】 すなわち、この弁操作レバー8は、一方端側に開放スリット8cを介してガス 噴出ノズル4cの頸部に嵌合されるため、他方端側に連設された操作片8dを押 し下げ操作すれば、同弁操作レバー8が前記支持片1b,1bを中心として上下 方向に揺動し前記ガス噴出ノズル4cの頸部を引出方向に動作させるのである。
【0031】 このように構成される本考案のガスライターは、前記ライター本体1を握持し た手の親指でヤスリ車6を回転させてそのまま前記弁操作レバー8の操作片8c を押し下げ操作することにより、発火石10が擦られてガス噴出ノズル4c側に 火花が発生すると共に、ガス噴出ノズル4cの頸部が引出方向に動作されて、同 ガス噴出ノズル4cの先端からガスが噴出し、その瞬間に前記火花が引火して所 望長さの火炎を現出すべく着火するものである。
【0032】 また、前記風防7に膨出部7cを連設したことにより、ライター本体1の薄型 化が可能になり、仮令、ライター本体1の厚みがヤスリ車6の厚みより薄型にな っても、何等支障なく、使用できるものである。
【0033】 しかも、本考案のガスライターは、ヤスリ車6と風防7並びに発火石ホルダー 5がユニット化されるため(図5参照)、ライター本体1への組み付け作業が頗 る簡単かつコンパクトにできると共に、オートメーション化による上からの自動 組み付けに対処できるのである。
【0034】 また、前記ホルダー本体5aの外周面に開口された透孔5aから、発火石10 とスプリング11とを装填できるため、従来の如きスプリング11で上方に付勢 される発火石10を指先で押えながらヤスリ車6を組み付けなければならないと いった手間を解消することができる他、ヤスリ車6及び弁操作レバー8を枢着す るための支持片を一体成形してなる中間ケースを固設する手間(例えば、超音波 溶着等)が省けることから、更なる部品点数の削減及び組立工数の簡素化が実現 されるものである。
【0035】 尚、本考案のガスライターは、本実施例に限定されることなく、本考案の目的 の範囲内で自由に設計変更し得るものであり、本考案はそれらの全てを包摂する ものである。例えば、図8に示すように、ライター本体1の下端側を次第に薄く してタバコの箱のラミネートシート下に挿着し得るようにしても良い。
【0036】 また、本実施例にあっては、前記発火石10並びにスプリング11を装填する ための透孔5dを、前記発火石ホルダー5の外周側面に形成しているが、これに 限定されることなく、同発火石ホルダー5の底部に形成しても良いものである。 因に、斯かる透孔位置の場合は、スプリング等が抜け落ちないように尻栓5eが なされることは云うまでもない。
【0037】
【考案の効果】
本考案は上述のように構成され、ヤスリ車に対応する風防の両側面に、外方へ 突出した膨出部を設けると共に、該膨出部と整合する切欠部を前記蓋体に形成し たことによって、ライター本体の厚みをヤスリ車と同等若しくはそれ以下の厚み にすることができるといった効果を奏するものである。
【0038】 また、上端側に前記風防を一体的に組み付けてなる発火石ホルダーを、前記弁 操作レバーの挿入孔と前記ライター本体の縦穴とに嵌着して前記風防の下端側で 同弁操作レバーを抜け止めし、かつ、ヤスリ車に対応する前記風防の両側面に、 外方へ突出した膨出部を設けると共に、該膨出部と整合する切欠部を開閉自在な 蓋体に形成すれば、前記風防並びに弁操作レバーの組み付け作業が簡素化される と共に、順次、上からの組み付けが可能になるため、オートメーション化による 自動装填に対処でき、また、上記同様、ライター本体の厚みをヤスリ車と同等若 しくはそれ以下の厚みになし得るため、より携帯に便利な薄型ライターを提供で きるものである。
【0039】 更に、前記発火石ホルダーが、軸心方向に空隙を有する有底筒状のホルダー本 体と、該ホルダー本体の側面に形成された段差突起部と、少なくとも下端側が前 記ホルダー本体の上端開口に連通すべく同ホルダー本体の頂端側に突設されたヤ スリ車支持部とから構成されると共に、該ヤスリ車支持部の外周に前記風防を抱 持させれば、ヤスリ車と風防並びに発火石ホルダーがユニット化されるため、斯 かる発火石ホルダーを上から押し込むだけのワンタッチ操作で着火機構を簡単、 かつ、コンパクトにライター本体へ搭載でき、しかも、従来多くの手数を要して いた着火機構の組立作業がより簡素化できると共に、従来用いられていた中間ケ ースを固着する手間(例えば、超音波溶着等)が省けることから、更なる部品点 数の削減及び組立工数の簡素化が実現されることとなった。
【0040】 また、本考案のガスライターは、構成が単純であるため大量生産に適し、価格 も低廉なものとして需要者に供給できる等、本考案を実施することはその実益的 価値が甚だ大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本考案に係るガスライターの平面
図、図1(b)は同左側面図、図1(c)は同正面図、
図1(d)は同右側面図、図1(e)は同底面図であ
る。
【図2】同ガスライターの開蓋状態を示す斜視図であ
る。
【図3】同ガスライターの縦断面図である。
【図4】同ガスライターの組み付け方を示す説明図であ
る。
【図5】図5(a)は風防と一体化された発火石ホルダ
ーを示す正面図、図5(b)は同左側面図である。
【図6】図6(a)は発火石ホルダーの左側面図、図6
(b)は同正面図、図6(c)は同右側面図、図6
(d)は発火石を組み付けた状態を示す同発火石ホルダ
ーの縦断面図である。
【図7】図7(a)は風防の左側面図、図7(b)は同
正面図、図7(c)は同平面図である。
【図8】図8(a)は本考案に係るガスライターの第2
実施例を示す斜視図、図8(b)は同左側面図である。
【図9】従来のガスライターを示す要部縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ライター本体 1a 蓋体 2 ガスタンク 3 上蓋 3a 嵌合凹部 3b 透孔 3c 縦穴 4 バルブ機構 4a ノズル螺旋 4b ノズル底栓体 4c ガス噴出ノズル 5 発火石ホルダー 5a ホルダー本体 5a1 空隙 5b 段差突起部 5c ヤスリ車支持部 5c1 支持片 5c2 支持孔 5c3 切欠溝 5d 透孔 6 ヤスリ車 7 風防 7a 係合片 7b 内方凸部 7c 膨出部 7d 段差部 8 弁操作レバー 8a 挿通孔 8b 側辺 8c スリット 8d 操作片 9 ガス量調整リング 10 発火石 11 スプリング

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライター本体の上端面に突設されたガス噴
    出ノズルと、該ガス噴出ノズルに隣接されたヤスリ車
    と、該ヤスリ車並びに前記ガス噴出ノズルを囲う風防
    と、前記ガス噴出ノズルを開弁方向に操作せしめる弁操
    作レバーと、前記ライター本体の頂面に開閉自在に被冠
    された蓋体とを備えてなるガスライターにおいて、前記
    ヤスリ車に対応する風防の両側面に、外方へ突出した膨
    出部を設けると共に、該膨出部と整合する切欠部を前記
    蓋体に形成したことを特徴とするガスライター。
  2. 【請求項2】ライター本体の上端面に突設されたガス噴
    出ノズルと、該ガス噴出ノズルを囲う風防と、前記ガス
    噴出ノズルを開弁方向に操作せしめる弁操作レバーと、
    該弁操作レバーの頂面に開口された挿入孔と、該挿入孔
    に連通すべく前記ライター本体の上端面に凹設された縦
    穴と、該縦穴に着脱自在に挿着される発火石ホルダーと
    を備えてなるガスライターにおいて、上端側に前記風防
    を一体的に組み付けてなる発火石ホルダーを、前記弁操
    作レバーの挿入孔と前記ライター本体の縦穴とに嵌着し
    て前記風防の下端側で同弁操作レバーを抜け止めし、か
    つ、ヤスリ車に対応する前記風防の両側面に、外方へ突
    出した膨出部を設けると共に、該膨出部と整合する切欠
    部を開閉自在な蓋体に形成したことを特徴とするガスラ
    イター。
  3. 【請求項3】前記発火石ホルダーは、軸心方向に空隙を
    有する有底筒状のホルダー本体と、該ホルダー本体の側
    面に形成された段差突起部と、少なくとも下端側が前記
    ホルダー本体の上端開口に連通すべく同ホルダー本体の
    頂端側に突設されたヤスリ車支持部とから構成されると
    共に、該ヤスリ車支持部の外周に前記風防を抱持してな
    ることを特徴とする請求項2に記載のガスライター。
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