JP3009785U - ダミー体の取付け及びそのラベル保持構造 - Google Patents
ダミー体の取付け及びそのラベル保持構造Info
- Publication number
- JP3009785U JP3009785U JP1994013198U JP1319894U JP3009785U JP 3009785 U JP3009785 U JP 3009785U JP 1994013198 U JP1994013198 U JP 1994013198U JP 1319894 U JP1319894 U JP 1319894U JP 3009785 U JP3009785 U JP 3009785U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dummy body
- label
- support plate
- dummy
- back support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 位置修正を含めてラベルの交換をワンタッチ
で簡易に行えてラベルのローコスト化が達成される上
に、ラベルを貼り付けたダミー体を商品表示パネルに取
り付けるための取付け構造をも備えて、ダミー体の取付
けを確実かつ容易なものとするダミー体の取付け及びそ
のラベル保持構造を提供する。 【構成】 自動販売機1の商品表示パネル3に取り付け
られるダミー体2の取付け及びそのラベル保持構造であ
って、曲面部13と平面部13’を備えその水平断面形
状がD形のダミー体本体10に、その展示状態でパネル
側に位置する前記平面部に嵌着する背当て板12を設
け、この背当て板12の左右両端の付勢当接部12bと
ダミー体本体10の周面との間に、前記曲面部13の周
面に当接されるラベル11の両端を差し込んで弾性的に
嵌着保持することを特徴とするダミー体の取付け及びそ
のラベル保持構造。
で簡易に行えてラベルのローコスト化が達成される上
に、ラベルを貼り付けたダミー体を商品表示パネルに取
り付けるための取付け構造をも備えて、ダミー体の取付
けを確実かつ容易なものとするダミー体の取付け及びそ
のラベル保持構造を提供する。 【構成】 自動販売機1の商品表示パネル3に取り付け
られるダミー体2の取付け及びそのラベル保持構造であ
って、曲面部13と平面部13’を備えその水平断面形
状がD形のダミー体本体10に、その展示状態でパネル
側に位置する前記平面部に嵌着する背当て板12を設
け、この背当て板12の左右両端の付勢当接部12bと
ダミー体本体10の周面との間に、前記曲面部13の周
面に当接されるラベル11の両端を差し込んで弾性的に
嵌着保持することを特徴とするダミー体の取付け及びそ
のラベル保持構造。
Description
【0001】
本考案は、ジュースやコーヒー、ビールなどの飲料やタバコなどの自動販売機 に設けられる水平断面形状がD形又はほぼD形のダミー体の取付け及びそのラベ ル保持構造に関するものである。
【0002】
自動販売機に備えられるD形のダミー体は、一般に、光透過性の材料から成る 合成樹脂製の中空のダミー体本体に、商品の内容を表す変褪色性の低い印刷が施 されたラベルを貼り付けて構成されている。より具体的には、図9に示すように 、前記ラベル21が、フィルム22の裏面に接着剤層Sを形成すると共に、この 接着剤層Sを覆うように離型紙23を設け、かつ、当該離型紙23のうち、ダミ ー体本体20への巻き付け端部両側の離型紙部分23aだけを剥がせるように離 型紙23の両側にミシン目やスリット線などの切取り線24を形成して構成され ていた。そして、離型紙部分23aを剥がしてラベル21をダミー体本体20に 貼り付けるように構成されていた。
【0003】 また、前記光透過性材料からなるダミー体本体20は、その展示状態で背面側 に商品表示パネルの光透過窓に対応するように密着させる平面部25を形成し、 商品表示パネルの背面に設けられた光源からの光をパネルの光透過窓と平面部2 5を通してダミー体本体20内に導入させることができる。これにより、ダミー 体本体と商品表示パネルは面で密着しているため、両者の間の光漏れはない。
【0004】
ところで、自動販売機の多くは屋外に設けられるものであって、ダミー体は日 光に直射されて紫外線を浴び、更には、ダミー体内部に設けられる照明光源の光 や熱を常に受けている。また、前記ラベル21の裏面には接着剤層Sを形成して いるためにラベル21に対する印刷は表面に施される。従って、この印刷は実物 (商品)よりも変褪色性が低いとはいえ、ラベル21の印刷や表示が一定期間後 に変・褪色し易い状況にある。また、ラベル21の変・褪色が商品の新鮮な感じ を阻害し、購買意欲を損なうことになることは言うまでもない。
【0005】 このため、従来では、サービスマンが定期的に自動販売機の設置場所を巡回し て、その設置場所でラベル21を交換するようにしている。ところが、ダミー体 本体20に強固に貼り付けられたラベル21を残すことなく剥がすことは非常に 困難であり、手間がかかる。また、ラベル21を剥がさないで、上から新たなラ ベル21を張り合わせると、特に裏面から光が照射されているために印刷内容が 二重になって極めて見栄えが悪くなる。従って、事実上ラベル21の交換は行わ れず、ダミー体本体20ごと新しいものと取り替えるざるを得ず、コスト高にな ると共に持ち運びに嵩張ってしまうという欠点があった。
【0006】 更に何よりも、ラベル21が接着剤層Sと離型紙23とを備える特殊なもので あって、しかも、裏面側に接着剤層Sを設ける都合上、ラベル表面に印刷が施さ れ、褪色の抑止やイメージアップのために印刷面に光沢仕上げが施されることに なるので、ラベル自体のコストが非常に高く付き、この点においてもおおいに改 善の余地があった。
【0007】 本考案は、上記の点に留意してなされたものであって、その目的とするところ は、位置修正を含めてラベルの交換をワンタッチで簡易に行えてラベルのローコ スト化が達成される上に、ラベルを貼り付けた状態のダミー体を商品表示パネル に取り付けるための取付け構造をも備えて、ダミー体の取付けを確実かつ容易な ものとするダミー体の取付け及びそのラベル保持構造を提供することにある。
【0008】
上記の目的を達成するために本考案が講じた技術的手段は次のとおりである。 即ち、本考案は、自動販売機のダミー体の取付け及びそのラベル保持構造であっ て、その第1の考案は、曲面部と平面部を備えその水平断面形状がD形のダミー 体本体に、その展示状態でパネル側に位置する前記平面部に嵌着する背当て板を 設け、この背当て板の左右両端の付勢当接部とダミー体本体の周面との間に、前 記曲面部の周面に当接されるラベルの両端を差し込んで弾性的に挟着保持する点 に特徴がある。
【0009】 また、第2の考案は、前記ダミー体本体および/又は背当て板のパネル側の平 面部に光透過窓を設け、一方の光透過窓の縁部又はこれに相当する部位に複数の フックを形成し、このフックを他方の対応する位置に設けた係止部に係合してダ ミー体本体と背当て板とを嵌着すると共に、この背当て板にパネルに対する係合 部を設けたことを特徴とする。
【0010】 そして、第3の考案は、前記ダミー体本体および背当て板のパネル側の平面部 に光透過性材料からなる光透過部分を形成し、一方に複数のフックを形成し、こ のフックを他方に設けた長孔に係合してダミー体本体と背当て板とを嵌着すると 共に、この背当て板にパネルに対する係合部を設けたことを特徴とする。
【0011】 さらに、第4の考案は、前記フックを背当て板の光透過窓の縁部に設け、これ に対応するダミー体本体の光透過窓の縁部にフックの係合片を形成すると共に、 前記背当て板に設けられる係合部を長孔としてダミー体を商品パネルに掛け止め 保持可能としたことを特徴とする。
【0012】 そして、第5の考案は、前記ラベルの構成材料に紫外線吸収剤を混入し、その 裏面側に印刷を施したことを特徴とする。
【0013】 加えて、第6の考案は、前記ラベルの構成材料に帯電防止剤を混入し、その裏 面側に印刷を施したことを特徴とする。
【0014】
上記の構成によれば、曲面部と平面部を備え水平断面形状がD形のダミー体本 体に、その展示状態でパネル側に位置する前記平面部に嵌着する背当て板を設け 、この背当て板の左右両端の付勢当接部とダミー体本体の周面との間に、前記曲 面部周面に当接されるラベルの両端を差し込んで弾性的に挟着保持するので、ラ ベルの両端の簡単なワンタッチの差し込み操作によって、ラベルが位置修正可能 な状態でダミー体本体に保持されると共に、ラベルの取り外しもワンタッチで簡 易に行われる。
【0015】 そして、前記ラベルの裏面に接着剤などを塗布する必要もなくなると共に、こ のラベルに対する印刷を裏面側に行うことによって、従来のようにラベル表面の 印刷の褪色抑止やイメージアップのために光沢仕上げを行なう必要がなく、ラベ ルの制作コストを引き下げることが可能となる。
【0016】 また、前記ダミー体本体および/又は背当て板のパネル側の平面部に光透過窓 を設け、一方の光透過窓の縁部又はこれに相当する部位に複数のフックを形成し 、このフックを他方の対応する位置に設けた係止部に係合してダミー体本体と背 当て板とを嵌着すると共に、この背当て板にパネルに対する係合部を設けること により、ダミー体を確実かつ容易に商品表示パネルに係合でき、パネルの背面に 設けられた光源からの光を前記光透過窓あるいはダミー体本体又は背当て板の平 面部を介して確実にダミー体内へと導くことが可能となる。
【0017】 加えて、前記ラベルの構成材料に紫外線吸収剤を混入し、その裏面側に印刷を 施したことにより、外から来る紫外線を印刷面に到達する前にカットすることが でき、印刷をその褪色劣化や剥離から効果的に保護することもできる。
【0018】 同様に、前記ラベルの構成材料に帯電防止剤を混入し、その裏面側に印刷を施 したことにより、静電気による埃の付着を防止でき、ダミー体の見栄えを常に良 くすることができる。
【0019】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は自動販売機を示す。 1は商品補充のために開閉自在に設けられた前面扉であり、その上部には、複数 個のダミー体2を展示するための商品表示パネル3が設けられており、中段には 、各ダミー体2に関連づけて商品選択用の押しボタン4が配設され、前面扉1の 下部側には、商品取り出し口5が設けられている。尚、図中の6は金銭投入口、 7は釣銭口、8は金銭返却用の操作レバーである。
【0020】 この実施例においては、一例としてダミー体2は、背面に照明光源(例えば蛍 光灯)9を内蔵した商品表示パネル3に対して着脱自在に係合され、このダミー 体2の背面に配置された光源9(バックライト)によってダミー体2を照射して いるが、この他にも光源をダミー体2の下方に配置するアンダーライトによる照 射またはアンダーライトとバックライトの両方で照射するものであってもよい。
【0021】 このダミー体2の構造は、図2〜5に詳述されており、図2は本実施例のダミ ー体2の構成を示す分解斜視図、図3は前記ダミー体2の水平断面図、図4は前 記ダミー体の背当て板の背面図、図5は前記ダミー体2を商品表示パネル3に係 合した状態を示す縦断面図である。
【0022】 図2〜5において、本実施例のダミー体2は、ダミー体本体10と、このダミ ー体本体10の周面に設けられるラベル11、及び、このラベル11を挟着保持 する背当て板12とから構成されている。以下、これらの図を参照しながら、前 記ダミー体2の構成について詳述する。
【0023】 まず、前記ダミー体本体10は、耐熱性ならびに耐侯性の面で優れる材料とし て例えばポリカーボネート、ポリプロピレン(その他ポリエチレンテレフタレー ト等であってもよい。)の光透過性の合成樹脂材料によって成形されており、曲 面部13と平面部13’を備え水平断面形状がD形(ほゞD形を含む)の胴部の 上下端部にそれぞれ上板14および底板16を設けると共に、平面部13’には 照明光源9からの光を透過するための複数の光透過窓15が開設され、この光透 過窓15の左右両縁部の内側には後述するフック12d…を係合するための上下 二対の係合片13a…(図3に拡大図示している)を形成している。
【0024】 前記ラベル11は、耐熱性ならびに耐候性の面で優れる材料として例えばポリ カーボネート〔またはポリエチレンテレフタレート(その他、ポリプロピレン、 塩化ビニル等を用いてもよい。)〕などの透明なフィルムに紫外線吸収性材料お よび帯電防止材を混入させ、このフィルムの裏面に、耐熱ならびに耐候性のイン クによって商品の内容を表示するための文字や絵模様などを印刷したものである 。
【0025】 一方、前記背当て板12は、弾性および耐熱性、耐候性のあるポリカーボネー ト、ポリプロピレン等を用いて射出成形法等で形成されたものであり、前記ダミ ー体本体10に対してその展示状態で背面側となる平面部13’に対応する平板 部分12a、この平板部分12aの左右両端から延出し自由状態での曲率半径が ダミー体本体10の曲率半径よりもやゝ小なる形状に成形された付勢当接部12 bからなる。そして、この平板部分12aには前記ダミー体本体10の光透過窓 15に対応するように光透過窓12cを形成している。
【0026】 また、前記光透過窓12cの縁部には、前記ダミー体本体10の係合片13a …に対応する位置にフック12d…が設けられており、これらのフック12d… が外側に付勢して前記係合片13a…に抜け止め係止する。
【0027】 したがって、この背当て板12をダミー体本体10に嵌着するときには、この フック12d…を前記ダミー体本体10側の光透過窓15内に挿入し、このフッ ク12d…を係合片13a…に係合することにより、この背当て板12をダミー 体本体10の背面側に嵌着保持できる。
【0028】 そして、前記背当て板12をダミー体本体10から取り外すときには前記光透 過窓12c,15からダミー体本体10内に指を入れて、前記左右のフック12 d…を内側に弾性変形させることにより、このフック12dと係合片13aとの 係合を容易に解除して取り外すことができる。
【0029】 尚、前記背当て板12の全幅は、展示状態で自動販売機の前部側からは容易に は見えない程度の幅に設定されており、一方、前記ラベル11のダミー体本体1 0に対する巻き付け長さは、ダミー体本体10の周長から前記平板部分12aの 幅寸法を差し引いた長さよりも僅かに短く設定されている。
【0030】 加えて、前記フック12d…および係合片13a…は、光透過窓12c,15 の左右の縁部に設けるだけでなく、上下に設けてもよく、また、二対設けること に限られるものでもなく、三対や四対設けても良いことは言うまでもない。
【0031】 上記の構成によれば、前記ダミー体本体10の表面にラベル13を巻き付ける ようにして、その巻き付け端部両側を、このダミー体本体10と前記付勢当接部 12bとの間に差し込むことによって、当該ラベル11の巻き付け端部両側が弾 性的に挟着保持でき、ラベル11の取り付けを接着に頼らずに行える。従って、 当該ラベル11に対する文字や絵模様などの裏面印刷が可能となり、而して、ラ ベル11を構成するフィルムを光沢のある材質にすることによって、材質そのも のの光沢を生かした見栄えのよい耐褪色性の高いラベル11を、従来の光沢仕上 げはもとより接着層や離型紙を不要にしてローコストで得ることができる。
【0032】 また、このラベル11の表面に来るフィルムに紫外線吸収剤を混入させている ので、外から来る紫外線を印刷面の手前でカットすることができ、裏面に施され た印刷の変色および褪色を効果的に抑えることができる。さらに、このフィルム に帯電防止剤を混入させているので、静電気による埃の付着を効果的に防止する ことができ、ダミー体2の見栄えを良くすることができる。
【0033】 また、前記商品表示パネル3にダミー体本体10を装着させたままでのラベル 交換であっても、不要なラベル11の取り外しをワンタッチで簡易かつ迅速に行 うことも可能であり、そのような場合であっても、ダミー体本体10に対するラ ベル11の装着も、皺や弛みを生じさせないで且つ位置修正を含めてワンタッチ で簡易かつ迅速に達成される。従って、ダミー体の表示品種の変更、補修の為の 交換に際してかかるコストを最小限に抑えられると共に、作業者は現場に平坦な ラベルのみを持参すればよく、極めて扱いやすい。
【0034】 さらに、前記背当て板12には、図2,4に明示しているように、光透過窓1 2cの縁部にパネルに対する係合部として長孔17を形成している。従って、こ の背当て板12をダミー体本体10に係合させた状態で、この長孔17内に商品 表示パネル3に形成された略L字状の係止フック3aを挿入し、このダミー体を 下方へ摺動するだけで、このダミー体を極めて容易に、かつ迅速に表示パネル3 に係止できるとともに、係合が安定しているので、ダミー体と表示パネル3との 間に隙間が生じたり、この間隙から光が漏れることのないように設置できる。
【0035】 尚、前記背当て板12の付勢当接部12bの裏面に梨子地仕上げを施してもよ い。このように構成すると、ラベル11の端部とこの付勢当接部12bの裏面と の摩擦抵抗を大きくすることができ、ダミー体本体10に対するラベル11の装 着をより確実に行うことができる。
【0036】 図6は、本考案の別実施例を示す分解斜視図である。この図において、図1〜 図5と同一または同等の部材については、同一の符号を付けることにより、その 詳細な説明を省略する。
【0037】 本実施例においては、ダミー体本体10の光透過窓15の左右の縁部に上下二 対のフック15aを形成している。そして、このフック15aを背当て板12の 光透過窓12cの縁部に係合することによって、背当て板12をダミー体本体1 0に嵌着保持できる。
【0038】 このように構成すると、フック15aは背当て板12の背面側に突出している ので、このフック15aによる係合を極めて容易に取り外すことができる。
【0039】 また、前記背当て板12の光透過窓12cの縁部には、商品表示パネル3に係 合するため上下に二対の略逆L字状のフック12e…を形成し、商品表示パネル 3には、このフック12e…に対応する長孔3c…を形成することによって、こ の背当て板12をダミー体本体10係合させた状態で、この長孔3c…内にフッ ク12e…を挿入し、ダミー体を下方へ摺動するだけで、このダミー体を極めて 容易に、かつ迅速に表示パネル3に係止できるとともに、係合が安定しているの で、ダミー体と表示パネル3との間に隙間が生じ、この間隙から光が漏れること のないように設置できる。
【0040】 加えて、前記背当て板12の左右両端の縁部には付勢当接部12b’が延設さ れており、この付勢当接部12b’の端部を円弧状に形成してある。従って、ラ ベル11を挿入する際には、ラベル11の挿入側の縦辺と背当て板12の側縁と が線接触の状態とならず、ラベル11を挿入する力を背当て板12の側縁の一点 に集中して作用させることにより、ラベル11の端部を背当て板12の下に容易 にもぐり込ませることができる。
【0041】 また、上記各実施例においては、商品表示パネル3の背面に光源9を配置し、 前記ダミー体2を商品表示パネル3に対して掛け止めするようにし、この光源9 により背面からダミー体2に対してバックライトを行っていたが、本考案はこれ に限られるものではなく、アンダーライトを行ってもよい。
【0042】 図7は、このアンダーライトによる照射の一例を示す斜視図である。同図にお いて、図1〜図6と同じ符号が付されたものは、同一または同等の部材であるの でその詳細な説明を省略する。
【0043】 図7において、2’はダミー体、12’はこのダミー体2’の背当て板、30 はダミー体2’を載置する載置台、30aはこの載置台30に開設された孔、3 0bはこの孔30aの周囲に配置された係止フック、9’は孔30aの下方に配 置された蛍光灯からなる光源、16’はダミー体2’の底板であって、この底板 は前記孔30aに対応して光透過窓16aを備えている。
【0044】 この図からも明らかなように、本実施例ではダミー体2’は、載置台30の上 に載置され、係止フック30bによって係合保持される。そして、商品表示パネ ル3の背面および載置台30の下方に配置された光源9,9’からの光は、底板 16’に形成された光透過窓16’および背当て板12’に設けられた光透過窓 12cを通してダミー体2’に照射されるように構成される。
【0045】 このように構成することによって、ダミー体2’は背面に配置された光源9だ けでなく孔30aの下方に配置された光源9’によっても照射され、商品をより 明るく照らしだすことによって、消費者の購買意欲を誘うことができる。なお、 この光源はアンダーライトだけにしてもよいことは言うまでもない。
【0046】 なお、上記各実施例において、背当て板12,12’の平板部分12aおよび ダミー体本体10の平面部13’に形成された光透過窓12c,15は両方とも 平板部分12aおよび平面部13’に開設することによって形成されているが、 本考案はこれに限られるものではない。
【0047】 例えば図8に示すように、ダミー体102を構成するダミー体本体110と背 当て板120の両方を光透過性の合成樹脂より形成してもよい。この場合、背当 て板120およびダミー体本体110は光透過性材料から成るので、光透過窓を 開設する必要がなくなる。同図において、図1〜図7と同一の符号が付された部 材は同一または同等の部材であるので、その詳細な説明を省略する。
【0048】 図8において、112aは前記背当て板120の平板部、113は前記ダミー 体本体110の平面部、112dはこの平面部113に面する側の平板部112 aに複数個設けられた係止フック、116はこの係止フック112aに対応して 前記平面部113に設けられた長孔、117,118は前記係止フック3aに対 応して係止させるため背当て板120およびダミー体本体110に設けられた長 孔である。
【0049】 上記本実施例においては、背当て板120およびダミー体本体110は何れも 光透過性材料から成るので、これに光透過窓を開設しなくても、光透過部分11 2c,115を形成することができる。そして、このように構成した場合、ダミ ー体本体110および背当て板120に大きな光透過窓を開設しないので、その 強度を上げることができる。
【0050】
以上説明したように本考案のラベル保持構造によれば、曲面部と平面部を備え その水平断面形状がD形のダミー体本体に、その展示状態でパネル側に位置する 前記平面部に嵌着する背当て板を設け、この背当て板の左右両端の付勢当接部と ダミー体本体の周面との間に、前記曲面部の周面に当接されるラベルの両端を差 し込んで弾性的に挟着保持するので、ラベルの端部両側を弾性的に挟着保持させ るという極めて簡単なワンタッチ操作で、皺や弛みを生じさせることなく且つ位 置修正を含めて簡易かつ迅速にラベルのみの交換を行え、ダミー体本体は恒久的 に利用することができる。従って、ダミー体の表示品種の変更、補修の為の交換 に際してかかるコストを最小限に抑えられると共に、作業者は現場に平坦なラベ ルのみを持参すればよく、極めて扱いやすい。
【0051】 しかも、前記ラベルの裏面に接着剤などを塗布する必要もなくなると共に、こ のラベルに対する印刷を裏面側に行うことによって、従来のようにラベル表面の 印刷の褪色抑止やイメージアップのために光沢仕上げを行なう必要がなく、ラベ ルの制作コストを引き下げることが可能となる。加えて、ラベルの該表面に来る フィルムに紫外線吸収剤を混入させることにより、外から来る紫外線を印刷面に 到達する前にカットすることができ、印刷模様をその褪色劣化や剥離から効果的 に保護することもできる。同様に、フィルムに帯電防止剤を混入させ、静電気に よる埃の付着を防止でき、ダミー体の見栄えを常に良く保つことができる。
【図1】要部を取り出して分解図示した自動販売機の斜
視図である。
視図である。
【図2】本考案の実施例を示すダミー体の分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】前記ダミー体の横断平面図である。
【図4】前記ダミー体の背当て板の背面図である。
【図5】前記ダミー体の縦断側面図である。
【図6】本考案の別実施例を示すダミー体の分解斜視図
である。
である。
【図7】本考案のさらに異なる別実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】本考案のさらに異なる変形例を示す斜視図であ
る。
る。
【図9】従来例のダミー体の分解斜視図である。
1…自動販売機、2…ダミー体、3…商品表示パネル、
10…ダミー体本体、11…ラベル、12…背当て板、
12b…付勢当接部、12c…光透過窓、12d,11
2d…フック、13…曲面部、13’,113…平面
部、13a…係合片、15…光透過窓、17,116,
117,118…長孔、115…光透過部分。
10…ダミー体本体、11…ラベル、12…背当て板、
12b…付勢当接部、12c…光透過窓、12d,11
2d…フック、13…曲面部、13’,113…平面
部、13a…係合片、15…光透過窓、17,116,
117,118…長孔、115…光透過部分。
Claims (6)
- 【請求項1】 自動販売機のダミー体の取付け及びその
ラベル保持構造であって、曲面部と平面部を備えその水
平断面形状がD形のダミー体本体に、その展示状態でパ
ネル側に位置する前記平面部に嵌着する背当て板を設
け、この背当て板の左右両端の付勢当接部とダミー体本
体の周面との間に、前記曲面部の周面に当接されるラベ
ルの両端を差し込んで弾性的に挟着保持することを特徴
とするダミー体の取付け及びそのラベル保持構造。 - 【請求項2】 前記ダミー体本体および/又は背当て板
のパネル側の平面部に光透過窓を設け、一方の光透過窓
の縁部又はこれに相当する部位に複数のフックを形成
し、このフックを他方の対応する位置に設けた係止部に
係合してダミー体本体と背当て板とを嵌着すると共に、
この背当て板にパネルに対する係合部を設けたことを特
徴とする請求項1に記載のダミー体の取付け及びそのラ
ベル保持構造。 - 【請求項3】 前記ダミー体本体および背当て板のパネ
ル側の平面部に光透過性材料からなる光透過部分を形成
し、一方に複数のフックを形成し、このフックを他方に
設けた長孔に係合してダミー体本体と背当て板とを嵌着
すると共に、この背当て板にパネルに対する係合部を設
けたことを特徴とする請求項1に記載のダミー体の取付
け及びそのラベル保持構造。 - 【請求項4】 前記フックを背当て板の光透過窓の縁部
又はそれに対応する部位に設け、これに対応するダミー
体本体の光透過窓の縁部又はそれに対応する部位にフッ
クの係合片を形成すると共に、前記背当て板に設けられ
る係合部を長孔としてダミー体を商品パネルに掛け止め
保持可能としたことを特徴とする請求項2に記載のダミ
ー体の取付け及びそのラベル保持構造。 - 【請求項5】 前記ラベルの構成材料に紫外線吸収剤を
混入し、その裏面側に印刷を施したことを特徴とする請
求項1〜4の何れかに記載のダミー体の取付け及びその
ラベル保持構造。 - 【請求項6】 前記ラベルの構成材料に帯電防止剤を混
入し、その裏面側に印刷を施したことを特徴とする請求
項1〜5の何れかに記載のダミー体の取付け及びそのラ
ベル保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013198U JP3009785U (ja) | 1994-10-01 | 1994-10-01 | ダミー体の取付け及びそのラベル保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994013198U JP3009785U (ja) | 1994-10-01 | 1994-10-01 | ダミー体の取付け及びそのラベル保持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3009785U true JP3009785U (ja) | 1995-04-11 |
Family
ID=43145566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994013198U Expired - Lifetime JP3009785U (ja) | 1994-10-01 | 1994-10-01 | ダミー体の取付け及びそのラベル保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3009785U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08155136A (ja) * | 1994-12-06 | 1996-06-18 | Chubu Bearing Kk | 組立遊具 |
JP3497956B2 (ja) | 1996-10-31 | 2004-02-16 | 富士電機リテイルシステムズ株式会社 | 自動販売機の商品見本展示装置 |
-
1994
- 1994-10-01 JP JP1994013198U patent/JP3009785U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08155136A (ja) * | 1994-12-06 | 1996-06-18 | Chubu Bearing Kk | 組立遊具 |
JP3497956B2 (ja) | 1996-10-31 | 2004-02-16 | 富士電機リテイルシステムズ株式会社 | 自動販売機の商品見本展示装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4337590A (en) | Reflective device for carrying variable information for example for advertising purposes | |
KR200398989Y1 (ko) | 액자형 장식용 조명장치 | |
US10043423B2 (en) | Printed media display with double sheet or tilting windows to insert or replace exposed media | |
JP3009785U (ja) | ダミー体の取付け及びそのラベル保持構造 | |
US4413435A (en) | Picture viewer | |
GB2222945A (en) | Display device | |
JP2017073025A (ja) | 商品見本展示台 | |
GB1575609A (en) | Reflective device for carrying variable information for example for advertising purposes | |
JP2563366Y2 (ja) | ダミー体のラベル保持装置 | |
JP2572407Y2 (ja) | 自動販売機用のダミー缶 | |
JP2630037B2 (ja) | 自動販売機のディスプレイ装置 | |
JP3000098B2 (ja) | 自動販売機用見本展示装置 | |
JP3025276U (ja) | ダミー体のラベル保持装置 | |
JP3049676U (ja) | 自動販売機用のダミー体 | |
JP2599126Y2 (ja) | 自動販売機用のダミー体およびダミー体取付機構 | |
JP2524981Y2 (ja) | 電照式表示装置 | |
JP3175547B2 (ja) | 自動販売機用展示見本 | |
JP2997922B2 (ja) | 自動販売機展示用商品見本 | |
JP3015827B2 (ja) | 自動販売機展示用商品見本 | |
JPH103571A (ja) | 帯電防止機能を備えた自動販売機 | |
JPH11271853A (ja) | 画像合成カメラおよび画像担持体 | |
EP1227456A3 (de) | Namensschild | |
JPH0751671Y2 (ja) | 自動販売機におけるフレーバー部 | |
JPH04171595A (ja) | 自動販売機のディスプレイ装置 | |
JP2920192B2 (ja) | 自動販売機展示用商品見本 |