JP2572407Y2 - 自動販売機用のダミー缶 - Google Patents

自動販売機用のダミー缶

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JP2572407Y2
JP2572407Y2 JP1992062813U JP6281392U JP2572407Y2 JP 2572407 Y2 JP2572407 Y2 JP 2572407Y2 JP 1992062813 U JP1992062813 U JP 1992062813U JP 6281392 U JP6281392 U JP 6281392U JP 2572407 Y2 JP2572407 Y2 JP 2572407Y2
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Japan
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label
dummy
holding piece
vending machine
vending machines
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JP1992062813U
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JPH0619076U (ja
Inventor
徳行 阪本
秀樹 志波
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山村商事株式会社
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、缶ジュース、缶コーヒ
ー、缶ビールなどの自動販売機に装備されるダミー缶の
うち、特に、筒状の胴部と胴部の上下両端に嵌着される
上蓋および下蓋とを備えたダミー缶本体と、胴部に巻き
付けるラベルとから成るダミー缶に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のダミー缶は、光透過性の
ある合成樹脂製のダミー缶本体の胴部に、実物缶の文字
・図形・色彩と同一に表示された変褪色性の低い印刷が
施されたラベルを貼り付けて構成されていた。より具体
的には、図7に示すように、前記ラベル21が、可撓性
の合成樹脂シート22の裏面に接着剤層23を形成する
と共に、この接着剤層23を覆うように離型紙24を設
け、かつ、当該離型紙24のうち、ダミー缶本体20の
胴部22への巻き付け端部両側の離型紙部分24aだけ
を剥がせるように離型紙24の両側にミシン目やスリッ
ト線などの切取り線25を形成して構成されていた。そ
して、離型紙部分24aを剥がしてラベル21をダミー
缶本体20の胴部22に貼り付けるように構成されてい
た。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、自動販売機
の殆どは屋外に設けられるものであって、ダミー缶は日
光に直射されて紫外線を浴び、更には、ダミー缶内部に
設けられる照明光源の光や熱を常に受けている。従っ
て、実物缶の印刷よりも変褪色性が低いとはいえ、ラベ
ル21の印刷模様や表示が短期間のうちに変・褪色し易
い状況にある。また、ラベル21の変・褪色が商品の新
鮮な感じを阻害し、購買意欲を損なうことになることは
言うまでもない。
【0004】このため、従来では、サービスマンが定期
的に自動販売機の設置場所を巡回して、その設置場所で
ラベル21を貼り代えるようにしているが、逐次ダミー
缶を展示台から取り外してセットし直す煩わしさがある
上に、強固に貼り付けられたラベル21を残すことなく
剥がすことは非常に困難であり、また、ラベル21を位
置ずれや皺、弛みを生じさせないようにしてダミー缶本
体20の胴部22に貼り付けるのに、かなりの手間と時
間とを要し、かつ、一旦貼り付けたラベル21を傷めな
いようにして位置修正することも非常に困難で、往々に
してラベル21を無駄にすることがあった。
【0005】更に何よりも、ラベル21が接着剤層23
と離型紙24とを備える特殊なものであって、しかも、
裏面側に接着剤層23を設ける都合上、ラベル表面に印
刷が施され、褪色の抑止やイメージアップのために印刷
面に光沢仕上げが施されることになるので、ラベル自体
のコストが非常に高く付き、この点においてもおおいに
改善の余地があった。
【0006】本考案は、上記の点に留意してなされたも
のであって、その目的とするところは、位置修正を含め
てラベルの交換をワンタッチで簡易に行える上に、ラベ
ルのローコスト化を達成でき、しかも、構成部品点数が
少なくて能率良く安価に製造できる構造の自動販売機用
のダミー缶を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本考案が講じた技術的手段は次のとおりである。即
ち、本考案による自動販売機用のダミー缶は、筒状の胴
部と胴部の上下両端に嵌着される上蓋および下蓋とを備
えたダミー缶本体と、胴部に巻き付けるラベルとから成
り、前記上,下蓋の少なくとも一方に胴部の背面部と対
向する挟持片を一体に連設し、当該挟持片と胴部の背面
部との間に前記ラベルの両端部を挿入側から差し込んで
前記ラベルを挟着保持させるように構成してあり、更
に、前記ラベルの両端部の前記挿入側の縦辺と前記挟持
片の側縁とが線接触の状態とならないように前記側縁を
前記縦辺に対し傾斜させて設けてあることを特徴として
いる。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、ラベル端部の簡単なワン
タッチの差し込み操作によって、ラベルが位置修正可能
な状態でダミー缶本体に保持されると共に、ラベルの取
り外しもワンタッチで簡易に行われる。しかも、ラベル
の両端部の挿入側の縦辺と挟持片の側縁とが線接触の状
態とならないので、ラベルの差し込みが円滑化される。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は自動販売機を示す。1は商品補充のために
開閉自在に設けられた前面扉であり、その上部には、複
数個のダミー缶2を展示するための展示台3が設けられ
ており、中段には、各ダミー缶2に関連づけて商品選択
用の押しボタン4が配設され、かつ、前面扉1の下部側
には商品取り出し口5が設けられている。尚、図中の6
は金銭投入口、7は釣銭口、8は金銭返却用の操作レバ
ーである。
【0010】前記ダミー缶2は、内部に照明光源(例え
ば蛍光灯)9を内蔵した展示台3に対して着脱自在に装
着されるものであって、ダミー缶本体10と、当該ダミ
ー缶本体10の周面に設けられるラベル11とから構成
されている。ラベル11は、耐熱性ならびに耐候性の面
で優れる例えばポリカーボネート(その他ポリプロピレ
ンやポリエチレンテレフタレート、塩化ビニル等)など
の透明な可撓性の合成樹脂シートそのものの裏面に、耐
熱ならびに耐候性のインクによって商品の内容を表示す
るための文字や絵模様などを印刷して構成されたもので
ある。
【0011】前記ダミー缶本体10は、例えばポリカー
ボネート(その他ポリプロピレンやポリエチレンテレフ
タレート、塩化ビニル等)などのような光透過性の合成
樹脂材料によって成形されたもので、図2、図3に示す
ように、円筒状の胴部12と、その上下両端に弾性的に
嵌着された上蓋13および下蓋14とを備えており、下
蓋14には照明光源9からの光透過用の開口15が開設
されている。前記上蓋13には、胴部12の背面部と対
向する挟持片16が射出成型等により一体に連設され、
図3〜図5に示すように、当該挟持片16と胴部12の
背面部との間に前記ラベル11の両端部を差し込んで挟
着保持させるように構成してある。前記挟持片16の全
幅は、展示状態で自動販売機の前部側からは容易に見え
ない程度の幅に設定されている。
【0012】尚、挟持片16の両側縁16a,16a
は、図示の実施例のように、背面視において略V字状を
なすように傾斜させることが望ましい。これは、ラベル
11を差し込む際、ラベル11の上下方向の端部から順
次差し込まれるように、換言すれば、ラベル11の両端
部の挿入側の縦辺11a,11aと挟持片16の側縁
16a,16aとがそれぞれ線接触の状態とならないよ
うになり、ラベル11の差し込みが円滑化されるからで
ある。また、図5に挟持片16の断面形状を示すよう
に、挟持片16の両側縁16a,16aの端面を奥狭ま
りのテーパー面S,Sに形成することが望ましい。これ
は、ラベル11の端部を当該テーパー面S,Sに案内
させることによって、胴部12と挟持片16との間に容
易に差し込むことができるからである。
【0013】上記の構成によれば、前記ダミー缶本体1
0の胴部12にラベル11を巻き付けるようにして、そ
の巻き付け端部両側を、胴部12の周面と挟持片16と
の間に差し込むことによって、当該ラベル11の巻き付
け端部両側が挟着保持されるもので、前記展示台3にダ
ミー缶本体10を装着させたままでのラベル交換であっ
ても、不要なラベル11の取り外しをワンタッチで簡易
かつ迅速に行えると共に、ダミー体缶体10に対するラ
ベル11の装着も、皺や弛みを生じさせないで且つ位置
修正を含めてワンタッチで簡易かつ迅速に達成されるこ
とになる。
【0014】しかも、ラベル11の取り付けを接着に頼
らずに行わせるようにしたことで、当該ラベル11に対
する文字や絵模様などの裏面印刷が可能となる。従っ
て、光沢のある材質を選択することによって、材質その
ものの光沢を生かした見栄えのよい耐褪色性の高いラベ
ル11を、従来の光沢仕上げはもとより接着剤層や離型
紙を不要にしてローコストで得ることができる。また、
挟持片16は上蓋13と一体に連設されるので、構成部
品点数が少なく、上蓋13に対する挟持片16の取付け
手間も不要であり、上蓋成型用金型の一部を変更するだ
けで、能率良くかつ安価に製造できる。
【0015】図示しないが、上記の実施例とは逆に、下
蓋14にのみ挟持片16を一体連設してもよく、図6に
示すように、上蓋13と下蓋14の夫々に挟持片16,
16を一体連設してもよい。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、展
示台にダミー缶本体を装着させたままであっても、ラベ
ルの端部両側を挟着保持させる簡単なワンタッチ操作
で、皺や弛みを生じさせることなく且つ位置修正を含め
て簡易かつ迅速にラベル交換を行え、しかも、ラベルに
対する裏面印刷が可能となったことで、見栄えがよくて
耐褪色性の高いラベルをローコストで製造でき、また、
挟持片を上,下蓋の少なくとも一方に一体に連設するた
め、構成部品点数が少なくて済み、上,下蓋に対する挟
持片の取付け手間も不要であり、蓋成型用金型の一部を
変更するだけで、ダミー缶本体を能率良くかつ安価に製
造でき、全体として、非常に経済的である。更に、ラベ
ルの両端部の挿入側の縦辺と挟持片の側縁とが線接触の
状態とならないように前記側縁を前記縦辺に対し傾斜さ
せて設けたので、ラベルの差し込みが円滑化されるとい
う利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部を取り出して分解図示した自動販売機の斜
視図である。
【図2】ダミー缶の分解斜視図である。
【図3】ダミー缶の斜視図である。
【図4】ダミー缶の要部の縦断面図である。
【図5】ダミー缶の要部の横断面図である。
【図6】本考案の他の実施例を示すダミー缶の斜視図で
ある。
【符号の説明】
2…ダミー缶、10…ダミー缶本体、11…ラベル、
1a…ラベルの端部の挿入側の縦辺、12…胴部、13
…上蓋、14…下蓋、16…挟持片、16a…挟持片の
側縁

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の胴部と胴部の上下両端に嵌着される
    上蓋および下蓋とを備えたダミー缶本体と、胴部に巻き
    付けるラベルとから成り、前記上,下蓋の少なくとも一
    方に胴部の背面部と対向する挟持片を一体に連設し、当
    該挟持片と胴部の背面部との間に前記ラベルの両端部を
    挿入側から差し込んで前記ラベルを挟着保持させるよう
    に構成してあり、更に、前記ラベルの両端部の前記挿入
    側の縦辺と前記挟持片の側縁とが線接触の状態とならな
    いように前記側縁を前記縦辺に対し傾斜させて設けてあ
    ることを特徴とする自動販売機用のダミー缶。
  2. 【請求項2】 前記挟持片の両側縁の端面を奥狭まりの
    テーパー面に形成してある請求項1に記載の自動販売機
    用のダミー缶。
JP1992062813U 1992-08-16 1992-08-16 自動販売機用のダミー缶 Expired - Lifetime JP2572407Y2 (ja)

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JPH0619076U JPH0619076U (ja) 1994-03-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH052946Y2 (ja) * 1987-11-12 1993-01-25
JPH0479U (ja) * 1990-04-10 1992-01-06

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JPH0619076U (ja) 1994-03-11

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