JP3008893U - スロットマシンのリール停止制御装置 - Google Patents

スロットマシンのリール停止制御装置

Info

Publication number
JP3008893U
JP3008893U JP1994008716U JP871694U JP3008893U JP 3008893 U JP3008893 U JP 3008893U JP 1994008716 U JP1994008716 U JP 1994008716U JP 871694 U JP871694 U JP 871694U JP 3008893 U JP3008893 U JP 3008893U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reel
stop
time
stop button
stopped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994008716U
Other languages
English (en)
Inventor
俊孝 鈴木
Original Assignee
日本回胴式特許株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本回胴式特許株式会社 filed Critical 日本回胴式特許株式会社
Priority to JP1994008716U priority Critical patent/JP3008893U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3008893U publication Critical patent/JP3008893U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技者が誤って複数の停止ボタンをほぼ同時
に押下した際に複数のリールが同時に停止することを回
避し、また、(i−1)番目までに停止したリール上の
図柄の配置を遊技者が認識した後にi番目のリール上の
特定の図柄の配列を狙うことを可能にする時間を確保す
る。 【構成】 i番目の停止ボタンが直前の(i−1)番目
の停止ボタンの押下の結果として停止したリールの停止
時から100ミリ秒が経過している場合にのみ有効化さ
れる機構をスロットマシン内に提供する。そのために、
i番目の停止ボタン押下時刻と(i−1)番目のリール
停止時刻との時間間隔とをCPU12が判断する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスロットマシンのリール(回胴)停止制御装置に関し、更に詳しくは 、スロットマシンの停止ボタンを押下してリールの回転を停止させる際に、直前 のリールの停止時刻からの所定の時間経過の有無によってリール回転停止を制御 する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、スロットマシンは、周囲に複数の絵柄が配列された複数のリールを、 スタータを操作して一斉に回転させ、各リールに対応して設けられた停止ボタン を押下することにより順次停止させ、停止ライン上に所定の絵柄の組み合わせが 生じた場合に、その組み合わせに応じた枚数のコインを獲得するという遊技装置 である。したがって、遊技者にとっては、停止ボタンを押下するタイミングが重 要な因子となり、誤って複数の停止ボタンを押してしまう可能性が生じる。
【0003】 従来にも、スロットマシンのリール停止の機構に関しては様々な考案がなされ てきた。上述のように複数の停止ボタンを遊技者が誤ってほぼ同時に押下してし まった場合に、それぞれの停止ボタンに対応する複数のリールが同時に停止する ことを防止する考案が提案されている。
【0004】 たとえば、実公平4−17178号公報には、「電動型スロットマシンのリー ル停止時間間隔制御装置」と題する考案が開示されている。この装置では、ドラ イバ手段が発する励磁パルス信号により複数のステッピング・モータを励磁して 複数のリールを回転させ、リールの回転停止の際には、各リールに対応する停止 ボタンを押下して励磁パルス信号を遮断している。この装置では、i番目(i≧ 2)のリールを停止させる目的でi番目の停止ボタンを押下する際に、直前の( i−1)番目のリール停止のための(i−1)番目の停止ボタンを押下した時刻 から測定して所定の時間が経過していることを条件にして、該i番目の停止ボタ ンの押下により励磁パルス信号が遮断されi番目のリールを回転させるステッピ ング・モータを停止させるという制御がなされている。別言すれば、連続した2 つの停止ボタンの押下の間に所定の時間が経過していなければ、後の停止ボタン は機能しない。
【0005】
【考案が解決すべき課題】
従来の装置では、連続する停止ボタンの作動間隔が所定時間より短い場合には 、後に押された停止ボタンの作動を無効にする構成がとられている。この構成に よって、遊技者が誤って複数の停止ボタンをほぼ同時に押下した場合が救済され ていた。
【0006】 スロットマシンの遊技者は、直前のリールの停止により確定した図柄を識別し た後に、次のリール上の回転している図柄を可能な限り見極めつつ停止ボタンを 押下し、特定の図柄の配列を得ることを目指す。この場合に、遊技者が停止した リール上の図柄を識別するためには、実際にリールが停止してから最短でも10 0ミリ秒程度の時間が必要であることが経験上わかっている。したがって、遊技 者が停止したリール上の図柄を踏まえて次に停止させるリールの図柄を狙うため には、最短で100ミリ秒程度の時間が確保されるようにスロットマシンを制御 することが必要となる。
【0007】 近時のマイクロコンピュータ制御を用いたスロットマシンにおいては、特定の 図柄の配列を成立させたり成立させなかったりする目的で数駒分だけ位置ずれさ せて停止させたり、遊技店の営業方針設定目的での割数制御のために、停止ボタ ン押下から実際のリール停止までの時間を、機械ごとに、いくらかの幅をもって マイクロコンピュータによって設定できるようになっている。したがって、停止 ボタンの押下からリール停止までの時間は、現実には一定ではなく幅をもって設 定されている。
【0008】 このような理由で、停止ボタンの押下間隔による制御では、前に押下された停 止ボタンに対応するリールが実際には停止していない可能性が大きくなり、遊技 者の誤操作を救済できない場合が生じてしまう。
【0009】 本考案は、遊技者が誤って複数の停止ボタンをほぼ同時に押下した場合に対応 する複数のリールが同時に停止するのを回避することに加え、リール上の図柄識 別のために遊技者が必要とする時間が確保されるようにスロットマシンを制御す る装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
既に述べた本願考案の目的を達成するために、i番目の停止ボタンは直前の( i−1)番目の停止ボタンの押下の結果として停止したリールの停止時から所定 の時間(たとえば100ミリ秒)が経過している場合にのみ有効化される機構を スロットマシン内に提供する。
【0011】
【実施例】
図1に、本願考案による装置の概略図を示した。各リール201〜20kは、そ れぞれがステッピング・モータ181〜18kによって回転を与えられ、ステッピ ング・モータ181〜18kはステッピング・モータ駆動回路16を介して励磁パ ルス信号によって駆動される。スロットマシンのスタータ(図示せず)を操作す ると、ステッピング・モータ駆動回路16内のパルス発生器(図示せず)が励磁 パルス信号を発生するが、停止ボタン101〜10kの押下によって停止させない 限りは、励磁パルス信号は連続的にステッピング・モータ181〜18kに供給さ れ続け、したがって各リール201〜20kは回転を続ける。
【0012】 停止ボタン101〜10kは、各ステッピング・モータ181〜18kに対して1 つずつ、すなわち各リール201〜20kに対して1つ備わっており、遊技者は停 止させることを意図するリールに対応する停止ボタンを順に押下して遊技を行う 。
【0013】 遊技者は、たとえば、(i−1)番目のリール20i-1 までを停止させた場合 には、その(i−1)番目までに停止したリール201〜20i-1の図柄の配置を 踏まえた上で、次のi番目のリール20i を特定の配置に停止させることを意図 する。その際に、遊技者が(i−1)番目のリール20i-1 の停止後、およそ1 00ミリ秒の時間が経過すればそれまでに確定したリールの配置を認識し次のi 番目のリールの所望の停止位置目標を決定し得ることが経験的にわかっている。 従来技術として上述した実公平4−17178号公報に記載された考案では、上 述のような目的を達成するために、(i−1)番目の停止ボタンの押下時からi 番目の停止ボタン押下までの時間経過を測定するとされていた。
【0014】 遊技者が次のリール上の特定の図柄配置の確定を目指して停止ボタンを押下す る際には、それまでに停止したリール上の図柄を踏まえて次のリールを停止させ るのであるから、遊技者による図柄認識開始時すなわちリール停止時を時間間隔 測定の起点にすることが、停止ボタン押下時を起点にするよりも合理的な設定と いえる。仮に、停止ボタンの押下からリールの停止までが100ミリ秒に近い時 間間隔だけ開くように設定されている場合には、停止ボタンの押下を起点にして 100ミリ秒後から次の停止ボタンが有効化されるとすると、リールの停止後す ぐに遊技者による図柄認識が完了する前に次の停止ボタン押下が可能になってし まい、遊技者の図柄識別のために時間間隔を確保するという本願考案の目的が達 成できない。しかし、リール停止時が起点であれば、この場合でも、遊技者によ る図柄認識のための時間は確保される。
【0015】 図1では、各停止ボタン101〜10kの押下時刻はCPU12が検出してメモ リ14に記憶し、また、各リール201〜20i-1の停止時刻もCPU12が検出 してメモリ14に記憶し、これらの間の時間間隔を測定して、停止ボタンを有効 化したり、しなかったりする。このシステムの制御は、CPU12が統括してい る。
【0016】 図2には、本願考案によるリール停止制御装置の動作を示すフローチャートを 示した。ステップ101で最初の停止ボタンを押下すると、これに応答してステ ッピング・モータ駆動回路16において第1のステッピング・モータ18への 励磁パルス信号が遮断され、対応する第1のリール20が停止する(ステップ 102)。次にスロットマシンのすべてのリールが停止したかどうかを調べ(ス テップ103)、リール全部が停止した場合には、システムは停止する(ステッ プ104)。
【0017】 まだ回転しているリールが残っている場合には、ステップ102で停止したリ ールの停止時刻を記録し、停止したリールの識別子と共にメモリ14に記憶する (ステップ105)。遊技者は、この停止したリール上の図柄の配置を認識した 後に、特定の図柄の配列を狙って次のリールの停止ボタンを押下する(ステップ 106)。この停止ボタン押下時刻は記録され、メモリ14に記憶される。この 際に、ステップ102でのリール停止時刻からステップ106での停止ボタン押 下までの時間間隔が、少なくとも100ミリ秒よりも大きいかどうかが調べられ る(ステップ107)。少なくとも100ミリ秒が経過していれば、対応するリ ールを停止させるために、当該リールを回転させているステッピング・モータへ の励磁パルス信号がステッピング・モータ駆動回路で遮断される(ステップ10 2)。100ミリ秒がまだ経過していない場合には、ステップ106に戻る。
【0018】 これ以降は、すべてのリールが停止するまでステップ102以下の各ステップ の繰り返しである。
【0019】
【発明の効果】
以上の構成により、i番目の停止ボタン10は直前の(i−1)番目の停止 ボタン10i-1 の押下の結果として停止した(i−1)番目のリール10i-1 の 停止時から少なくとも100ミリ秒が経過している場合にのみ有効化される機構 がスロットマシン内に提供される。
【0020】 したがって、遊技者が誤って複数の停止ボタンをほぼ同時に押下した際に複数 のリールが同時に停止することが回避され、また、(i−1)番目までに停止し たリール上の図柄の配置を遊技者が認識してi番目のリール上の特定の図柄の配 列を狙うことを可能にする時間が確保される。
【0021】
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本考案によるスロットマシンのリール停止制御
装置の概略図である。
【0023】
【図2】本考案によるスロットマシンのリール停止制御
装置の動作の概略を示す流れ図である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励磁パルス信号の発信を開始するスター
    タと、前記励磁パルス信号に応答して動作しそれぞれが
    1つのリールを回転させる複数のステッピング・モータ
    と、前記複数のステッピング・モータの回転をそれぞれ
    停止させる複数の停止ボタンと、を備えたスロットマシ
    ンのリール停止制御装置において、 遊技者が前記複数の停止ボタンを順次押下してリールを
    停止させようとする場合に、i番目(i≧2)のリール
    を停止させるための停止ボタンが、直前の(i−1)番
    目のリール停止時刻から当該i番目の停止ボタンの押下
    時刻までに所定の時間間隔が経過していることを条件と
    して有効化され前記励磁パルス信号の発信を遮断し対応
    するステッピング・モータを消勢し、よってi番目のリ
    ールを停止させることを特徴とするスロットマシンのリ
    ール停止制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、前記所定
    の時間間隔が、少なくとも100ミリ秒であることを特
    徴とする装置
JP1994008716U 1994-07-19 1994-07-19 スロットマシンのリール停止制御装置 Expired - Lifetime JP3008893U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994008716U JP3008893U (ja) 1994-07-19 1994-07-19 スロットマシンのリール停止制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994008716U JP3008893U (ja) 1994-07-19 1994-07-19 スロットマシンのリール停止制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3008893U true JP3008893U (ja) 1995-03-20

Family

ID=43144708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994008716U Expired - Lifetime JP3008893U (ja) 1994-07-19 1994-07-19 スロットマシンのリール停止制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3008893U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005103059A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Aruze Corp 遊技機
JP2005111086A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Aruze Corp 遊技機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005103059A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Aruze Corp 遊技機
JP2005111086A (ja) * 2003-10-09 2005-04-28 Aruze Corp 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6595164B2 (ja) スロットマシン
JP2000317092A5 (ja)
JPH0753186B2 (ja) スロットマシン
JPH06342820A (ja) ワイヤボンダにおけるワイヤ残量検出方法及び装置
JP3008893U (ja) スロットマシンのリール停止制御装置
JP2021065362A5 (ja)
JP2022009320A5 (ja)
JP3009679U (ja) スロットマシンのゲーム進行速度制御装置
JPH0417178Y2 (ja)
JP2001127489A (ja) 部品実装装置
JP4263893B2 (ja) ポンプの過速度検出装置
JPH0330378B2 (ja)
JPS6055980A (ja) 絵柄組合せの変更可能な電動型スロットマシン
JPH062180B2 (ja) スロツトマシン
JPH07113989B2 (ja) 紙幣計数機
JPS63195891U (ja)
JPH063645Y2 (ja) スロットマシン
JP3624322B2 (ja) モータ制御回路およびモータ制御方法
JPH10155290A (ja) モータ制御装置
JP2007190634A (ja) 用紙穿孔装置
JPH0417969Y2 (ja)
JP2022061095A5 (ja)
JPH08229261A (ja) ミシンの下糸巻取装置
JP3715708B2 (ja) パルスモータ制御装置及び方法
JPS60261492A (ja) ミシン制御装置