JP3008741U - 高耐電圧ロ−プ - Google Patents

高耐電圧ロ−プ

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JP3008741U
JP3008741U JP1994012336U JP1233694U JP3008741U JP 3008741 U JP3008741 U JP 3008741U JP 1994012336 U JP1994012336 U JP 1994012336U JP 1233694 U JP1233694 U JP 1233694U JP 3008741 U JP3008741 U JP 3008741U
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JP
Japan
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heat
rope
shrinkable
withstand voltage
silicone rubber
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JP1994012336U
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English (en)
Inventor
慶昭 石松
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Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Nishi Nippon Electric Wire and Cable Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の碍子介在構造のものに比し、寸法、重量
とも格段に小さく、かつ可撓性を有し、落下、衝突等の
衝撃にも強く、高い耐電圧特性を有するロ−プの提供を
目的とする。 【構成】合成繊維から成るロ−プ1の繊維の隙間に揆水
性のある常温硬化性シリコ−ンゴム2を含浸し、その上
に熱収縮性エチレンロピレンゴムチュ−ブ3を被覆し、
その上に常温硬化性シリコ−ンゴム2を塗布し、さらに
その上に熱収縮性フッソ樹脂チュ−ブ4を被覆する。必
要に応じて、端部に水切り5を装着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、電気工事等に使用されるロ−プに係るもので、詳しくは高い 耐電圧特性を確保できるように工夫したロ−プの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気工事、特に3300ボルト以上の高電圧工事においては、例えば 、図4に示すように、合成繊維製のロ−プ10の適宜箇所に、耐電圧特性を確保 させるために、磁器又はエポキシ樹脂製の碍子20を介在させた構造のものが使 用されていた。このような構造のロ−プは、碍子20の外径が大きくなり、又碍 子20部分の重量が他の部分に比べて極端に重くなる上に、碍子20部分に柔軟 性がなく、工事中、落下等によって衝撃力を受けると破損するおそれがある等の 欠点を有していた。
【0003】
【この考案が解決しようとする課題】
この考案は、従来の技術で記述した欠点を解消するためになされたもので、 外径が極端に大きくなるということはなく、可撓性があり、軽量で、衝撃力等に よって破損することもなく、しかも優れた耐電圧特性を確保できるロ−プの提供 を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
合成繊維から成るロ−プの所定箇所に、常温硬化性シリコ−ンゴムを含浸さ せ、その上に熱収縮性エチレンプロピレンゴムチュ−ブを加熱収縮させて被覆し 、その上に常温硬化性シリコ−ンゴムを塗布し、さらにその上に熱収縮性フッソ 樹脂チュ−ブを加熱収縮させて被覆する。必要に応じて、エチレンプロピレンゴ ム 製の水切りを装着してもよい。
【0005】
【作用】
常温硬化性シリコ−ンゴムは揆水性があり、室温で気中の湿気と反応して硬 化するが、可撓性を有しているので、このゴムで繊維の隙間部を含浸されたロ− プは、非吸湿、非吸水性になり、しかも可撓性がある。さらに、この上に被覆す る熱収縮性エチレンプロピレンゴムチュ−ブがロ−プを外気から遮断する。しか も熱収縮性エチレンプロピレンゴムチュ−ブは耐トラッキング性、耐ア−ク性等 の耐放電性に優れている。その上に塗布する常温硬化性シリコ−ンゴムは、座床 の役目を果たし、その上に被覆される熱収縮性フッソ樹脂チュ−ブと熱収縮性エ チレンプロピレンゴムチュ−ブとのなじみをよくし、微小な隙間をなくし、両者 の界面に雨水等の湿気が侵入するのを防止する。熱収縮性フッソ樹脂チュ−ブは 、揆水性に優れ、雨水等の表面への付着を阻止する。また、熱収縮性エチレンプ ロピレンゴムチュ−ブはロ−プの補強材としても作用している。
【0006】 水切りは、雨水が熱収縮性フッソ樹脂チュ−ブや熱収縮性エチレンプロピレ ンゴムチュ−ブ上に直接降りかかるのを軽減する役目を果たす。
【0007】
【実施例】
この考案の実施の一例を示す図面について説明すると、合成繊維から成るロ −プ1の所定箇所に、所要の耐電圧特性を確保できる長さに亘り、常温硬化性シ リコ−ンゴム2を含浸させ、その上に熱収縮性エチレンプロピレンゴムチュ−ブ 3を加熱収縮させて被覆し、その上に常温硬化性シリコ−ンゴム2を薄く塗布し 、さらにその上に熱収縮性フッソ樹脂チュ−ブ4を加熱収縮させて被覆する。
【0008】 耐電圧特性をさらに向上させるために、必要に応じ、図3に示すように、常 温硬化性シリコ−ンゴム2を塗布した熱収縮性エチレンプロピレンゴムチュ−ブ 3の端部にエチレンプロピレンゴム製の水切り5を装着してもよい。
【0009】
【効果】
この考案は上述のように構成されているので、次のような効果を呈する。
【0010】 従来の碍子に比べ、処理部の寸法は小さく、重量も軽く、可撓性がある。
【0011】 雨天時においても、高い耐電圧特性を確保できる。
【0012】 落下等による衝撃力を受けても、破損しない。
【0013】 主処理材料が熱収縮チュ−ブであるので、処理がし易い。 この考案は以上のような効果を有し、その工業的利用価値は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の実施の一例を示す断面図である。
【図2】図1におけるA−A線切断面図である。
【図3】この考案の別の実施の一例を示す断面図であ
る。
【図4】従来の使用例を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ロ−プ 2 室温硬化性シリコ−ンゴム 3 熱収縮性エチレンプロピレンゴムチュ−ブ 4 熱収縮性フッソ樹脂チュ−ブ 5 雨覆 10 ロ−プ 20 碍子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成繊維から成るロ−プ(1)の所定箇所
    に、常温硬化性シリコ−ンゴム(2)を含浸させ、その
    上に熱収縮性エチレンプロピレンゴムチュ−ブ(3)を
    被覆し、その上に常温硬化性シリコ−ンゴム(2)を塗
    布し、さらにその上に熱収縮性フッソ樹脂チュ−ブ
    (4)を被覆したことを特徴とする高耐電圧ロ−プ。
JP1994012336U 1994-09-08 1994-09-08 高耐電圧ロ−プ Expired - Lifetime JP3008741U (ja)

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