JP2000195355A - ケ―ブル終端接続部 - Google Patents
ケ―ブル終端接続部Info
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Landscapes
- Insulators (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 樹脂製がい管外表面からの雨水などの浸透が
防止され、降雨によって劣化することのない屋外設置に
適したケーブル終端接続部を提供する。 【解決手段】 樹脂製がい管1の外表面に常温ガラスコ
ーティング剤を塗布して膜1bを形成する。
防止され、降雨によって劣化することのない屋外設置に
適したケーブル終端接続部を提供する。 【解決手段】 樹脂製がい管1の外表面に常温ガラスコ
ーティング剤を塗布して膜1bを形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂製がい管を備
えたケーブル終端接続部に関する。
えたケーブル終端接続部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、CVケーブルなどの電力ケー
ブル用終端接続部として、絶縁体外周にストレスコ―ン
を設けるなどして端末処理したケーブル端末を、エポキ
シ樹脂やFRP(ガラス繊維強化樹脂)などからなるが
い管のケーブル端末受容孔に挿着してなるものが知られ
ている。
ブル用終端接続部として、絶縁体外周にストレスコ―ン
を設けるなどして端末処理したケーブル端末を、エポキ
シ樹脂やFRP(ガラス繊維強化樹脂)などからなるが
い管のケーブル端末受容孔に挿着してなるものが知られ
ている。
【0003】ところで、このような終端接続部を屋外に
設置する場合、降雨による劣化を防止するため、一部の
低圧ケーブルを除いて、通常、ゴムモールドの雨覆いを
がい管上方に取付けたり、あるいは、がい管材料に、で
きるだけ耐候性の良好なエポキシ樹脂を用いるなどの対
策が講じられている。
設置する場合、降雨による劣化を防止するため、一部の
低圧ケーブルを除いて、通常、ゴムモールドの雨覆いを
がい管上方に取付けたり、あるいは、がい管材料に、で
きるだけ耐候性の良好なエポキシ樹脂を用いるなどの対
策が講じられている。
【0004】しかしながら、このような対策だけでは、
長期間の使用中に、樹脂製のがい管の外表面から徐々に
浸透してくる雨水の影響を抑えることはできず、降雨対
策としては不十分であった。このため、樹脂製がい管へ
の雨水などの浸透が防止され、降雨により劣化すること
のない屋外設置に適した終端接続部の開発が求められて
いる。
長期間の使用中に、樹脂製のがい管の外表面から徐々に
浸透してくる雨水の影響を抑えることはできず、降雨対
策としては不十分であった。このため、樹脂製がい管へ
の雨水などの浸透が防止され、降雨により劣化すること
のない屋外設置に適した終端接続部の開発が求められて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、電力ケー
ブル用終端接続部として、エポキシ樹脂やFRPなどか
らなるがい管のケーブル端末受容孔にケーブル端末を挿
着してなるものが知られているが、未だ、屋外に設置し
ても降雨の影響を受けることのない終端接続部はなく、
その開発が求められている。
ブル用終端接続部として、エポキシ樹脂やFRPなどか
らなるがい管のケーブル端末受容孔にケーブル端末を挿
着してなるものが知られているが、未だ、屋外に設置し
ても降雨の影響を受けることのない終端接続部はなく、
その開発が求められている。
【0006】本発明はこのような要望に応えるべくなさ
れたもので、樹脂製がい管外表面からの雨水などの浸透
が防止され、降雨によって劣化することるない屋外設置
に適したケーブル終端接続部を提供することを目的とす
る。
れたもので、樹脂製がい管外表面からの雨水などの浸透
が防止され、降雨によって劣化することるない屋外設置
に適したケーブル終端接続部を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル終端接
続部は、樹脂製がい管の外表面に常温ガラスコーティン
グ剤を塗布したことを特徴としている。
続部は、樹脂製がい管の外表面に常温ガラスコーティン
グ剤を塗布したことを特徴としている。
【0008】ここで、上記常温ガラスコーティング剤の
塗布厚としては、10mm〜13mmの範囲が望ましく、また、
樹脂製がい管がエポキシ樹脂またはガラス繊維強化樹脂
からなるものであることが望ましい。
塗布厚としては、10mm〜13mmの範囲が望ましく、また、
樹脂製がい管がエポキシ樹脂またはガラス繊維強化樹脂
からなるものであることが望ましい。
【0009】本発明のケーブル終端接続部においては、
樹脂製がい管の外表面に常温ガラスコーティング剤が塗
布されており、かかる常温ガラスコーティング剤が塗布
されて形成される膜は、雨水などの水を吸収透過せず、
しかもこの特性は長期間損なわれることがないため、屋
外に長期間設置しても降雨の影響を受けることがなく、
降雨による劣化が防止される。
樹脂製がい管の外表面に常温ガラスコーティング剤が塗
布されており、かかる常温ガラスコーティング剤が塗布
されて形成される膜は、雨水などの水を吸収透過せず、
しかもこの特性は長期間損なわれることがないため、屋
外に長期間設置しても降雨の影響を受けることがなく、
降雨による劣化が防止される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。
を用いて説明する。
【0011】図1は、本発明を 22kV CVケ―ブル用終
端接続部に適用した例を示す縦断面図である。
端接続部に適用した例を示す縦断面図である。
【0012】図1において、1は、ケーブル端末受容孔
2を有するがい管を示し、このがい管1のケーブル端末
受容孔2には、CVケ―ブル端部を段剥して露出させた
ケーブル絶縁体4の外周に、予め工場内でモ―ルド成形
されたプレモールドストレスコ―ン5が嵌挿されたケー
ブル端末6が挿入されている。プレモールドストレスコ
―ン5は、ほぼ紡錘状で、ケ―ブルシ―ス7端側テ―パ
面から円筒部上にかけて半導電性ゴム・プラスチックか
らなる半導電層5aが形成されており、また、中心には
ケ―ブル端末挿入孔5bが設けられている。このプレモ
ールドストレスコ―ン5は、予めその後方、すなわちケ
―ブルシ―ス7端寄りのケーブル外周にセットしておい
た、プレモールドストレスコ―ン5の半導電層5a側テ
―パ面に当接する円錐状拡開面を有する押し金具8を備
えた押圧部材9により、がい管1のケーブル端末受容孔
2側に向けて押圧されて固定されている。
2を有するがい管を示し、このがい管1のケーブル端末
受容孔2には、CVケ―ブル端部を段剥して露出させた
ケーブル絶縁体4の外周に、予め工場内でモ―ルド成形
されたプレモールドストレスコ―ン5が嵌挿されたケー
ブル端末6が挿入されている。プレモールドストレスコ
―ン5は、ほぼ紡錘状で、ケ―ブルシ―ス7端側テ―パ
面から円筒部上にかけて半導電性ゴム・プラスチックか
らなる半導電層5aが形成されており、また、中心には
ケ―ブル端末挿入孔5bが設けられている。このプレモ
ールドストレスコ―ン5は、予めその後方、すなわちケ
―ブルシ―ス7端寄りのケーブル外周にセットしておい
た、プレモールドストレスコ―ン5の半導電層5a側テ
―パ面に当接する円錐状拡開面を有する押し金具8を備
えた押圧部材9により、がい管1のケーブル端末受容孔
2側に向けて押圧されて固定されている。
【0013】また、がい管1の中心には、ケーブル端末
受容孔2側に導体受容孔10を開口した導体引出棒11
が埋設されており、ケーブル導体12は、この導体引出
棒11の導体受容孔10に挿入され、クサビ13および
クサビ締付金具14で締め付けられて固定されている。
受容孔2側に導体受容孔10を開口した導体引出棒11
が埋設されており、ケーブル導体12は、この導体引出
棒11の導体受容孔10に挿入され、クサビ13および
クサビ締付金具14で締め付けられて固定されている。
【0014】なお、押圧部材9は、押し金具8と、押し
金具8から所定距離、離間して配置された環状の受け金
具15と、この受け金具15を遊嵌しそれ自身の先端を
押し金具に取着したシャフト16と、受け金具15と押
し金具8の間のシャフト16の外周に遊嵌されたスプリ
ングコイル17と、シャフト16の後端に螺着された締
付ナット18からなり、スプリングコイル17を締付ナ
ット18で受け金具15を介して締め付けることによ
り、押し金具8でプレモールドストレスコ―ン5を押圧
する構造となっている。
金具8から所定距離、離間して配置された環状の受け金
具15と、この受け金具15を遊嵌しそれ自身の先端を
押し金具に取着したシャフト16と、受け金具15と押
し金具8の間のシャフト16の外周に遊嵌されたスプリ
ングコイル17と、シャフト16の後端に螺着された締
付ナット18からなり、スプリングコイル17を締付ナ
ット18で受け金具15を介して締め付けることによ
り、押し金具8でプレモールドストレスコ―ン5を押圧
する構造となっている。
【0015】これらの押圧部材9の外側には、ケーブル
保護金具19が配置され、その上端が、がい管1の下端
と対向して据付台20にともにボルト21により水密に
固定される一方、下端は、保護金具19からケーブルに
かけて絶縁テープおよび防水テープ22が巻回されてケ
ーブルシース7上に固定されている。23は、ケーブル
遮蔽層24に接続された接地線、25は、プレモールド
ストレスコ―ン5下のケーブル絶縁体4からケーブル半
導電層26にかけて巻回された半導電性粘着テープであ
る。
保護金具19が配置され、その上端が、がい管1の下端
と対向して据付台20にともにボルト21により水密に
固定される一方、下端は、保護金具19からケーブルに
かけて絶縁テープおよび防水テープ22が巻回されてケ
ーブルシース7上に固定されている。23は、ケーブル
遮蔽層24に接続された接地線、25は、プレモールド
ストレスコ―ン5下のケーブル絶縁体4からケーブル半
導電層26にかけて巻回された半導電性粘着テープであ
る。
【0016】そして、本発明においては、がい管1は、
エポキシ樹脂やFRP(ガラス繊維強化樹脂)などの樹
脂からなるがい管本体1aの外表面に、常温ガラスコー
ティング剤を、刷毛塗り法、浸漬法などにより塗布し硬
化させて形成された、例えば厚さ10mm〜13mmの膜1bを
被覆した構造とされている。
エポキシ樹脂やFRP(ガラス繊維強化樹脂)などの樹
脂からなるがい管本体1aの外表面に、常温ガラスコー
ティング剤を、刷毛塗り法、浸漬法などにより塗布し硬
化させて形成された、例えば厚さ10mm〜13mmの膜1bを
被覆した構造とされている。
【0017】本発明において使用される常温ガラスコー
ティング剤としては、含有ケイ素成分(SiO2 )が換
算で40重量%以上配合されており、表1に示すような特
性を有する、ファイングラステクノロジー社製のHEATLE
SS GLASS GSシリーズ(商品名)などがあげられる。
ティング剤としては、含有ケイ素成分(SiO2 )が換
算で40重量%以上配合されており、表1に示すような特
性を有する、ファイングラステクノロジー社製のHEATLE
SS GLASS GSシリーズ(商品名)などがあげられる。
【0018】
【表1】 このような常温ガラスコーティング剤で形成される膜
は、水を透過しないだけでなく、可撓性に富み、かつ、
耐紫外線性、耐薬品性、耐汚染性などにも優れている。
したがって、このような常温ガラスコーティング剤で形
成された膜1bを有するがい管1を備えた上記ケーブル
終端接続部は、長期にわたってがい管1の外表面から水
が浸透することはなく、降雨による劣化が防止され、ま
た、耐トラッキング特性も向上する。
は、水を透過しないだけでなく、可撓性に富み、かつ、
耐紫外線性、耐薬品性、耐汚染性などにも優れている。
したがって、このような常温ガラスコーティング剤で形
成された膜1bを有するがい管1を備えた上記ケーブル
終端接続部は、長期にわたってがい管1の外表面から水
が浸透することはなく、降雨による劣化が防止され、ま
た、耐トラッキング特性も向上する。
【0019】なお、以上説明した例は、本発明を 22kV
CVケ―ブル用終端接続部に適用した例であるが、本発
明はこのような例に限定されるものではなく、樹脂製が
い管を備えた各種終端接続部に広く適用して同様の効果
を得ることができる。
CVケ―ブル用終端接続部に適用した例であるが、本発
明はこのような例に限定されるものではなく、樹脂製が
い管を備えた各種終端接続部に広く適用して同様の効果
を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のケーブル
終端接続部によれば、樹脂製がい管の外表面からの水の
浸透が防止されるので、屋外に長期間設置されても降雨
の影響を受けることがなく、降雨による劣化が防止され
る。
終端接続部によれば、樹脂製がい管の外表面からの水の
浸透が防止されるので、屋外に長期間設置されても降雨
の影響を受けることがなく、降雨による劣化が防止され
る。
【図1】本発明に係るCVケ―ブル用終端接続部の一例
を示す縦断面図。
を示す縦断面図。
1………がい管 1a………樹脂製がい管本体 1b………常温ガラスコーティング剤からなる膜 2………ケーブル端末受容孔 6………ケーブル端末
Claims (3)
- 【請求項1】 樹脂製がい管の外表面に常温ガラスコー
ティング剤を塗布したことを特徴とするケーブル終端接
続部。 - 【請求項2】 請求項1記載のケーブル終端接続部にお
いて、 常温ガラスコーティング剤の塗布厚が10mm〜13mmである
ことを特徴とするケーブル終端接続部。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のケーブル終端接
続部において、 樹脂製がい管がエポキシ樹脂またはガラス繊維強化樹脂
からなることを特徴とするケーブル終端接続部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10372877A JP2000195355A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | ケ―ブル終端接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10372877A JP2000195355A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | ケ―ブル終端接続部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000195355A true JP2000195355A (ja) | 2000-07-14 |
Family
ID=18501193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10372877A Withdrawn JP2000195355A (ja) | 1998-12-28 | 1998-12-28 | ケ―ブル終端接続部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000195355A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100386917B1 (ko) * | 2000-08-01 | 2003-06-12 | 벽산엔지니어링주식회사 | 가공용 절연전선 애자지지부의 트래킹 방지방법 및 트래킹방지금구 |
JP2006042421A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Exsym Corp | 電力ケーブルの終端接続部 |
-
1998
- 1998-12-28 JP JP10372877A patent/JP2000195355A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100386917B1 (ko) * | 2000-08-01 | 2003-06-12 | 벽산엔지니어링주식회사 | 가공용 절연전선 애자지지부의 트래킹 방지방법 및 트래킹방지금구 |
JP2006042421A (ja) * | 2004-07-22 | 2006-02-09 | Exsym Corp | 電力ケーブルの終端接続部 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060307 |