JP3008013U - 配布用折畳み封書 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】紙折り大紙面をもって、一度に多量の情報提供
或は返信用面増加を確実にして情報多様化ニーズに応
え、折り数少なくして安価量産の提供にし、開封と同時
に複数紙面に分割されて、必要情報が見易く且つ多くの
返信用面の切り取りも至便とする。 【構成】帯紙Ｐから封筒大に折る大紙面１の一方側面部
を切り取り部３付設の封緘糊代４とし、該帯紙Ｐの折り
手段に応じて、天地の長辺形成部をミシン目付設の切り
取り糊代とし、一方側面部以外の紙面１’を情報面或は
情報面と返信用面の組合わせとし、各糊代の糊封で天地
と一側部の３個所がミシン目切り口ａ，ｂ，ｃになるよ
う折畳み密封構成することで、大紙面１は多量の情報提
供ができ、３個所の切り口開封による天地切り取りで大
紙面１は複数紙面に分割される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、カタログその他宣伝広告等の各種の情報面或は又その情報面と返信 用面等とを組合わせた折畳み紙面を折畳み密封して供せられるダイレクトメール を始めとする配布用折畳み封書に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、カタログや宣伝広告等の各種の情報面や宛名，差出人面と、場合によっ ては封筒面或は葉書面からなる返信用面等を組合わせてなる折畳み紙面を折畳み 密封して供せられるダイレクトメールを始めとする配布用折畳み封書は、総べて 各面を一列の単一配置とする細巾で細長い単純な紙面のものに過ぎない。 凡そ、この種の封書は、宣伝広告活動の情報多様化ニーズに応えるべく、巻折 り紙面をもって多くの情報等を効率良く提供することに始まり、情報面等の単純 な１列配置だけの前記この種封書が出現したのであるが、その一列配置の細巾， 細長の折畳み紙面では、情報量には己ずと少ない限界があり、充分に多量の情報 や多くの返信用面の提供は望めないのである。

【０００３】 従って、多量の情報等の提供に対応させようとすると、その量の増加に比例し て、一列連続面数が増えるだけ、やたらに細長い長尺紙が対象となって増加面数 分だけ折り工程数は増加し、それだけ長尺紙の多折り数に応じる高価で複雑なシ ステムの多折り装置が必要となり、製作コストが高くなって情報多様化ニーズに 経済的に応えられないという欠点がある。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記従来の欠点を除去し、一枚の縦横折り大紙面をもって、一度に 多量の情報提供を確実にして多量の情報多様化ニーズ対処や必要による返信用面 の増加等が簡便充分に効率良く出来て、情報化社会に最適至便であり且つ折り数 が少なくて済むため、折り機構数が少ない経済的な自動紙折り装置で量産出来て 製作コストが安くついて安価量産性に富む多量情報用の経済的な配布用折畳み封 書を提供すること、及びミシン目切り取り開封に従い同時に一枚の上記大紙面が 複数紙面に分割されることになって、多量の必要情報が実に見易い取り扱いとな る上に、多くの返信用面の配備をしても各分割紙面により複数返信用面の切り取 り使用が実に容易となる至便重宝性を課題とする。

【０００５】

【課題を解決する手段】

封筒巾の帯紙にする縦折りに次いで横折りして封筒大の折畳みに適する大紙面 の一方側面部を、手前側に並列のミシン目付設の切り取り部が設けられた封緘糊 代とし、該帯紙に折る縦折り手段に応じて天地となる長辺形成部分を、ミシン目 付設の切り取り糊代とし、一方側面部以外の紙面を、宣伝広告，カタログ等の各 種の情報面或はその情報面と返信用面の組合わせとし、前記大紙面を、前記の封 筒大への折畳みに件う前記各糊代の糊封をもって、天地部と一側部の３個所がミ シン目切り口になるよう折畳み密封する。

【０００６】

【作用】

一枚の大紙面を封筒巾に縦折りすると、その折り手段に応じて、ミシン目の切 り収り部で切り取られる一側部の封緘糊代の折り糊封と、封筒巾に折られる帯紙 で天地となる長辺形成部分のミシン目付設の切り取り糊代とで、天地と一側部の ３個所がミシン目切り取り部となる封筒巾の帯紙が形成される。 この帯紙折りで、表面になる封緘糊代と該長辺形成部分の糊代とに塗付せしめ た糊が前記３個所の横折りに対する糊代になる。

【０００７】 次いで、帯紙を、他方側から巻折り或はジグザグ折り等の横折り手段で封筒大 に折畳むと、天地の切り取り糊代が重ね貼りとなって、天地密封の封筒大の折畳 み紙面となり、端部の封緘糊代を糊封すると、天地と一側部の３個所がミシン目 切り口である密封の封緘封書になる。

【０００８】 封緘封書の上記３個所の糊封部のミシン目を切り取ると開封され、その開封に 従い同時に折目部分が切り取られることになって、一枚の大紙面が縦折り折目部 から複数の長尺紙面に分割されてしまう。

【０００９】

【実 施 例】

本考案の実施態様例を添付図面において詳説すると、次の通りである。 第１実施例。 これが基本考案であり、図１，図２，図３に示す。それは、封筒巾の帯紙Ｐに 下を上に２つ折りする縦折りに次いで該帯紙Ｐを横折りして封筒大の折畳みに適 する一枚の２つ折り大紙面１の一方側面部を、手前側に対して、間隔を置く並列 のミシン目２，２’を付設した切り取り部３が設けられた封緘糊代４とする。

【００１０】 そして、帯紙Ｐに折る縦折り手段に応じて、天地となる長辺形成部分、即ち図 示では、上下長辺が折り重ならないように折られるズレ折り形態のもとに、折り 重ならない上側長辺部と、それに対する折目７部とを、前者をミシン目５付設の 切り取り糊代６とし、後者を折目７を中央とした対称のミシン目８，８’付設の 対称切り取り糊代９とし、その各糊代４，６，９に対しては、上半の封緘糊代４ と長辺部の該糊代６との各表面に糊Ｇ１を、又、折られて表れる下半の該糊代４ と、折目７部の該糊代９の下側辺部の各裏面とに糊Ｇ２を塗付して、帯紙Ｐ折り で表れる一側部の封緘糊代４と天地の各該糊代６，９との３個所をミシン目付設 の切り取り糊代となし、

【００１１】 一方側面部以外の紙面１’を、総べて宣伝広告やカタログ等の各種の多くの情 報頁１０とする。なお場合によっては、横折り終了で表れる頁だけを宛名，差出 人頁Ｈにする。そして、情報頁１０は表裏両紙面でもよく。又、宛名，差出人頁 Ｈは、場合によっては、その面も情報面とし、その情報面の上に対し宛名，差出 人記載の別紙片を貼り付けするようにしてもよい。

【００１２】 そして、該大紙面１を、前記の封筒大への横折畳みに伴う天地の該糊代６，９ の折り糊封と、終端の封緘糊代４の封緘とにより、天地部と一側部の３個所がミ シン目切り口ａ，ｂ，ｃの折畳み密封形態となることを特徴とした配布用折畳み 封書である。図中、Ｑは横折りの各折目を示す。

【００１３】 又、切り取り部３は、図示ではミシン目２，２’間を切り剥す開封手段である から、封書の端部となるような付設或は端部とならない付設の設計でもよく、場 合によっては、ミシン目２，２’間を広くとり、その間を２つ折りして糊封切り 取り部にして、そこが一側端辺となるように設計してもよい。

【００１４】 前記大紙面１は、封筒大に折れる紙であれば、折り数や折り型の折り手段は限 定されない。即ち、図１，図４，図６，図８は２つ縦折り紙であり、図１０は３ つ折り紙であるが、それ以上の多折り紙でも封筒巾に縦折られる紙であれば採用 され、折り型は、２つ折りの他に、３つ折りの場合は、図１０のように、上下を 順番に中段紙面に重ね折ったり、場合によっては、巻折りやジグザグ折りでもよ く、更に、３つ折り以上の多折りの場合には巻折りやジクザグ折りの他に、観音 折りや２つ→４つ→８つの順折りでもよい。 帯紙Ｐの横折り手段も、主に巻折り（図示）であるが、その他に上記の順折り やジグザグ折りも採用できる。

【００１５】 又、折り型としては、図示のように、折目でない上下長辺部を、上＞下として 折り重ならないズレ折りが主であるが、図１１のように、上下長辺部が上＝下で 折り重なる真半分折りの場合は、下辺部にも対称のミシン目５’付設の切り取り 糊代６’が設けられ、該糊代６’には対称の糊Ｇ１を塗り（図示）、或は塗らず に（図示せず）、折られて表になる下辺部の裏側に糊代となる糊を塗る形態とな る。 又、折目７部の該糊代９は、図１１のように、糊Ｇ３を塗布付するようにして もよい。

【００１６】 本考案封書の折畳み作成は、糊付け機構装備の全自動紙折り装置で行う。 先ず、２つ縦折り大紙面１を矢印のとおり、折目７で封筒巾に２つに縦折りす ると、下長辺は上長辺部のミシン目５部まで達するズレ折りのもとに、上長辺部 がそのままミシン目５付設の切り取り糊代６となり、折目７部の対称切り取り糊 代９とミシン目８，８’とが折り重なって、天地の切り取り糊代６，９が形成さ れると共に、一方側面部の切り取り部３と封緘糊代４が折り重なって該糊代４が 糊封され、天地と一側部の３個所がミシン目切り取り部となった封筒巾の帯紙Ｐ が折られ、前記の裏側に塗られた糊Ｇ２が表面に表れる（図２）。

【００１７】 次に、この帯紙Ｐを、他方側面から矢印の巻折方向に各折目Ｑに従って封筒大 に順次横折りすると、天地の該糊代６，９に塗られた糊Ｇ２で、順次天地辺が糊 封されて封筒大に折られ、終端の封緘糊代４で封緘がなされることで、天地部と 一側部の３個所が密封部のミシン目切り口ａ，ｂ，ｃとなった大紙面折り密封の 封書が完成する（図３）。

【００１８】 この封書の開封は、切り取り部３の並列のミシン目２，２’に係る一側部と天 地との３個所に形成されたミシン目切り口ａ，ｂ，ｃの切り取りで簡単迅速にで きる。 その天地の上下辺の該切り口ａ，ｂの切り取りは、該糊代６，９の糊封部が切 り離なれ、一側部の該切り口ｃは封緘部が切り離なれるから開封となり、下辺部 の該糊代９の切り取りは、折目７部が分断されるため、一枚の大紙面１折りの帯 紙Ｐは、開封に従い同時に重なった２枚の独立の長尺紙面に分割されてしまう。

【００１９】 第２実施例。 図４、図５で示す。それは、第１実施例における一方側面部以外の紙面１’を 、各種の情報頁１０と、その一部頁を、切り取り部３側と反対側端面をミシン目 １２で切り取りが図られる葉書頁１１とする組合わせにした関連構成である。 なお、葉書頁１１は、紙質や紙厚によっては、側端面を折り重ね貼りして部厚い 葉書面としてもよいし、側端頁でなく、任意の頁に設けてもよい。

【００２０】 第３実施例。 図６，図７で示す。それは、第２実施例同様に一方側面部以外の紙面１’を、 各種の情報頁１０と、その一部頁を、切り取り部３側と反対側端面を折畳により 封入口部１３が設けられて封筒部が形成され且つその封入口部１３の前側にミシ ン目１４により切り取りされる封緘用ドライ糊１５部が設けられる返信用封筒頁 １６とする組合わせにした関連構成である。

【００２１】 そして、該封筒頁１６を折畳んで返信用封筒が作成されるのは、横折り畳みに より下側となる返信用封筒頁１６側の裏面側に対し、上下対称の糊Ｇ４と、該ド ライ糊１５とをコ状に塗付することで、帯紙Ｐの横折りにより、折り重なる頁が 糊Ｇ４で貼着して封入口部１３が開口した返信用封筒部が折り手段で自動的に形 成連設されることになり、該ドライ糊１５部はミシン目１４により切り取られる 返信用封筒部の封緘糊代である。なお、封筒部の設置は端部でなくてもよい。

【００２２】 第４実施例。 図８，図９で示す。それは、前記各実施例の一方側面部以外の紙面１’を、各 種の情報頁１０と、その一部頁を、第２，第３実施例における葉書頁１１及び返 信用封筒頁１６とする組合わせにした関連構成である。なお、葉書頁１１と該封 筒頁１６の設置個所は、前記実施例同様に限定されるものではない。 又、該封筒頁１６は他方側端部でその手前が葉書頁１１とする図示配置が普通 であるが、その逆配置でも差し支えないし、両者を分離配置としてもよい。又、 第２〜第４実施例共に、糊ＧＩ，Ｇ２の塗付設計は第１実施例と同じであり、且 つ葉書頁１１と該封筒頁１６の設置は、複数連設並びに複数列の設計でもよい。

【００２３】 第５実施例。 図１０に示す。それは、大紙面１に縦３つ折り紙を用いた場合の構成であり、 この場合、両折目７，７’部にミシン目切り取り糊代９，９’が設けられ、糊Ｇ ２は、両折目７，７’部の各外辺裏面に設けられると共に、封緘糊代４の下２段 面に亘る表面（図示）と下段面だけの裏面（図示せず）とに設けられ、矢印に従 い順次中段面に対して、上段面を第１の２つ折り、次に下段面を第２の２つ折り で３つ折りすれば、天地と一側部の３個所がミシン目付設の切り取り糊代に設け られた帯紙折りとなる関連構成である。 なお、３つ折り以上の多折り大紙面でも、紙折り手段に応じて、天地となる長 辺形成部分と一側部とが、ミシン目付設の切り取り糊代となるように設計すれば 済む。

【００２４】 上記各実施例において、宛名，差出人頁Ｈは、ダイレクト・メール等の郵送が 対象の封書の場合は必要となるが、カタログ代用や宣伝広告書面として展示会等 において手渡し配布が対象である封書の場合は不必要になる。 又、第２〜第５実施例共に、大紙面１の縦折りに次ぐ横折り手段に応じて、第 １実施例同様に、天地と一側部との３個所が糊封部のミシン目切り口ａ，ｂ，ｃ となった大紙面折りの密封の封書が完成することになり、第２〜第４実施例の構 成例の場合は、葉書面や返信用封筒面が内面に折畳み収納状態となった密封の封 書となる。

【００２５】 各実施例の封書開封は、前記したとおり、折畳まれた大紙面１が開封と同時に 折目部が切り取られ、複数の独立した長尺紙面に分割されるから、その各分割紙 は、大紙面を大きく広げることなく必要情報だけを実に素早く見れることになる し、多くの複数配備の返信用面の実に容易な切り取りもできることになる。

【００２６】 図１１は、第１実施例で説明している天地を切り取り糊代とする構成例図であ る。

【００２７】

【考案の効果】

以上により、本考案は、 １．大紙面１を縦横折りで配布用折畳み封書が作成できるから、多量の情報掲載 大紙面でも折り工程数が少なくて済むために、折り機構が少数の安価経済的な 全自動紙折り装置で量産が出来る結果、折りシステムの簡素経済化が図り得て 、製作コストが安くついて安価量産性に富み、非常に情報量の多いこの種封書 が安く提供出来て至便重宝である。 ２．大紙面適用のため、従来の単純な細い長尺紙面に比べて、一度に多量の情報 面や返信用面の増加提供が簡便充分に効率良く出来て、情報多様化ニーズ対処 に応えられて便利で、情報化社会に大きく役立つ。 ３．相当大きな紙も採用できるから、一度に厖大な情報・カタログ等の掲載提供 や多くの返信用面の提供も出来て便利である。 ４．大紙面により大カタログや大広告の掲載も可能で至便重宝である。 ５．開封に伴い複数の分割紙面に変化されるため、必要情報頁が実に見易い取り 扱い書面となる上に、多くの返信用面の配備をしても、その切り取り使用が実 に容易となって、至便重宝性が抜群である。 等の多大な効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案封書に係る実施態様例図であり、図１〜図
３は基本考案である第１実施例、図４〜図１０は設計変
更の関連構成例図であり、その図４，図５は第２実施
例、図６，図７は第３実施例、図８，図９は第４実施
例，図１０は第５実施例である。

【図１】２つ折り紙面の第１実施例の拡開状態図。

【図２】図１の縦折りした帯紙図。

【図３】図２の横折り完了図。

【図４】２つ折り紙面の第２実施例の拡開状態図。

【図５】図４の縦折りした帯紙図。

【図６】２つ折り紙面の第３実施例の拡開状態図。

【図７】図６の縦折りした帯紙図。

【図８】２つ折り紙面の第４実施例の拡開状態図。

【図９】図８の縦折りした帯紙図。

【図１０】３つ折り紙面の第５実施例の拡開状態図。

【図１１】一部省略の図１の他の構成例の拡開状態図。

【符号の説明】

１・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大紙面 １’・・・・・・・・・・・・・・・・・・一方側面部
以外の紙面 ２，２’・・・・・・・・・・・・・・・・並列のミシ
ン目 ３・・・・・・・・・・・・・・・・・・・切り取り部 Ｐ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・帯紙 ４・・・・・・・・・・・・・・・・・・・封緘糊代 ５・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ミシン目 ６・・・・・・・・・・・・・・・・・・・切り取り糊
代 ７・・・・・・・・・・・・・・・・・・・折目 ８，８’・・・・・・・・・・・・・・・・対称ミシン
目 ９・・・・・・・・・・・・・・・・・・・対称切り取
り糊代 ａ，ｂ，ｃ・・・・・・・・・・・・・・・ミシン目切
り口 １０・・・・・・・・・・・・・・・・・・情報頁 １１・・・・・・・・・・・・・・・・・・葉書頁 １２，１４・・・・・・・・・・・・・・・ミシン目 １５・・・・・・・・・・・・・・・・・・封緘用ドラ
イ糊代 １６・・・・・・・・・・・・・・・・・・返信用封筒
頁 Ｇ１〜Ｇ４・・・・・・・・・・・・・・・糊

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成６年６月２３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項６

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正２】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項７

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正３】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項８

【補正方法】変更

【補正内容】

【手続補正４】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項９

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims (9)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】封筒巾の帯紙Ｐにする縦折りに次いで横折
   りして封筒大の折畳みに適する大紙面１の一方側面部
   を、手前側に並列のミシン目２，２’付設の切り取り部
   ３が設けられた封緘糊代４とし、 該帯紙Ｐに折る縦折り手段に応じて天地となる長辺形成
   部分を、ミシン目付設の切り取り糊代とし、 一方側面部以外の紙面１’を、宣伝広告，カタログ等の
   各種の情報面或はその情報面と返信用面の組合わせと
   し、 前記大紙面１を、前記の封筒大への折畳みに伴う前記各
   糊代の糊封をもって、天地部と一側部の３個所がミシン
   目切り口ａ，ｂ，ｃになるよう折畳み密封することを特
   徴とする配布用折畳み封書。
2. 【請求項２】一方側面部以外の紙面１’を、総べて各種
   の情報頁１０とした請求項１の配布用折畳み封書。
3. 【請求項３】一方側面部以外の紙面１’を、各種の情報
   頁１０と、一部頁をミシン目１２で切り取りが図られる
   葉書頁１１とする組合わせにした請求項１の配布用折畳
   み封書。
4. 【請求項４】一方側面部以外の紙面１’を、各種の情報
   頁１０と、一部頁を折畳みにより封入口が設けられて封
   筒部が形成され且つその封入口の前側にミシン目１４に
   より切り取りされる封緘用ドライ糊１５部が設けられる
   返信用封筒頁１６とする組合わせにした請求項１の配布
   用折畳み封書。
5. 【請求項５】一方側面部以外の紙面１’を、各種の情報
   頁１０と、一部頁をミシン目切り取りとなる葉書頁１１
   と請求項４の返信用封筒頁１６とする組合わせにした請
   求項１の配布用折畳み封書。
6. 【請求項６】大紙面１を帯紙Ｐに折ったときに天地とな
   る折目でない長辺部とそれに対する折目７部を、前者を
   ミシン目５付設の切り取り糊代６とし、後者を該折目７
   を中央とした対称ミシン目８，８’付設の対称切り取り
   糊代９にした請求項１乃至５の配布用折畳み封書。
7. 【請求項７】請求項６の切り取り糊代６を設ける長辺部
   を、折り重ならない一辺若しくは折り重なる両辺とした
   請求項１乃至６の配布用折畳み封書。
8. 【請求項８】大紙面１が２つ折り或はそれ以上の多折り
   の縦折り紙面である請求項１乃至７の配布用折畳み封
   書。
9. 【請求項９】３つ折り或はそれ以上の多折りの大紙面に
   おいて、封筒巾の帯紙Ｐとする縦折り手段に応じて、帯
   紙Ｐの天地となる長辺形成部分を、ミシン目付設の切り
   取り糊代とした請求項１乃至５の配布用折畳み封書。