JP3007971U - ピット蓋 - Google Patents

ピット蓋

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JP3007971U
JP3007971U JP1994011301U JP1130194U JP3007971U JP 3007971 U JP3007971 U JP 3007971U JP 1994011301 U JP1994011301 U JP 1994011301U JP 1130194 U JP1130194 U JP 1130194U JP 3007971 U JP3007971 U JP 3007971U
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pit
lid
ribs
pit lid
upper opening
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JP1994011301U
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Inventor
一英 北村
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セーチョー工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂から軽量に構成でき、台風の強風や
列車通過時の気流により飛ばされること無く取り付ける
ことができるピット蓋を提供し、その取付作業や内部ケ
ーブルのメンテナンス作業の容易化を図り、蓋の設置や
維持に係わる費用を大幅に低減することを目的とする。 【構成】 ピット蓋10の対向する両側部に裏面側を欠
落させて薄肉部11を形成するとともに該薄肉部11に
複数のリブ12を形成し、これらリブ12間に裏面と側
面とに連なる切欠状の空気通路部sを画成する。そし
て、このピット蓋10をピットPの開口両縁部にそれぞ
れ形成された段差部a上に上記薄肉部11のリブ12を
載置させてピットP開口を被蓋し、ピット蓋10の表側
の圧力が列車の通過等で低下した場合はピットP内から
空気通路部sを経て空気が流れ、ピット蓋10の表裏の
圧力がバランスされるように構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、鉄道の軌道等に沿って設けられ内部にケーブル等が配索されるピ ットの上部開口を閉止するピット蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、新幹線等の鉄道軌道の建設に際しては、軌道に沿ってピットを設け、こ のピット内に信号用等のケーブルを配索することが行われている。従来、この種 のピット構造としては、軌道に沿ってU字溝を形成してケーブルを配索し、この U字溝の上部開口にコンクリート製の蓋を設けて上部開口を閉止し、この蓋上を 通路として使用するようにしたものが知られる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のピット構造にあっては、蓋がコンクリートから 構成されるため、蓋の重量が大きく、ケーブル敷設時等の作業者の負担が大きく 作業性を損なう原因となっているという問題があり、また近年では、コンクリー トに使用する砂の性状に起因したアルカリ脆性も問題となっている。 一方、上述した問題を解決するには、蓋を合成樹脂から構成することが考えら れるが、合成樹脂からなる蓋は余りにも軽量で列車の通過時の気流等で飛ばされ 易くなるという新たな問題が生じる。 この考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、軽量で後の内部ケーブルのメ ンテナンス作業等も容易に行うことができ、さらに、列車通過時の気流等によっ ても飛ばされることのないピット蓋を提供し、蓋の設置や維持に係わる費用を大 幅に低減することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の考案は、ピットの上部開口両縁の段 差部に載置されピットの上部開口を被蓋する合成樹脂製のピット蓋であって、前 記段差部載置部分にピット内側から外側に連なる空気通路部を形成した。 そして、この請求項1記載のピット蓋は、前記段差部載置部分の裏面を切り欠 いて薄肉部を形成し、該薄肉部に複数のリブを設けて該リブ間に前記空気通路部 を画成する態様に構成することができる。
【0005】 また、請求項3記載の考案は、ピットの上部開口両縁の段差部に載置されピッ トの上部開口を被蓋する合成樹脂製のピット蓋であって、蓋体表裏を貫通する貫 通孔を形成するとともに、該貫通孔の表面開口に舌状の弁片を揺動自在に取り付 け、ピット内部から外部への空気の流れのみを許容するようにした。
【0006】
【作用】
この考案に係るピット蓋によれば、列車通過時の気流等でピット蓋上面側の圧 力(気圧)が低下すると、ピット内部の空気が空気通路部や貫通孔を経て大気中 に流れ、表裏側の圧力差が0に維持されるため、その飛散が防止される。そして 、ピット蓋は合成樹脂からなり軽量であるため、その取付や内部ケーブルのメン テナンス等も容易に行える。 特に、請求項3記載の考案に係るピット蓋は、表側の圧力が低下した場合にの み弁片が貫通孔を開口し、通常時は貫通孔が弁片により閉止されているため、雨 水等がピット内部に貫通孔を経て浸入することも防止できる。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1および図2は請求項1,2記載の考案に係るピット蓋の一実施例を示し、 図1がピットへの取付状態の断面図、図2がピット蓋を裏面側から見た斜視図で ある。
【0008】 図1において、Pは鉄道の軌道等に沿ってコンクリートにより形成された断 面矩形状のピット、10はピット蓋である。ピットPには、上部開口の両縁にそ れぞれ段差部aが形成され、これら段差部aの水平面に裏面の対向する両縁部分 を載置して複数のピット蓋10が取り付けられる。このピットPは、上部開口が 複数のピット蓋10により閉止され、内部に信号用ケーブル等が配索され、また 、各ピット蓋10上が歩行通路として用いられる。
【0009】 ピット蓋10は、略矩形平板状を有し、リサイクル可能な熱可塑性の合成樹脂 、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の射出成形等で製造される。図2に 明示するように、このピット蓋10には対向する両側部分にそれぞれ裏面側を欠 落させて薄肉部(段差部載置部分)11が形成され、これら薄肉部11に所定間 隔を隔て板状の複数(5個)のリブ12が一体に形成される。
【0010】 リブ12はそれぞれ上記段差部aに対応した切欠12aが形成され、ピット蓋 10がピットPの上部開口を被蓋した状態(図1の図示状態)でリブ12間にそ れぞれ空気通路部sが切欠状に画成される。これら空気通路部sは、一端がピッ ト蓋10の裏面からピットP内部に開口し、他端がピット蓋10の側面から該側 面とピットPの段差部aの垂直面との間に画成される隙間に開口し、ピットP内 部を大気(外部)と連通する。
【0011】 この実施例にあっては、ピット蓋10が合成樹脂からなり軽量であるため、取 付作業やケーブルメンテナンス時の開蓋作業等を容易に行える。そして、ピット 蓋10には切欠状の空気通路sが形成され、この空気通路sを介してピットP内 部が大気に開放される。このため、列車の通過に伴う気流等の影響でピット蓋1 0の上側の圧力が低下すると、ピットP内部の空気が上記空気通路sを経てピッ ト蓋10の表側に流れ、ピット蓋10の表側の圧力と裏側の圧力がほぼ等圧に維 持される。したがって、列車の通過の際等にピット蓋10が飛散することを有効 に防止できる。
【0012】 図3から図5にはこの考案の他の実施例に係るピット蓋を示し、図3がピット 開口を被蓋した状態の斜視図、図4が同状態の断面図、図5がピット蓋の表側か ら見た斜視図である。 なお、以下、上述した実施例と同一の部分には同一の番号を付して説明を省略 する。
【0013】 この実施例は、合成樹脂からなる略矩形平板状のピット蓋10の四隅に表裏を 貫通する貫通孔19を形成し、これら貫通孔19の表面側開口にそれぞれ舌弁1 8を取り付けたものである。これら舌弁18は、ピット蓋10の貫通孔19開口 縁部に上方への揺動自在に支持されて一方向弁を構成し、貫通孔19内の上方へ の空気の流れのみを許容する。
【0014】 この実施例にあっても、列車の通過等でピット蓋10の表側の圧力が低下する と、貫通孔19を経てピットP内部から大気に空気が流れてピット蓋10の表裏 の圧力がバランスするため、ピット蓋10の飛散が防止できる。特に、この実施 例は、ピット蓋10の表裏の圧力が平衡状態にある通常時には、貫通孔19が舌 弁18により閉止されるため、ピットP内部への雨水等の進入を防止することも できる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、請求項1,2の考案にかかるピット蓋の取付構造によれ ば、列車通過時の気流等でピット蓋上面側の圧力(気圧)が低下すると、ピット 内部の空気が空気通路部や貫通孔を経て大気中に流れ、表裏側の圧力差が0に維 持されるため、その飛散が防止され、さらに、ピット蓋は合成樹脂からなり軽量 であるため、その取付作業や内部ケーブルのメンテナンス作業等も容易に行え、 蓋の設置や維持に関する費用を大幅に低減することができるという効果が得られ る。
【0016】 特に、請求項3記載の考案に係るピット蓋は、表側の圧力が低下した場合にの み舌弁が貫通孔を開口し、通常時は貫通孔が弁片により閉止されているため、雨 水等がピット内部に貫通孔を経て浸入することも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例にかかるピット蓋のピット
被蓋状態の断面図である。
【図2】同ピット蓋の裏面側から見た斜視図である。
【図3】この考案の他の実施例に係るピット蓋のピット
被蓋状態の斜視図である。
【図4】同ピット蓋のピット被蓋状態の断面図である。
【図5】同ピット蓋の表側から見た斜視図である。
【符号の説明】
10 ピット蓋 11 薄肉部(段差部載置部分) 12 リブ 18 舌弁 19 貫通孔 P ピット a 段差部 s 空気通路部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピットの上部開口両縁の段差部に載置さ
    れピットの上部開口を被蓋する合成樹脂製のピット蓋で
    あって、前記段差部載置部分にピット内側から外側に連
    なる空気通路部を形成したことを特徴とするピット蓋。
  2. 【請求項2】 前記段差部載置部分の裏面を切り欠いて
    薄肉部を形成し、該薄肉部に複数のリブを設けて該リブ
    間に前記空気通路部を画成した請求項1記載のピット
    蓋。
  3. 【請求項3】 ピットの上部開口両縁の段差部に載置さ
    れピットの上部開口を被蓋する合成樹脂製のピット蓋で
    あって、蓋体表裏を貫通する貫通孔を形成するととも
    に、該貫通孔の表面開口に舌状の弁片を揺動自在に取り
    付け、ピット内部から外部へ向かう空気の流れのみを許
    容するようにしたことを特徴とするピット蓋。
JP1994011301U 1994-08-19 1994-08-19 ピット蓋 Expired - Lifetime JP3007971U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012108380A1 (ja) 2011-02-07 2012-08-16 古河電気工業株式会社 ピット蓋、ピット蓋の敷設構造、製造方法、敷設方法、および浮力の調整方法
JP2012170326A (ja) * 2010-11-19 2012-09-06 Furukawa Electric Co Ltd:The ピット蓋
JP2020111994A (ja) * 2019-01-15 2020-07-27 株式会社関電工 ピット用の軽量蓋

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