JP3007912B2 - 重り体 - Google Patents

重り体

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JP3007912B2
JP3007912B2 JP9234831A JP23483197A JP3007912B2 JP 3007912 B2 JP3007912 B2 JP 3007912B2 JP 9234831 A JP9234831 A JP 9234831A JP 23483197 A JP23483197 A JP 23483197A JP 3007912 B2 JP3007912 B2 JP 3007912B2
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iron club
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雄二 増田
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株式会社 黄王
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアイアンクラブヘッ
ドに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ゴルフ
クラブは使用者に合った重量(全体重量)及び重量バラ
ンス(例えばヘッドの先端側を少し重くしたり、逆に軽
くしたりというようなバランス)のものが最適であるこ
とはいうまでもない。
【0003】従って、ゴルフクラブメーカーでは、例え
ばヘッド本体を10gきざみで多数製作し、この多数あ
る異なる重量のヘッド(クラブ)の中から使用者が自己
に最適なヘッド(クラブ)を選択できるようにしてい
る。
【0004】しかし、この製造体制は重さが少しづつ違
うヘッドを沢山製造する訳であるから、売れ残りという
問題は避けられず、結局、全体としてコストアップは否
めない。
【0005】使用者に合った重量のクラブを提供すると
いう点については上述のように多数のヘッドを用意する
ことで解決できなくはないが、重量バランスの点も考慮
すると更に沢山のヘッドを用意しなければならず、現実
問題としては無理であり、従って、重量の点で最適なク
ラブを得た使用者は、重量バランスの点においても最適
にする為、ヘッドの所定の位置に鉛等を付設しているの
が実情である。
【0006】そこで、別の製造体制としてヘッドを一つ
一つオーダーで作るという手法がある。しかし、この手
法は一つ一つ受注を受け、重量及び重量バランスを所定
に設定したヘッドを製造する手法である為、当然のこと
ながらコストアップとなる。本発明はこのような問題点
を解決したもので、使用者に最適なヘッドをコスト安で
提供し得るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0008】アイアンクラブヘッド1の裏面に付設され
る重り体2であって、板状にして基部2aの上側には上
腕部2bが設けられ、基部2aの下側には端部が斜め前
側及び斜め後側に夫々延設された前腕部2c及び後腕部
2dが形成された構造であり、アイアンクラブヘッド1
の裏面に付設した際、基部2aはアイアンクラブヘッド
1のスウィートスポットの後方延長線近傍に位置し、上
腕部2bはアイアンクラブヘッド1の裏面の肉厚周縁
側に位置し、前腕部2c及び後腕部2dはアイアンクラ
ブヘッド1の裏面の肉厚周縁下側に位置するように構成
されていることを特徴とする重り体に係るものである。
【0009】また、請求項1記載の重り体において、前
腕部2cの基部2aからの斜め前側への前方突出度と後
腕部2dの基部2aからの斜め後側への後方突出度とを
異ならせたことを特徴とする重り体に係るものである。
【0010】また、請求項1,2いずれか1項に記載の
重り体において、重り体2の任意の箇所の厚さを任意の
厚さに設定したことを特徴とする重り体に係るものであ
また、請求項1,2,3いずれか1項に記載の重り
体において、裏面に凹部3を形成したアイアンクラブヘ
ッド1の該凹部3の肉厚周縁上側に重り体2の腕部2b
を、肉厚周縁下側に重り体2の前腕部2c及び後腕部2
dを止着して該重り体2を凹部3に架設状態で設けたこ
とを特徴とする重り体に係るものである。
【0011】また、裏面に凹部3を形成したアイアンク
ラブヘッド1の該裏面に付設される重り体2であって、
板状にして重り体2には対向状態で上腕部2b及び前腕
部2c・後腕部2dが設けられた構造であり、夫々の上
腕部2b及び前腕部2c・後腕部2dはアイアンクラブ
ヘッド1の裏面の凹部3の肉厚周縁に付設され、該重り
体2は該凹部3間に架設状態で設けられることを特徴と
する重り体に係るものである。
【0012】
【発明の作用及び効果】アイアンクラブヘッド1の裏面
に本発明に係る重り体2を付設して当該クラブの重量及
び重量バランスを最適なものとする。例えば、ネック部
に鉛等を詰入してクラブの重量を調整する手段もある
が、ネック部に鉛等を詰入すると、当然、ネック側即ち
基部側が重くなり、重量バランスの劣悪なクラブとなっ
てしまうが、本発明によればこのような問題は生じな
い。
【0013】当該重り体2はアイアンクラブヘッド1の
裏面に付設される為、ヘッド重心がヘッド裏面側に位置
し、重心深度が深くなる為、それだけ所謂飛ぶアイアン
となる。
【0014】また、当該重り体2は前腕部2c及び後腕
部2dを有するからヘッドの先端側と基部側との重量配
分、即ち、前後バランスを簡易にとることができる。
【0015】また、前腕部2cの前方突出度及び後腕部
2dの後方突出度を異ならせることにより前後バランス
を最適にすることができる。
【0016】また、重り体2の任意の箇所の厚さを任意
の厚さに設定することで、前後バランス及び上下バラン
ス(例えば低重心アイアンの作成)を簡易にとることが
できる。
【0017】また、重り体2を上腕部2b,前腕部2c
及び後腕部2dの3点止着とすることで重り体2のアイ
アンクラブヘッド1への付設が確実堅固となり、また、
この上腕部2b,前腕部2c,後腕部2dを裏面に凹部
3が形成されたアイアンクラブヘッド1の該凹部3の肉
厚周縁に止着するから、肉厚の分、例えばネジ穴加工等
が容易に行え、更に、該重り体2が該凹部3を閉塞する
状態となるので非常に体裁の良いクラブとなる。
【0018】最近、軽量化とともにスウィートスポット
を拡大しボールを打ち易くする為、中空にして大きなヘ
ッドにするとともにフェースを薄くする手段が採用され
る。この手段が所謂キャビティアイアン(ヘッドの裏面
に凹部が形成され該凹部の周縁が肉厚に形成されている
構造のアイアン)に採用されると、インパクト時に肉厚
周縁が変形し、よって、フェースに振動が生じることが
確認された。スウィートスポットをはずしたインパクト
の場合には特にこの振動は顕著である。
【0019】本発明はアイアンクラブヘッド1の裏面の
肉厚周縁間に重り体2が架設状態で設けられているか
ら、ヘッドは裏面において該重り体2により連結された
状態になり(表面はフェースの存在により肉厚周縁は連
結されている。)、よって、インパクト時のヘッドの振
動が可及的に抑制されることになる。このことは、例え
ばリング体を表側においてのみ架設体で連結したものよ
り、表裏両側において架設体で連結した場合の方が該リ
ング体の変形が抑えられるということから明らかといえ
る(リング体は肉厚周縁に相当。)。
【0020】
【発明の実施の形態】図面は本発明の一実施例を図示し
たもので以下に説明する。
【0021】図面はアイアンクラブヘッド1の裏面に凹
部3が形成された所謂キャビティーアイアンの該凹部3
の肉厚周縁上側及び肉厚周縁下側間に重り体2を架設状
態で止着した場合である。
【0022】この重り体2は鉛,銅及びこれらの合金等
などの高比重材料で形成された富士山形状のものであ
る。
【0023】図面の重り体2は図1に図示したように、
図1において上縁を左下がり傾斜縁に、また、左右側縁
を湾曲縁に、下縁は水平縁にして中央の湾曲縁より左右
に区分された形状で、周縁が肉薄に設定され、肉厚部が
アイアンクラブヘッド1のスウィートスポット位置の後
方に位置するように構成されている。
【0024】この重り体2の上部,下側右部及び下側左
部には夫々、2個づつの孔が形成され、一方アイアンク
ラブヘッド1の肉厚周縁上側及び肉厚周縁下側の内側突
出部5には前記重り体2の孔に対応する穴1aが穿設さ
れ、重り体2の前記孔と穴1aとを合致させて重り体2
をアイアンクラブヘッド1に当接し、例えばネジ4によ
り該重り体2をアイアンクラブヘッド1に止着する。
【0025】本実施例は上述のように構成したから、例
えば重り体2の使用材料を適宜な材料に設定したり、重
り体2の総重量を適宜設定することで任意の重量のクラ
ブを得ることができ、また、重り体2の形状、即ち前腕
部2cの前方突出度及び後腕部2dの後方の突出度、任
意の場所の厚さを適宜設定することにより低重心アイア
ン等の任意の重量バランスのクラブを得ることができ
る。そして、本実施例はネックに鉛等を詰入しない為、
最適の重量及び重量バランスを実現し得ることになる。
【0026】また、本実施例の重り体2はアイアンクラ
ブヘッド1の裏面に付設される為、当該クラブの重心深
度は深くなり(後側に位置し)、それだけ飛ぶアイアン
クラブとなる。
【0027】また、本実施例の重り体2は凹部3の肉厚
周縁間に架設状態で配設されるから、ヘッドは裏面から
も該重り体2により連結された状態となり、よって、イ
ンパクト時に肉厚周縁の変形が防止され、よって、多
少、スウィートスポットをはずしてもフェースの振動は
抑制され、それだけボールを正確に飛ばすことが可能と
なる。
【0028】そして、この重り体2は凹部3の肉厚周縁
を利用して3カ所、実施例においては6個のネジ4によ
り止着するから該重り体2は確実堅固にアイアンクラブ
ヘッド1に付設され、また、このネジ4は肉厚周縁に付
設するからネジ穴加工が簡易且つ確実に行えることにな
り、更に、この重り体2は凹部3に架設状態で付設され
るから、該凹部3が閉塞され非常に体裁の良いクラブと
なる。
【0029】尚、本実施例において、ネジ4の材料、ネ
ジ4の本数によっても重量及び重量バランスの微調整が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る重り体を付設したヘッドの背面
図である。
【図2】本実施例に係る重り体を付設する前のヘッドの
背面図である。
【図3】本実施例に係る重り体を付設したヘッドの断面
図である。
【符号の説明】
1 アイアンクラブヘッド 2 重り体 2a 基部 2b 上腕部 2c 前腕部 2d 後腕部 3 凹部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイアンクラブヘッドの裏面に付設され
    る重り体であって、板状にして基部の上側には上腕部が
    設けられ、基部の下側には端部が斜め前側及び斜め後側
    に夫々延設された前腕部及び後腕部が形成された構造で
    あり、アイアンクラブヘッドの裏面に付設した際、基部
    はアイアンクラブヘッドのスウィートスポットの後方延
    長線近傍に位置し、上腕部はアイアンクラブヘッドの裏
    面の肉厚周縁上側に位置し、前腕部及び後腕部はアイア
    ンクラブヘッドの裏面の肉厚周縁下側に位置するように
    構成されていることを特徴とする重り体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の重り体において、前腕部
    の基部からの斜め前側への前方突出度と後腕部の基部か
    らの斜め後側への後方突出度とを異ならせたことを特徴
    とする重り体。
  3. 【請求項3】 請求項1,2いずれか1項に記載の重り
    体において、重り体の任意の箇所の厚さを任意の厚さに
    設定したことを特徴とする重り体。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3いずれか1項に記載の
    重り体において、裏面に凹部を形成したアイアンクラブ
    ヘッドの該凹部の肉厚周縁上側に重り体の腕部を、肉厚
    周縁下側に重り体の前腕部及び後腕部を止着して該重り
    体を凹部に架設状態で設けたことを特徴とする重り体。
  5. 【請求項5】 裏面に凹部を形成したアイアンクラブヘ
    ッドの該裏面に付設される重り体であって、板状にして
    重り体には対向状態で上腕部及び前腕部・後腕部が設け
    られた構造であり、夫々の上腕部及び前腕部・後腕部は
    アイアンクラブヘッドの裏面の凹部の肉厚周縁に付設さ
    れ、該重り体は該凹部間に架設状態で設けられることを
    特徴とする重り体。
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