JP3007848B2 - 鋳造用中子造型装置 - Google Patents

鋳造用中子造型装置

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JP3007848B2
JP3007848B2 JP8217286A JP21728696A JP3007848B2 JP 3007848 B2 JP3007848 B2 JP 3007848B2 JP 8217286 A JP8217286 A JP 8217286A JP 21728696 A JP21728696 A JP 21728696A JP 3007848 B2 JP3007848 B2 JP 3007848B2
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信弘 中村
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C13/00Moulding machines for making moulds or cores of particular shapes
    • B22C13/12Moulding machines for making moulds or cores of particular shapes for cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22CFOUNDRY MOULDING
    • B22C9/00Moulds or cores; Moulding processes
    • B22C9/10Cores; Manufacture or installation of cores

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱硬化性樹脂を含
有する砂(レジンコーテッドサンド、以下「型砂」と称
する。)を用いて、中空状の鋳造用中子を造型するため
の鋳造用中子造型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、本出願人
による実公平5ー30833号公報あ3いは特開平5ー
305386号公報に記載されたものがある。この装置
は、型砂を充填する型砂タンク部と、該型砂タンク部の
下部に金網を介して圧力エアーを型砂タンク部に供給し
たり該タンク部に吸引力をかけるエアー給排室とからな
る型砂圧送タンクが設けられ、エアー給排室からの圧力
エアーの供給によって、型砂タンク部に充填されている
型砂が、一対の分割金型の吻合によって形成される中子
造型中空部に圧送され、該中空部に圧送された型砂のう
ち、中子造型壁に接する型砂が加熱硬化される。
【0003】その後にエアー給排室のエアー吸引への切
換によって、型砂タンク部に充填されている型砂を介し
て、あるいは型砂の隙間を通って中子造型中空部に吸引
力をかけ、中子造型中空部の中央部寄りの未硬化の型砂
が、同じ型砂タンク部に回収されるようになっている。
【0004】そして、中子造型中空部の加熱された中子
造型壁によって、これに接する型砂を加熱硬化させて該
硬化型砂を中子造型中空部に残留させ、未硬化の型砂の
みを排出する際に、中子造型中空部に吸引力をかけた
り、バイブレーション作用によって未硬化型砂を強制的
に型砂タンク部に排出するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来装置によって
造型された中空中子Mは、図9に示すように、金型53
の型砂給排口54から未硬化の型砂を強制排出し、金型
53の内壁53aに硬化した型砂、即ち中空中子Mを残
留させる際に、無理な吸引力によって中子Mの特に上壁
maが図示のように剥がれたり、崩壊したりして(これ
を当業界では「ピールバック」と称している)、良質に
中子Mを造型することができないという難点があった。
【0006】また吸引力をかけることなく、あるいは吸
引力と共に、金型53にバイフレーションをかけ、該振
動力にって中子造型中空部の未硬化型砂を排出する場合
には、矢張り該振動力によっ上述のピールバックが発生
したり、またバイブレーション作用による騒音公害とな
り、従来ではこの種造型工場ではこの騒音の発生は避け
ることのできないものと考えられていた。
【0007】本発明は、上述の従来装置の難点を一挙に
解決するようにした画期的な提案を行うことを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る発明にあっては、図4及び図5に示
すように、一対の分割金型1a,1bの吻合によって形
成される中子造型中空部2に型砂Sが圧送され、分割金
型1a,1bの加熱作用によって中子造型中空部2の中
子造型壁3に接する型砂Saが加熱硬化され、且つ中子
造型中空部2の中央寄りに充填される未硬化の型砂Sb
が排出され、中空の中子M(図8参照)が造型されるよ
うになっている鋳造用中子造型装置において、中子造型
中空部2に型砂Sを圧送するための型砂圧送タンク4が
設けられ、この型砂圧送タンク4の内部には、外部より
型砂Sが型砂圧送タンク4に圧送される型砂圧送開路5
と中子造型中空部2の未硬化の型砂が外部に直接に排出
される型砂排出開路6とを形成する切換弁7が設けら
れ、この切換弁7は、型砂Sを型砂圧送タンク4に圧送
するための型砂圧送ホース10と、型砂Sを中子造型中
空部2から外部に排出するための型砂吸引ホース11と
に連通連結されると共に、中子造型中空部2からの型砂
Sの外部排出時に前記型砂排出開路6にエアーを供給す
るための型砂排出用エアー供給ホース44に連通連結さ
れてなる構成を採用してなるものである。
【0009】また請求項2に係る発明にあっては、図4
に示すように、前記型砂排出用エアー供給ホース44
は、前記型砂圧送ホース10に連通連結され、この型砂
圧送ホース10を介して前記切換弁7に連通連結されて
なる請求項1記載の構成からなるものである。
【0010】また請求項3にあっては、前記切換弁7は
ロータリー式の切換弁からなる請求項1または2記載の
構成からなるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜図3は、本発明の一実施形
態たる鋳造用中子造型装置の外観を示すものである。一
対の分割金型1a,1bのうち、一方の金型1aは、固
定枠に支持された固定金型であり、他方の金型1bは、
ガイドバーに沿って移動する移動フレーム14に支持さ
れ、金型移動用シリンダ15によって固定金型1aに対
して図中鎖線と実線の間を離接移動する可動金型であ
る。
【0012】可動金型1bが鎖線位置で固定金型1aに
吻合した位置の直下に型砂圧送タンク4が配設されるよ
うになっている。型砂圧送タンク4は、図6に示すよう
に型砂Sを充填するための型砂タンク部4aと、その下
方側にあってエアーを通過させるが型砂の通過を阻止す
る程度の網目の金網4cと、該金網4cを介して該タン
ク部4aに圧力エアーを供給するためのエアー供給室4
bとからなる。なお、エアー供給室4bはエアー供給ホ
ース16に連結されている。
【0013】そして型砂圧送タンク4は、図1及び図3
に示すように台車17に搭載され、昇降シリンダ18及
び昇降ガイドロッド18aによって上記分割金型1a,
1bの吻合部分に向かって上昇可能に支持されると共
に、台車移動用シリンダ19によってガイドレール20
にガイドされて図中実線位置から鎖線位置との間を往復
移動するようになっている。
【0014】型砂圧送タンク4の図中鎖線位置に示す移
動端側には型砂投入ホッパー21が設けられ、該ホッパ
ー21は開閉ゲート22を介してサブタンク23に連結
され、更に該サブタンク23は開閉弁24を介して円筒
状の計量タンク25に連結され、該計量タンク25の一
端部にはエアー供給管25aを備え、他端部は型砂圧送
ホース10に連結されている。型砂圧送ホース10は型
砂圧送タンク4内に設けた切換弁7(図5)につながれ
ている。
【0015】図1、特に図5に示すように、型砂圧送タ
ンク4に内蔵される切換弁7は、弁切換用シリンダ26
とこれにつながれる切換アーム27とによって周方向に
揺動するロータリー式の肉厚の円筒体からなる。この切
換弁7には、図6にも示すように、その軸心を長手方向
に貫通する型砂流通路28が形成され、該流通路28の
長手方向全域に該流通路28に連通して外周面に向かっ
て開口するホッパー状の型砂給排開口29が形成され
る。この型砂流通路28と型砂給排開口29とは、後述
のように型砂圧送開路5と型砂排出開路6とを形成す
る。
【0016】また、上記切換弁7は、一端部が、型砂S
を型砂圧送タンク4に圧送するための型砂圧送ホース1
0に連通連結され、その他端部が、型砂Sを中子造型中
空部2から外部に排出するための型砂吸引ホース11に
連通連結されている。更にこの切換弁7の一端部は、中
子造型中空部2から型砂Sを外部に排出する時に前記型
砂排出開路6にエアーを供給するための型砂排出用エア
ー供給ホース44に連通連結されている。この実施形態
において、この型砂排出用エアー供給ホース44は、図
4及び図5に示すようにジョイント部材45によって型
砂圧送ホース10の中途部に連通連結され、この型砂圧
送ホース10を介して前記切換弁7の一端部に連通連結
されている。また図4(B)に示すように、型砂圧送ホ
ース10への型砂排出用エアー供給ホース44の連結部
には、エアーを通過させるが型砂の通過を阻止する金網
からなるフイルタ46がフランジ47により取り付けら
れている。
【0017】また図6に示すように、上記切換弁7の外
周面には、その一部が平坦面8に切欠形成され、該平坦
面8を型砂タンク部4aの型砂給排孔30に面したとき
に該型砂給排孔30と平坦面8との間に型砂圧送空隙3
1(図7の(B))が形成されるようになっており、該
型砂圧送空隙31より型砂タンク部4aの型砂Sが中子
造型中空部2に送り込まれるようになっている。従っ
て、この平坦面8は型砂圧送面8を形成することにな
る。更に切換弁7の外周面には上記型砂圧送面8に隣接
して円弧面9を形成し、該円弧面9が前記型砂給排孔3
0に面したときには該給排孔30を閉塞し、中子造型中
空部2の型砂Sがその給排口32(図7の(C)参照)
より型砂タンク部4a側に漏出しないようになってい
る。従って、該円弧面は型砂閉塞面9を形成する。な
お、切換弁7の両端部にそれぞれ連結されている型砂圧
送ホース10及び型砂吸引ホース11には、切換弁7に
近い位置に開閉弁33,34が設けられている(図4
(A)、図5参照)。
【0018】そして、上記切換弁7の他端部に連結され
ている型砂吸引ホース11は、中継室35および中継ホ
ース36を介してを介して吸引装置37(吸引ポンプ)
に連結されている。この吸引装置37にはその吸引圧力
を調整するためのインバーター38(図4参照)が取り
付けられている。また、図3に示すように中継室35の
内部には回収した型砂Sが吸引装置37に混入しないよ
うに袋状のフイルタ39が介在している。中継室35に
回収された型砂Sは開閉弁41を通って濾過装置12に
かけられる。
【0019】濾過装置12は、バイブレーション(振い
作用)によって振動し、一定粒度以下の型砂Sは下方に
通過させるがそれ以上の粒度の型砂Sの通過を阻止する
金網と、下方の受け板とかなり、金網上の一定粒度以上
の型砂Sはバイブレーションの振い作用によって外部に
排出され、受け板上の粒度の小さい型砂Sは同じくバイ
ブレーションの振い作用によって、図4に示すように砂
上機40に送りこまれるようになっている。このように
して再使用される型砂Sは濾過される。
【0020】砂上機40の根元部は上記の濾過装置12
と共に、図2、図4(A)に示すように新しい型砂Sを
供給するホッパー52に繋がれている。そして、該ホッ
パー52に投入された新型砂Sと濾過装置12を経由し
て回収された未硬化の型砂Sは一緒に砂上機40によっ
て上方に送り上げられ、その上端部より型砂投入管42
によって型砂投入ホッパー21に投入されるようになっ
ている。
【0021】本発明の作動順序を説明すると、まず図1
に示すように、型砂圧送タンク4を、台車17によって
型砂投入用ホッパー21側に図中鎖線で示すように移動
し、この位置で型砂圧送タンク4の型砂タンク部4aの
型砂給排孔30をシール板49(図1、図7の(A)参
照)で塞ぎ、且つ図8の(a) に示すように、切換弁7の
型砂給排開口29が横向きになるよう揺動させ、円弧面
である型砂閉塞面9によって型砂給排孔30を塞ぐ。こ
の状態で型砂投入用ホッパー21から開閉ゲート22を
開放してサブタンク23に投入された型砂Sは、更に開
閉弁24を開放して計量タンク25に投入され、この状
態でエアー供給管25aから圧力エアーを計量タンク2
5に圧送し、これによって計量タンク25内の一定量の
型砂Sは、型砂圧送ホース10を通って切換弁7の一端
部の砂供給孔50(図5)から切換弁7に供給され、該
切換弁7の型砂流通路28およびホッパー状の型砂給排
開口29を通って型砂圧送タンク4の型砂タンク部4a
に圧送され、型砂Sが型砂タンク部に充填される。従っ
て、切換弁7の型砂流通路28および型砂給排開口29
は型砂圧送タンク4に対する型砂圧送開路5を形成す
る。
【0022】次に、図1に示すように、型砂圧送タンク
4は、台車17によって分割金型1a,1bの吻合位置
の直下まで実線で示すように移動し、この位置で図7の
(B)に示すように、弁切換用シリンダ26と切換アー
ム27とによって切換弁7を揺動させて該切換弁7の平
坦面である型砂圧送面8を型砂タンク部の型砂給排孔3
0に面するようにする。これによって型砂給排孔30と
型砂圧送面8との間に型砂圧送空隙31が形成される。
【0023】しかるのちに、図6に示すように型砂タン
ク部4aの下方側のエアー供給室4bにエアー供給ホー
ス16から圧力エアーを供給することによって該エアー
は金網4cを通って型砂タンク部4aに供給され、該圧
力エアーのエアー圧によって、型砂タンク部4aの型砂
Sは型砂圧送空隙31より、一対の分割金型1a,1b
によって形成される中子造型中空部2に送り込まれる。
【0024】一定量の型砂Sが中子造型中空部2に圧送
されると、次に図7の(C)に示すように切換弁7を更
に揺動させてその外周面の円弧面、即ち型砂閉塞面9を
型砂タンク部4aの型砂給排孔30に面して該給排孔3
0を閉塞し、中子造型中空部2内の型砂Sが給排口32
より型砂タンク部4a側に漏出するのを阻止し、この状
態で中子造型中空部2に圧送された型砂Sは、約60秒
の間、250°〜300°の中子造型壁3によって加熱
され、該中子造型壁3に接する型砂Saが加熱硬化され
る。
【0025】次に、切換弁7を更に図7の(D)に示す
ように揺動させて、切換弁7の型砂給排開口29を中子
造型中空部2の給排口32に面して位置させ、両者を連
結することにより、切換弁7の型砂給排開口29と型砂
流通路28とは、型砂Sbを外部に吸引排出する型砂排
出開路6を形成することになり、これによって図4
(A)に示すように、中子造型中空部2と切換弁7と切
換弁7に連結している型砂吸引ホース11とが連結状態
になる。そしてこのとき、切換弁7の一端部に連結され
ている型砂圧送ホース10の開閉弁33を閉じて、切換
弁7と型砂圧送ホース10との連結を遮断し、型砂排出
用エアー供給ホース44を切換弁7の上記型砂排出開路
6に連通連結させる。
【0026】このような状態で、吸引装置37を作動さ
せて型砂吸引ホース11を介して型砂排出開路6を吸引
しながら、前記型砂排出用エアー供給ホース44によっ
て圧力エアーを切換弁7の型砂排出開路6に供給するこ
とにより、中子造型中空部2の型砂給排口32及び型砂
圧送タンク4の型砂給排口30に吸引力がきわめて効果
的に作用し、それによって中子造型中空部2内の未硬化
の型砂Sbが、上記型砂給排口32及び型砂給排口30
から切換弁7の型砂排出開路6(型砂給排開口29と型
砂流通路28)を通って型砂吸引ホース11より直接外
部に吸引排出されることになる。
【0027】上記のように、中子造型中空部2およびそ
の中子造型壁3に接して加熱硬化した硬化型砂Saに囲
繞される内部の未硬化の型砂Sbは、上記型砂給排口3
2及び型砂給排口30に作用するきわめて有効な吸引力
によって、上記型砂給排口32及び型砂給排口30から
切換弁7の型砂排出開路6を通って外部へ良好に排出さ
せることができ、これがために吸引装置37の吸引力を
必要以上に上げる必要がない。
【0028】このように吸引装置37の吸引力を必要以
上に上げる必要がないため、従来のように吸引作用に伴
う硬化した型砂Saの崩壊を防ぐことが可能となり、図
8の(B)に示すように良質な中子Mを造型することが
できる。
【0029】またハイブレーション作用を金型にかける
必要がないため、作業現場から騒音公害を除去すること
ができる。
【0030】しかも、この実施形態によれば、図4に示
すように吸引装置37には、その吸引力を正確に調整す
ることができるインバーター38を備えているため、形
成される中子Mの形状や肉厚に合わせてインバーター3
8を操作することによって吸引装置37の吸引力を調整
することができ、これによって中子造型中空部2から未
硬化の型砂Sbを吸引排出する際の吸引力によって硬化
型砂Saの崩壊を可及的に防止することが可能となる。
【0031】中子造型中空部2内の未硬化型砂Sbを排
出した後に、中子造型中空部2内に中空中子M(図8の
(B)参照)が形成されるから、両分割金型1a,1b
の吻合状態を開放して、その内部から中空中子Mを取り
出すようにすればよい。型砂吸引ホース11によって吸
引排出される未硬化型砂Sbは、中継室35に回収さ
れ、また中継室35の内部には回収した型砂Sが吸引装
置37に混入しないように袋状のフイルタ39が介在し
ていることは前述のとおりである。
【0032】そして中継室35に回収された型砂Sbは
濾過装置12にかけられ、そのバイブレーション作用に
よって、一定粒度以上の型砂は外部に排出され、再使用
可能な粒度の小さい型砂Sbは、新しい型砂を供給する
ホッパー52に投入された新型砂Sと共に、砂上機40
によって上方に送り上げられ、その上端部より砂投入管
42によって前述の砂投入ホッパー21に投入されるよ
うになっている。
【0033】
【発明の作用及び効果】請求項1に係る発明によれば、
型砂吸引ホースに吸引作用を施しながら、型砂排出用エ
アー供給ホースによって圧力エアーを切換弁の型砂排出
開路に供給することにより、中子造型中空部の型砂給排
口及び型砂圧送タンクの型砂給排口に吸引力がきわめて
効果的に作用し、それによって中子造型中空部内の未硬
化の型砂が、上記型砂給排口から切換弁の型砂排出開路
を通って型砂吸引ホースより直接外部に吸引排出され
る。このように、中子造型中空部及びその中子造型壁に
接して加熱硬化した硬化型砂に囲繞される内部の未硬化
の型砂は、上記型砂給排口に作用する有効な吸引力によ
って、上記型砂給排口から切換弁の型砂排出開路を通っ
て外部へ良好に排出されることになり、これがために吸
引装置の吸引力を必要以上に上げる必要がない。
【0034】このように吸引装置の吸引力を必要以上に
上げる必要がないため、従来のように吸引作用に伴う硬
化した型砂の崩壊を防ぐことが可能となり、良質な中子
を造型することができる。さらには、ハイブレーション
作用を金型にかける必要がないため、作業現場から騒音
公害を除去することができる。
【0035】また、中子造型中空部で加熱硬化された
後、該中空部の未硬化型砂が型砂タンク部に回収される
際に、直接に吸引手段によって未硬化の型砂を吸引する
ようにしたため、迅速に型砂を回収するようにすること
が可能である。このため型砂をバイフレーション作用に
よって中子造型中空部から排出する必要性が少なく騒音
公害の原因を除去することがてきる。
【0036】また、未硬化型砂を回収する際に、型砂を
中子造型中空部に圧送する経路とは別の経路を通って回
収し、これによって中子造型中空部には半硬化または硬
化した型砂が中子造型中空部に圧送されないようになっ
ているため、中子造型中空部から回収した型砂を有効に
中子形成用型砂として再使用することができる。
【0037】請求項3に係る発明によれば、切換弁はロ
ータリー式の切換弁からなるため、弁を小型且つコンパ
クトに構成できると共に、型砂圧送開路と型砂排出開路
との切り換え動作を円滑に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す鋳造用中子造型装
置の全体正面図である。
【図2】 同平面図である
【図3】 同側面図である。
【図4】 同要部の縦断正面図である。
【図5】 同要部の斜視図である。
【図6】 同他の要部の縦断正面図である。
【図7】 同他の要部の作動状態を示す縦断説明図であ
る。
【図8】 本発明による中子の造型状態を示す縦断面図
である。
【図9】 従来技術による中子の造型状態を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
1a 分割金型 1b 分割金型 2 中子造型中空部 3 中子造型壁 M 中子 4 型砂圧送タンク 4a 型砂タンク部 4b 型砂供給室 5 型砂圧送開路 6 型砂排出開路 7 切換弁 8 型砂圧送面 9 型砂閉塞面 10 型砂圧送ホース 11 型砂吸引ホース 44 型砂排出用エアー供給ホース

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の分割金型の吻合によって形成され
    る中子造型中空部に型砂が圧送され、分割金型の加熱作
    用によって中子造型中空部の中子造型壁に接する型砂が
    加熱硬化され、且つ中子造型中空部の中央寄りに充填さ
    れる未硬化の型砂が排出され、中空の中子が造型される
    ようになっている鋳造用中子造型装置において、中子造
    型中空部に型砂を圧送するための型砂圧送タンクを設
    け、この型砂圧送タンクの内部には、外部より型砂が型
    砂圧送タンクに圧送される型砂圧送開路と中子造型中空
    部の未硬化の型砂が外部に直接に排出される型砂排出開
    路とを形成する切換弁を設け、この切換弁は、型砂を型
    砂圧送タンクに圧送するための型砂圧送ホースと、型砂
    を中子造型中空部から外部に排出するための型砂吸引ホ
    ースとに連通連結されると共に、中子造型中空部からの
    型砂の外部排出時に前記型砂排出開路にエアーを供給す
    るための型砂排出用エアー供給ホースに連通連結されて
    なることを特徴とする鋳造用中子造型装置。
  2. 【請求項2】 前記型砂排出用エアー供給ホースは、前
    記型砂圧送ホースに連通連結され、この型砂圧送ホース
    を介して前記切換弁に連通連結されてなることを特徴と
    する請求項1に記載の鋳造用中子造型装置。
  3. 【請求項3】 前記切換弁はロータリー式の切換弁から
    なることを特徴とする請求項1または2に記載の鋳造用
    中子造型装置。
JP8217286A 1996-08-19 1996-08-19 鋳造用中子造型装置 Expired - Lifetime JP3007848B2 (ja)

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