JP3007000U - タブ付きマグネット - Google Patents
タブ付きマグネットInfo
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- JP3007000U JP3007000U JP1994010042U JP1004294U JP3007000U JP 3007000 U JP3007000 U JP 3007000U JP 1994010042 U JP1994010042 U JP 1994010042U JP 1004294 U JP1004294 U JP 1004294U JP 3007000 U JP3007000 U JP 3007000U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tab
- magnet
- cover
- tabbed
- groove portion
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マグネット本体の背面に設けられた被覆体の
周縁部に、指先を引っ掛けることなく簡単に被吸着体か
ら取り外すことのできるマグネットを提供する。 【構成】 マグネット本体2の背面に設けられた被覆体
3に、角張った形状の縁部8を有するタブ4を回動自在
となるように取り付け、タブ4がほぼ90°だけ起伏す
るようにする。
周縁部に、指先を引っ掛けることなく簡単に被吸着体か
ら取り外すことのできるマグネットを提供する。 【構成】 マグネット本体2の背面に設けられた被覆体
3に、角張った形状の縁部8を有するタブ4を回動自在
となるように取り付け、タブ4がほぼ90°だけ起伏す
るようにする。
Description
【0001】
本願考案は、スチール製品に吸着させるマグネットに係り、詳しくはボードや キャビネット等に紙葉等を留めたり、物品を引っ掛けるようにしたり、もしくは 行先表示板に行先を示したり、幼児の数の勉強の際に用いたりするマグネットを スチール製品から取り外し容易にしたマグネットに関する。
【0002】
スチール製品に吸着させるマグネットは、使用に際しての見映えを良くするた めにマグネット本体の背面に種々の色彩に呈色した合成樹脂等からなる被覆体を 設けたりすることが行われている。この被覆体は単に外観上の見映えを良くする ためだけでなく、マグネット本体よりやや大きくして周囲にはみ出す縁部を形成 することにより、該縁部に指先を引っ掛けてスチール製品からの取り外しを容易 に行い得るようにしている。
【0003】
しかし、被覆体の縁部に指先を引っ掛けてマグネットをスチール製品から取り 外すようにした場合、マグネットの吸着力が弱ければ問題なく取り外しが容易に 行なえるが、吸着力が強い場合には取り外しに際して指先を痛めてしまうことが ある。そのため、マグネットの取り外しにおいては、吸着力は弱い方が好ましい のだが、吸着力が弱すぎると紙葉等を重ねて留めたりしておくことが不確実で、 わずかな外力、衝撃によりマグネットが外れて落下してしまったり、フック付き のマグネットとした場合には物を引っ掛けておくことが出来ないということがあ る。
【0004】 従って、マグネットの吸着力は、上述のような不都合をなくすためにやや強め であることが好ましいこととなる。その場合、マグネットの吸着力の強さから前 述のような指先の痛みを防ぐために、マグネット本体に取り外し用の摘み部を設 けることが容易に考えられるが、単にマグネット本体背部に突出する摘み部を設 けたのでは、マグネットの吸着面に対して垂直方向に引張るようにしてマグネッ トの取り外しを行うこととなるため、却って一層の力を必要とすることとなって しまう。 本願考案は、このような課題に対処しようとするものであり、以下に記載の考 案によりマグネットの吸着力の強さに関係なく、その取り外しを容易に行い得る ようにすることができたものである。
【0005】
本願考案は、マグネット本体の背面に被覆体を設けるとともに、該被覆体にほ ぼ90°だけ起伏可能なようにタブを回動自在に取り付けてなるものであり、必 要に応じてタブの表面と被覆体の表面との段差をなくすように全体的に平坦なも のとしたり、野菜、果物、動物などが図案化された摘み部兼表示部をタブに連設 したりしてなるものでもある。
【0006】
マグネット本体の背面に設けた被覆体に、ほぼ90°だけ起伏可能なようにタ ブを回動自在に取り付けたことにより、マグネットを取り外さないときは、タブ を被覆体に重ねるように倒伏させておき、マグネットを取り外すときに、倒伏し た状態のタブを目一杯(すなわちほぼ90°)起立させ、この状態において一方 の手の親指をタブの先端付近に、また、人差指をタブが倒伏する側と逆のマグネ ット本体縁部付近に当てがい、さらに該人差指側を支点として回動するように親 指側を下方へ引くことにより、それ以上回動しないタブとともにマグネット全体 が可動することとなり、てこのように容易にマグネットが取り外されることとな る(図6参照)。
【0007】
以下、本願考案の実施例を図面に基づいて説明する。 本願考案の第1の実施例としては、図1及び図2に示すように、マグネット本 体(2)の背面に設けられた被覆体(3)に軸孔(6)有する軸承体(5)を設 けるとともに、該軸承体(5)に軸孔(6)に挿通される軸芯(7)を介してタ ブ(4)を回動自在に取り付け、その際タブ(4)の軸芯側表面の縁部(8)を 角張った形状とすることによりタブ付きマグネット(1)とするものであり、こ のようにしたタブ付きマグネット(1)は、タブ(4)を起立させるとほぼ90 °回動したところで縁部(8)が被覆体(3)の表面に当接してそれ以上のタブ の回動が阻止され、さらにそれ以上タブを回動するようにするとマグネット全体 が可動し被吸着体から取り外されることとなるものである。
【0008】 本願考案の第2,3の実施例としては、図3乃至図5に示すように、マグネッ ト本体(12)の背面に設けられた被覆体(13)の一部分を折り曲げるかもし くは切削することにより段差を形成し、タブ(14)が収容されるのに適した段 溝部(18)を設けるとともに、軸孔(16)を有する軸承体(15)を被覆体 (13)に近接するように該段溝部(18)内に設け、さらに該軸承体(15) に軸孔(16)に挿通される軸芯(17)を介してタブ(14)を回動自在に取 り付けることによりタブ付きマグネット(11)とするものであり、このように したタブ付きマグネット(11)は、タブ(14)を起立させるとほぼ90°回 動したところでタブ(14)の軸芯側表面(14a)が段溝部(18)の軸承体 (15)が設けられた部分を除く段差の段壁部(19)に当接してそれ以上のタ ブの回動が阻止され(図5(イ)参照)、さらにそれ以上タブを回動するように するとマグネット全体が可動し被吸着体から取り外されることとなるものである 。
【0009】 また、マグネット本体(22)の背面に設けられた被覆体(23)の一部分を 折り曲げるかもしくは切削することにより段差を形成し、タブ(24)が収容さ れるのに適した段溝部(28)を設けるとともに、軸孔(26)を有する軸承体 (25)を被覆体(23)に近接するように該段溝部(28)内に設け、さらに 該軸承体(25)に軸孔(26)に挿通される軸芯(27)を介してタブ(24 )を回動自在に取り付け、その際段溝部(28)の軸承体(25)が設けられた 部分を除く段差の段壁部(29)に、わずかな係止段差を有する切欠係止溝(3 0)を設ける一方、タブ(24)の段壁部側側縁部(24b)に該切欠係止溝( 30)と一時的に係止する突出片(31)を設けることによりタブ付きマグネッ ト(21)とするものであり、このようにしたタブ付きマグネット(21)は、 タブ(24)を起立させるに際して突出片(31)が切欠係止溝(30)に一時 的に係止されることとなるので不用意にタブ(24)が回動されることを防ぎ、 必要な場合だけタブ(24)を起立させることにより突出片(31)が切欠係止 溝(30)を容易に乗り越えることとなり、ほぼ90°回動したところでタブ( 24)の軸芯側表面(24a)が段壁部(29)に当接してそれ以上のタブの回 動が阻止され(図5(ロ)参照)、さらにそれ以上タブを回動するようにすると マグネット全体が可動し被吸着体から取り外されることとなるものである。
【0010】 本願考案の第4及び第5の実施例としては、図7に示すように、マグネット本 体(42)の背面に設けた被覆体(43)の一部分を折り曲げるかもしくは切削 することにより段差を形成し、タブ(44)が収容されるのに適した段溝部(4 8)を設け、該タブ(44)を前述の第2又は第3の実施例と同様の手段により 取り付け、さらに該被覆体(43)の段溝部(48)内に取り付けたタブ(44 )の厚さ(a)と該段溝部(48)の高さ(b)とを同等とするとともに、該タ ブ(44)を倒伏した際に、タブ(44)の表面(44a)と被覆体(43)の 表面(43a)との段差がなく全体的に平坦となるようにすることによりタブ付 きマグネット(41)とするもの、または、必要に応じて被覆体(43)及び/ 又はタブ(44)をスチール製とするものであり、このようにしたタブ付きマグ ネット(41)は、前述の第1乃至第3の実施例と同様に被吸着体からの取り外 しが容易なだけでなく、タブを倒伏状態とすればその背面に順次別のタブ付きマ グネットを効率良く整列させることが行なえ、被覆体及び/又はタブがスチール 製であればマグネットの吸着力により容易に収束整列されることとなる。
【0011】 さらに本願考案の第6の実施例としては、図8乃至図10に示すように、マグ ネット本体(52)の背面に設けた被覆体(53)に、タブ(54)を前述の第 1乃至第3の実施例と同様の手段により取り付けるとともに、該タブ(54)に 野菜、果物、動物などが図案化された摘み部兼表示部(60)を連設することに よりタブ付きマグネット(51)としたものであり、このようにしたタブ付きマ グネット(51)は、タブに連設された図案化された摘み部兼表示部(60)に より被吸着体からの取り外し作業が一層確実に行い易くなるだけでなく、さらに 、たとえば、事務所や部課毎に設けられる所属員行先表示板(B)や冷蔵庫(C )に用いることにより、単に紙葉を留めるだけでなく視覚的な変化とともに本日 の予定や帰り時間等の連絡事項、もしくは外部からは判断できない内部情報等の 確認をもたらすものとすることができるなど巾広く利用することができることと なるものである。
【0012】
以上のように本願考案は、マグネットの吸着力に関係なく、きわめて容易にマ グネットの取り外しが行い得るものであり、また、不使用時の収束も整列させ効 率よく行い得ることが可能なものとすることができるものである。さらに、倒伏 可能なタブに図案化された摘み部兼表示部を設けたことにより、単に視覚的効果 や情報伝達効果をもたらせるだけでなく、視覚的効果と情報伝達効果を同時にも たらせたり、幼児に対する数の教育的効果をも同時にもたらせることができるも のである。
【図1】 本願考案の第1の実施例を示す(イ)タブの
倒伏状態斜視図、(ロ)タブの起立状態斜視図。
倒伏状態斜視図、(ロ)タブの起立状態斜視図。
【図2】 〔図1〕に示す本願考案のタブの起伏を示す
部分拡大断面説明図。
部分拡大断面説明図。
【図3】 本願考案の第2の実施例を示す(イ)タブの
倒伏状態斜視図、(ロ)タブの起立状態斜視図。
倒伏状態斜視図、(ロ)タブの起立状態斜視図。
【図4】 本願考案の第3の実施例の構造を説明する展
開図。
開図。
【図5】 (イ)本願考案の第2の実施例、(ロ)本願
考案の第3の実施例、のタブの起伏を夫々示す部分拡大
断面説明図。
考案の第3の実施例、のタブの起伏を夫々示す部分拡大
断面説明図。
【図6】 本願考案の取扱い方を示す側面説明図。
【図7】 本願考案の第4及び第5の実施例及びその取
扱い方を示す側面説明図。
扱い方を示す側面説明図。
【図8】 (イ)乃至(ニ)本願考案の第5の実施例を
夫々示す正面図。
夫々示す正面図。
【図9】 〔図8〕に示す本願考案の取り扱いによる効
果を示す説明図。
果を示す説明図。
【図10】 〔図8〕に示す本願考案の取り扱いによる
効果を示す説明図。
効果を示す説明図。
1,11・・・・・・タブ付きマグネット 2・・・・・・マグネット本体 3・・・・・・被覆体 4・・・・・・タブ 5・・・・・・軸承体 6・・・・・・軸孔 7・・・・・・軸芯 8・・・・・・縁部 18,28・・・・・・段溝部 19,29・・・・・・段壁部 30・・・・・・切欠係止溝 31・・・・・・突出片 60・・・・・・摘み部兼表示部 A・・・・・・被吸着体 B・・・・・・行先表示板 C・・・・・・冷蔵庫
Claims (7)
- 【請求項1】 マグネット本体の背面に被覆体が設けら
れ、該被覆体にはほぼ90°だけ起伏可能なようにタブ
が回動自在に取り付けられてなることを特徴とするタブ
付きマグネット。 - 【請求項2】 被覆体には軸孔を有する軸承体が設けら
れるとともに該軸孔に挿通される軸芯を介してタブが回
動自在に取り付けられており、該タブの軸芯側表面の縁
部を角張った形状とすることにより起立させた際に被覆
体にタブの角張った縁部が当接して必要以上の回動が阻
止されるようになっていることを特徴とする請求項1に
記載のタブ付きマグネット。 - 【請求項3】 被覆体にはその一部分を折り曲げもしく
は切削することにより段差を形成しタブが収容されるの
に適した段溝部が設けられ、該段溝部内には軸孔を有す
る軸承体が設けられるとともに該軸孔に挿通される軸芯
を介してタブが回動自在に取り付けられており、該軸承
体を該被覆体に近接して設けることにより該タブを起立
させた際に段溝部の段壁部にタブの軸芯側表面が当接し
て必要以上の回動が阻止されるようになっていることを
特徴とする請求項1に記載のタブ付きマグネット。 - 【請求項4】 被覆体に設けた段溝部の段壁部にはわず
かな切欠係止溝が設けられ、一方、タブの段壁部側側縁
部には該切欠係止溝と一時的に係止する突出片が設けら
れてなることを特徴とする請求項3に記載のタブ付きマ
グネット。 - 【請求項5】 被覆体の段溝部内に取り付けられたタブ
の厚さは該段溝部の高さと同等であり、該タブを倒伏し
た際に、タブの表面と被覆体の表面との段差がなく全面
的に平坦であることを特徴とする請求項3又は4に記載
のタブ付きマグネット。 - 【請求項6】 被覆体及び/又はタブがスチール製であ
ることを特徴とする請求項5に記載のタブ付きマグネッ
ト。 - 【請求項7】 タブには野菜、果物、動物などが図案化
された摘み部兼表示部が連設されてなることを特徴とす
る請求項2乃至6のいずれかに記載のタブ付きマグネッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010042U JP3007000U (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | タブ付きマグネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994010042U JP3007000U (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | タブ付きマグネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3007000U true JP3007000U (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=43142853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994010042U Expired - Lifetime JP3007000U (ja) | 1994-07-21 | 1994-07-21 | タブ付きマグネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3007000U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005102778A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Wing:Kk | マーカー具 |
-
1994
- 1994-07-21 JP JP1994010042U patent/JP3007000U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005102778A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Wing:Kk | マーカー具 |
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