JP3006551U - 浮上油回収浮子内臓タンク - Google Patents

浮上油回収浮子内臓タンク

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JP3006551U
JP3006551U JP1994010075U JP1007594U JP3006551U JP 3006551 U JP3006551 U JP 3006551U JP 1994010075 U JP1994010075 U JP 1994010075U JP 1007594 U JP1007594 U JP 1007594U JP 3006551 U JP3006551 U JP 3006551U
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tank
liquid
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floating oil
chamber
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公彦 岡上
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公彦 岡上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 【請求項1】タンク内に浮上した油分を回収する浮上油
回収浮子を、タンク内に設置した場合において、タンク
を小型化することを目的とする。 【構成】 【請求項1】タンク1の一壁面近傍に、上下方向のガイ
ド3,4を設け、このガイド3,4並びに前記タンク1
の一壁面に沿って、液体2のレベル変動に連動し、液体
2の表面近傍を吸入排出する、浮子5,6と吸入パイプ
7とからなる浮上油回収浮子51を設けることにより、
タンク1を小型化する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、洗浄機,工作機等の、洗浄液,加工液等を収納するタン クに関するものであり、特に、タンク内の液体表面に浮上する油分を吸入排出す る浮上油回収浮子を内臓した浮上油回収浮子内臓タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、従来の油分離装置を示す。図において、タンク1内の液体2は、浮子 状油回収浮子52を介してポンプ8で汲み上げ、フレキホース9を介して第一の 部屋11内に流入させる。第一の部屋11内に流入した混合液は、下方から上方 に流れ、第一の連通路13のレベル以上になるとオーバーフローして第二の部屋 16内に流入する。第二の部屋16内に流入した液体2は、第二の連通路18を 介して第三の部屋21に流入し、第三の部屋21内を下方から上方に流れ、第三 の連通路23のレベル以上になるとオーバーフローして第四の部屋24に流入す る。第四の部屋24に流入した液体は、第四の連通路26を介してタンク1に流 入する。 一方、混合液中に混入した油分は、比重差により、第一の部屋11の上方に浮 上して溜り、油分離壁28の油分離用連通路29のレベル以上になると、オーバ ーフローして流出分離される。
【0003】
【考案が解決しょうとする課題】
従来の装置は上記のように構成され、タンク1内に、大型,複雑,かつ高価な 浮上油回収浮子52を設置しているため、タンク1の有効スペースが少なくなり 、タンク1が大型になる課題があった。
【0004】 この考案は上記のような従来のものの課題を解消するためになされたもので、
【請求項1】の考案は、一壁面近傍に、上下方向のガイドを有し、液体を収納す るタンクと、及び、前記タンク内に収納され、上記ガイドと前記一壁面とに添っ て、液面変動に連れて上下方向に連動する浮子と、前記浮子に取付けられ、前記 液体の表面近傍を吸入排出する吸入パイプとからなる浮上油回収浮子とを、備え た浮上油回収浮子内臓タンクを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
【請求項1】の考案は、タンクを小型化するため、タンクの一壁面近傍に、上下 方向のガイドを設け、このガイド並びにタンクの前記一壁面に沿って、液体のレ ベル変動に連動する浮子と、この浮子に取付けられ、液体の表面近傍を吸入排出 する吸入パイプとからなる浮上油回収浮子を設けた簡単な構造により実現した。
【0006】
【実施例】
以下この考案の一実施例を図について説明する。図1はこの考案の一実施例を 示す平面図、図2は図1の側断面図である。図において、タンク1は、その容器 部1Aに液体2を収納し、容器部1Aの一壁面近傍に上下方向のガイド3,4を 有する。浮子5,6は、タンク1内の一壁面近傍部に収納され、ガイド3,4並 びにタンク1の一壁面に添って、液面変動に連れて上下方向に連動するもので、 それぞれ、ナット5a,6aを回転自在に挾持し、貫通孔を有する挾持腕5b, 5c,6b,6cを備えている。吸入パイプ7は、浮子5,6に取付けられ、液 体2の表面近傍を吸入排出するもので、挾持腕5b,5c,6b,6cの貫通孔 に貫通挿入され、ナット5a,6aに螺合して、レベルが調整されるボルト7a ,7bと、ボルト7a,7bと吸入パイプ7とを結合する腕材7c,7dとで、 浮子5,6に取付けられている。浮上油回収浮子51は、これら浮子5,6と、 ナット5a,6aと、挾持腕5b,5c,6b,6cと、吸入パイプ7と、ボル ト7a,7bと、腕材7c,7dとで構成されている。ポンプ8は、吸パイプ7 から吸入排出された液体2を、フレキホース9を介して汲み上げ、タンク1の第 一の部屋11内に流入させる。第一の部屋11は、液体2を下方から上方に導く ように、第一の仕切板12によって形成され、第一の仕切板12の上部もしくは 上端部には、液体2がオーバーフローする第一の連通路13が設けられている。 第一の吸着剤収納容器14は、第一の部屋11に設置され、液体の下方から上方 へのジグザグの連通路を形成するように、粒状の第一の吸着剤15を収納してい る。第二の部屋16は、第一の連通路13からオーバーフローした液体2を上方 から下方に導くように、第二の仕切板17によって形成され、下部もしくは下端 部に第二の連通路18が設けられている。第二の吸着剤収納容器19は、第二の 部屋16に設置され、第一の連通路13からオーバーフローした液体2が第二の 部屋16に流入するのを妨げるように、大きな粒状の第二の吸着剤20を収納し ている。第三の部屋21は、第二の連通路18を通過した液体2を、下方から上 方に導くように、第三の仕切板22よって形成され、第三の仕切板22の上部も しくは上端部に、液体2がオーバーフローする第三の連通路23が設けられてい る。第四の部屋24は、第三の連通路23からオーバーフローした液体2を収納 するように、第四の仕切板25によって形成され、第四の仕切板25の上部もし くは上端部には、液体2がオーバーフローするレベルが調整可能な第四の連通路 26が設けられている。第四の連通路26からオバーフローした液体2は、容器 部1Aに流入する。第四の連通路26のオバーフローレベルは、摺動板27の上 下摺動停止位置によって決定される。油分離壁28は、第一,第三,第四の連通 路13,23,26のオーバーフローレベルより高い位置に、オーバーフローす る油分離用連通路29を備え、少なくとも第二の部屋16の上部に溜った油分を オーバーフローさせて、油分離通路30を介してタンク1外に導く。
【0007】 次に動作について説明する。浮子5,6は、液体2のレベル変動に連れて、ガ イド3,4、及びタンク1の一壁面に沿って上下方向連動する。これに連れ吸入 パイプ7も連動し、液体2の表面近傍を吸入排出する。 この場合、吸入パイプ7のレベル調整は、ナット5a,6aを回転させて、ボ ルト7a,7bのレベル調整をすることにより行なう。
【0008】 液体2の表面に浮上した油は、吸入パイプ7,フレキホース9を介して、ポン プ8で第一の部屋11内に送入される。第一の部屋11内に流入した油との混合 液は、下方から上方に流れ、吸着剤15中をジグザグに流れて、比重差により油 分と液体2とに分離される。 油分が少なくなった液体2は、第一の連通路13をオーバーフローして第二の 部屋16内に流入する。この場合、油分も液体と共に第二の部屋16内に流入し ようとするが、吸着剤20によって流入が妨げられ、第二の部屋16の上方に浮 上する。第一,第二の部屋11,16の上方に浮上して溜った油分のレベルが、 油分離用連通路29のレベルを越えると、オーバーフローして油分離通路30を 介してタンク1外に排出される。 また、第二の部屋16内に流入した液体は、第二の連通路18を介して第三の 部屋21内に流入し、第三の部屋21内では下方から上方に流れ、第三の連通路 23をオーバーフローして第四の部屋24内に流入し、第四の連通路26を介し て、容器部1A内に流入する。
【0009】 なお、吸着剤収納容器14内に、粒状の吸着剤15を収納する場合を示したが 、吸着剤15の間に繊維状の吸着剤15をサンドウィッチ状に設置してもよい。 この場合、例えば、粒状の吸着剤15としては、ポリプロピレンからなる1m m〜10mmの粒状体がよく、繊維状の吸着剤15としては、水酸化マグネシュ ウムを主成分とする繊維状体がよい。
【0010】 図3は、この考案の他の実施例を示す浮上油回収浮子の部分側断面図である。 図において、吸入パイプ7Aの上端外周部には、ネジ溝が切られており、このネ ジ溝に螺合するようにナット7Bが取付けられている。 即ち、ナット7Bを調整することにより、液体2の液面レベルと、ナット7B の上端面との隙間を調整できるようにしたものである。 なお、図3の実施例では、吸入パイプ7Aの上端外周部にネジ溝を切ったもの を示したが、上端内周部にネジ溝を切り、このネジ溝にナット7B螺合させても よい。
【0011】
【考案の効果】
以上のように、
【請求項1】の考案によれば、タンクの一壁面近傍に、上下方 向のガイドを設け、このガイド並びに前記タンクの一壁面に沿って、液体のレベ ル変動に連動する浮子と、この浮子に取付けられ、前記液体の表面近傍を吸入排 出する吸入パイプとからなる浮上油回収浮子を設けた簡単な構造により、タンク を小型にできる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る浮上油回収浮子内臓タンクの一
実施例を示す平面図である。
【図2】図1の側面断面図である。
【図3】この考案の他の実施例を示す浮上油回収浮子の
部分側断面図である。
【図4】従来のタンクを示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 :タンク 2 ;液体 3,4:ガイド 5,6:浮子 51 :浮上油回収浮子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一壁面近傍に、上下方向のガイドを有
    し、液体を収納するタンクと、 前記タンク内に収納され、前記ガイド並びに前記一壁面
    に添って、液面変動に連れて上下方向に連動する浮子
    と、前記浮子に取付けられ、前記液体の表面近傍を吸入
    排出する吸入パイプとからなる浮上油回収浮子と、 を備えた浮上油回収浮子内臓タンク。
JP1994010075U 1994-07-11 1994-07-11 浮上油回収浮子内臓タンク Expired - Lifetime JP3006551U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013228173A (ja) * 2012-04-27 2013-11-07 Tlv Co Ltd 復水回収装置

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