JP3153272U - 浮上油回収装置及びその浮上油回収装置を用いた油水分離装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンク内に浮上している浮上油を回収する浮上油回収装置と、回収した混合液を液と油に高純度に分離する油水分離装置を提供する。【解決手段】タンク内の液中に浮上する浮上油27を吸引して回収する浮上油回収装置であって、浮上油を吸引する吸引口21を備えた吸引部材と、前記吸引口を前記液上に浮上させるフロート20と、前記フロートを前記吸引部材に固定するフレーム25と、吸引ホース24を介して前記吸引部材と接続された吸引ポンプ2と、を備え、前記吸引部材にはナットが接続される長ネジ部が形成されており、前記ナットにより、前記吸込口を上下に調節して前記フレームを前記吸引部材に固定可能に構成して、浮上油回収装置を構成し、さらに回収した混合液を油水分離装置に導く。【選択図】図1

Description

本考案はタンク内に浮上している浮上油の回収方法と、回収した混合液を油水分離装置内に送り込み、混合液を液と油に高純度に分離することに関する。
従来の浮上油回収方法の吸引はジャバラ構造を利用したゴム装置で、油水分離は平面的な比重差を利用して混合液を油と液に分けていた。
しかしながら、従来のジャバラ構造の吸引は浮上しているゴミや虫がジャバラ内に入って堆積してしまい、はずしてジャバラ内をいつも掃除する必要があり、液面の高さについても調整をする必要があった。
また、吸引した混合油を油水分離槽内で油水を分離する場合、平面的な仕切りを付けただけの比重差により分離している構造であり、分離した油の中に液が混入して高純度の油にすることができなかった。
考案が解決しようとしている課題
本考案は、以上のような従来の欠点に鑑み、吸入口はシンプルなフロート装置を用いた構造とし、ゴミや異物がたとえ吸入口から入っても掃除をする必要を無くした。
油水分離槽内は、密閉構造として液の出口と油の排出口に高低差を設け、内部を密閉にして油水分離槽内に弱い圧力をかけ、高低差を利用して高い純度の油を排出できるようにした。
課題を解決するための手段
請求項1
タンク内に浮上している油、ゴミなどを含んだ浮上油27を、吸入口21から吸引するため、浮上油回収装置[図1]の構造において、フレーム25に取り付けられたフロート20とナット22−aを介して取り付けたエルボ23に吸引ホース24を取り付けたシンプルな構造。吸い込み口21の高さはナット22−aを回すことにより簡単に上下の調整ができる構造になっている。
フロートの数は[図1]では2ヶであるが安定性のため3ヶでもよい。
また、エルボ23はエルボの代わりにストレートニップルでもよい。
請求項2
請求項1のフロート装置[図1]で吸引した混合液をポンプ2により油水分離槽20送り込み、吐き出し口3を介して遮蔽板4により制御させて流れるようにし、天井は傾斜板9で密閉された油水分離槽20の構造と、流体管5が油水分離槽の底から発生し、油水分離槽の入り口には切欠のテーパー部6−aがある。
さらに、流体管5の上部には切欠穴6があり、切欠穴6の大きさは調整ナット8を回すことにより調節でき、油水分離槽20内の最上部には開口部10がある構造。
フロート装置から吸引した浮上油27は密閉された油水分離槽内に充満し、ポンプで圧送されて弱い圧力がかかっているので液は切欠穴6から外部に出て排出される。
一方、油水分離槽20内で浮上した油は比重差で浮上して傾斜板9にあたり、さらに上部へと浮上する。この状態では吐き出し口3から出た油の混合液は開口部10からまだ排出されず、油が上部に溜まっていくが、切欠穴6から液のみの排出が続く。
ここで調整ナット8を回して締め込むと切欠穴6が狭くなり流出量が制限されて油水分離槽20内の圧力が高まり、油面11が上昇して開口部10まで達すると外部へ油が流れ出る。流れ出た油は[図3]により仕切り板12で切欠穴6と部屋が分かれているので10−aより外部に流れ出る。
このとき油面11の油は全部流れ出てしまうのではなく、切欠穴6と弱い圧力でバランスして一定量の油が浮上して溜まるまで開口部10から油が排出されない。
つまり、調整ナット8を回すことにより、油面11の高さが調節できるので、高純度の油のみが開口部10から排出口10−aへと流れます。排出口6−bから排出された液は油タンク1へ返します。
考案の効果
以上の説明から明らかなように、本考案にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1で構成されているフロート装置の吸い込み口からゴミや異物が入っても問題がなくなり、シンプルな構造でメンテナンスもほとんど必要がない。
フロートを浮かべるだけの方法であるので液面高さを調整する必要もなくなった。
(2)請求項2についても、(1)で吸引した油は油水分離槽内で比重差により、液と油に分離がされるが、油が排出される開口部が高い位置にあるため、油の中にほとんど液の混ざらない油のみが回収できた。
本考案を実施するための第一の形態の断面図である。 本考案を実施するための第二の形態の断面図である。 本考案を実施するための第三の形態の平面図である。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1はタンク内に浮かべたフロート装置の断面図あり、フロート20により液上に浮いた状態を示す。吸入口21はナット22−aで高さを調整して、油面27より少し低い位置にあるので、油面27に浮いた油と液が混合液としてポンプ2により分離槽20へと運び込まれます。
図2は本考案装置の実施例1の断面図であって、外部に設けたポンプ2によりフロート装置から吸引した混合液は吐出口3から混合液室7に吐出される。混合液は分離槽内に遮蔽板4で整流されながら、比重差で軽い油は上部へ浮き、油より重い液は下部へ溜まる。
分離槽内は密閉されているので、溜まった液は流体管5内を流れ切欠穴6から外へ流れ出る。一方、液の上部に浮いた油11は、油11が溜まった分だけ上昇するが、切欠穴6よりかなり高い位置に開口部10があるため、開口部10からまだ流れ出ることができない。この状態で油面11の高さはバランスを保ち、ポンプ2から圧送された液は、流体管5を介して切欠穴6から液のみが排出される。このまま調整ナット8を回して切欠穴6を少し小さくすると切欠穴6から流れ出る液が制限されて、油面11が上昇し、開口部10から溜まった油のみが流れ出る。この状態で液面高さのバランスは保たれ、油は油面11が上昇したときだけ外へ流れ出る。
図3は油水分離槽20を上から見た上面図であり、テーパー部6−aから押し流された液は切欠穴6から出て6−bへ流れる。開口部10から出てきた油は傾斜板9の上を流れて、排出口10−aから外部へ排出される。
産業上の利用の可能性
本考案は、エアコンプレッサーのドレン水回収、工作機械の切削液、洗浄機の洗浄液、排水施設の浮上油回収等を使用する産業で利用される。
タンク1 ポンプ2 吐出口3 遮蔽板4 流体管5 切欠穴6
テーパー部6−a 液の排出口6−b 混合液室7 調整ナット8 傾斜板9
開口部10 油の排出口10−a 油面11 仕切板12 油水分離槽20
吸込口21 ナット22−a エルボ23 吸引ホース24 フレーム25
ストレートニップル26 油面27 パイプ28 ナット28−a

Claims (5)

  1. 〔図1〕においてフレーム25にナット22−aを介してエルボ23またはストレートニップル26を取り付け、さらにフレーム25にフロート20を2ヶ又は3ヶ取り付けたシンプルな構造をしたフロート装置。
    フロートの数は[図1]では2ヶであるが安定性のため3ヶでもよい。
    また、エルボ23はエルボの代わりにストレートニップル26でもよい。
  2. エルボ23又はストレートニップル26には長ネジが切ってあり、ナット22−aを回すことにより、吸い込み口高さ21を上下に変えられる構造。
  3. エルボ23又はストレートニップル26の長ネジの反対側にパイプ28を差し込みナット28−aで簡単に固定できる構造。
    パイプ28には吸引ホース24が接続され、ポンプ2へ繋がっている。
  4. ポンプ2から圧送された液は分離槽20内L字の形をした吐出口3から上に向かって流れ、遮蔽板3で整流されながら、混合液室7に入り、分離槽20内が傾斜板9で密閉され、分離槽20の底から入り口がテーパー状の流体管5が上に向かって伸び、流体管5の先端には縦長の切欠穴6があり、外周にはネジが切ってある。さらにこの縦長の切欠穴6の大きさが調整ナット8で上下方向に調整できる構造。
  5. 分離槽20の内部の最上部には横長の開口部10があり、ここから油が排出されるが、〔図3〕において傾斜板9の上部には仕切り板12があり、液の排出口6−bと油の排出口10−aが二つに分かれている構造。
    また、この2つの排出口は〔図3〕では下向きであるが左右どちらに出してもよい。
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