JP3006010U - シートないしフィルムロール用サイドカッター - Google Patents

シートないしフィルムロール用サイドカッター

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JP3006010U
JP3006010U JP1994007788U JP778894U JP3006010U JP 3006010 U JP3006010 U JP 3006010U JP 1994007788 U JP1994007788 U JP 1994007788U JP 778894 U JP778894 U JP 778894U JP 3006010 U JP3006010 U JP 3006010U
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JP
Japan
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film roll
cutter
sheet
side cutter
air
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1994007788U
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English (en)
Inventor
修二 大田
恒夫 黒岩
義威 岡崎
正昭 石井
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Shin Etsu Polymer Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Polymer Co Ltd
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】スリッター後の耳屑の除去を円滑かつ完全なも
のとし、機器や品質などへのトラブルを防止し、メンテ
ナンス工数の削減と生産性の向上に寄与する(シートな
いし)フィルムロール用サイドカッターを提供する。 【構成】このサイドカッターは、回転するフィルムロー
ルの少なくとも一方の端にカッターを押し付けてスリッ
トするフィルムロール用サイドカッターであって、円盤
状カッター1のフィルムロール4側のホルダー3面に加
圧空気噴射用ノズル6をフィルムロール面に向けて装着
したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は芯材にシートないしフィルム(以下、フィルムとする)を巻付けたロ ールの耳を揃えて出荷形態を整えるのに有用な、シートないしフィルムロール( 以下、フィルムロールとする)用サイドカッターに係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のフィルムロール用サイドカッターは、図3に示されるように、丸刃のカ ッターaを、回転するフィルムロールb上に降下させ、所定の製品幅に両サイド よりスパイラル状に切り込ませて端面の仕上げを行った後、カッターブロックc を外側に移動して、耳屑をボビン(紙管)dより押し出し、下方にある搬送用コ ンベアーeに落下させる方法に用いられていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、この方法による耳屑は一定の形状ではなく、輪切り状になったり糸状 になったりしてボビンに巻き付いたり長い尾を引いたりし、装置各部品へ飛散し たり製品へ巻き付く等、機器や品質などへのトラブルや搬送用コンベアーfにス ムースに落下しない等のトラブルがあり、労力の増大と生産性の低下を招いてい た。 したがって、本考案の目的はスリッター後の耳屑の除去を円滑かつ完全なもの とし、機器や品質等へのトラブルを防止し、メンテナンス工数の削減と生産性の 向上に寄与するフィルムロール用サイドカッターを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案者らはエアジェットノズルの機能に着眼して検討を重ねた結果、これを 円盤状サイドカッターのホルダー側面に取り付けると、フィルムロールのカット 面にジェットノズルからの強力なエアが吹き付けられることで、ボビンにへばり つく耳屑をその形状に関係なく浮き上がらせて剥離し、搬送用コンベアー上に落 下できること、とくに刃面を流れるエアはエアカーテンをつくり、カッターから 離脱する際に、エアカーテンの壁が耳屑を全周にわたりボビンより分離移動させ る機能を持つことを見出し、本考案に到達したものである。 したがって、本考案によるフィルムロール用サイドカッターは、回転するフィ ルムロールの少なくとも一方の端にカッターを押し付けてスリットするフィルム ロール用サイドカッターであって、円盤状カッターのフィルムロール側のホルダ ー面に加圧空気噴射用ノズル(以下、ノズルとする)をフィルムロール面に向け て装着したことを特徴とするものであり、とくには前記ノズルが円盤状カッター のフィルムロール側のホルダー面に2個、円盤状カッターの軸心から等距離で、 かつ互いに45°の角度をなして、それぞれフィルムロールの軸心に向けて装着さ れ、その内の一方のノズルがフィルムロールの軸心と垂直の位置に設けられてい るものである。
【0005】 以下、本考案に係るフィルムロール用サイドカッターの一実施態様を示した図 1〜図2に基づいて詳細に説明する。 図1はフィルムロール用サイドカッターでフィルムロールをスリットし終えた 状態における正面図、図2はこのフィルムロール用サイドカッターの詳細を示す 縦断面図である。 これらの図において、1は円盤状カッター、2はその軸心、3はそのホルダー 、4は円盤状カッター1によりスリットするフィルムロール、5はそのボビン、 6a、6bは円盤状カッター1のフィルムロール4側のホルダー3面に、円盤状 カッター1の軸心2から等距離で、かつ互いに45°の角度をなして装着された加 圧空気を噴射するノズルで、それぞれの先端はフィルムロール4の軸心に向いて いて、その内の一方のノズル6aはフィルムロール4の軸心と垂直の位置に配設 されている。 ノズル6の先端は図2に示すようにテーパー状をなしてスリット7を形成し、 基部8からのエアのほか、外部エアをも誘引してエアの有効利用を図っている。 例えば、ノズル6のエア導入孔9の内径φを6mmとし、先端を40°の広角にし てエアスリット幅を広げた構造にし、スリット7の幅は1mmとする。これにより 、円盤状カッター1面に沿ってエアカーテンを形成させる。またノズル6はボル ト止めにより取り外し可能とするのが好ましい。
【0006】
【作用】
本考案のフィルムロール用サイドカッターは、円盤状カッター1がフィルムロ ール4面に降下して所定の製品幅にカットが完了し、カッターブロックが外側に 移動すると同時に、円盤状カッター1のフィルムロール側のホルダー3面に設け られた2個のノズル6a、6bの基部8に、例えば6〜7kg/cm2の圧縮エア(3 〜20kg/cm2)が所定時間、例えば約1秒間にわたって供給される。圧縮エアはノ ズル先端のスリット7から約1〜2秒かけて噴射される。 吹き出された圧縮エアはカッター刃に沿ってフィルムロール4のカット面に作 用し、ボビン5にへばりつく糸状耳屑は浮き上がって剥離する。刃面に流れるエ アーはエアーカーテンを作り、カッター離脱時に、その壁が耳屑を全周にわたり ボビン5より分離移動させる。 エアーを吹き出すノズル6は先端部外形がテーパー状になっているため、圧縮 エアの吹き出し時に負圧となり、外部のエアーも取り入れる作用がある。
【0007】
【実施例】
図1に示したフィルムロール用サイドカッターを用いて業務用ラップフィル ム(信越ポリマー社製) 1,000本を用いて 1,000回テストを繰り返した結果、全 個数について耳屑が完全に除去された。
【0008】
【考案の効果】
本考案のフィルムロール用サイドカッターによれば、 1)フィルムロールのサイドカッターの際に耳屑の除去が不完全なことによるト ラブルが解消する。 2)耳屑が機器に巻き付くトラブルがなくなり、稼働時間が向上し装置の保全が 図れる。 3)フィルムロールへの耳屑の巻き付きによる品質不良がなくなる。 4)メンテナンス工数が低減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るフィルムロール用サイドカッター
でフィルムロールをスリットし終えた状態における正面
図である。
【図2】図1に示したフィルムロール用サイドカッター
において垂直のノズルに沿う縦断面側面図である。
【図3】従来のフィルムロール用サイドカッターを示す
概略正面図である。
【符号の説明】
1…円盤状カッター、 2…軸心、
3…ホルダー、4…フィルムロール、 5…ボビ
ン、 6…ノズル、7…スリット、
8…基部、 9…エア導入孔。
フロントページの続き (72)考案者 石井 正昭 埼玉県大宮市吉野町1丁目406番地1 信 越ポリマー株式会社 東京工場内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転するシートないしフィルムロールの少
    なくとも一方の端にカッターを押し付けてスリットする
    シートないしフィルムロール用サイドカッターであっ
    て、円盤状カッターのシートないしフィルムロール側の
    ホルダー面に加圧空気噴射用ノズルをシートないしフィ
    ルムロール面に向けて装着したことを特徴とするシート
    ないしフィルムロール用サイドカッター。
  2. 【請求項2】ノズルが円盤状カッターのシートないしフ
    ィルムロール側のホルダー面に2個、円盤状カッターの
    軸心から等距離で、かつ互いに45°の角度をなして、そ
    れぞれシートないしフィルムロールの軸心に向けて装着
    され、その内の一方のノズルがシートないしフィルムロ
    ールの軸心と垂直の位置に設けられていることを特徴と
    する請求項1記載のシートないしフィルムロール用サイ
    ドカッター。
JP1994007788U 1994-06-30 1994-06-30 シートないしフィルムロール用サイドカッター Expired - Lifetime JP3006010U (ja)

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