JP3005989U - トロリーレール切換装置 - Google Patents

トロリーレール切換装置

Info

Publication number
JP3005989U
JP3005989U JP1994007284U JP728494U JP3005989U JP 3005989 U JP3005989 U JP 3005989U JP 1994007284 U JP1994007284 U JP 1994007284U JP 728494 U JP728494 U JP 728494U JP 3005989 U JP3005989 U JP 3005989U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail
trolley
switching device
rail switching
operating lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1994007284U
Other languages
English (en)
Inventor
勉 小松原
Original Assignee
勉 小松原
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 勉 小松原 filed Critical 勉 小松原
Priority to JP1994007284U priority Critical patent/JP3005989U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3005989U publication Critical patent/JP3005989U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全で簡単に操作出来るトロリーレール切換
装置を提供する。 【構成】 トロリーレールの分岐点に軸支され、一端が
台車(2)の走行すべきレールを切り換える切換案内部
(30a)であり、他の一端が上下方向に可撓性がある
細長い操作レバー(30a)となっているレール切換部
材(30)と、操作レバー(30a)の自由端から懸垂
された操作具と、レール切換部材(30)を磁気ロック
する装置とを具備したトロリーレール切換装置。 【効果】 簡単で低コストな装置で台車の進行方向を切
り換えることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トロリーレール切換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
トロリーレールは、重量のあるものを吊り下げて搬送する場合に用いられるが 、冷蔵室に設置されて食肉の搬送に使用されることが多い。 このようなトロリーレールは、従来から様々なものがあるが、本願出願人は、 実願昭61−149534号において、吊下走行中の台車の揺動や脱輪がなく、 また、その分岐部では、走行方向の切換をスムーズに制御できるトロリーレール を開示した。 しかしながら、この開示したトロリーレールにおいては、搬送軌道の分岐部に エアーシリンダー等を備えた複雑なレール切換制御装置が必要であるため、設備 費が高くなるという問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の問題点を解決するためなされたものであり、その目的とする ところは、レールの切換をスムーズに行うことができる簡単で安上がりなトロリ ーレール切換装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的は、 所望の経路に沿い一定の間隙を介し平行に配設される一対のレールから成り、 そのレール間の間隙を通って吊り下げられる懸垂装置を具備する台車を走行させ るトロリーレールのトロリーレール切換装置において、 レールの分岐点に設けた支軸の周りに水平方向に往復回動自在に設けられ、一 端がレールの分岐部のレール間の間隙に挿入され、走行する台車を案内して台車 の走行すべきレールを切り換える切換案内部となっており、他の一端が上下方向 に可撓性がある細長い操作レバーとなっているレール切換部材と、 操作レバーの自由端部から懸垂された細長い操作具と、 レール切換部材の操作レバーと、適宜に設けられる固定部材との間に構成され 、常時は操作レバーを固定部材にロックし、操作レバーが操作具により下方に引 っ張られ、撓められたとき、そのロックを解除する磁気式ロック装置と、 から成るトロリーレール切換装置によって達成される。
【0005】
【作用】
上記の如く構成すれば、作業員が操作具を引っ張ると、レール切換部材の操作 レバーが撓んで固定部材から引き離され、磁気ロックが解除され、往復回動自在 になるため、操作具を操作して簡単に台車の走行すべきレールを切り換えること ができ、切換終了後に手を放すと操作レバーが真っ直ぐに復原し、その位置で固 定部材に磁気ロックされるものである。
【0006】
【考案を実施するための最良の様態】
以下、図面により本考案の詳細を具体的に説明する。 図1は本考案に係るトロリーレール切換装置を具備したトロリーレールの分岐 部の上面図、図2は図1に示した分岐部の切換動作を示す下面図、図3は図1に 示した分岐点のA−A線断面図、図4は図1に示した分岐点のB−B線断面図、 図5は図1に示した装置の操作状態を示す側面図である。
【0007】 図中、1はトロリーレールの分岐部、10は直進レール、11は曲がりレール 、12はV字レール部、2はトロリーレール上を走行する台車、20は台車2に 設けられる懸垂装置、3はトロリーレール切換装置、30は一端が切換案内部3 0aで、他の一端が操作レバー30bであるレール切換部材、300は操作レバ ー30bの上面に設けられる磁石、31はレール切換部材30を軸支する支軸、 32は操作レバー30bの端部から吊り下げられるロープ、33は操作レバー3 0bに設けられた磁石300に対向して設けられる固定部材、34は固定部材3 3に取り付けられるストッパーである。 なお、図中、一定間隔を保ってレールを保持する保持部材は省略した。
【0008】 本実施例におけるトロリーレールは、例えば図1ないし図3に示されるように 、一対の断面コの字型のレールがその背面同士が間隙を介して対面するよう平行 に配設されたものであり、この一対のトロリーレールに跨がって台車2が走行す るものである。 この台車2は、図3及び図4に示されるように、レールの間隙から下方に吊り 下げられる懸垂装置20を具備し、懸垂装置20は、対面するレールの壁面と接 触する部分に、ガイドローラー200を、また、その下端にフック201を有す る。 この台車2は、その懸垂装置20がレールの壁面に挟まった状態で、その壁面 に沿って導かれながら、脱輪することなくトロリーレール1の上を走行する。
【0009】 以下、図1、図2及び図4を参照しつつ、本考案に係るトロリーレール切換装 置について説明する。 トロリーレールの分岐部とは、一方のトロリーレール本線から、他のレールが 分岐する部分のことを示す。 本実施例では、トロリーレールの分岐部1は、直線状の本線1aから、曲線状 の分岐線1bが分岐する部分である。 この分岐部1は、直進レール10と、曲がりレール11と、両者の間に一定間 隔を保って設けられるV字レール12とから成る。
【0010】 レール切換部材30は、V字レール12の分岐点12aに設けられる鉛直な支 軸31の周りに往復回動自在に設けられる。 このとき、レール切換部材30の一端の切換案内部30aは、直進レール10 と曲がりレール11の間に挿入される。
【0011】 この切換案内部30aは、その自由端部が曲がりレール11に接触する位置か ら、直進レール10に接触する位置までを往復回動するが、曲がりレール11に 接触しているときに、台車2を本線1a側に導き、直進レール10に接触してい るときに、それを分岐線1b側に導くものである。 また、レール切換部材30の他の一端の操作レバー30bは、上下方向に可撓 性のある細長い金属板であり、その上面の適宜の位置に磁石300が設けられ、 その操作レバー30bの自由端部にはロープ32が係止具320を介してぶら下 げられる。
【0012】 固定部材33は、強磁性体の鉄板であり、レール切換部材30がいずれの側に 回動したときでも、その操作レバー30bの磁石300が吸着できる位置に固定 して設けられる。 ストッパー34は、互いに対面する対面部34a、34bと、それらを橋絡す る橋絡部34cとから成る断面コの字型の部材であり、レール切換部材30がそ の往復回動範囲を越えて回動しないようその操作レバー30bを跨ぎ、かつ、操 作レバー30bが必要以上に撓まないようその橋絡部34cが操作レバー30b の下面と所定の間隙を介して対向するよう固定部材33に設けられる。
【0013】 このように構成される本考案に係るトロリーレール切換装置3を具備したトロ リーレールの分岐部1においては、レール切換部材30に設けられた磁石300 と、固定部材33とが磁気式ロック装置として機能するため、通常は、レール切 換部材30は、その操作レバー30bが固定部材33に磁力でロックされている 。
【0014】 而して、トロリーレールを切り換えるときは、ロープ32を掴んで下方に引っ 張り、図5に示したように操作レバー30bを撓ませ、操作レバー30bの磁石 300と固定部材33とを離れさせ、磁気式ロックを解除する。 ロックが解除されれば、レール切換部材30は、容易に回動させることができ るので、台車2を進行させたい方向にロープ32を引いてレール切換部材30を 回動させる。 このようにしてレール切換部材30を回動させ、ロープ32から手を離すと、 操作レバー30bが復原し、レール切換部材30は磁気ロックされ、台車2は、 回動した切換案内部30aの壁面に導かれ、切り換えられた方向に進行するもの である。
【0015】 なお、本考案は、叙上の実施例に限定ものではなく、例えば、レバー対向部材 は分岐レールと一体に構成してもよく、また、本線が曲線状で、分岐線が直線状 でもよく、さらに、両方とも曲線状でもよい。 また、操作レバーを強磁性体で構成し、固定部材に磁石を設けるようにしても よく、ロープは、レール切換部材のレバー部端部に直接結び付けてもよく、ロー プに換えて細棒を懸垂するよう係止してもよい。 さらに、トロリーレールの分岐部を構成する各レールの断面形状や、レール切 換部材、ストッパー等の形状、取付位置等は、本考案の目的の範囲内で自由に設 計変更し得るものであり、本考案は上記の説明から当業者が容易に想到し得る総 ての変更実施例を包摂するものである。
【0016】
【発明の効果】
本発明は上記のように構成されるから、本発明によるときは、トロリーレール の分岐部において、台車の進行方向を複雑な装置を利用することなく、低コスト な装置で簡単に切り換えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るトロリーレール切換装置を具備し
たトロリーレールの分岐部の上面図である。
【図2】図1に示した分岐部の切換動作を示す下面図で
ある。
【図3】図1に示した分岐部のA−A線断面図である。
【図4】図1に示した分岐部のB−B線断面図である。
【図5】図1に示した装置の操作状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・・・トロリーレールの分岐部 1a・・・・・本線 1b・・・・・分岐線 10・・・・・直進レール 11・・・・・曲がりレール 12・・・・・V字レール 12a・・・・分岐点 2・・・・・・台車 20・・・・・懸垂装置 200・・・・ガイドローラー 201・・・・フック 3・・・・・・トロリーレール切換装置 30・・・・・レール切換部材 30a・・・・切換案内部 30b・・・・操作レバー 300・・・・磁石 31・・・・・支軸 32・・・・・ロープ 320・・・・係止具 33・・・・・固定部材 34・・・・・ストッパー 34a・・・・対面部 34b・・・・対面部 34c・・・・橋絡部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の経路に沿い一定の間隙を介し平行に
    配設される一対のレールから成り、そのレール間の間隙
    を通って吊り下げられる懸垂装置(20)を具備する台
    車(2)を走行させるトロリーレールの分岐部(1)に
    設けられるトロリーレール切換装置(3)において、 レールの分岐点(12a)に設けた支軸(31)の周り
    に水平方向に往復回動自在に設けられ、一端がレールの
    分岐部のレール間の間隙に挿入され、走行する台車
    (2)を案内して台車(2)の走行すべきレールを切り
    換える切換案内部(30a)となっており、他の一端が
    上下方向に可撓性がある細長い操作レバー(30b)と
    なっているレール切換部材(30)と、 操作レバー(30b)の自由端部から懸垂された細長い
    操作具と、 レール切換部材(30)の操作レバー(30b)と、適
    宜に設けられる固定部材(33)との間に構成され、常
    時は操作レバー(30b)を固定部材(33)にロック
    し、操作レバー(30b)が操作具により下方に引っ張
    られ、撓められたとき、そのロックを解除する磁気式ロ
    ック装置と、 から成るトロリーレール切換装置。
  2. 【請求項2】磁気式ロック装置が、操作レバー(30
    b)の固定部材(33)と対向する面に設けられた磁石
    (300)と、強磁性体で構成された固定部(33)と
    から成る請求項1に記載のトロリーレール切換装置。
  3. 【請求項3】磁気式ロック装置が、強磁性体で構成され
    た操作レバー(30b)と、固定部材(33)の操作レ
    バー(30b)と対向する面に設けられた磁石(30
    0)とから成る請求項1に記載のトロリーレール切換装
    置。
  4. 【請求項4】操作具が、ロープ(32)である請求項1
    ないし3のいずれか一に記載のトロリーレール切換装
    置。
JP1994007284U 1994-06-21 1994-06-21 トロリーレール切換装置 Expired - Lifetime JP3005989U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994007284U JP3005989U (ja) 1994-06-21 1994-06-21 トロリーレール切換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1994007284U JP3005989U (ja) 1994-06-21 1994-06-21 トロリーレール切換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3005989U true JP3005989U (ja) 1995-01-17

Family

ID=43141872

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1994007284U Expired - Lifetime JP3005989U (ja) 1994-06-21 1994-06-21 トロリーレール切換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3005989U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115107817A (zh) * 2022-07-12 2022-09-27 中建空列(北京)工程设计研究院有限公司 悬挂式单轨导向装置及系统

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115107817A (zh) * 2022-07-12 2022-09-27 中建空列(北京)工程设计研究院有限公司 悬挂式单轨导向装置及系统
CN115107817B (zh) * 2022-07-12 2023-11-14 中建空列(北京)工程设计研究院有限公司 悬挂式单轨导向装置及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2392236C (en) Apparatus including eddy current braking system
WO2007013991A2 (en) Guideway activated magnetic switching of vehicles
CA2316078C (en) Improved mobile jaw vice for clamping and unclamping vehicles to and from a traction cable of a transport system
JP3005989U (ja) トロリーレール切換装置
SE0300638D0 (sv) Load hoist arrangement
JP2972744B1 (ja) ノンレールゲートにおけるブレーキ機構
JP2704016B2 (ja) 車両用制動装置
JP5686391B1 (ja) スタッカクレーン
JPH0312605Y2 (ja)
JP2002241085A (ja) 電動巻上機
CN213865115U (zh) 一种行吊
JP2531540Y2 (ja) リニアモータ式搬送設備の制動装置
SU861234A1 (ru) Устройство дл загрузки и разгрузки подвесок конвейера
PL108487B2 (en) Interlocking device for suspensions,especially those ofoverhead conveyors
JPH0664862A (ja) 昇降機の昇降装置
JPH0329927Y2 (ja)
JPH0546875U (ja) 天井クレーン
JPH0421843Y2 (ja)
JPH11124291A (ja) ワーク搬送装置およびワーク搬送方法
TW388745B (en) Truck transport apparatus
JPS6127811Y2 (ja)
JPH0563383U (ja) マグネット付きフック
JPH09255280A (ja) 滑り止め付き電線トロリーガイド
JPH08126123A (ja) 磁気浮上搬送車の取出し方法
JPH05193742A (ja) 荷搬送設備