JP3005983U - 基板搬送ロボット用の光反射型基板検出装置 - Google Patents

基板搬送ロボット用の光反射型基板検出装置

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JP3005983U
JP3005983U JP1994006724U JP672494U JP3005983U JP 3005983 U JP3005983 U JP 3005983U JP 1994006724 U JP1994006724 U JP 1994006724U JP 672494 U JP672494 U JP 672494U JP 3005983 U JP3005983 U JP 3005983U
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正信 八江
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】厄介な初期調整を要することなく、所定位置に
在る基板を精確に検出する、小型かつ安価な基板搬送ロ
ボット用の光反射型基板検出装置を提供する。 【構成】ハンド部材の凹所4の開口部に、該凹所4内の
反射型ホトインタラプタ7の発光部5及び受光部6を被
覆する光遮蔽板20を取り付けるとともに該光遮蔽板2
0に基板検出用発射光ビーム透過用及び反射光ビーム透
過用のスリット又は小孔21、22を設け、該光遮蔽板
20により基板検出時の光ノイズを抑制する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、搬送しようとする基板、例えば液晶ディスプレイ機器(LCD)の ガラス基板等を吸着保持しながら所定位置に搬送する基板搬送ロボットの平板状 ハンド部材の平面部に装着される、反射型ホトインタラプタを構成した光反射型 基板検出装置に関する。
【0002】
【技術背景】
従来、例えば、液晶ディスプレイの製造ラインにおいて液晶ディスプレイの一 部品であるガラス基板を組み立て工程に搬入し及び該工程から搬出するにあたり 、図3及び図4に示すように、3つのアームを備えた、いわゆる3関節形基板搬 送ロボット1が使用されている。
【0003】 上記基板搬送ロボット1の平板状ハンド部材2の先端部の平面部には、図5〜 図7に示すように、真空吸着穴3及び凹所4が設けられ、該凹所4内に、基板検 出用に光センサ素子を用いて構成した、いわゆる光反射型基板検出装置が取り付 けられる。この光反射型基板検出装置は、例えば、LED(発光ダイオード)を 用いて形成した発光部5とホトトランジスタを用いて形成した受光部6とを所定 の位置関係をもって位置決めされた反射型ホトインタラプタ7により構成される 。さらに、上記凹所4の開口8に、上記発光部5及び受光部6の上方位置に基板 検出用発射光ビーム及び反射光ビーム透過用の窓穴10を形成した不透明な板状 カバー9が取り付けられている。
【0004】 上記光反射型基板検出装置の発光部5からカバー9の窓穴10を通してハンド 部材2の平面部の上方に向けて基板検出用光ビームが発射され、検出対象の基板 11の下面で反射された光ビームが上記窓穴10を通して受光部6で検知される 、すなわち、基板11の存在が検出されると、上記発光部5及び受光部6と接続 された電子制御回路12から真空圧源13に作動指令信号が送られ、該真空圧源 13から上記ハンド部材2の各真空吸着穴3に真空圧を送給して該ハンド部材2 の平面部に検出された基板11を吸着保持する。次いで、上記電子制御回路8か ら基板搬送ロボット1にそのハンド部材2に吸着保持した基板11の搬送開始が 指令され、該基板搬送ロボット1は図示しないサーボモータを介して公知の方法 で主軸15、第1アーム16、第2アーム17を駆動して吸着保持した基板11 を、図示しない所定の組み立て工程の所定ステージに搬送するようになっている 。なお、基板搬送ロボット1の本体部の構成は本考案の主要技術的範囲外であり 、該ロボット1の詳細な動作についての説明を省略する。
【0005】 ところで、上記構成の基板搬送ロボット用の光反射型基板検出装置において、 発光部5から発射される基板検出用光ビームは該発光部5の半導体発光素子(L ED)の特性上幾らかの拡がり性を有し、当該光反射型基板検出装置の電源の変 動、したがって発射光ビーム強度の変動により受光部6が当該装置の発光部5及 び受光部6から所定距離隔てた位置で反射された光以外の光、すなわち光ノイズ に感応して誤検出を行うこととなり、検出精度がいま一つ不満足であるという重 大な問題点があった。これに対し、当該反射型ホトインタラプタの検出特性の初 期調整にあたり、受光部6の感度と両半導体光素子(発光部5及び受光部6)の 配置角度とを同時的に調整することにより、上記基板検出誤りの発生を低減させ ることが考えられるが、そのような感度及び配置角度の2種類のパラメータを同 時に調整する作業は非常に厄介で多大な手間を要するため、上記手段は実用性に 欠ける。
【0006】 一方、上記問題点に対し、上記発光部5を半導体レーザ素子等、コヒーレント 光発光素子を用いて構成することが考えられるが、そのような発光素子は高価で あり、製造コストが高価となり、不都合である。
【0007】
【解決しようとする課題及びその手段】
本願考案の目的は、上記従来形式の光反射型基板検出装置における重大な問題 点を完全に解消して、厄介な初期調整を要することなく、所定位置に在る基板を 精確に検出する、小型かつ安価な基板搬送ロボット用の光反射型基板検出装置を 提供することを目的とする。
【0008】 上記目的を達成するため、本考案においては、上記ハンド部材の凹所の開口部 に、該凹所内の反射型ホトインタラプタの発光部及び受光部を被覆する光遮蔽板 を取り付けるとともに該光遮蔽板に基板検出用発射光ビーム透過用及び反射光ビ ーム透過用のスリット又は小孔を設け、該光遮蔽板により基板検出時の光ノイズ を抑制したことを特徴とする。
【0009】 本考案を、一実施例を示す図1及び図2にしたがって説明する。
【0010】
【実施例】
本考案の光反射型基板検出装置は、図1及び図2に示すように、上述した図5 、図6及び図7に示す従来形式のものと比べ、単一の窓穴10を設けたカバー9 に代えて、反射型ホトインタラプタを構成する発光部5及び受光部6にそれぞれ 対応した位置に発射光ビーム及び反射ビーム透過用のスリット又は小孔21及び 22を形成した光遮蔽板20を用いて構成した点が相違し、その他の構成部分は 同様のものであり、それらの構成部分には同一数字符号を付してその説明を省略 する。
【0011】 図1及び図2において、基板搬送ロボットの平板状ハンド部材2の先端部の平 面部に設けられた凹所4の開口8に、該凹所4内の発光部5及び受光部6を被覆 するように、例えば、不透明な黒色合成樹脂材により形成した光遮蔽板20が取 り付けられる。該光遮蔽板20には、反射型ホトインタラプタ7を構成する発光 部5と受光部6にそれぞれ対応して定められた位置に反射光ビーム透過用スリッ ト21及び反射光ビーム透過用スリット22が形成されている。これら両スリッ ト21及び22の穴内面は、図2に示すように、発光部5からの反射光ビームが 該発光部5及び受光部6から所定距離D隔たった平面、すなわち、検出しようと する基板11の下面に相当する平面で鏡面反射され、該反射光ビームのみが受光 部6に入射するように、光の反射則にしたがって上記距離D及び発光部5と受光 部6間の間隔Lにより定められる角度θの傾斜面とされる。該角度θは下記の数 式で表示される: θ=tan-1(L/2D) また、上記両スリット21、22の開口形状は発光部5からの発射光ビーム束の 断面形状に応じて設計される。なお、上記スリット21及び22に代えて、孔内 面を上記角度θの傾斜面とする小孔としてもよい。
【0012】 さらに、上記光遮蔽板8の内面におけるスリット21と22との間部に光絶縁 性を有する、例えば合成樹脂材料により形成した光絶縁壁25を取り付けて凹所 4内の発光部5と受光部6間を光絶縁することが好ましい。
【0013】 上記反射型ホトインタラプタ7は、その発光部5及び受光部6としてそれぞれ 半導体発光素子及び半導体光検出素子を用いて構成したものに限らず、光ファイ バーの一端部に発光素子、光検出素子を接続して形成した光ファイバーセンサー 素子を用いて構成するようにしてもよい。
【0014】
【作用効果】
本考案の基板搬送用ロボット用の光反射型基板検出装置においては、反射型ホ トインタラプタの発光部及び受光部に対応して設けたスリット又は小孔を有する 光遮蔽板により、当該基板位置の検出に関係する発射光ビーム及び反射光ビーム のみを通過させて基板位置の検出を妨害する光ノイズ、例えば当該検出装置の電 源変動に基づくノイズとか外部から飛来する光ノイズを排除するようにしたから 、従来形式のものにおけるような厄介な初期調整を必要とせず、所定位置に在る 基板を精確に検出する、小型かつ安価なものとすることができる。
【0015】 また、上記光遮蔽板の内側に光絶縁壁部を取り付けて発光部と受光部間を光絶 縁することにより、検出作用光以外の光ノイズの受光部への入射を抑止して検出 精度をより高めることができる。
【0016】 さらにまた、上記反射型ホトインタラプタを光ファイバーセンサー素子を用い て構成することにより、当該光反射型基板検出装置の信頼性をさらに高めかつ小 型化を有効に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例の基板搬送ロボット用の光
反射型基板検出装置の要部の拡大平面図である。
【図2】 図1の光反射型基板検出装置の要部の拡大横
断面図である。
【図3】 従来形式の光反射型基板検出装置を搭載した
基板搬送ロボット全体の概略構成を示す斜視図である。
【図4】 図3の基板搬送ロボット本体部の平面図であ
る。。
【図5】 図3の基板搬送ロボットにおける平板状ハン
ド部材の平面図である。
【図6】 図5のハンド部材における光反射型基板検出
装置部分の拡大平面図である。
【図7】 図6の光反射型基板検出装置部分の縦断面図
である。
【符号の説明】
1 基板搬送ロボット 2 平板状ハンド部材 3 真空吸着穴 4 凹所 5 発光部 6 受光部 7 反射型ホトインタラプタ 8 開口 9 カバー 10 窓穴 11 ガラス基板 12 電子制御回路 13 真空圧源 15 主軸 16 第1アーム 17 第2アーム 20 光遮蔽板 21 発射光ビーム透過用スリット又は小孔 22 反射光ビーム透過用スリット又は小孔 25 光絶縁壁部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 31/12 E 7210−4M

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状ハンド部材の平面部に基板を吸着
    保持して搬送する基板搬送ロボットであって、該ロボッ
    トの平板状ハンド部材の平面部に真空吸着穴及び凹所を
    設けるとともに該凹所内に搬送しようとする基板検出用
    の反射型ホトインタラプタを配置し、該ハンド部材を搬
    送しようとする基板面に近づけて上記ホトインタラプタ
    が該基板を検出したとき上記真空吸着穴に真空圧を印加
    して該基板の吸着を指令するとともに該基板の搬送開始
    を指令する、基板搬送ロボット用の光反射型基板検出装
    置において、 上記ハンド部材の凹所の開口部に、該凹所内の反射型ホ
    トインタラプタの発光部及び受光部を被覆する光遮蔽板
    を取り付けるとともに該光遮蔽板に基板検出用発射光ビ
    ーム透過用及び反射光ビーム透過用のスリット又は小孔
    を設け、該光遮蔽板により基板検出時の光ノイズを抑制
    したことを特徴とする、基板搬送ロボット用の光反射型
    基板検出装置。
  2. 【請求項2】 光遮蔽板の内面における発射光ビーム透
    過用スリット又は小孔と反射光ビーム透過用スリット又
    は小孔との間部に光絶縁壁部を設けて反射型ホトインタ
    ラプタの発光部と受光部間を光絶縁分離した、第1項記
    載の光反射型基板検出装置。
  3. 【請求項3】 反射型ホトインタラプタを光ファイバー
    センサ素子を用いて構成した、第1項又は第2項記載の
    光反射型基板検出装置。
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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62126376A (ja) * 1985-11-28 1987-06-08 Toshiba Corp 反射型光結合素子
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