JP3005802U - 巾 木 - Google Patents

巾 木

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JP3005802U
JP3005802U JP1994008975U JP897594U JP3005802U JP 3005802 U JP3005802 U JP 3005802U JP 1994008975 U JP1994008975 U JP 1994008975U JP 897594 U JP897594 U JP 897594U JP 3005802 U JP3005802 U JP 3005802U
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JP
Japan
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skirting board
synthetic resin
base material
groove
decorative layer
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JP1994008975U
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English (en)
Inventor
泰正 高尾
千之 浜田
巧己 大脇
Original Assignee
東リ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 優れた壁面保護性と意匠性を併せ有し、床面
の不陸に対応して下端が充分密着する密着性に優れた巾
木を提供する。 【構成】 発泡基材1の表面側に合成樹脂化粧層2が積
層され、その頂部は合成樹脂で覆われ、先端が表面側に
向けてゆるやかに傾斜が設けられ、かつ漸次細くなった
スカート部3を基材下部に有することを特徴とする巾
木。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は病院等の台車や車椅子が壁面に当たっても壁面を保護し、しかも意匠 性の高い巾木に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近病院や老人ホーム、福利厚生施設など車椅子やストレッチャーの利用の多 い場所で、車輪が壁面に衝突する際の衝撃吸収と壁面の傷つき防止を目的として 、腰高の巾木や床材シートを帯状に切断したものを壁面に施工することが増えて いる。しかし腰高巾木の場合、床面の凹凸より伝わる歪みのため、上端部の直線 性や、隣接巾木同士の接続部の密着が不十分である。又、床シートを帯状に切断 しただけのものでは、床面の凹凸との密着性が悪い。更に上端部は切断面が剥き 出しのため、意匠的に見苦しい上に、シート表面に比べ傷つきやすく、汚れ易い という欠点を有する。
【0003】 図9は従来の巾木施工図であるが、この場合、床面は一見平らな様に見えてい ても、不陸と呼ばれる凹凸があり、巾木の高さ方向の巾が長くなると床面との密 着のため、部材に大きな歪みが生じ、上端部aの直線性や、隣接部材との接続部 bの密着性を失ってしまう欠点がある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は優れた壁面保護性と意匠性を併せ有する巾木を提供することに ある。
【0005】 また本考案の目的は床面の不陸に対応して下端が充分密着する密着性に優れた 巾木を提供することにある。
【0006】 更に本考案の目的は巾木頂部が美しく被覆され意匠性に優れた巾木を提供する ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は発泡基材の表面側に合成樹脂化粧層が積層され、その頂部は合成樹脂 で覆われ、先端が表面側に向けてゆるやかに傾斜が設けられ、かつ漸次細くなっ たスカート部を基材下部に有することを特徴とする巾木に係る。
【0008】 以下、本考案を図面により説明する。図1は本考案の巾木の1例で、1は発泡 基材、2は合成樹脂化粧層、3はスカート部である。尚、発泡基材1の裏側に必 要に応じてバリヤー層4を設けることもできる。発泡基材1は軟質又は半硬質の ポリ塩化ビニル(PVC)等の合成樹脂発泡体シートが好ましく、通常はカレン ダー加工、ペースト加工、押出加工等により得られる。その厚さは通常0.5〜 5mmの範囲が好ましい。発泡基材の表面に設けられる合成樹脂化粧層2は軟質又 は半硬質の転写又はラミネートされたり、また発泡基材の場合と同様に、押出し 、カレンダー、ペーストの方法等により同時加工されるものであっても良く、通 常は0.03〜2.0mmの厚さに積層され、巾木に意匠性を付与する。基材下方に 設けられたスカート部3は表面側に向けてゆるやかに傾斜が設けられ、先端が漸 次細くなっており、床面と密着するようになっている。スカート部は床面の凹凸 に対し馴染んで密着性を高めるために、軟質または半硬質の樹脂により製造され るのが好ましい。スカート部は例えば図2に示すように、下方先細りのテーパー を設けた凹型金型5上に積層体の巾木下端部となる部分6を表面を下にして載置 し凸型の金型7を上から押し付けて高周波加熱することにより得られる。積層体 の頂部は合成樹脂により被覆され、積層体断面が露出することなく意匠性に優れ ている。この積層体頂部は例えば図3に示すように積層体8の巾木上端部をレー ル状の窪みを有する凹状部分9に高周波発生棒状体10を用いて押し込み、その まま高周波加熱し、得られた凹状部分11を裏側から水平にカットすることによ り、12の断面図に示されるような積層体の頂部を化粧層の延長で覆われた頂部 が得られる。
【0009】 バリヤー層4にはクロロプレン樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂等の耐 可塑剤性のある樹脂が好ましく、この層により可塑剤の移行がなく良好な施工状 態を保つことができる。
【0010】 図4は発泡基材と化粧層の積層体と分離可能であって、上部に溝状部分を有す るスカート部13を示し、図5はこのスカート部を用いた本考案の巾木の1実施 例である。スカート部の上部の溝状部分に発泡基材14と合成樹脂化粧層15の 積層体が空隙部16を残すように嵌合される。この空隙部はスカート部が床面に 密着した時、床面から伝わった歪みが吸収され、接続した他の部材に伝えないと いう機能を奏する。巾木の裏面は接着剤により壁面に接着される。
【0011】 図6は下部に溝状部分を有する合成樹脂製キャップ17で、図7はこのキャッ プを用いた本考案の巾木の1実施例を示す。キャップの下部の溝状部分に発泡基 材18と合成樹脂化粧層19の積層体の頂部が嵌合される。キャップと積層体の 間には空隙部はあってもなくてもよい。空隙部がある場合は、巾木が不陸を拾っ た時でも巾木上端が直線状になり美観が向上する。
【0012】 図8は上記スカート部13及び合成樹脂製キャップ17を用いた本考案の巾木 の他の実施例である。スカート部13が、発泡基材14と化粧層15の積層体と 分離可能であって、スカート部13の上部に溝状部分を有し、この溝状部分に積 層体を空隙部16を残すように嵌合され、発泡基材14と化粧層15の積層体の 頂部が下部に溝状部分を有する合成樹脂製キャップ17で嵌合被覆されている。 合成樹脂製キャップ17の溝状部分と、発泡基材と化粧層の積層体の間に空隙部 20を有していてもよい。
【0013】 本考案の巾木上端の床からの高さは15〜60cmの範囲が好ましい。図1、図 3、図5、図6のいずれの積層体の裏面にもバリヤー層を更に設けることもでき る。
【0014】
【考案の効果】
本考案の巾木においては、その頂部は合成樹脂化粧層または嵌合キャップによ り完全に被覆されているので意匠性に優れている。また本考案のスカート部先端 は床材に密着させることにより、床材端部が歩行者から見えることなく美観に優 れ壁面を保護することができる。
【0015】 またスカート部の上部の溝状部分と、発泡基材と合成樹脂化粧層の積層体の間 に空隙部を設ける時は、スカート部が床面に密着した時、床面から伝わった歪み が吸収され、接続した他の部材に伝えないという機能を発揮し、床面の不陸に対 応して下端が充分密着する密着性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の巾木の1例を示す。
【図2】本考案のスカート部の製造の1例を示す工程図
である。
【図3】本考案の積層体頂部の製造の1例を示す工程図
である。
【図4】上部に溝状部分を有するスカート部。
【図5】上部に溝状部分を有するスカート部を用いた本
考案の巾木の1例を示す。
【図6】下部に溝状部分を有する合成樹脂製キャップ。
【図7】下部に溝状部分を有する合成樹脂製キャップを
用いた本考案の巾木の1例を示す。
【図8】上部に溝状部分を有するスカート部及び下部に
溝状部分を有する合成樹脂製キャップを用いた本考案の
巾木の1例を示す。
【図9】従来の巾木を施工した場合の1例を示す。
【符号の説明】
1、14、18 発泡基材 2、15、19 化粧層 3 スカート部 4 バリヤー層 5 テーパーを設けた凹型金型 6 巾木の下端部 7 凸型の金型 8 積層体 10 高周波発生棒状体 13 上部に溝状部分を有するスカート部 16、20 空隙部 17 下部に溝状部分を有する合成樹脂製キャップ

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡基材の表面側に合成樹脂化粧層が積
    層され、その頂部は合成樹脂で覆われ、先端が表面側に
    向けてゆるやかに傾斜が設けられ、かつ漸次細くなった
    スカート部を基材下部に有することを特徴とする巾木。
  2. 【請求項2】 スカート部が、発泡基材と化粧層の積層
    体と分離可能であって、スカート部の上部に溝状部分を
    有し、この溝状部分に積層体を空隙部を残すように嵌合
    した請求項1の巾木。
  3. 【請求項3】 発泡基材と化粧層の積層体の頂部が、下
    部に溝状部分を有する合成樹脂製キャップで嵌合被覆さ
    れた請求項1の巾木。
  4. 【請求項4】 スカート部が、発泡基材と化粧層の積層
    体と分離可能であって、スカート部の上部に溝状部分を
    有し、この溝状部分に積層体を空隙部を残すように嵌合
    され、発泡基材と化粧層の積層体の頂部が、下部に溝状
    部分を有する合成樹脂製キャップで嵌合被覆された請求
    項1の巾木。
  5. 【請求項5】 合成樹脂製キャップの溝状部分と、発泡
    基材と化粧層の積層体の間に空隙部を有する請求項3〜
    4の巾木。
  6. 【請求項6】 巾木の上端の床からの高さが15〜60
    cmの範囲にある請求項1〜5の巾木。
  7. 【請求項7】 積層体の裏面にバリヤー層を更に設けた
    請求項1〜6の巾木。
JP1994008975U 1994-06-29 1994-06-29 巾 木 Expired - Lifetime JP3005802U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11287036A (ja) * 1998-04-03 1999-10-19 Tajima Inc 巾 木
JP2000336919A (ja) * 1999-05-26 2000-12-05 Toli Corp ノンハロゲン系巾木

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JP3420970B2 (ja) 1999-05-26 2003-06-30 東リ株式会社 ノンハロゲン系巾木

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