JP3005602B2 - 圃場整地機 - Google Patents

圃場整地機

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JP3005602B2
JP3005602B2 JP9199888A JP19988897A JP3005602B2 JP 3005602 B2 JP3005602 B2 JP 3005602B2 JP 9199888 A JP9199888 A JP 9199888A JP 19988897 A JP19988897 A JP 19988897A JP 3005602 B2 JP3005602 B2 JP 3005602B2
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plow
soil
plate
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功 皆川
毅 飯岡
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株式会社富士トレーラー製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たんぼ等圃場面の
整地作業に用いられる圃場整地機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の圃場整地機として特公昭5
9−3607号公報、実公昭61−45245号公報、
実公昭56−55327号公報等のものが知られてい
る。
【0003】この従来構造のものは、トラクタに取付枠
を上下動可能に連結し、該取付枠に土運搬台を後方傾動
可能に設け、該取付枠にすき体を前下がり状に保持及び
引き上げ回動可能に配設して構成されている。
【0004】しかして、すき体を前下り状に保持してト
ラクタを前進走行し、圃場面の高い所の土をすき体によ
り削り取り、削り取られた土をすき体により土運搬台内
に導入案内し、トラクタを圃場の低い所に移動し、その
位置で作業者が人為的に係止機構を解除し、土運搬台を
自重で後方傾動させ、土運搬台内の土を圃場面の低い所
に排出し、これにより圃場の整地作業を行うことにな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
構造の場合すき体は前下り状に保持及び引き上げ回動可
能に設けられているため、トラクタを前進しつつ取付枠
を下降してすき体を圃場土に穿入しようとすると圃場土
壌が硬土等の場合にはすき体の前端部は上向き回動し、
すき体の前端部は浮上がり、このためすき体の前端部の
穿入不良が生じ、すき作業能率が低下することになると
いう不都合を有している。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明はこれらの不都合
を解決することを目的とするもので、その要旨は、上記
すき体の裏面に左右二個の補強板を固定し、該補強板の
前部間に渡板を架設し、該補強板の後部に圃場面内に没
入してすき体の前端部を下向き回動させる板材からなる
抵抗受け部を設け、上記取付枠に該抵抗受け部に当接可
能なストッパー体を設けて構成したことを特徴とする圃
場整地機にある。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図10は本発明の実施の
形態例を示し、1はトラクタであって、トラクタ1の後
部には連結機構2により取付枠3を連結している。
【0008】この連結機構2はトラクタの左右両側部下
部に突設した下部リンク4と、トラクタの左右両側部上
部に突設した揺動アーム5と、揺動アーム5と下部リン
ク4の中程部を連結する吊上リンク6と、トラクタの上
部に突設した上部リンク7とで構成され、上記下部リン
ク4の先端部と上部リンク7の先端部を連結ピン8によ
り取付枠3に連結し、取付枠3を油圧により揺動する揺
動アーム5によって上下動可能にしている。
【0009】9は保持機構であって、取付枠3を側面L
状、後面四角枠状に形成し、取付枠3の左右の縦杆3a
間に断面三角形状の取付体10を左右両側のピン11に
より揺動可能に枢着し、取付体10の中央部にすき体1
2を前下がり状に取付け、すき体12の裏面に二個の補
強板13を固定し、補強板13間の前部に渡板13aを
架設し、取付枠3の水平杆3b下面に補強板13の後部
に当接可能なストッパー体14を設け、すき体12を前
下がり状に保持及び引き上げ回動可能に構成している。
【0010】15は土運搬台であって、土運搬台15は
長方形状の底板16の四辺部に左右側板17、前板1
8、後板19を立設して形成され、前板18のすき体1
2に対向する位置に土導入部20を形成している。
【0011】また土運搬台15の前板18及び底板16
の外側に二個のL状の補強杆21を固定するとともに底
板16のみに補強杆22を間隔を置いて固定し、かつ底
板16の左右の辺部に他の補強杆23を固定し、補強杆
21・22間に取付枠3の水平杆3bを位置し、水平杆
3b及び補強杆21・22に支点軸24を挿通し、土運
搬台15を支点軸24を中心として後方傾動可能に取付
けている。
【0012】25は案内部材であって、土導入口部20
の下部の左右の縦杆3a間に配置固定され、すき体12
の傾斜角度に合う案内面25aを形成している。
【0013】26は係止機構であって、係止機構26は
取付枠3の上部の横杆3cに鉤状の係止アーム27を枢
着し、土運搬台15の上部に係止部28を形成し、係止
アーム27と係止部28とを係合し、バネ部材29によ
って係合状態を保持するようにしたものである。
【0014】30は引き上げ機構であって、横杆3cに
枢着軸31により操作レバ32を枢着し、上記一方のピ
ン11に引上アーム33を枢着し、引上アーム33を連
結ワイヤ34により操作レバ32に連結し、取付体10
の一方側部に引上アーム33の端部33aに当接可能な
係合凸部10aを形成し、かつ取付体10の他方側部に
ロック板35を固定し、取付枠3の縦杆3aにホルダ3
6を取付け、ホルダ36内に内蔵バネにより突出付勢さ
れたロックピン37を設け、ロック板35にロックピン
37が挿通されるロック穴38を形成し、操作レバ32
を図6の想像線の如く押下げると連結ワイヤ34を介し
てすき体12は図7の使用位置aから図8の不使用位置
bまで引き上げられ、また操作レバ32を引き上げると
すき体12の自重ですき体12は前下り状の使用位置a
に配設され、またすき体12のみを手で引き上げ回動す
ると図9、図10のごとくロック板35に設けたロック
穴38にロックピン37が挿通されてすき体12は非す
き作業位置cまで引き上げられ、すなわち、すき作業時
は前下り状態の使用位置a、略水平状態の不使用位置
b、作業終了時は反転状態の非すき作業位置cの三位置
で保持し得る。
【0015】39は抵抗受け部であって、この場合図4
及び図5のごとくすき体12の裏面に取り付けた、圃場
面W内に没入可能な上記二個の補強板13の後部を後側
に向けて広がる形状に形成して構成されている。
【0016】この実施の形態例は上記構成であるから、
すき体12を前下り状の使用位置aに保持してトラクタ
1を前進走行し、圃場面Wの高い所の土をすき体12に
より削り取り、削り取られた土をすき体12により土運
搬台15内に導入案内し、トラクタ1を圃場の低い所に
移動し、その位置で作業者が人為的に係止機構26を解
除し、土運搬台15を自重で後方傾動させ、土運搬台1
5内の土を圃場面Wの低い所に排出し、これにより圃場
の整地作業を行うことになる。
【0017】このすき作業時において、すき体12に設
けた抵抗受け部39は圃場面W内に没入して走行に伴う
抵抗を受け、この抵抗作用によって上記ピン11を中心
としてすき体12の前端部12aは下向き回動させら
れ、このためすき体12の前端部12aの穿入を良好に
でき、すき体12の浮上がりを防ぐことができ、それだ
けすき作業能率を向上することができ、しかも抵抗受け
部39は圃場面W内に没入可能であるから、図6のごと
く取付枠3の底部分が接地するほどに取付枠3を可及的
下方位置に下げることができ、このためすき体12の回
動時にすき体12の先端部がトラクタ1の一部に衝突し
ないようにすき体12の傾斜角度を含めたすき体12の
回動軌跡を考慮して定められているすき体12の突出長
1を短くすることができ、このため速やかに土を土運
搬台15内に導入でき、また水平突出長L2も短くでき
て下部リンク4の長さにより定まるトラクタ1と取付枠
3との距離が短いものにも適用することができてトラク
タ1の各種規格に対する融通性を高めることができる。
【0018】尚、本発明は上記実施の形態例のものに限
られるものではなく、例えば抵抗受け部39は一個の補
強板13に構成してもよいものであり、適宜変更して設
計される。
【0019】
【発明の効果】本発明は上述の如く、上記すき体の裏面
に左右二個の補強板を固定し、該補強板の前部間に渡板
を架設し、該補強板の後部に圃場面内に没入してすき体
の前端部を下向き回動させる板材からなる抵抗受け部を
設け、上記取付枠に該抵抗受け部に当接可能なストッパ
ー体を設けてなるから、すき体に設けた抵抗受け部は圃
場面内に没入して走行に伴う抵抗を受け、この抵抗作用
によってすき体の前端部は下向き回動させられ、このた
めすき体の前端部の穿入を良好にでき、すき体の浮上が
りを防ぐことができ、しかも抵抗受け部は圃場面内に没
入可能であるから、取付枠の底部分が接地するほどに取
付枠を可及的下方位置に下げることができ、このためす
き体の突出長を短くすることができ、速やかに土を土運
搬台内に導入でき、それだけすき作業能率を向上するこ
とができる。
【0020】以上の如く、所期の目的を充分達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例の全体側面図である。
【図2】図1で示す本発明の実施の形態例の部分斜視図
である。
【図3】図1で示す本発明の実施の形態例の部分側面図
である。
【図4】図1で示す本発明の実施の形態例の部分断面図
である。
【図5】図1で示す本発明の実施の形態例の部分底面図
である。
【図6】図1で示す本発明の実施の形態例の部分縦断面
図である。
【図7】図1で示す本発明の実施の形態例の部分縦断面
図である。
【図8】図1で示す本発明の実施の形態例の部分縦断面
図である。
【図9】図1で示す本発明の実施の形態例の部分縦断面
図である。
【図10】図1で示す本発明の実施の形態例の部分縦断
面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 3 取付枠 9 保持機構 12 すき体13 補強板 13a 渡板 14 ストッパー体 39 抵抗受け部 15 土運搬台 39 抵抗受け部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタに取付枠を上下動可能に設け、
    該取付枠に土運搬台を後方傾動可能に設け、該取付枠に
    すき体を保持機構により前下がり状に保持及び引き上げ
    回動可能に配設したものにおいて、上記すき体の裏面に
    左右二個の補強板を固定し、該補強板の前部間に渡板を
    架設し、該補強板の後部に圃場面内に没入してすき体の
    前端部を下向き回動させる板材からなる抵抗受け部を設
    け、上記取付枠に該抵抗受け部に当接可能なストッパー
    体を設けて構成したことを特徴とする圃場整地機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8646851B2 (en) 2009-03-17 2014-02-11 Topy Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle wheel

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8646851B2 (en) 2009-03-17 2014-02-11 Topy Kogyo Kabushiki Kaisha Vehicle wheel

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