JP3005497U - ネクタイ結び補助具 - Google Patents

ネクタイ結び補助具

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JP3005497U
JP3005497U JP1994007330U JP733094U JP3005497U JP 3005497 U JP3005497 U JP 3005497U JP 1994007330 U JP1994007330 U JP 1994007330U JP 733094 U JP733094 U JP 733094U JP 3005497 U JP3005497 U JP 3005497U
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清次 石川
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清次 石川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誰もが容易に美しいネクタイの結び目を結ぶ
ことのできるネクタイ結び補助具を提供する。 【構成】 望ましい形状の捲き付け部胴周に捲き付くと
ころの硬質弾性材から成る漏斗体24において、前面を
開襟25させると共に下端に到るネクタイの小剣挿入用
スリット26に連続させ、一方背面には横帯捲き具合調
整用の切り込み27を下端より立ち上がり付設するとし
て、下地の捲き付け部にあたかも外皮の如く容易に密冠
着して矯正保持することのできる結び補助具を実現し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ネクタイ結び補助具、具体的にはネクタイを結ぶ際に結び目を美形 に仕上げるための補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】
大剣及び小剣を有し、中間部を襟掛部としてワイシャツの襟下首廻り部に掛け 通して正面で逆三角形状の結び目で結着するようにした一般的なネクタイの結び 方として通常採用される所謂エクスワイアノットの要領は、図4〜図7に示され る通りである。
【0003】 すなわち、ネクタイ1を首に捲き回し、大剣1aを小剣1bに一捲きさせて下 方に出す。(図4) 次いで大剣1aを上記の首への捲き回し出側2に対して前方から捲き下げる。 これによって下地の捲き付け部3が形成される。(図5) 当該捲き付け部3に対して大剣1aを横帯4捲きしたうえ、裏側上端から当該 横帯4背部に差し通し下す。(図6) 緊結により結び目5が完成する。(図7) この結び方は、捲き付け部3をある程度しっかりとまとめておけば、適度な大 きさにて美形に結び目5が仕上がる特徴を有し、捲き付け部で更に余分に一捲き しなければならなく、よほどしっかりと捲き付け部をまとめておかないと、大き 過ぎて美形に仕上がらない所謂ウインザーノットのように生地の厚さを選らぶ必 要のない一般的なものである。
【0004】 一方ネクタイと全く別体,別材質のものが完成した結び目として視認される簡 易タイプのものではなく、ネクタイ生地で結び目が完成されるとして、ネクタイ 本来の美しさを確保したタイプのネクタイ結びの補助具としては、実開昭58− 12225号公報,実開昭58−160214号公報,実開平5−14113号 公報等に提案がある。上記実開昭58−12225号公報に開示の補助具9は、 図8〜図10に紹介される。すなわち、図8に示される如く、逆台形の囲繞枠本 体6の中間レベルよりやや下寄りにネクタイを結んだ時のすべり止めとなる水平 梁7を架設すると共に当該水平梁7を基盤にして先ず立ち上がって次いであたか も稜線を形成するかのように上方に向け水平延出する突起片8を設けてなるもの である。
【0005】 当該補助具9の使用要領は図9に示される通りである。すなわち、大剣1aを 水平梁7の下をくぐり抜けさせて通す(イ)。 大剣1aを突起片8上面に押し当てる態様にて首13に捲き回す(ロ)。 大剣1aを首13への捲き回し入側10に対して後方から捲き下げる(ハ)。 大剣1aを、更に後方に捲き込み、補助具9の背側を横断させ、首への捲き回 し出側11に対して前方から捲き下げる(ニ)。
【0006】 ここまで捲いたのを下地の捲き付け部として、横帯12捲きしたうえ、裏側上 端から該横帯12背部を通り、さらに、該水平梁7の下を小剣1bの前面へとく ぐり抜けさせる(ホ)。 しかして、緊結により図10に示す如く、結び目14が完成し、補助具9はネ クタイ1に完全に包まれ、外からは見えないものとなる。
【0007】 実開昭58−160214号公報に開示の補助具15は、図11,図12に紹 介される。すなわち、図11に示される如く、ネクタイ1を首に捲き回す際、ネ クタイ1の小剣1bを例えば塩化ビニルやゴム質等よりなる硬質又は半硬質な中 空部材16の中に通し(イ)。 当該中空部材16を捲き基点として、これを内包する態様にて所謂ウインザー ノットの結び方で結ぶ(ロ〜ヘ)。
【0008】 このものにあっては、小剣1bは結び目17内にトンネルの中空部材16を介 して貫通しているので、図12に示す如く、結び目17の形を何んら崩すことな く引き抜き自在である。そして、中空部材16は結び目17aとしてなるストッ パーの役目をはたし、小剣1bの引き抜きで、結び目17は崩壊しない。しかし て、使用者は、結び目17を体の前面の首部付近に位置させ、該結び目17から 小剣1bまでの首回り部をカッターシャツ等の襟の下へ回し、小剣1bを結び目 17に内設の中空部材16に通し、一方の手で結び目17を持ち、他方の手で小 剣1bを引っぱって締める事によってネクタイ1が装着できる。
【0009】 実開平5−14113号公報に開示の補助具18は、図13に紹介される。す なわち、(a)図に示すように、ネクタイの結び目内に収まり易すいように、垂 直中心線X−Xに関して弧状の逆三角形状の基板19を有しており、この基板1 9の上方には、前記垂直中心線X−Xに関して略対称に少なくとも2個の比較的 小さな穴(図には丸穴が示してあるが、形状は楕円、その他任意でよい)20, 20が、下方には垂直中心線X−X上に1個の比較的大きな穴(図には丸穴が示 してあるが、形状は楕円、その他任意でよい)21が形成されている。素材とし て、合成樹脂,金属,皮革等が適宜用いられる。
【0010】 (b)図および(c)図は、補助具18の使用法を示す図で、(b)図に示す ように、前記穴20,20には首やシャツの衿囲りに巻く紐22を通し、次に、 (c)図に示すように、前記穴21に上方よりネクタイ1の小剣1aを剣先から 挿通し、大剣1aを、補助具18に巻きつけるようにして結びつける。前記紐2 2端部には適宜留め具(図示せず)が設けられ、ネクタイ1を衿回りに容易に装 着・取りはずせるようにし、留めの強さは、ホックやマジックテープ(商標名) の強度を加減することにより、必要に応じて適宜加減できるようにする。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
従来の技術で述べた実開昭58−12225号のものにあっては、その用い方 に、最後の大剣下げ通しの際に突起片8が障害となるのではないかとの懸念,ま た捲き度合の多いウイザーノットに準じた捲き方では、あまりにも大きくなり過 ぎるのではないかという懸念がある。さらに、たとえ、捲き度合が少ないエクス ワイアノットで用いるにしても、下地の捲き付け部のネクタイ生地による中実密 度は著しく低く、大きくふくらみ易すいのと、断面三角錐状の下地では弯曲状の 美しい結び目を提供し得ない、という問題点を有している。
【0012】 実開昭58−160214号のものにあっては、下地の捲き付け部のネクタイ 生地による中実密度は高くなるし、エクスワイアノットで用いることもできる。 しかし、下地の捲き付け部の基芯とはなり得ても矯正能は全く無く、美形の基本 となる捲き付け部の形成には、相変らず細心の努力が求められる、という問題点 を有している。
【0013】 実開平5−14113号のものにあっては、襟掛部がネクタイと別体であると いう点数が多くなる煩らわしさと共に既述した一般的な結び方を前提にした長さ で製せられたネクタイでは余り過ぎを生じ、長めの不体裁な仕上がりとなり、ネ クタイが特殊寸法の高価な特注品とならざるを得ない不都合がある。 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、通常規格のネクタイで、簡易に下地の捲き付け部の中 実密度を高い状態でしかも美形にまとめることができて、しいては完璧に美しい 結び目を提供することのできる、ネクタイの結び補助具を提供しようとするもの である。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案におけるネクタイの結び補助具は、望まし い形状の捲き付け部胴周に捲き付くところの硬質弾性材から成る漏斗体において 、前面を開襟させると共に下端に到るネクタイの小剣挿入用スリットに連続させ 、一方背面には横帯捲き具合調整用の切り込みを下端より立ち上がり付設したも のである。
【0015】
【作用】
美しいネクタイの結び目は、結び目として露呈する横帯捲きの部分の立体的な 形態にあり、この部は下地の捲き付け部の仕上りの出来に左右される。つまり、 下地の捲き付け部が適度な大きさと美形のもとにしっかりと保持された状態下に て横帯捲きがされないと不体裁な仕上りとなってしまう。
【0016】 本案補助具は、この下地の捲き付け部を捲き付け後直ちに抱束して、下地の保 持を行なうと共に理想形に矯正してしまうため、確実に美しい結び目をもたらす 。 しかして、容易に美しい結び目を誰もが容易になし得ることとなると共にこの 保持作用は下地の捲き付けを緩みをおそれて強く緊結し過ぎて布地を疲れさせる 等のこれまでの不都合な事態が解消される。結び目は中実度高く、大きくなるこ とはない。
【0017】
【実施例】
実施例について図を参照して説明する。 本案補助具23は、図1に示す如く、理想形の下地の捲き付け部胴周にあたか も密に捲き付いた形状の硬質弾性材からなる漏斗体24の前面を開襟25させ、 その開襟25を下端にまで到るように設けられた小剣挿入用スリット26に連続 させ、さらに、背面に横帯捲き具合調整用の切り込み27を下端側から立ち上が り付設して成る。
【0018】 しかして、捲き付け部のブロックに取り付くのに好適な上端で双腕を大きく拡 げて差し上げて開口し、開襟25と前後のスリット26と切り込み27によって 、小剣挿入と横帯捲き具合調整自在な被覆体が提供される。開襟25の抜けは、 単に抱束上不必要壁部の省略というだけではなく、横帯上端よりの露呈を完璧に 無くす効果がある。
【0019】 叙上の如く構成されてなる補助具23の使用要領を図2〜図3にて説明する。 図5に示される下地の捲き付け部3に対して予じめ小剣1bに対してスリット2 6を介して取り付けしておいた補助具23を上昇させて被冠させる(図2)。 充分な密嵌を確認したら、この矯正された捲き付け部に対して、既述の図6の 大剣1aの横帯4捲き、横帯4背部への差し通しを行なう(図3)。
【0020】 これによって形成される結び目は下地が補助具23であるために、確実に美形 に仕上る。しかも、その中実密度は高く、不要な空隙部を生じさせることはない 。横帯4捲きを強めにした場合には大剣1aの結び目からの飛び出し部に縦皺が 自動的に形成されるので、これを好む者にとっては好適となる。尚、筒壁に対す る軽量化のための打ち抜き孔穿設は強度が許容するかぎり自在である。又、実施 例ではエクスワイアノットで説明したが、ウイザーノットでも好適な大きさの結 び目に仕上がる。
【0021】
【考案の効果】
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。 (1)容易に確実に中実な美形の結び目が保証される。 (2)下地の捲き付け部3形成時の布地傷みが解消する。 (3)小剣1b摺動によるゆるめでも、抱束作用は維持されているので、結び 目を保全したまま脱しても、くずれは生じることが無く、何度でも再装 着を繰り返すことが可能である。
【0022】 (4)ネクタイを特注化せずに済み、好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本案補助具の全体俯瞰図、(b)は正
面図、(c)は背面図である。
【図2】本案補助具の装着時の説明図である。
【図3】本案補助具を装着しての結び目形成説明図であ
る。
【図4】ネクタイ結び手順説明図である。
【図5】ネクタイ結び手順説明図である。
【図6】ネクタイ結び手順説明図である。
【図7】ネクタイ結び手順説明図である。
【図8】(a)は従来の補助具の正面図,(b)は
(a)図中b−b矢視断面図である。
【図9】(イ)〜(ホ)は図8に示した補助具の使用要
領手順説明図である。
【図10】図8に示した補助具による結び目の透視図で
ある。
【図11】(イ)〜(ヘ)は従来の補助具の使用要領手
順説明図である。
【図12】(a)は図11の補助具で形成した結び目か
ら小剣を引き抜きした正面図,(b)は同じく背面図で
ある。
【図13】(a)は従来の補助具の全体俯瞰図,
(b),(c)は(a)図の補助具の使用要領説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ネクタイ 1a 大剣 1b 小剣 2 出側 3 捲き付け部 4 横帯 5 結び目 6 囲繞枠本体 7 水平梁 8 突起片 9 補助具 10 捲き回し入側 11 捲き回し出側 12 横帯 13 首 14 結び目 15 補助具 16 中空部材 17 結び目 17a 結び目 18 補助具 19 基板 20 穴 21 穴 22 紐 23 補助具 24 漏斗体 25 開襟 26 スリット 27 切り込み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 望ましい形状の捲き付け部胴周に捲き付
    くところの硬質弾性材から成る漏斗体において、前面を
    開襟させると共に下端に到るネクタイの小剣挿入用スリ
    ットに連続させ、一方背面には横帯捲き具合調整用の切
    り込みを下端より立ち上がり付設するとしたことを特徴
    とするネクタイ結び補助具。
JP1994007330U 1994-06-22 1994-06-22 ネクタイ結び補助具 Expired - Lifetime JP3005497U (ja)

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