JP3005185B2 - フィルター用組成物 - Google Patents

フィルター用組成物

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JP3005185B2
JP3005185B2 JP1115896A JP1115896A JP3005185B2 JP 3005185 B2 JP3005185 B2 JP 3005185B2 JP 1115896 A JP1115896 A JP 1115896A JP 1115896 A JP1115896 A JP 1115896A JP 3005185 B2 JP3005185 B2 JP 3005185B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルター用組成
物に関する。さらに詳しくは、たとえば液晶ディスプレ
イなどに用いられる微細色分解用カラーフィルターなど
に好適に使用しうるフィルター用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ(以下、LCDとい
う)においては、近年、そのカラー化の要請に対応する
ために、カラーフィルターが用いられている。たとえ
ば、薄膜トランジスタ(TFT)方式のLCDでは、カ
ラーフィルターは、透明基板上に形成された赤(R)、
緑(G)および青(B)の3原色の光に対応したパター
ンを有しており、かかるR、GおよびBの3原色の光を
カラーフィルターによってそれぞれ分光させることによ
り、カラー表示が行なわれる。したがって、LCDにお
いて、カラーフィルターに要求されるもっとも重要な特
性は、分光特性である。
【0003】一般に、カラーフィルターとして望ましい
分光特性は、バックライト光源である3波長管の発光輝
線において、色の主波長の透過率が高く、その他の波長
領域の透過率が低いことである。一般的な3波長管の発
光輝線の波長は、主として、580nmおよび610n
m(R)、490nmおよび540〜545nm(G)
ならびに460nm(B)などである。したがって、こ
れらに対応するカラーフィルターとしては、たとえばG
に対応したパターンのばあい、波長が490nmおよび
540〜545nmの光に対する透過率が高く、それ以
外の波長の光に対する透過率をできるかぎり低くおさえ
ることができるものが望ましく、その他の色に対応した
パターンについても同様である。とくに、TFT方式の
LCD用のカラーフィルターでは、省エネルギーの点か
らも、高明度かつ高彩度であることが要求され、XYZ
表示系(CIE1931表色系)での三刺激値のなかで
も、Y値が大きいことが必要である。
【0004】しかしながら、従来のカラーフィルターに
は、色の主波長の光に対する透過率のみが高く、その他
の波長領域の光に対する透過率は低いという分光特性を
満足するものがなく、LCDにおいて、明度と彩度とは
相反する傾向にあった。
【0005】したがって、すぐれた分光特性を有し、L
CDに高明度と高彩度とを同時に付与することができる
フィルターに好適に使用しうるフィルター用組成物の開
発が待ち望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術に鑑みてなされたものであり、主波長の光、すなわち
とくにGのパターンに対応した光に対する透過率のみが
高く、その他の波長領域の光に対する透過率は低いとい
うすぐれた分光特性を有し、LCDに高明度と高彩度と
を同時に付与しうるフィルターに好適に使用することが
できるフィルター用組成物を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、緑色顔料と黄
色顔料を含有するフィルター用組成物であって、前記緑
色顔料がPG36からなり、前記黄色顔料がPY129
またはPY150からなり、前記緑色顔料と前記黄色顔
料の混合物の、波長が460nmの光に対する吸光度
(A460)と波長が540nmの光に対する吸光度(A
540)との比(A460/A540)の値が6以上で、かつ波
長が490nmの光に対する吸光度(A490)とA540
の比(A490/A540)の値が6以下であることを特徴と
するフィルター用組成物に関する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のフィルター用組成物は、
前記したように、緑色顔料と黄色顔料を含有するフィル
ター用組成物において、前記緑色顔料がPG36からな
り、前記黄色顔料がPY129またはPY150からな
り、前記緑色顔料と前記黄色顔料の混合物の、波長が4
60nmの光に対する吸光度(以下、A460という)と
波長が540nmの光に対する吸光度(以下、A540
いう)との比(以下、A460/A540という)の値が6以
で、かつ波長が490nmの光に対する吸光度(以
下、A490という)とA540との比(以下、A490/A540
という)の値が6以下であるものを含有したものであ
る。
【0009】本発明において、特定の波長の光に対する
透過率、すなわちGに対応したパターンのフィルターに
使用しうる主波長(490nmおよび540〜545n
m付近)の光に対する透過率のみが高く、その他の波長
領域(とくに、460nm付近)の光に対する透過率は
低いという分光特性を満足させることができる顔料が用
いられている点に大きな特徴の1つがあり、かかる分光
特性を満足させることができる顔料とは、前記したよう
に、A460/A540の値が6以上で、かつA490/A540
値が6以下のものである。
【0010】前記したような特定の吸光度の比の値を有
する顔料としては、たとえば緑色顔料および黄色顔料を
含有したものなどがあげられる。
【0011】前記緑色顔料としては、入手が容易である
という点から、および各波長の光に対する透過率の変化
がブロードであり、たとえば後述する黄色顔料を混合す
ることによってかかる透過率の変化を示す波形の調整が
行なわれやすいという点から、PG36がとくに好まし
い。
【0012】なお、本発明において、緑色顔料とは、各
波長の光に対する透過率を測定した際に、光線透過率が
波長480〜550nmの領域内で極大値を示すものを
いう。かかる緑色顔料の一例であるPG36の各波長の
光に対する透過率を図1に示す。
【0013】また、本明細書において、顔料の透過率
は、自記分光光度計((株)日立製作所製、U−321
0)を用いて測定したものである。
【0014】前記黄色顔料としては、PY129、P
150があげられ、これらは単独でまたは2種を混合し
て用いることができる。
【0015】なお、本発明において、黄色顔料とは、各
波長の光に対する透過率を測定した際に、波長420〜
460nmの光を概ね遮蔽し、波長540〜700nm
の光を概ね透過するものをいう。かかる黄色顔料の一例
であるPY83の各波長の光に対する透過率を図に、
PY129の各波長の光に対する透過率を図に示す。
【0016】ところで、前記緑色顔料および黄色顔料を
本発明のフィルター用組成物に用いる際には、両顔料の
混合物が前記特定の吸光度の比の値を有するように、そ
の組合わせを適宜調整すればよい。すなわち、ある緑色
顔料を選択し、とくに、たとえば該緑色顔料のA460
540の値が6未満であったとしても、両顔料の混合物
のA460/A540の値が6以上となるような黄色顔料を選
択すればよい。このような黄色顔料としては、波長が4
60〜540nm付近の光に対する透過率に着目し、と
くにA490/A540の値が15以下のものが、えられるフ
ィルター用組成物を用いてなるフィルターがよりすぐれ
た分光特性を有するという点から好ましい。前記例示し
た黄色顔料のなかでは、かかるA490/A540の値が3.
4であるPY129がとくに好ましい。
【0017】本発明に用いられる顔料のA460/A540
値は6以上であり、かつA490/A540の値は6以下であ
る。かかるA460/A540の値は、主波長の光以外の光、
すなわちGのパターンに対応した光以外の波長領域の光
に対する透過率が高すぎることがなく、えられるフィル
ター用組成物を用いてなるフィルターがよりすぐれた分
光特性を有するという点から、6.5以上、さらに好ま
しくは7以上であることが望ましい。また、A490/A
540の値は、主波長の光に対する透過率が充分に高く、
XYZ表色系での三刺激値のなかでも、Y値がとくに大
きく、フィルターがよりすぐれた分光特性を有するとい
う点から、3以下、好ましくは2.5以下であることが
望ましい。
【0018】なお、本発明において、前記顔料のA460
/A540の値の上限値およびA490/A540の値の下限値
にはとくに限定がない。
【0019】さらに、前記黄色顔料のA490/A540の値
は、15以下であることが好ましいが、主波長の光以外
の波長領域の光に対する透過率を充分に低下させること
ができ、えられるフィルター用組成物を用いてなるフィ
ルターがさらにすぐれた分光特性を有するという点か
ら、10以下であることがさらに好ましい。なお、本発
明において、かかる黄色顔料のA490/A540の値の下限
値にはとくに限定がない。
【0020】なお、本明細書において、顔料の吸光度
(A)は、自記分光光度計((株)日立製作所製、U−
3210)を用い、顔料を溶媒に均一に分散させた組成
物をガラス板上にスピンコートしたのち乾燥させ、形成
された皮膜に各波長の光を照射したときの透過光の強度
(I)と、溶媒(ブランク)に照射したときの透過光の
強度(Io)とを測定し、以下の式に基づいて求めた値
である。
【0021】
【数1】
【0022】ただし、前記式中、cは組成物中の顔料の
濃度であり、tは皮膜の膜厚である。
【0023】前記緑色顔料と黄色顔料とを併用するばあ
いの両者の重量比(緑色顔料/黄色顔料)の値は、用い
る緑色顔料および黄色顔料の種類などによっても異なる
ので一概には決定することができない。緑色顔料の量が
相対的に少ないことにより、主波長の光、すなわちGの
パターンに対応した光に対する透過率が低下し、えられ
るフィルター用組成物を用いてなるフィルターの分光特
性が劣るようになるおそれをなくすためには、55/4
5以上、好ましくは60/40以上であることが望まし
い。また、該重量比の値は、黄色顔料の量が相対的に少
ないことにより、該黄色顔料を用いたことに依存する主
波長以外の波長領域の光に対する透過率が充分に低くな
らず、フィルターの分光特性が劣るようになるおそれを
なくすためには、95/5以下、好ましくは90/10
以下であることが望ましい。
【0024】本発明に用いられる顔料としては、緑色顔
料であるPG36と黄色顔料であるPY129またはP
Y150とを、60/40〜90/10の重量比(PG
6/PY129またはPY150)で併用すること
が、えられるフィルター用組成物を用いてなるフィルタ
ーが前記したようなきわめてすぐれた分光特性を有する
という点からとくに好ましい。
【0025】本発明に用いられる顔料は、前記緑色顔料
および黄色顔料のほかにも、そのA460/A540の値が6
以上であり、かつA490/A540の値が6以下であるかぎ
り、適宜その他の顔料を含有していてもよい。
【0026】なお、前記顔料としては、フィルター用組
成物中での分散性を考慮すると、その平均粒子径が通常
0.05〜1μm程度、好ましくは0.1〜0.5μm
程度のものを用いることが望ましい。
【0027】前記顔料のフィルター用組成物中における
含有量は、かかる顔料によるフィルターの分光特性を向
上させる効果を充分に発現させるためには、フィルター
用組成物の固形分の10重量%以上、好ましくは30重
量%以上であることが望ましい。また、フィルター用組
成物の粘度が上昇しすぎないようにするために、またフ
ィルター用組成物の経時安定性を向上させるためには、
かかる顔料のフィルター用組成物中における含有量は、
該フィルター用組成物の固形分の80重量%以下、好ま
しくは70重量%以下であることが望ましい。
【0028】本発明のフィルター用組成物は、A460
540の値が6以上であり、かつA490/A540の値が6
以下である顔料を含有したものであるが、本発明におい
ては、該顔料のほかにも、たとえば分散剤、カップリン
グ剤、感光性樹脂、分散媒などをフィルター用組成物に
含有させることができる。
【0029】前記分散剤は、フィルター用組成物中にお
いて、とくに顔料の分散性をさらに向上させるために好
ましく用いられる。
【0030】前記分散剤としては、たとえば後述する分
散媒に均一に分散するものであればよく、その代表例と
しては、たとえばポリウレタン、ポリアクリレートなど
のポリカルボン酸エステル、不飽和ポリアミド、ポリカ
ルボン酸、ポリカルボン酸(部分)アミン塩、ポリカル
ボン酸アンモニウム塩、ポリカルボン酸アルキルアミン
塩、ポリシロキサン、長鎖ポリアミノアマイドリン酸
塩、水酸基含有ポリカルボン酸エステルや、これらの変
性物、ポリ(低級アルキレンイミン)と遊離のカルボン
酸基を有するポリエステルとの反応により形成されたア
ミドやその塩などの油性分散剤;(メタ)アクリル酸−
スチレン共重合体、(メタ)アクリル酸−(メタ)アク
リル酸エステル共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンなど
の水溶性樹脂や水溶性高分子化合物;ラウリル硫酸ソー
ダ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ソーダ、スチレン−アクリル酸
共重合体のアルカリ塩、ステアリン酸ナトリウム、アル
キルナフタリンスルホン酸ナトリウム、アルキルジフェ
ニルエーテルジスルホン酸ナトリウム、ラウリル硫酸モ
ノエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミ
ン、ラウリル硫酸アンモニウム、ステアリン酸モノエタ
ノールアミン、ステアリン酸ナトリウム、ラウリル硫酸
ナトリウム、スチレン−アクリル酸共重合体のモノエタ
ノールアミン、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリ
ン酸エステルなどのアニオン性界面活性剤;ポリオキシ
エチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、
ポリエチレングリコールモノラウレートなどのノニオン
性界面活性剤;アルキル4級アンモニウム塩やそれらの
エチレンオキサイド付加物などのカオチン性界面活性
剤;アルキルジメチルアミノ酢酸ベタインなどのアルキ
ルベタイン、アルキルイミダゾリンなどの両性界面活性
剤などの水性分散剤があげられ、これらは単独でまたは
2種以上を混合して用いることができる。
【0031】前記分散剤のフィルター用組成物中におけ
る含有量は、たとえば顔料の分散性をさらに向上させる
効果が充分に発現されるようにするためには、フィルタ
ー用組成物の固形分の2重量%以上、好ましくは5重量
%以上であることが望ましい。また、相対的に顔料の含
有量が少なくなり、フィルターの分光特性を向上させる
効果が充分に発現されなくなるおそれをなくすために
は、かかる分散剤のフィルター用組成物中における含有
量は、該フィルター用組成物の固形分の50重量%以
下、好ましくは40重量%以下であることが望ましい。
【0032】前記カップリング剤は、フィルター用組成
物を用いてフィルターの表面を処理した際に、ハジキが
発生しにくくなるようにするために好ましく用いられ
る。
【0033】前記カップリング剤の代表例としては、た
とえばビニルトリクロロシラン、ビニルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリ(2−メ
トキシエトキシ)シランなどのビニルシラン;γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシランなどのアクリル
シラン;β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチ
ルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリ
メトキシシランなどのエポキシシラン;γ−アミノプロ
ピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−
γ−アミノプロピルトリメトキシシランなどのアミノシ
ラン;γ−クロロプロピルトリメトキシシラン;γ−メ
ルカプトプロピルトリメトキシシランなどがあげられ、
これらは単独でまたは2種以上を混合して用いることが
できる。
【0034】前記カップリング剤のフィルター用組成物
中における含有量は、フィルターの表面にハジキをより
発生させにくくする効果が充分に発現されるようにする
ためには、フィルター用組成物の固形分の1重量%以
上、好ましくは5重量%以上であることが望ましい。ま
た、均一な組成のフィルター用組成物がえられにくくな
るおそれをなくすためには、かかるカップリング剤のフ
ィルター用組成物中における含有量は、該フィルター用
組成物の固形分の40重量%以下、好ましくは20重量
%以下であることが望ましい。
【0035】前記感光性樹脂は、紫外線照射によるフィ
ルター用組成物の硬化を容易にし、フィルター用組成物
を用いてフォトレジストとして微細プリントを可能にす
るほか、環境上も有利にするために好ましく用いること
ができる。
【0036】感光性樹脂の代表例としては、たとえば光
重合性化合物および光重合開始剤や、これらのほかにも
アミン系増感剤、貯蔵安定剤などを用いてえられたもの
などがあげられる。
【0037】前記光重合性化合物としては、たとえば単
官能または多官能(メタ)アクリレート系モノマーなど
の光重合性モノマー;ポリエステルアクリレート、ポリ
ウレタンアクリレート、エポキシアクリレート、ポリエ
ーテルアクリレート、オリゴアクリレート、アルキドア
クリレート、ポリオールアクリレートなどのプレポリマ
ーなどのエチレン性不飽和二重結合を少なくとも1つ有
する化合物があげられ、これらは単独でまたは2種以上
を混合して用いることができる。
【0038】前記光重合開始剤としては、たとえばカル
ボニル化合物、イオウ化合物、アゾ化合物、有機過酸化
物などがあげられる。
【0039】前記貯蔵安定剤としては、たとえばベンジ
ルトリメチルアンモニウムクロライド、ジエチルヒドロ
キシアミンなどの4級アンモニウムクロライド、乳酸、
シュウ酸などの有機酸およびそのメチルエーテル、t−
ブチルピロカテコール、有機ホスフィン、亜リン酸塩、
ナフチン酸銅などの銅化合物などがあげられる。
【0040】感光性樹脂は、たとえば光重合性化合物を
適宜選択し、かかる光重合性化合物100部(重量部、
以下同様)に対して光重合開始剤を0.1〜10部程度
配合して通常の光重合法によって光重合性化合物を重合
させてうることができる。
【0041】なお、前記感光性樹脂の重量平均分子量
は、フィルター用組成物の粘度や、該フィルター用組成
物から形成された皮膜の密着性および強度を考慮する
と、200〜10000程度であることが好ましい。
【0042】前記感光性樹脂のフィルター用組成物中に
おける含有量は、バインダーとして、フィルター用組成
物から形成された皮膜に充分な強度を付与するために
は、該フィルター用組成物の固形分の10重量%以上、
好ましくは30重量%以上であることが望ましい。ま
た、フィルター用組成物の粘度が上昇しすぎるのを防
ぎ、かつ顔料の濃度を適切に維持するためには、かかる
感光性樹脂のフィルター用組成物中における含有量は、
該フィルター用組成物の固形分の90重量%以下、好ま
しくは70重量%以下であることが望ましい。
【0043】前記分散媒は、顔料や、たとえば分散剤、
カップリング剤、感光性樹脂などが均一に分散されるよ
うなものであればよく、たとえばセロソルブアセテー
ト、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、3−メトキシブチルアセテート、メトキシプロピル
アセテート、2−メトキシエチルアセテートなどのセロ
ソルブアセテート系溶媒;3−エトキシエチルプロピオ
ネート、プロピレングリコールモノメチルエーテルプロ
ピオネートなどのエーテル結合およびエステル結合を有
する炭化水素化合物などの有機溶媒、水などが好ましく
用いられる。
【0044】前記分散媒のフィルター用組成物中におけ
る含有量は、顔料や、たとえば分散剤、カップリング
剤、感光性樹脂などが充分に分散しうるような量であれ
ばよく、通常、これら顔料などの残部であればよい。
【0045】本発明のフィルター用組成物を調製する方
法にはとくに限定がなく、たとえば顔料および必要に応
じてたとえば分散剤、カップリング剤、感光性樹脂、分
散媒などの種類、配合量を適宜調整したのち、たとえば
マグネチックスターラー、ペイントシェーカー、ダイノ
ミルなどを用い、5〜70℃程度で1〜50時間程度撹
拌混合して均一な組成となるように分散させる方法など
を採用することができる。
【0046】かくしてえられたフィルター用組成物の粘
度は、とくに限定がないが、たとえば微細色分解用のフ
ィルターなどに用いる際の作業性や、形成される皮膜の
膜厚を均一に制御することなどを考慮すると、25℃
で、10〜2000mPa・s程度、なかんづく15〜
1000mPa・s程度であることが好ましい。
【0047】本発明のフィルター用組成物をフィルター
に用いる方法にはとくに限定がなく、たとえばスピンコ
ーターにて、500〜5000rpm程度で5〜60秒
間程度フィルター用組成物をフィルターの表面にコーテ
ィングする方法などを採用することができる。
【0048】本発明のフィルター用組成物は、特定の吸
光度の比の値を有する顔料を含有したものであるので、
主波長の光、すなわちとくにGのパターンに対応した光
に対する透過率のみが高く、その他の波長領域の光に対
する透過率は低いというすぐれた分光特性を有し、XY
Z表色系での三刺激値のなかでも、Y値が大きく、LC
Dに高明度と高彩度とを同時に付与しうるフィルター、
たとえばLCDなどに用いられる微細色分解用カラーフ
ィルターなどに好適に使用することができる。
【0049】
【実施例】つぎに、本発明のフィルター用組成物を実施
例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる
実施例のみに限定されるものではない。
【0050】試験例1 緑色顔料としてPG36を、黄色顔料としてPY129
を用い、かかるPG36とPY129とを重量比(PG
36/PY129)の値が9/1、8/2、7/3また
は6/4となるように、セロソルブアセテート中でポリ
ウレタン系分散剤とともに撹拌混合して分散させたの
ち、えられた顔料組成物をガラス板上にスピンコートし
て乾燥させ、形成された皮膜の各波長の光に対する透過
率(%)を自記分光光度計((株)日立製作所製、U−
3210)を用いて測定した。これらの結果と、PG3
6単独のばあいの透過率を同様にして測定した結果と
を、あわせて図4の(a)〜(e)に示す。なお、かか
る図4において、それぞれ(a)がPG36単独、
(b)がPG36/PY129=9/1、(c)が8/
2、(d)が7/3および(e)が6/4のばあいの結
果である。
【0051】つぎに、前記透過率の測定の際にえられた
透過光の強度の値から、式:
【0052】
【数2】
【0053】に基づいてそれぞれA460、A490およびA
540を求め、さらにA460/A540の値およびA490/A
540の値を求めた。その結果を表1に示す。また、かか
るA460/A540の値とA490/A540の値との関係を図6
のグラフAに示す。
【0054】さらに、PY129単独のものについて
も、前記と同様にしてA490/A540の値を求めた結果、
3.4であった。
【0055】試験例2 試験例1において、黄色顔料としてPY129のかわり
にPY83を用いたほかは、試験例1と同様にしてPG
36/PY83(重量比)の値が9/1、8/2、7/
3または6/4の顔料組成物から形成された皮膜の各波
長の光に対する透過率(%)を測定した。これらの結果
と、PG36単独のばあいの透過率の結果とを、あわせ
て図5の(a)〜(e)に示す。なお、かかる図5にお
いて、それぞれ(a)がPG36単独、(b)がPG3
6/PY83=9/1、(c)が8/2、(d)が7/
3および(e)が6/4のばあいの結果である。
【0056】つぎに、前記透過率の測定の際にえられた
透過光の強度の値から、試験例1と同様にしてA460
490およびA540を求め、さらにA460/A540の値およ
びA490/A540の値を求めた。その結果を表1に示す。
また、かかるA460/A540の値とA490/A540の値との
関係を図6のグラフBに示す。
【0057】さらに、PY83単独のものについても、
試験例1と同様にしてA490/A540の値を求めた結果、
35.0であった。
【0058】
【表1】
【0059】図4に示された結果から、PG36とPY
129とを混合した顔料のばあいには、かかる図4の
(b)〜(e)のように、図4の(a)のPG36単独
のばあいと比較して、460nm付近以下の波長の光に
対する透過率が低下しているにもかかわらず、目的とす
る490nmおよび540〜545nm付近の波長の光
に対する透過率は高いまま維持されていることがわか
る。
【0060】また、図5に示された結果から、PG36
とPY83とを混合した顔料では、かかる図5の(b)
〜(d)のように、PG36/PY83=9/1、8/
2および7/3のばあいには、図5の(a)のPG36
単独のばあいと比較して、460nm付近以下の波長の
光に対する透過率が低下しているにもかかわらず、目的
とする490nmおよび540〜545nm付近の波長
の光に対する透過率がそれほど低下していないが、図5
の(e)のように、PG36/PY83=6/4のばあ
いには、460nm付近以下の波長の光に対する透過率
が低下しているものの、目的とする490nmおよび5
40〜545nm付近の波長の光に対する透過率も低下
していることがわかる。
【0061】このように、緑色顔料と黄色顔料とを併用
した顔料であっても、主波長の光、すなわちGのパター
ンに対応した光に対する透過率のみが高く、その他の波
長領域の光に対する透過率は低いという分光特性を発現
しうるものもあれば、かかる分光特性を発現させること
ができないものもある。
【0062】前記のような違いが生じた原因は、表1お
よび図6に示された各混合顔料の吸光度の比の値の測定
結果から明らかである。つまり、PG36とPY129
とを混合した顔料は、両者の重量比PG36/PY12
9が6/4〜9/1のばあい、A460/A540の値が6以
上、かつA490/A540の値が6以下であり、PG36と
PY83とを混合した顔料は、両者の重量比PG36/
PY83が7/3〜9/1のばあいは、A460/A540
値が6以上、かつA490/A540の値が6以下であるもの
の、PG36/PY83が6/4のばあいは、A460
540の値は6以上であるが、A490/A540の値が6を
こえている。したがって、A460/A540の値が6以上で
あり、かつA490/A540の値が6以下である顔料を用い
たばあいに、本発明の目的とする分光特性の発現が可能
であり、前記特定の吸光度の比の値を有するように、た
とえば緑色顔料および黄色顔料の種類や使用割合を適宜
調整すればよいことがわかる。
【0063】なお、図4の(b)〜(e)と図5の
(b)〜(e)とをそれぞれ対比させることにより、図
5の(b)〜(e)では、波長460〜540nmの領
域内で光線透過率が低下していることがわかる。かかる
光線透過率の低下が生じるか否かは、図6に示されたグ
ラフA、Bの傾きの大小に起因し、かかるグラフA、B
の傾きの違いは、A 490 /A540の値の大きさの違い、ひ
いては用いた黄色顔料の吸光度の比の値の違いに起因す
るものと思われる。つまり、試験例2で用いたPY83
のA490/A540の値は35.0であるのに対し、試験例
1で用いたPY129のA490/A540の値は3.4であ
ることから、かかるA490/A540の値が15以下といっ
た小さい値である黄色顔料を用いたばあいには、混合し
た顔料のA490/A540の値はより小さくなり、図6のA
460/A540の値とA490/A540の値との関係を示すグラ
フの傾きがグラフAのように小さくなってよりすぐれた
分光特性が発現されうるものと考えられる。したがっ
て、緑色顔料としてたとえばPG36を用いる際には、
黄色顔料としてPY129を選択して用いることがとく
に好ましいことがわかる。
【0064】実施例1〜4および比較例1 セロソルブアセテート66部に、分散剤としてビック・
ケミー社(BYK Chemie)製のDisperb
yk−164 5部およびDisperbyk−170
5部を添加し、マグネチックスターラーを用いて室温
で1時間撹拌混合して溶解させた。
【0065】つぎに、これに顔料としてPG36および
PY129を、両者の重量比(PG36/PY129)
の値が9/1(実施例1)、8/2(実施例2)、7/
3(実施例3)または6/4(実施例4)となるように
して19部添加し、ペイントシェーカー(メジア径:
0.5mm、メジア材質:ガラス)を用いて室温で4時
間にわたって分散させて均一な組成のフィルター用組成
物をえた。えられたフィルター用組成物の25℃での粘
度をB型粘度計にて測定したところ、20mPa・s
(実施例1)、22mPa・s(実施例2)、25mP
a・s(実施例3)、30mPa・s(実施例4)であ
った。
【0066】えられたフィルター用組成物を、スピンコ
ーターを用いて800rpmで15秒間にわたって微細
色分解用のフィルター(150mm×150mm、無ア
ルカリガラス製)表面にコーティングし、しばらく放置
してサンプル板を作製した。
【0067】つぎに、前記サンプル板の表面について、
光電色彩計(エイシーエス社(ACS)製、CS−5
CHROMA−SENSOR)にてXYZ表色計(CI
E1931表色計)での三刺激値のうち、Y値を測定し
た。このときの色度x、yの値とY値との関係を図7に
示す。なお、図7中、実施例1の結果をグラフC(1)
に、実施例2の結果をグラフC(2)に、実施例3の結
果をグラフC(3)に、実施例4の結果をグラフC
(4)に示す。また、図7中のグラフDは、顔料として
PG36のみを用いて同様にしてえられたフィルター用
組成物(25℃での粘度:18mPa・s)(比較例
1)をフィルター表面にコーティングして作製したサン
プル板についての結果である。
【0068】
【0069】
【0070】図7に示された結果から明らかなように、
本発明のフィルター用組成物を用いてえられた実施例1
のサンプル板は、いずれも色度xが0.25〜0.
34の範囲および色度yが0.43〜0.58の範囲の
ときに、55以上といった大きなY値をうることができ
るものであることがわかる。
【0071】これに対して、本発明のフィルター用組成
物が用いられていない比較例1および2のサンプル板
は、色度xが0.25〜0.34の範囲および色度yが
0.43〜0.58の範囲のときに、実施例1〜のサ
ンプル板のような55以上といった大きなY値をうるこ
とができないものであることがわかる。
【0072】ところで、通常、とくにTFT方式のLC
D用のカラーフィルターでは、R、GおよびBのバラン
スを考慮すると、Rを、色度xが0.52〜0.58、
色度yが0.32〜0.38となるように、またBを、
色度xが0.12〜0.18、色度yが0.12〜0.
18となるようにそれぞれ設定したばあい、Gを、色度
xが0.25〜0.34、色度yが0.43〜0.58
となるように調整することが要求され、この色度x、y
の範囲におけるY値をできるかぎり大きくすることがL
CDに高明度と高彩度とを同時に付与することができる
という点から好ましいと考えられている。
【0073】したがって、本発明のフィルター用組成物
を用いてえられた実施例1〜のサンプル板は、いずれ
も色度xが0.25〜0.34の範囲および色度yが
0.43〜0.58の範囲のときに、Y値がきわめて大
きいことから、LCDに高明度と高彩度とを同時に付与
しうる好適なフィルターとして用いることができるもの
であることがわかる。
【0074】
【発明の効果】本発明のフィルター用組成物は、特定の
吸光度の比の値を有する顔料を含有したものであるの
で、主波長の光、すなわちとくにGのパターンに対応し
た光に対する透過率のみが高く、その他の波長領域の光
に対する透過率は低いというすぐれた分光特性を有し、
XYZ表色系の三刺激値のなかでも、Y値がきわめて大
きいフィルターに好適に使用することができる。
【0075】したがって、本発明のフィルター用組成物
を用いてえられたフィルターは、LCDに高明度と高彩
度とを同時に付与することができ、とくにたとえばTF
T方式のLCDなどに用いられる微細色分解用カラーフ
ィルターとして好適に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる緑色顔料の一例であるPG
36の各波長の光に対する透過率の変化を示すグラフで
ある。
【図2】本発明に用いられる黄色顔料の一例であるPY
129の各波長の光に対する透過率の変化を示すグラフ
である。
【図3】色顔料の一例であるPY83の各波長の光に
対する透過率の変化を示すグラフである。
【図4】試験例1における各顔料組成物から形成された
皮膜の各波長の光に対する透過率の変化を示すグラフで
あり、(a)がPG36単独、(b)がPG36/PY
129=9/1、(c)がPG36/PY129=8/
2、(d)がPG36/PY129=7/3および
(e)がPG36/PY129=6/4の顔料を用いた
ばあいである。
【図5】試験例2における各顔料組成物から形成された
皮膜の各波長の光に対する透過率の変化を示すグラフで
あり、(a)がPG36単独、(b)がPG36/PY
83=9/1、(c)がPG36/PY83=8/2、
(d)がPG36/PY83=7/3および(e)がP
G36/PY83=6/4の顔料を用いたばあいであ
る。
【図6】試験例1および2における各顔料のA460/A
540の値とA490/A540の値との関係を示すグラフであ
る。
【図7】本発明の実施例1〜4および比較例1でえられ
た各サンプル板についての、色度x、yの値と、その表
面のY値との関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−258592(JP,A) 特開 平5−288914(JP,A) 特開 昭63−123004(JP,A) 特開 平8−179111(JP,A) 特開 平6−201913(JP,A) 特開 平7−306312(JP,A) 特開 平9−269410(JP,A) 特開 平10−160928(JP,A) 特開 平10−260309(JP,A) 特開 平10−237326(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 5/20 - 5/28 G02F 1/1335 G03F 7/00 - 7/18 C09B 1/00 - 69/10 C09D 1/00 - 201/00 C08L 1/00 - 101/14 CA(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緑色顔料と黄色顔料を含有するフィルタ
    ー用組成物であって、前記緑色顔料がPG36からな
    り、前記黄色顔料がPY129またはPY150からな
    り、前記緑色顔料と前記黄色顔料の混合物の、波長が4
    60nmの光に対する吸光度(A460)と波長が540
    nmの光に対する吸光度(A540)との比(A460/A
    540)の値が6以上で、かつ波長が490nmの光に対
    する吸光度(A490)とA540との比(A490/A540)の
    値が6以下であることを特徴とするフィルター用組成
    物。
  2. 【請求項2】 前記緑色顔料と黄色顔料の合計量100
    重量部に対して黄色顔料が10〜40重量部である請求
    項1記載のフィルター用組成物。
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