JP3005145U - 電線支持具及び電線支持構造 - Google Patents
電線支持具及び電線支持構造Info
- Publication number
- JP3005145U JP3005145U JP1994008013U JP801394U JP3005145U JP 3005145 U JP3005145 U JP 3005145U JP 1994008013 U JP1994008013 U JP 1994008013U JP 801394 U JP801394 U JP 801394U JP 3005145 U JP3005145 U JP 3005145U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- support tool
- support
- tool
- fixing bolt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】鉄塔に対して簡単に位置決めでき、容易に短時
間で鉄塔等に固定できる電線支持具及び電線支持構造を
提供する。 【構成】電線支持具10は、後凹部11…11を有する
後支持具1と、前凹部21…21を有する前支持具2と
の前後二つのものから構成される。後支持具1の前面
が、前支持具当接面15をなし、後面が、後基準面16
をなす。前支持具2の後面が、前支持具当接面15と当
接する後支持具当接面25をなし、前面が、前基準面2
6をなす。そして、これらの前支持具当接面15と後支
持具当接面25とを当接させることにより、後凹部11
…11と前凹部21…21とで電線を挾持し得る断面円
形状の電線挾持部6…6を形成する。又、係止用ボルト
4、4により両者を係止することにより、電線挾持部6
…6に電線を挾持した状態に保持できるものとする。
又、電線支持構造は、二本の固定用ボルトと、これらの
固定用ボルトに通されて前後方向に並設された複数の上
記電線支持具10と、固定用ボルト及び電線支持具を鉄
塔等に固定するナット部材とから構成する。
間で鉄塔等に固定できる電線支持具及び電線支持構造を
提供する。 【構成】電線支持具10は、後凹部11…11を有する
後支持具1と、前凹部21…21を有する前支持具2と
の前後二つのものから構成される。後支持具1の前面
が、前支持具当接面15をなし、後面が、後基準面16
をなす。前支持具2の後面が、前支持具当接面15と当
接する後支持具当接面25をなし、前面が、前基準面2
6をなす。そして、これらの前支持具当接面15と後支
持具当接面25とを当接させることにより、後凹部11
…11と前凹部21…21とで電線を挾持し得る断面円
形状の電線挾持部6…6を形成する。又、係止用ボルト
4、4により両者を係止することにより、電線挾持部6
…6に電線を挾持した状態に保持できるものとする。
又、電線支持構造は、二本の固定用ボルトと、これらの
固定用ボルトに通されて前後方向に並設された複数の上
記電線支持具10と、固定用ボルト及び電線支持具を鉄
塔等に固定するナット部材とから構成する。
Description
【0001】
本願考案は、電話線等の電線を支持する電線支持具、詳しくは、例えば鉄塔上 から地上まで導かれる電線を鉄塔に支持する電線支持具の改良に関するものであ る。
【0002】
移動電話等の電線は、鉄塔上から地上まで導かれるが、その際、鉄塔上から地 上まで相当な距離があるため、その間で電線を鉄塔に複数箇所で支持しておく必 要がある。そのため、従来から、図9(A) に示すような電線支持具aによって支 持している。 この電線支持具aは、中央部に略半円形状に折り曲げて形成した凹部cを有す る一対の金具から構成した後支持具bと前支持具bとを備え、これらを対向する ように合わせることにより双方の凹部c、c間に略円形状の電線挾持部dを形成 できるようにしたものである。そして、これらによって鉄塔Tに沿わされた電線 Dを支持するには、まず、鉄塔Tに固定用ボルトB、Bを二つのナット部材n1 、n1によって固定しておくとともに、その固定用ボルトB、Bに一つのナット 部材n2を螺合させておき、固定用ボルトB、Bに後支持具b及び前支持具bを 挿通して電線挾持部dに、ゴム製の弾力性部材hに通した電線Dを配した後、更 にもう一つのナット部材n3を螺合させて締め付け、先のナット部材n2とで後 支持具b及び前支持具bの両端を互いに対向する方向に付勢することにより電線 Dを挾持できるようにしたものである。又、複数本の電線D、Dを支持する場合 は、その電線支持具aを固定した2本の固定ボルトB、Bの前端側に、順次、電 線支持具a、aを同様にして固定する。
【0003】
ところが、このような作業は、地上から相当の高さの鉄塔中で行う作業であり 、作業者が常時危険を伴うため、極力短時間で済ませる必要があるが、電線支持 具a、aを鉄塔Tに固定する際には、固定ボルトB、B及び各電線支持具a、a 毎に、二つのナット部材n1…n3を固定ボルトB、Bに螺合させて前後双方か ら締め付けなければならならず、作業に長時間を要し作業効率が悪い。特に、固 定ボルトB、Bに複数個の電線支持具a…aを固定する場合、最初の電線支持具 a1を固定するナット部材n2、n3を、固定ボルトB、Bのネジに沿わせて回 転させながら前端位置に配設しなければならず、作業効率が非常に悪い。しかも 、支持した後の設計変更等により、例えば最初の電線支持具a1で支持した電線 Dを交換する場合等には、最初の電線支持具a1の前支持具bを固定ボルトB、 Bから外した後、電線Dを前方側から取り外さなければならないが、その前支持 具bを固定ボルトB、Bから外すには、それより前方側に固定した電線支持具a 2を全て取り外さなければ交換できない。その結果、コスト高になるとともに、 作業者は、危険な作業を長時間強いられることになり、安全上好ましくないとい う課題がある。 又、最初に固定する電線支持具a1を、鉄塔Tに対して位置決めして固定でき ず、鉄塔Tと電線支持具aとの間隔tを一定にできないため、図9(B) に示すよ うに電線Dを直線状に配設できず、ジグザグ状になって外観的にも見苦しいもの になってしまう。このようなことから、作業者は、できるだけ直線状に配設しよ うと調整しつつ行うため、その結果として尚更作業に長時間を要している現状で ある。
【0004】 本願考案は、以上の実情に鑑み提案されてたもので、鉄塔に対して簡単に位置 決めでき、容易に短時間で鉄塔等に固定できる電線支持具及び電線支持構造を提 供することを目的とする。
【0005】
本願考案の第1の電線支持具は、後支持具(1) と、前支持具(2) とを備える。 後支持具(1) は、左部及び右部に鉄塔等の被固定部材(T) に設けられた固定用ボ ルト(B)(B)を挿通できるように前面から後面に貫通された固定用ボルト挿通孔(1 3)(13)を有する。後支持具(1) の後面における固定用ボルト挿通孔(13)(13)の周 部各々には、後面における他の部分と面一又は後方側に突設された後基準面(16) が備えられることにより、この後基準面(16)と後支持具(1) の被固定部材(T) と が当接できるようになされる。後支持具(1) の前面には、固定用ボルト挿通孔(1 3)(13)の周部各々に前支持具(2) と当接する前支持具当接面(15)と、固定用ボル ト挿通孔(13)(13)の間に電線(D) …(D) を後方側から支持する後凹部(11)…(11) とが備えられる。 前支持具(2) は、左部及び右部に後支持具(1) の固定用ボルト挿通孔(13)(13) に対応する位置に前面から後面に貫通された固定用ボルト挿通孔(23)(23)を有す る。前支持具(2) の後面には、固定用ボルト挿通孔(23)(23)の周部各々に後支持 具(1) の前支持具当接面(15)と当接する後支持具当接面(25)と、固定用ボルト挿 通孔(23)(23)間に電線(D) …(D) を前方側から支持する前凹部(21)…(21)とが備 えられる。 そして、この前支持具(2) の後支持具当接面(25)(25)が、固定用ボルト(B)(B) に挿通された後支持具(1) の前支持具当接面(15)(15)に後方側から当接されるこ とにより、後支持具(1) の後凹部(11)…(11)と前支持具(2) の前凹部(21)…(21) とで電線(D) …(D) を受容して挾持し得る電線挾持部(6) …(6) が区画形成され るようになされたものである。
【0006】 本願考案の第2の電線支持具は、本願の第1の考案に係る後支持具(1) と前支 持具(2) とが、互いに着脱自在に係止し得る係止手段(4)(12)(14) が備えられる ことにより、後支持具(1) と前支持具(2) とが前支持具当接面(15)と後支持具当 接面(25)との当接状態で係止して電線挾持部(6) …(6) に受容した電線(D) …(D ) を挾持できるようになされる。 更に、前支持具(2) の前面における固定用ボルト挿通孔(23)(23)の周部各々に 、前面における他の部分と面一又は前方側に突設された前基準面(26)が備えられ てなるものである。
【0007】 又、本願考案の電線支持構造は、二つの固定用ボルト(B)(B)と、これらの固定 用ボルト(B)(B)に固定される複数の電線支持具(10a) …(10d) と、これらの固定 用ボルト(B)(B)及び電線支持具(10a) …(10d) を鉄塔等の被固定部材(T) に固定 するナット部材(N1)(N1)(N2)(N2)とを備える。 各電線支持具(10a) …(10b) は、後支持具(1) と、前支持具(2) とを備える。 後支持具(1) は、左部及び右部に鉄塔等の被固定部材(T) に設けられた固定用ボ ルト(B)(B)を挿通できるように前面から後面に貫通された固定用ボルト挿通孔(1 3)(13)を有する。後支持具(1) の後面における固定用ボルト挿通孔(13)(13)の周 部各々には、後面における他の部分と面一又は後方側に突設された後基準面(16) が備えられることにより、この後基準面(16)と後支持具(1) の被固定部材(T) と が当接できるようになされる。後支持具(1) の前面には、固定用ボルト挿通孔(1 3)(13)の周部各々に前支持具(2) と当接する前支持具当接面(15)と、固定用ボル ト挿通孔(13)(13)の間に電線(D) …(D) を後方側から支持する後凹部(11)…(11) とが備えられる。 前支持具(2) は、左部及び右部に後支持具(1) の固定用ボルト挿通孔(13)(13) に対応する位置に前面から後面に貫通された固定用ボルト挿通孔(23)(23)を有す る。前支持具(2) の前面における固定用ボルト挿通孔(23)(23)の周部各々に、前 面における他の部分と面一又は前方側に突設された前基準面(26)が備えられる。 前支持具(2) の後面には、固定用ボルト挿通孔(23)(23)の周部各々に後支持具(1 ) の前支持具当接面(15)と当接する後支持具当接面(25)と、固定用ボルト挿通孔 (23)(23)間に電線(D) …(D) を前方側から支持する前凹部(21)…(21)とが備えら れる。そして、この前支持具(2) の後支持具当接面(25)が、固定用ボルト(B)(B) に挿通された後支持具(1) の前支持具当接面(15)に後方側から当接されることに より後支持具(1) の後凹部(11)…(11)と前支持具(2) の前凹部(21)…(21)とで電 線(D) …(D) を受容して挾持し得る電線挾持部(6) …(6) が区画形成される。 更に、後支持具(1) と前支持具(2) とは、互いに着脱自在に係止し得る係止手 段(4)(12)(14) が備えられることにより、後支持具(1) と前支持具(2) とが前支 持具当接面(15)と後支持具当接面(25)との当接状態で電線挾持部(6) …(6) に受 容した電線(D) …(D) を挾持できるようになされる。 そして、これらの電線支持具(10a) …(10b) が、順次固定用ボルト(B)(B)に通 されることにより、隣接する前方側の電線支持具(10a) の前基準面(26)と後方側 の電線支持具(10b) の後基準面(16)とが当接しつつ前後方向に並設される。 ナット部材(N1)(N1)(N2)(N2)は、固定用ボルト(B)(B)に螺合されて被固定部材 (T) の後方側と、固定用ボルト(B)(B)に通された複数の電線支持具(10a) …(10d ) の前方側とに配設される。そして、これらのナット部材(N1)(N1)(N2)(N2)が固 定用ボルト(B)(B)に締め付けられることにより、その間に配した複数の電線支持 具(10)…(10)と固定用ボルト(B) とを被固定部材(T) できるようになされたもの である。
【0008】
本願考案の第1の電線支持具においては、後支持具1の後面における固定用ボ ルト挿通孔13、13の周部各々に、後面における他の部分と面一又は後方側に 突設された後基準面16を備え、この後基準面16と後支持具1の被固定部材T とが当接できるものとするため、図4に示すようにこの電線支持具10を固定す るナット部材N2と被固定部材Tとの間に隙間の発生を防止でき、従来のように 被固定部材Tと後支持具1の後端との間にナット部材を配さなくても、被固定部 材T側に配したナット部材N1と前支持具2の前端側に配したナット部材N2と で固定用ボルトB及び電線支持具10を被固定部材Tに固定することができる。 又、この後基準面(16)(16)を、電線挾持部6…6の軸芯O…Oからの距離V1を 所定の一定値に設定しておくことにより、被固定部材Tに固定するに際し、後基 準面16を被固定部材Tに当接させれば自然と被固定部材Tと電線Dまでの距離 を一定にできる。
【0009】 本願考案の第2の電線支持具においては、後支持具1と前支持具2とを互いに 着脱自在に係止する係止手段4、12、14を備えるため、ナット部材N2を締 め付ける前に、予め電線挾持部6…6に電線D…Dを挾持した状態で後支持具1 と前支持具2とを係止できる。これにより、ナット部材N2を締め付ける際は、 電線D…Dを電線挾持部6…6に挾持した状態に保持させておくことができ、電 線D…Dが電線挾持部6…6からはみ出すようなことを防止できる。従って、単 にナット部材N2を締め付けるだけで電線D…Dを挾持しつつ電線支持具を被固 定部材Tに固定できる。
【0010】 又、本願考案の電線支持構造においては、各電線支持具10a…10dの後支 持具1の後面における固定用ボルト挿通孔13、13の周部各々に、後面におけ る他の部分と面一又は後方側に突設された後基準面16を備えるとともに、前支 持具(2) の前面における固定用ボルト挿通孔23、23の周部各々に、前面にお ける他の部分と面一又は前方側に突設された前基準面26を備えるため、図5に 示すように固定用ボルトB、Bに順次通していくことにより、隣接する前方側の 電線支持具10aの前基準面26と後方側の電線支持具10bの後基準面16と を当接しつつ前後方向に並設でき、複数の電線支持具10a…10dにおける固 定用ボルト挿通孔13、13の周部間に隙間の発生を防止できる。従って、一つ の電線支持具10を固定する場合と同様に、被固定部材T側に配したナット部材 N1と最前方側の前端側に配したナット部材N2とでその間に配した複数の電線 支持具10a…10dと固定用ボルトB、Bとを一度に被固定部材Tに固定する ことができる。しかも、その際、各後支持具1と前支持具2とを係止手段4、1 2、14によって係止しておくことにより、予め電線D…Dを電線挾持部6…6 に挾持した状態に保持させておくことができ、ナット部材N2を締め付けるだけ で良いものにできる。一方、電線Dを支持した後の設計変更等により、例えば鉄 塔側に配設した電線D1を交換等する場合でも、一つのナット部材N2を外すだ けで電線支持具10aを固定用ボルトB、Bから外すことができ、容易に短時間 で交換できる。 又、最初に固定用ボルトB、Bに通した電線支持具10aの後基準面16、1 6が被固定部材Tに当接するため、その電線支持具10aに挾持した電線Dから 被固定部材Tまでの距離が定められる。そして、その後方側の電線支持具10a の後基準面16、16がその前方側の前基準面26と当接するため、後方側の電 線支持具10bに挾持した電線Dを、その前方側の電線支持具10aに挾持した 電線Dから所定距離V3だけ隔てた位置に配することができ、電線D…D同士の 間隔を一定にして規則的に配設できる。
【0011】
以下、図面に基づき本願考案の電線支持具の一実施例を説明する。 図1は、本願考案の電線支持具の一実施例の分解斜視図であり、図2(A) は、 組立てた状態の正面図、図2(B) は、(A) のII−II線に沿う断面図である。
【0012】 本願考案の電線支持具10は、後支持具1と、この後支持具1の前方側に配設 される前支持具2との前後二つのものから構成されている。後支持具1の前面と 後面とは、互いに平行になされており、前面から後面までの縦幅V1が、所定の 寸法になるように設定されている。この後支持具1の前面は、前支持具2の後面 が当接する前支持具当接面15をなし、後面は、被固定部材としての鉄塔T(図 4に図示)と当接しこの電線支持具10の後基準面16となる。
【0013】 又、この後支持具1の前支持具当接面15には、上面から下面にかけて半円形 状に後方に窪まされた後凹部11…11が、三つ、左右方向に並設されている。 又、前支持具当接面15における後凹部11、11間には、ねじ孔12、12が 備えられている。一方、後支持具1の左右両端部には、固定用ボルト挿通孔13 、13が夫々、前支持具当接面15から後基準面16に貫通するようにして穿設 され、鉄塔Tに設けられた固定用ボルトB、B(図4、図5(A)(B)に示す)が挿 通できるようになされている。尚、この実施例におけるこれらの固定用ボルト挿 通孔13、13の互いのピッチPは、従来の電線支持具の固定用ボルト挿通孔の ピッチと同じ寸法とされ、従来から鉄塔Tに穿設されている固定用ボルトB、B を通す孔をそのまま利用できるようになされている。
【0014】 前支持具2は、縦幅V2、横幅、及び高さが後支持具1の縦幅V1、横幅、及 び高さと同寸法に形成されたものから構成されている。前支持具2の前面及び後 面は、後支持具1と同様に、互いに平行になされている。この前支持具2の後面 は、後支持具1の前支持具当接面15と当接する後支持具当接面25をなし、前 面は、固定用ボルトB、Bに複数の電線支持具10…10を同時に固定する際の 前基準面26をなす。
【0015】 この前支持具2の後支持具当接面25には、上面から下面にかけて後凹部11 …11と同形状に前方に窪まされた前凹部21…21が、三つ、後支持具1の後 凹部11…11に対応する位置に左右方向に並設されている。又、後凹部11、 11間には、係止用ボルト用孔22、22が、後支持具1のねじ孔12、12に 対応する位置に、前基準面26から後支持具当接面25に貫通するようにして穿 設されている。この係止用ボルト用孔22、22の前端側には、座ぐり22a、 22aが設けられ、この係止用ボルト用孔22、22に通される係止用ボルト4 、4の頭部が入り込み前基準面26から突出しないようになされている。一方、 前支持具2の左右両端部には、固定用ボルト挿通孔23、23が夫々、前基準面 26から後支持具当接面25に貫通するようにして穿設され、鉄塔固定用ボルト B、Bが挿通できるようになされている。
【0016】 そして、このように形成された前支持具2は、前支持具2の後支持具当接面2 5が後支持具1の前支持具当接面15に当接させられ、二本の係止用ボルト4、 4を介して互いに係止され、これによって前後両支持具1、2の各後凹部11… 11と各前凹部21…21とで断面円形状の電線挾持部6…6が形成されるとと もに、係止用ボルト用孔22、22とねじ孔12…22とが、及び双方の固定用 ボルト挿通孔13…23が合致し、全体の縦幅V3が後支持具1の縦幅V1の2 倍の長さの長方形状をなす一つの電線支持具10が形成される。又、このように して形成される円形状の電線挾持部6…6各々の軸芯O…Oは、前後両支持具1 、2が当接する前支持具2の後支持具当接面25及び後支持具1の前支持具当接 面15の面上に形成され、軸芯O…Oから後支持具1の後基準面16までの距離 及び前支持具2の前基準面26までの距離が後支持具1の縦幅V1と同一になる ようになされている。
【0017】 これらの電線挾持部6…6各々は、内部に通された電線Dを挾持することにな るが、その際、図7に示すゴム製からなる弾力性部材7を介して挾持する。この 弾力性部材7は、従来から使用されているものと同様のもので、この図7に示す ように開口部71を有する円筒状のものからなる。内周は、電線Dの外径と略同 じ径に形成され、内部に電線Dを通せるようになされている。一方、外周径Rは 、内部に電線Dを通した状態で、電線挾持部6の内径よりやや大きくなるように 設定されており、電線挾持部6に入れられることによって外周全体が径内方向に 付勢されて押し縮められ、押し縮められるに伴い生じる弾力性部材7の弾性力に より弾力性部材7が電線挾持部6に挾持されるようになされている。尚、この弾 力性部材7は、電線Dの太さに対応する内周径のもの数種が予め形成され、支持 する電線Dの太さに応じて適宜な大きさのものが使用されることになり、これに より、内径を一定に形成した電線挾持部6…6に種々の大きさの電線Dが挾持さ れる。
【0018】 又、本実施例おいては、上記の前支持具2及び後支持具1は、合成樹脂から構 成され、後凹部11…11等が一体成形されている。そして、これらの前支持具 2及後支持具1は、鉄塔Tに固定される際、図3(A)(B)に示すように金属製の押 え板8が使用される。後述するように前支持具2及後支持具1は、図4に示すよ うに固定用ボルトB、Bに通された後、前支持具2の前方側からナット部材N2 によって固定されるが、その際、前支持具2が合成樹脂から構成されているため 、ナット部材N2の直接当接する部分がナット部材N2の締め付けに伴い食い込 み確実に固定できない恐れがある。そこで、これを防止するため、この金属製の 押え板8が使用されるようになされたものである。この押え板8は、図3(A)(B) に示すように断面コの字状に形成され、内周部に前支持具2の前面側が嵌まり込 むようになされている。又、横幅は、前支持具2及後支持具1の横幅と同長さで 形成されており、左右両端部に固定用ボルトB、Bに挿通する固定用ボルト挿通 孔81、81が穿設されている。尚、この押え板8に代え、座がね等を使用して も良い。
【0019】 尚、前支持具2及後支持具1は、合成樹脂から構成されるものに限らず、金属 等から構成しても良く、金属から構成する場合は、上記押え板8は、不要となる 。
【0020】 次に、この電線支持具10の使用方法について説明する。 先ず、図4に示すように一端側にナット部材N1を螺合した二本の固定用ボル トB、B各々を、鉄塔Tに穿設した孔に通す。そして、後支持具1の固定用ボル ト挿通孔13、13を固定用ボルトB、Bに通した後、弾力性部材7を電線Dに 被せ、その被せた弾力性部材7を後支持具1の後凹部11…11に入れる。
【0021】 そして、前支持具2を、後支持具1と同様に二本の固定用ボルトB、Bに入れ 、後支持具1の前方側に配設する。そして、前支持具2の各係止用ボルト用孔2 2、22に前方側から係止用ボルト4、4を通し、後支持具1のねじ孔12…2 2に螺合させる。この螺合は、図2(B) に示すように前支持具2の後支持具当接 面25と後支持具1の前支持具当接面15とが当接するまで行う。これにより、 弾力性部材7と共に電線Dを前後両支持具1、2により形成した電線挾持部6内 に配設できるとともに、係止用ボルト4、4の締め付けに伴い挾持することがで きる。そして、押え板8を二本の固定用ボルトB、Bに通し、更に二本の固定用 ボルトB、B各々にナット部材N2を螺合させ、締め付ける。これにより、後支 持具1の後基準面16が鉄塔Tに当接し、固定用ボルトB、B及び電線支持具1 0を鉄塔Tに固定できる。その際、上述のように係止用ボルト4、4によって前 支持具2と後支持具1とを予め係止しているため、互いに擦れるようなことなく 容易に鉄塔Tに固定できる。以下同様にして、この電線支持具10を鉄塔Tの上 部から下部に到る適宜位置で挾持することにより、鉄塔Tの上部から地上に導か れた電線Dを複数箇所で支持することができる。こうすることにより、従来のよ うに二つのナット部材により固定用ボルトB、B各々を固定した後、更に、二つ のナット部材により電線支持具10を固定するように、別途にナット部材を締め 付けなくても一回のナット部材N2の締め付けで固定でき、危険な鉄塔T上での 作業を容易に短時間で済ませることができる。又、支持後の電線Dは、後支持具 1における後基準面16から電線挾持部6の軸芯Oまでの距離が定められている ため、鉄塔Tから電線Dの中心までの距離が定まり、その結果、鉄塔Tの上部か ら下部に到るまで鉄塔Tに対して所定距離V1だけ離れた位置に電線Dを配する ことができる。従って、作業者は、ただ単に電線支持具10に電線Dを挾持させ れば良く、従来のように鉄塔Tから電線Dまでの距離を調整しなくて済み、作業 を容易に短時間で済ませることができる。
【0022】 又、多数の電線Dを支持する場合、例えば図5(A)(B)に示すように10本の電 線Dを支持する場合には、先ず、一つの電線支持具10aを上述のようにして固 定用ボルトB、Bに通して電線D…Dを挾持させ、係止用ボルト4、4によって 前支持具2と後支持具1とを係止する。その後、他の電線支持具10bを同様に 固定用ボルトB、Bに通して電線Dを挾持させ、係止用ボルト4、4によって前 支持具2と後支持具1とを係止する。以下同様にして、順次、他の電線支持具1 0c、10dを固定用ボルトB、Bに通して電線D…Dを挾持させる。そして、 最後に押え板8を二本の固定用ボルトB、Bに通し、更に二本の固定用ボルトB 、B各々にナット部材N2を螺合させる。これにより、隣接する電線支持具10 a…10dの前基準面26と後基準面16とを当接させて全ての電線支持具10 a…10d及び固定用ボルトB、Bを鉄塔Tに固定でき、複数の電線支持具10 a…10dを使用した場合でも、二つのナット部材N1、N2で固定でき、鉄塔 T上での作業を、より一層容易に短時間で済ませることができる。しかも、その 際、係止用ボルト4、4によって各電線支持具10a…10dの前支持具2と後 支持具1とを、電線D…Dを挾持させた状態で予め係止しているため、簡単に固 定できる。又、鉄塔T側に配設された電線D1は、後支持具1によって鉄塔Tか ら電線D1までの距離が定められ、又、それより前方側に配設された電線D2の 間隔は、電線支持具10、10の縦幅V3となり、一定間隔で規則的に配設でき 、図6に示すように電線Dを鉄塔Tに沿わせて直線的に配設して支持できる。従 って、作業者は、ただ単に複数の電線支持具10によって電線Dを挾持させれば 良く、従来のように鉄塔Tから電線Dまでの距離を調整しなくて済み、作業を容 易に短時間で済ませることができる。
【0023】 一方、電線Dを支持した後の設計変更等により、例えば鉄塔T側に配設した電 線Dを交換等する場合でも、一つのナット部材N2を緩めるだけで交換すること ができ、容易に短時間で行うことができる。
【0024】 尚、本実施例においては、後支持具1の後面全体を後基準面16としているが 、部分的に形成しても良い。例えば図8に示すように後面における固定用ボルト 挿通孔13、13各々の周部を後方側に突出させて後面における左部と右部とに 後基準面16、16を形成するようにして、後面における他の部分より後方側に 突出していれば良い。又、前支持具2の前基準面26も、この図8に示すように 前面における固定用ボルト挿通孔23、23各々の周部を前方側に突出させて前 基準面26を形成するようにしても良い。一方、後支持具1の前支持具当接面1 5、前支持具2の後支持具当接面25についても、例えばこの図8に示すように 後支持具1の前面における固定用ボルト挿通孔13、13各々の周部を前方側に 突出させて前支持具当接面15、15を形成し、前支持具2の後面における固定 用ボルト挿通孔23、23各々の周部を後方側に突出させて後支持具当接面25 、25を形成するようにしても良く、適宜変更できる。
【0025】 又、本実施例においては、後支持具1の縦幅V1と、前支持具2の縦幅V2と を同寸法にしているが、異なる長さに設定しても良く、適宜変更できる。更に、 電線挾持部6は、断面円形に形成したものに限らず、電線Dを挾持できる形状で あれば良い。
【0026】
以上、本願考案の第1の電線支持具は、従来のように被固定部材と後支持具の 後端との間にナット部材を配さなくても、被固定部材側に配したナット部材と前 支持具の前端側に配したナット部材とで固定用ボルト及び電線支持具を被固定部 材に固定することができる。又、被固定部材に固定するに際し、後基準面を被固 定部材に当接させれば自然と被固定部材と電線までの距離を一定にできる。従っ て、被固定部材と電線までの距離を調整しつつ行わなくても良く、危険な鉄塔上 での作業を容易に短時間で行うことができる。
【0027】 本願考案の第2の電線支持具は、本願の第1の考案の効果に加え、ナット部材 を締め付ける前に、予め電線挾持部に電線を挾持した状態で後支持具と前支持具 とを係止できる。これにより、ナット部材を締め付ける際は、電線を電線挾持部 に挾持した状態に保持させておくことができ、電線が電線挾持部からはみ出すよ うなことを防止できる。従って、単にナット部材を締め付けるだけで電線を挾持 しつつ電線支持具を被固定部材に固定でき、より一層容易に、確実に作業を行う ことができる。
【0028】 又、本願考案の電線支持構造においては、固定用ボルトに通した隣接する前方 側の電線支持具の前基準面と、後方側の電線支持具の後支持具の後基準面とを当 接させつつ行うことができ、複数の電線支持具における固定用ボルト挿通孔の周 部間に隙間の発生を防止できる。従って、一つの電線支持具を固定する場合と同 様に、被固定部材側に配したナット部材と最前方側の前端側に配したナット部材 とでその間に配した複数の電線支持具と固定用ボルトとを一度に被固定部材に固 定することができ、複数の電線支持具を簡単に固定することができる。しかも、 その際、各後支持具と前支持具とを係止手段によって係止しておくことにより、 予め各々の電線挾持部に挾持した電線を挾持しておくことができ、電線を電線挾 持部に挾持した状態に保持させておくことができ、ナット部材を締め付けるだけ で良いものにできる。一方、電線を支持した後の設計変更等により、例えば鉄塔 側に配設した電線を交換等する場合でも、一つのナット部材を外すだけで電線支 持具を固定用ボルトから外すことができ、容易に短時間で交換できる。又、最初 に固定用ボルトに通した電線支持具の後基準面が被固定部材に当接するため、そ の電線支持具に挾持した電線から被固定部材までの距離が定められる。そして、 その後方側の電線支持具の後基準面がその前方側の前基準面と当接するため、後 方側の電線支持具に挾持した電線を、その前方側の電線支持具に挾持した電線か ら所定距離だけ隔てた位置に配することができ、電線同士の間隔を一定にして規 則的に配設できる。
【図1】本願考案の一実施例の電線支持具の分解斜視図
である。
である。
【図2】(A) は、組み立てた状態の正面図であり、(B)
は、(A) のII−II線に沿う断面図である。
は、(A) のII−II線に沿う断面図である。
【図3】(A) は、押え板の正面図であり、(B) は、その
左側面図である。
左側面図である。
【図4】電線を挾持して鉄塔に固定された状態の平面図
である。
である。
【図5】(A) は、複数の電線支持具を用いて電線を支持
した状態の平面図であり、(B)は、(A) の左側面図であ
る。
した状態の平面図であり、(B)は、(A) の左側面図であ
る。
【図6】複数の電線支持具によって電線を鉄塔に支持し
た状態の説明図である。
た状態の説明図である。
【図7】弾力性部材の斜視図である。
【図8】電線支持具の他の実施例の平面図である。
【図9】(A) は、従来の電線支持具の説明図、(B) は、
従来の電線支持具よって電線を鉄塔に支持した状態の説
明図である。
従来の電線支持具よって電線を鉄塔に支持した状態の説
明図である。
1 後支持具 2 前支持具 4 係止用ボルト 6 電線挾持部 11 後凹部 13 固定用ボルト挿通孔 15 前支持具当接面 16 後基準面 21 前凹部 22 係止用ボルト用孔 B 固定用ボルト D 電線 N ナット部材 T 鉄塔
Claims (3)
- 【請求項1】後支持具(1) と、前支持具(2) とを備え、 後支持具(1) が、左部及び右部に鉄塔等の被固定部材
(T) に設けられた固定用ボルト(B)(B)を挿通できるよう
に前面から後面に貫通された固定用ボルト挿通孔(13)(1
3)を有し、後支持具(1) の後面における固定用ボルト挿
通孔(13)(13)の周部各々には、後面における他の部分と
面一又は後方側に突設された後基準面(16)が備えられる
ことにより、この後基準面(16)と後支持具(1) の被固定
部材(T) とが当接できるようになされ、後支持具(1) の
前面には、固定用ボルト挿通孔(13)(13)の周部各々に前
支持具(2) と当接する前支持具当接面(15)と、固定用ボ
ルト挿通孔(13)(13)の間に電線(D) …(D) を後方側から
支持する後凹部(11)…(11)とが備えられ、 前支持具(2) が、左部及び右部に後支持具(1) の固定用
ボルト挿通孔(13)(13)に対応する位置に前面から後面に
貫通された固定用ボルト挿通孔(23)(23)を有し、前支持
具(2) の後面には、固定用ボルト挿通孔(23)(23)の周部
各々に後支持具(1) の前支持具当接面(15)と当接する後
支持具当接面(25)と、固定用ボルト挿通孔(23)(23)間に
電線(D) …(D) を前方側から支持する前凹部(21)…(21)
とが備えられ、 この前支持具(2) の後支持具当接面(25)(25)が、固定用
ボルト(B)(B)に挿通された後支持具(1) の前支持具当接
面(15)(15)に後方側から当接されることにより、後支持
具(1) の後凹部(11)…(11)と前支持具(2) の前凹部(21)
…(21)とで電線(D) …(D) を受容して挾持し得る電線挾
持部(6) …(6) が区画形成されるようになされたもので
あることを特徴とする電線支持具。 - 【請求項2】上記後支持具(1) と前支持具(2) とが、互
いに着脱自在に係止し得る係止手段(4)(12)(14) が備え
られることにより、後支持具(1) と前支持具(2) とが前
支持具当接面(15)と後支持具当接面(25)との当接状態で
係止して電線挾持部(6) …(6) に受容した電線(D) …
(D) を挾持できるようになされ、 更に、前支持具(2) の前面における固定用ボルト挿通孔
(23)(23)の周部各々に、前面における他の部分と面一又
は前方側に突設された前基準面(26)が備えられてなるも
のであることを特徴とする請求項1記載の電線支持具。 - 【請求項3】二つの固定用ボルト(B)(B)と、これらの固
定用ボルト(B)(B)に固定される複数の電線支持具(10a)
…(10d) と、これらの固定用ボルト(B)(B)及び電線支持
具(10a) …(10d) を鉄塔等の被固定部材(T) に固定する
ナット部材(N1)(N1)(N2)(N2)とを備え、 各電線支持具(10a) …(10b) が、後支持具(1) と、前支
持具(2) とを備え、 後支持具(1) が、左部及び右部に鉄塔等の被固定部材
(T) に設けられた固定用ボルト(B)(B)を挿通できるよう
に前面から後面に貫通された固定用ボルト挿通孔(13)(1
3)を有し、後支持具(1) の後面における固定用ボルト挿
通孔(13)(13)の周部各々には、後面における他の部分と
面一又は後方側に突設された後基準面(16)が備えられる
ことにより、この後基準面(16)と後支持具(1) の被固定
部材(T) とが当接できるようになされ、後支持具(1) の
前面には、固定用ボルト挿通孔(13)(13)の周部各々に前
支持具(2) と当接する前支持具当接面(15)と、固定用ボ
ルト挿通孔(13)(13)の間に電線(D) …(D) を後方側から
支持する後凹部(11)…(11)とが備えられ、 前支持具(2) が、左部及び右部に後支持具(1) の固定用
ボルト挿通孔(13)(13)に対応する位置に前面から後面に
貫通された固定用ボルト挿通孔(23)(23)を有し、前支持
具(2) の前面における固定用ボルト挿通孔(23)(23)の周
部各々に、前面における他の部分と面一又は前方側に突
設された前基準面(26)が備えられ、前支持具(2) の後面
には、固定用ボルト挿通孔(23)(23)の周部各々に後支持
具(1) の前支持具当接面(15)と当接する後支持具当接面
(25)と、固定用ボルト挿通孔(23)(23)間に電線(D) …
(D) を前方側から支持する前凹部(21)…(21)とが備えら
れ、この前支持具(2) の後支持具当接面(25)が、固定用
ボルト(B)(B)に挿通された後支持具(1) の前支持具当接
面(15)に後方側から当接されることにより、後支持具
(1) の後凹部(11)…(11)と前支持具(2) の前凹部(21)…
(21)とで電線(D) …(D)を受容して挾持し得る電線挾持
部(6) …(6) が区画形成され、 更に、後支持具(1) と前支持具(2) とが、互いに着脱自
在に係止し得る係止手段(4)(12)(14) が備えられること
により、後支持具(1) と前支持具(2) とが前支持具当接
面(15)と後支持具当接面(25)との当接状態で電線挾持部
(6) …(6) に受容した電線(D) …(D) を挾持できるよう
になされ、 これらの電線支持具(10a) …(10b) が、順次固定用ボル
ト(B)(B)に通されることにより、隣接する前方側の電線
支持具(10a) の前基準面(26)と後方側の電線支持具(10
b) の後基準面(16)とが当接しつつ前後方向に並設さ
れ、 ナット部材(N1)(N1)(N2)(N2)が、固定用ボルト(B)(B)に
螺合されて被固定部材(T) の後方側と、固定用ボルト
(B)(B)に通された複数の電線支持具(10a) …(10d) の前
方側とに配設され、これらのナット部材(N1)(N1)(N2)(N
2)が固定用ボルト(B)(B)に締め付けられることにより、
その間に配した複数の電線支持具(10)…(10)と固定用ボ
ルト(B) とを被固定部材(T) できるようになされたもの
であることを特徴とする電線支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994008013U JP3005145U (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 電線支持具及び電線支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994008013U JP3005145U (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 電線支持具及び電線支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3005145U true JP3005145U (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=43141053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994008013U Expired - Lifetime JP3005145U (ja) | 1994-06-10 | 1994-06-10 | 電線支持具及び電線支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3005145U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3450709B2 (ja) | 1998-05-22 | 2003-09-29 | 三菱電線工業株式会社 | ケーブル支持装置 |
JP3471763B2 (ja) | 2001-02-15 | 2003-12-02 | 三菱電線工業株式会社 | 給電線支持具 |
JP3471751B2 (ja) | 2000-12-18 | 2003-12-02 | 三菱電線工業株式会社 | 給電線支持具 |
-
1994
- 1994-06-10 JP JP1994008013U patent/JP3005145U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3450709B2 (ja) | 1998-05-22 | 2003-09-29 | 三菱電線工業株式会社 | ケーブル支持装置 |
JP3471751B2 (ja) | 2000-12-18 | 2003-12-02 | 三菱電線工業株式会社 | 給電線支持具 |
JP3471763B2 (ja) | 2001-02-15 | 2003-12-02 | 三菱電線工業株式会社 | 給電線支持具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3204509B2 (ja) | 把持顎 | |
US4074402A (en) | Pipe clamp | |
US7258519B2 (en) | Mounting body for attachment to bolt body and nut body | |
JP3005145U (ja) | 電線支持具及び電線支持構造 | |
US7954656B1 (en) | Display fixture anchor systems | |
US5460027A (en) | Punch clamp device | |
US5649445A (en) | Piggyback set of I-beam connector dies | |
US7797979B2 (en) | Crimping apparatus including a tool for supporting a plurality of crimping members | |
GB2235243A (en) | Fastening element secured against rotation | |
JP3380210B2 (ja) | 電力又は通信ケーブル用固定具 | |
US7497106B2 (en) | Crimping apparatus with a support structure including first and second portions | |
KR100885532B1 (ko) | 긴 강체에 헤드를 만들기 위한 장치, 공구 링 및 홀딩 죠와, 홀딩 죠를 고정하는 방법 | |
US6637738B1 (en) | Vise mountable tool holder bracket | |
JPH0650707Y2 (ja) | 合成樹脂製ケーブル支持具 | |
KR20190001414U (ko) | 플랜지 연결용 너트 고정지그 | |
JPH07328796A (ja) | 管クランプ装置 | |
JP3650225B2 (ja) | クランプ用金具 | |
JP3013766B2 (ja) | スプリンクラーヘッド位置決め具及びその位置決め方法 | |
CN220215388U (zh) | 喷涂夹持装置 | |
JPH08126978A (ja) | ボルト止めナットの取付け用治具台 | |
JPH0620849Y2 (ja) | 支柱と線格子フエンスの取付具 | |
JPS642027Y2 (ja) | ||
JPH05287754A (ja) | アンカーボルト位置決め用具 | |
JPH058053Y2 (ja) | ||
JP3089350U (ja) | クランプ金具 |