JPH0650707Y2 - 合成樹脂製ケーブル支持具 - Google Patents

合成樹脂製ケーブル支持具

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JPH0650707Y2
JPH0650707Y2 JP1990065887U JP6588790U JPH0650707Y2 JP H0650707 Y2 JPH0650707 Y2 JP H0650707Y2 JP 1990065887 U JP1990065887 U JP 1990065887U JP 6588790 U JP6588790 U JP 6588790U JP H0650707 Y2 JPH0650707 Y2 JP H0650707Y2
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Japan
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cable
fitting
synthetic resin
sandwiching
piece
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JP1990065887U
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JPH0423890U (ja
Inventor
正明 高橋
Original Assignee
株式会社ブレスト工業研究所
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、吊りボルト等の吊杆部材に、ケーブル等を
支持連結するのに好適な合成樹脂製ケーブル支持具に関
する。
(従来の技術) 当出願人は、先に、吊りボルト等の吊杆部材に合成樹脂
製の支持具を着脱自在に連結し、この支持具にケーブル
を支持せしめる合成樹脂製のケーブル支持具を種々考案
している。
例えば、実開昭54−105899号公報に記載の支持具は、ケ
ーブルを係止する略鈎形状のケーブル係止部と、吊りボ
ルトに嵌合する嵌着溝とを形成した合成樹脂製の支持具
本体を形成すると共に、吊りボルトに挟着する金属バネ
製の圧着部材を設けたもので、支持具本体の嵌着溝内に
固定した圧着部材によって、支持具本体を吊りボルトに
挟着固定するものである。
また、実開昭54−105900号公報に記載された支持具は、
吊りボルトに挟着する金属バネ製の圧着部材の側面に、
ケーブル係止部を形成した合成樹脂製の支持具本体を連
結したものである。
一方、吊りボルトの側面に挟着するケーブル保持具が実
開昭62−84324号に記載されている。このケーブル保持
具は、吊りボルトを介して一対のケーブル受け具を相対
向せしめ、これらのケーブル受け具を捩子で連結するも
のである。
(考案が解決しようとする課題) これらの支持具によって、吊りボルトに対するケーブル
の支持作業が極めて容易に行なえるものになった。とこ
ろが、これらの例に示されるように、従来の支持具は、
吊りボルトへの装着を確実にするために、金属バネ製の
圧着部材が必要不可欠なものである。すなわち、合成樹
脂製のケーブル支持具を、吊りボルト等に固定する場
合、吊りボルトへの挟着力を高めて固定状態を確実にす
るには、吊りボルトに挟着する金属バネ製の圧着部材を
ケーブル支持具に組み合わせる必要があった。したがっ
て、従来のケーブル支持具は、合成樹脂製の支持具本体
と金属バネ製の圧着部材とを別途形成しなければなら
ず、その結果、製造工程が多くならざるを得ないといっ
た、製造上及びコスト上の課題が残されていた。
一方、吊りボルトの側面に挟着するケーブル保持具は、
一対のケーブル受け具を捩子で連結する必要があるか
ら、片手での装着作業は困難である。しかも、この捩子
は、吊りボルトの両側で固定するから、捩子の連結作業
は計2か所になり、装着作業をより面倒にしている。従
って、このような捩子止め作業は、例えば、天井裏での
狭いスペースにおけるケーブル配線工事には全く不適当
である。更に、一対のケーブル受け具と一対の捩子との
四つの部材を必要とするから、製造時、運搬時、収納時
においても不都合がある。
そこでこの考案は、上述の課題を解消すべく従来のこの
種のケーブル支持具を改良したもので、吊りボルト等の
懸吊部材への装着を片手でも確実に行うことができ、し
かも、生産性に富み、製造コストも従来のものに比べて
極めて安価になる合成樹脂製ケーブル支持具の提供を目
的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべくこの考案は、 ケーブルQを係止する略鈎形状のケーブル係止部1と、
吊杆部材の側面に相嵌合して着脱自在に固定する一対の
挟着片2Aとを設けたケーブル支持具において、 挟着片2Aは、懸吊部材に圧接するがわの側面に形成した
圧着溝5を設け、この圧着溝5の左右に嵌合凸部3と嵌
合凹部4とを設け、 嵌合凸部3は、先端部に尖鋭状の係合片3Aを張り出し形
成し、 嵌合凹部4は、嵌合凸部3を挿通せしめる横孔状を成
し、係合片3Aに係合する係合突片4Aを嵌合凹部4の内側
面に設けたことを課題解決のための手段とする。
(作用) この考案によると、合成樹脂製のケーブル支持具は、吊
りボルトP等の懸吊部材を挟み付けた一対の挟着片2A相
互の係合片3Aと係合突片4Aとを互いに嵌合係止すること
で、懸吊部材に固定される。
そして、ケーブルQは、一対の挟着部2に夫々一体に形
成された略鈎形状を成す一対のケーブル係止部1に係止
される。
また、固定した挟着片2A相互を取り外すには、横孔状の
嵌合凹部4にドライバー等の道具を挿入し、嵌合凹部4
の内側面に設けた係合突片4Aから係合片3Aを外すことで
行なわれる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例を詳細に説明す
る。
この考案の基本構成は、ケーブルQを係止する一対のケ
ーブル係止部1と、吊りボルトPに挟着固定する一対の
挟着部2とから成るもので、これらのケーブル支持部1
と挟着部2とが夫々合成樹脂にて一体に形成されて同一
形状を成すものである(第2図参照)。
図示のケーブル係止部1は、上部が開口した略鈎形状を
成しており、自身の相対する内側面には、ケーブルQの
固定を確実にするための圧着突条1Aが設けられている。
一方、挟着部2は、各ケーブル支持部1の側面から延長
形成してある。この挟着部2は、ケーブル支持部1の側
面から挟着片2Aを延長形成し、この挟着片2Aの吊りボル
トPに圧接する側の側面に圧着溝5を形成すると共に、
圧着溝5の内周面の適位置には、吊りボルトPのネジ山
に係合する係止突条5Aを設けてある。
挟着部2の嵌合手段は、夫々の挟着片2Aの圧着溝5の左
右に設けた二対の嵌合凸部3と嵌合凹部4とを利用して
いる。すなわち、各挟着部2の挟着片2Aに設けた嵌合凸
部3と嵌合凹部4とを互いに相対向させて、これらを嵌
合させることで、挟着部2を固定するものである。
嵌合凸部3は、先端部に尖鋭状の係合片3Aを張り出し形
成する。
一方、嵌合凹部4は、嵌合凸部3を挿通せしめる横孔状
を成し、この嵌合凹部4の内側面に嵌合凸部3の係合片
3Aに係合する係合片4Aを設けてある(第3図参照)。
(考案の効果) この考案は上述の如く構成したことにより、当初の目的
を達成する。
すなわち、請求項1により、この考案支持具の装着を片
手でも確実に行うことができる。したがって、従来のケ
ーブル保持具の如く、一対のケーブル受け具を捩子で連
結する必要がなくなった。従って、天井裏等での狭いス
ペースにおけるケーブル配線工事にも最適なものであ
る。
また、同形状を成した一対の係合片を使用するから、従
来のケーブル保持具の如く、四つの部材を持ち歩く必要
がない。
更に、嵌合凸部3の係合片3Aと、嵌合凹部4の係合片4A
とを係合せしめた後でも、これら係合片3A,4A相互の係
合部分に、ドライバーR等の先端を差し込むことで、簡
単に係合状態を解除することができ、挟着部2の着脱が
容易に行なえるものになる。
しかも、この考案支持具は、合成樹脂による一体成型が
可能になったことで、生産性に富み、製造コストも従来
のものに比べて極めて安価にできるものである。
更に、ケーブル支持部1と挟着部2とが一体に形成され
た一対のものを使用するから、より合理的な製造が可能
になるものである。
また、従来の支持具の如く、金属製の圧着部材等を必要
とせずに、吊りボルトへの装着が確実になる。
このように、この考案によれば、吊りボルト等の懸吊部
材への装着が確実で、しかも、生産性に富み、製造コス
トも従来のものに比べて極めて安価になり、懸吊部材の
径に適応させることも可能であるなどといった実用上有
益な種々の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示すもので、第1図は使用状
態を示す正面図、第2図は分解した状態の斜視図、第3
図は平断面図である。 P…吊りボルト、Q…ケーブル、R…ドライバー、 1…ケーブル係止部、1A…圧着突条、 2…挟着部、2A…挟着片、2B…把持突片、 3…嵌合凸部、3A…係合片、 4…嵌合凹部、4A…係合片、 5…圧着溝、5A…係止突条。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブルを係止する略鈎形状のケーブル係
    止部と、吊杆部材の側面に相嵌合して着脱自在に固定す
    る一対の挟着片とを設けたケーブル支持具において、挟
    着片は、懸吊部材に圧接するがわの側面に形成した圧着
    溝を設け、この圧着溝の左右に嵌合凸部と嵌合凹部とを
    設け、嵌合凸部は、先端部に尖鋭状の係合片を張り出し
    形成し、嵌合凹部は、嵌合凸部を挿通せしめる横孔状を
    成し、係合片に係合する係合突片を嵌合凹部の内側面に
    設けたことを特徴とする合成樹脂製ケーブル支持具。
JP1990065887U 1990-06-21 1990-06-21 合成樹脂製ケーブル支持具 Expired - Lifetime JPH0650707Y2 (ja)

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JPH0423890U JPH0423890U (ja) 1992-02-26
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