JP3005135U - 足用マット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 足用マットを使用個所に位置決めするととも
に、取外しを簡易にする。 【構成】 足用マットｂのマット本体１の裏面の少なく
とも左右対向位置に、磁石盤６と該磁石盤６の水平面で
吸磁される鉄片４を有し、両者の吸着面を除く外面にそ
れぞれ両面接着体９を貼着して成り、両者の何れか一方
を前記裏面に貼着し、他方を所望の個所に貼着して使用
するものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は家庭用具の分野に属する足用マットに関する。

【０００２】

【従来の技術】

在来の足用マットにおける滑り止めは、ゴム等の摩擦材を用いた足用マットと 床面との摩擦抵抗によるため、体重のかからない状態では移動し易く、長く使用 すると風化して床面にへばり付いてその後始末に手数がかかるものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は体重のかからない状態でも乱雑になりにくく、しかも取外しの容易な 足用マットを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

第１考案の足用マットは、所要平面形状の足用マット本体の裏面の少なくとも 左右対向位置に、磁石盤と該磁石盤に相互の吸着面で吸磁される鉄片の何れか一 方を係着し、他方を所望の個所に配設して使用するものである。

【０００５】 第２考案の足用マットは、所要平面形状の足用マット本体の裏面の少なくとも 左右対向位置に、磁石盤と該磁石盤に相互の吸着面で吸磁される鉄片を有し、両 者の吸着面を除く外面にそれぞれ両面接着体を貼着して成り、両者の何れか一方 を足用マット裏面に貼着し、他方を所望の個所に貼着して使用するものである。 ここに、相互の吸着面とは水平面のみならず水平面をも含むものとする。

【０００６】 磁石盤と鉄片との吸着面が接合分離面となって所望の位置にマット本体の姿勢 を保持する。

【０００７】

【実施例】 本考案は足用マットとそのマットを置く個所とからなり、それを実施例により 説明すると、図１に示す足用マットａは、マット本体１の裏面上端の左右対向位 置にそれぞれ、布製の袋２と布製の押えバンド３をその開口面を対向させ所要間 隔をとって取り着け、両者間に横長板状の鉄片４をその一端は袋２に挿入し他端 部は押えバンド３に鉄片４に貫通した孔を介して糸或いは止め鋲などでマット本 体１に取り着けている。 一方、マットを置く台の 実施例を示す図２の玄関のあがりかまち５は、横長 板状の磁石盤６を、前記鉄片４の配置間隔に等しくして相互の吸着面が水平面と なるように、その全面（両端でもよい）が磁力を透過する厚さの接着テープ７で 接着している。

【０００８】 また、図３に示したものはあがりかまち５に予め角棒状の磁石盤６を前記鉄片 ４の係着間隔に等しくして埋設したもので、この場合は表面全体に磁力を透過す る厚さの突き板８を接合したものであるから、足用マットａを除去するとあがり かまちが平滑にみえる。無垢材のあがりかまちの場合は、予め裏面から磁力を透 過させる肉厚を残して金属棒材、ボルト或いは金属板体を埋設するとよい。 上記実施例ではマットを置く台側に磁石盤６を設けマット側に鉄片４を設けた が、マット側に磁石盤をマットを置く台側に鉄片４を設けてもよい。なお、使用 個所はあがりかまちのほか、風呂あがり場や台所の床などに使用される。

【０００９】 次に、図４に示した足用マットｂは、マット本体の裏面に円形で相互の吸着面 が水平面となる磁石盤６とそれと同形の鉄片４を設けたもので、図５に示すよう に磁石盤６は両面接着体９（テープ状のものでもマット状のものでもよい。）の 接着性両面を介してマット本体１の裏面に接着し、鉄片４にはその一面に上記と 別の両面接着体９の一面を貼着し両面接合体の他面に剥離紙１０を貼着し、磁石 盤６と鉄片４の各開放面を吸着させておくものとする。

【００１０】 上記の足用マットｂは、使用に際して鉄片４側の両面接着体９より剥離紙１０ を除去して剥離面を所望の個所に押圧すると鉄片４が床面などに接着する。 なお、本実施例で示したものは吸磁による吸着面が水平面で、かつ、２個所の ものであるが、上下左右４個所あってもよく、また、相互の吸着面を垂直面とす るものでもよく、このほか足用マットｂの提供の形態としては、磁石盤６と鉄片 ４の両者の両面接着体９の外面にそれぞれ剥離紙１０を貼着し、マット本体１に 直接接着しない状態で付属して提供するなども挙げられる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の足用マットによれば、磁力によってマット本体を位置決めするから移 動しにくく、取外しが容易である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係わる足用マットａの裏面斜視図であ
る。

【図２】足用マットａの取り付け個所の一例のあがりか
まち５の説明用斜視図である。

【図３】あがりかまち５の他の説明用斜視図である。

【図４】本考案に係わる足用マットｂの裏面斜視図であ
る。

【図５】磁石盤６と鉄片４を分離し剥離紙１０を一部切
除した状態の説明用斜視図である。

【符号の説明】

１ マット本体 ２ 袋 ３ 押えバンド ４ 鉄片 ５ あがりかまち５ ６ 磁石盤 ７ 接着テープ ８ 突き板 ９ 両面接着体 １０ 剥離紙 ａ 足用マット ｂ 足用マット

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 足用マット本体の裏面の少なくとも左右
   対向位置に、磁石盤と該磁石盤に吸磁される鉄片の何れ
   か一方を係着し、他方を所望の個所に配設して使用する
   ことを特徴とする足用マット。
2. 【請求項２】 足用マット本体の裏面の少なくとも左右
   対向位置に、磁石盤と該磁石盤に吸磁される鉄片を有
   し、両者の吸着面を除く外面にそれぞれ両面接着体を貼
   着して成り、両者の何れか一方を足用マットに貼着し、
   他方を所望の個所に貼着して使用することを特徴とする
   足用マット。
3. 【請求項３】 相互の吸着面が水平面である請求項１又
   は２記載の足用マット。
4. 【請求項４】 相互の吸着面が垂直面である請求項１又
   は２記載の足用マット。