JP3005036B2 - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JP3005036B2
JP3005036B2 JP2-308776A JP30877690A JP3005036B2 JP 3005036 B2 JP3005036 B2 JP 3005036B2 JP 30877690 A JP30877690 A JP 30877690A JP 3005036 B2 JP3005036 B2 JP 3005036B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は電子写真法、静電印刷法などに用いられる静
電荷像現像用トナーに関し、特に負帯電性現像用トナー
に関する。
[従来の技術] 従来から特開昭61−147261に開示されているように静
電荷像をトナーを用いて現像する方法は大別して、トナ
ーとキャリアとが混合されてなるいわゆる二成分系現像
剤を用いる方法と、キャリアと混合されずにトナー単独
で用いられる一成分系現像剤を用いる方法とがある。
前記の方法はトナーとキャリアとを撹拌摩擦すること
により、各々を互いに異なる極性に帯電せしめ、この帯
電したトナーにより反対極性を有する静電荷像が可視化
されるものであり、トナーとキャリアの種類により、鉄
粉キャリアを用いるマグネットブラシ法、ビーズキャリ
アを用いるカスケード法、ファーブラシ法等がある。
後者の一成分系現像法には、トナー粒子を噴霧状態に
して用いるパウダークラウド法、トナー粒子を直接的に
静電潜像面を接触させて現像する接触現像法(タッチダ
ウン現像ともいう)、磁性の導電性トナーを静電潜像面
に接触させる誘導現像法などがある。
これらの各種の現像方法に適用されるトナーとして
は、天然樹脂あるいは合成樹脂からなる結着樹脂に、カ
ーボンブラック等の着色剤を分散させた微粉末が用いら
れている。例えばポリスチレン等の結着樹脂中に、着色
剤を分散させたものを1〜30μm程度に微粉砕した粒子
がトナーとして用いられている。又、これらの成分に更
にマグネタイト等の磁性材料を含有せしめたものは磁性
トナーとして用いられる。
前述の如く、種々の現像方法に用いられるトナーは、
現像される静電荷像の極性に応じて、正又は負の電荷が
保有せしめられるが、トナーに電荷を保有せしめるため
には、トナーの成分である樹脂の摩擦帯電性を利用する
こともできるが、この方法ではトナーの帯電性が小さい
ので、現像によって得られる画像はカブリ易く、不鮮明
なものとなる。そこで、所望の摩擦帯電性をトナーに付
与するために、帯電性を付与する染料、顔料、あるいは
荷電制御剤なるものを添加することが行われている。
従来、負極性荷電制御剤としては、モノアゾ染料の金
属錯塩、ニトロフミン酸及びその塩、サリチル酸、ナフ
トエ酸、ジカルボン酸のCo、Cr、Fe等の金属錯体、スル
ホン化した銅フタロシアニン顔料、ニトロ基、ハロゲン
を導入したスチレンオリゴマー、塩素化パラフィン、メ
ラミン樹脂等があるが、これらの染料は構造が複雑で性
質が一定せず、安定性に乏しい、又、熱混練時に分解、
機械的衝撃、摩擦、温湿度条件の変化などにより分解又
は変質し易く、荷電制御性が低下する現象を起こし易
い。又は環境により、帯電性が変化するものが多い。更
にトナーの補給性や転写性の改良のため、トナーに金属
酸化物微粒子等を外添することが知られているが、該添
加物を外添したトナーは、環境により帯電性が変化し易
くなる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、トナー粒子間、又はトナーとキャリ
ア間、一成分現像の場合のトナーと、現像スリーブある
いはブレードの如き帯電付与部材との摩擦帯電が安定
で、かつ摩擦帯電量分布がシャープで均一であり、帯電
の立ち上がり性及び環境安定性がよく、使用する現像シ
ステムに適した帯電量にコントロールできるトナーを提
供することであり、更に他の目的は鮮やかなカラートナ
ーを提供することであり、更に他の目的は地汚れやトナ
ー飛散がなく、連続使用時においても初期画像と同等の
忠実度の高い画像の得られるトナーを提供することであ
る。更に他の目的はトナーの流動性を高め、現像装置へ
のトナー補給性、転写性を改良したトナーを提供するこ
とである。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、前記課題を解決するため、鋭意検討し
た結果、トナー粒子表面に、特定の含フッ素化合物で処
理されたシリカを付着せしめることが有効であることを
知見し、本発明に至った。
すなわち、本発明は、 (1)少なくともバインダー樹脂及び着色剤からなるト
ナーにおいて、該トナー粒子表面に、下記一般式(1)
〜(4)で示される含フッ素化合物で処理されたシリカ
を付着せしめたことを特徴とする静電荷像現像用負帯電
性トナー、 一般式(1) n;1,2,3のいずれかの整数。
一般式(2) ただし、R1;H、炭素数1〜10の低級アルキル基、アリー
ル基 n ;正の整数 m ;正の整数 MK+;Na+、K+、Li+、Ca2+、Ba2+、Mg2+、Zn2+
Cr2+、Cr3+、Co2+、Fe2+ 一般式(3) 但し、R1;H、炭素数1〜10の低級アルキル基、アリー
ル基。
m;正の整数 n;正の整数 一般式(4) 但し、R1;H、置換もしくは無置換のアルキル基、置換
もしくは無置換のアリール基、 n ;正の整数 (2)含フッ素化合物処理に加え、更に疎水化剤で処理
されたシリカを付着せしめた前記(1)記載の静電荷現
像用負帯電性トナーである。
本発明において、シリカ処理剤として用いられる前記
一般式(1)で表わされる化合物の代表的な具体例とし
ては、以下のようなものが挙げられ、すべて白色又は淡
黄色を示している。
又、本発明において、シリカ処理剤として用いられる
前記一般式(2)で表わされる化合物の代表的な具体例
としては、以下のようなものが挙げられ、すべて白色又
は淡黄色を示している。
又、本発明においてシリカ処理剤として用いられる前
記一般式(3)の化合物の代表的な具体例としては、以
下のようなものが挙げられる。すべて白色又は淡黄色を
示している。
又、本発明においてシリカ処理剤として用いられる前
記一般式(4)の化合物の代表的な具体例としては、以
下のようなものが挙げられるが、すべて白色又は淡黄色
を示している。
本発明においてシリカを疎水化するための疎水化剤の
代表的な具体例としては以下のようなものが挙げられ
る。
ジメチルジクロルシラン、トリメチルクロルシラン、
メチルトリクロルシラン、アリルジメチルクロルシラ
ン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチル
クロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α
−クロルエチルトリクロルシラン、p−クロルエチルト
リクロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、
クロルメチルトリクロルシラン、p−クロルフェニルト
リクロルシラン、3−クロルプロピルトリクロルシラ
ン、3−クロルプロピルトリメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルメトキシシラン、ビニル−ト
リス(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリル
オキシプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリアセト
キシシラン、ジビニルジクロルシラン、ジメチルビニル
クロルシラン、オクチル−トリクロルシラン、デシル−
トリクロルシラン、ノニル−トリクロルシラン、(4−
t−プロピルフェニル)−トリクロルシラン、(4−t
−ブチルフェニル)−トリクロルシラン、ジペンチル−
ジクロルシラン、ジヘキシル−ジクロルシラン、ジオク
チル−ジクロルシラン、ジノニル−ジクロルシラン、ジ
デシル−ジクロルシラン、ジドデシル−ジクロルシラ
ン、ジヘキサデシル−ジクロルシラン、(4−t−ブチ
ルフェニル)−オクチル−ジクロルシラン、ジオクチル
−ジクロルシラン、ジデセニル−ジクロルシラン、ジノ
ネニル−ジクロルシラン、ジ−2−エチルヘキシル−ジ
クロルシラン、ジ−3,3−ジメチルペンチル−ジクロル
シラン、トリヘキシル−クロルシラン、トリオクチル−
クロルシラン、トリデシル−クロルシラン、ジオクチル
−メチル−クロルシラン、オクチル−ジメチル−クロル
シラン、(4−t−プロピルフェニル)−ジエチル−ク
ロルシラン、オクチルトリメトキシシラン、ヘキサメチ
ルジシラザン、ヘキサエチルジシラザン、ジエチルテト
ラメチルジシラザン、ヘキサフェニルジシラザン、ヘキ
サトリルジシラザン。
本発明に用いる処理シリカの母体となるシリカとは任
意の方法によって作られた二酸化珪素微粉末を言う。
例えば四塩化珪素の酸水素焔中での加水分解による方
法及び、硅酸ナトリウム水溶液沈澱法によって得られ
る。
次に上記母体シリカ微粉末を前記一般式で示される含
フッ素化合物で処理する方法について述べる。
メタノール、エタノール、イソプロパノールといった
アルコール類単独あるいは水との混合液に含フッ素化合
物を溶解させ母体シリカを回転ミキサー等で撹拌しなが
らこの処理液を噴霧し、乾燥し、必要に応じ粉砕する事
により含フッ素化合物処理シリカが得られる。
シリカに対する含フッ素化処理の処理量は0.5〜20重
量%が好ましい。
次に上記母体シリカ微粉末を前記一般式で示される含
フッ素化合物及び疎水化剤で処理する方法について述べ
る。
各種疎水化剤で処理されたシリカ微粉末は一般に市販
されているため、これを含フッ素化合物で処理する方法
が最も簡便であるのでまずこの方法について述べる。
メタノール、エタノール、イソプロパノールといった
アルコール類単独あるいは、水との混合液に含フッ素化
合物を溶解させ疎水化処理シリカを回転ミキサー等で撹
拌しながらこの処理液を噴霧し、乾燥し、必要に応じ粉
砕する事により含フッ素化合物及び疎水化剤で処理され
たシリカが得られる。
次に母体シリカを含フッ素及び疎水化剤で処理する方
法としては上記方法に於ける噴霧工程において疎水化剤
を適当な溶剤に溶解させたものを噴霧すれば良い。
疎水化剤の処理量は疎水化度が20以上好ましくは30以
上となる量にて処理を行う。
なお、本発明でいう疎水化度とはメタノール滴定法に
よって測定された値である。
例えば150mlの容器に純水50mlをいれ0.2gのシリカ添
加する。そしてマグネットスターラーでゆるやかに撹拌
しつつ、滴下時に先端が水中に浸漬されたビュレットか
らメタノールを加え浮かんでいるシリカが沈み始めると
きの滴下メタノールのml量をXとすると疎水化度は次式
で表わされ疎水化度が大きいほど疎水性が大きい。
本発明に使用されるバインダー樹脂としては、ポリス
チレン、ポリp−クロロスチレン、ポリビニルトルエン
などのスチレン及びその置換体の単量合体;スチレン−
p−クロロスチレン共重合体、スチレン−プロピレン共
重合体、スチレン−ビニルトルエン共重合体、スチレン
−ビニルナフタリン共重合体、スチレン−アクリル酸メ
チル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重合体、
スチレン−アクリル酸ブチル共重合体、スチレン−アク
リル酸オクチル共重合体、スチレン−メタクリル酸メチ
ル共重合体、スチレン−メタクリル酸エチル共重合体、
スチレン−メタクリル酸ブチル共重合体、スチレン−α
−クロルメタクリル酸メチル共重合体、スチレン−アク
リロニトリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテ
ル共重合体、スチレン−ビニルエチルエーテル共重合
体、スチレン−ビニルメチルケトン共重合体、スチレン
−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合
体、スチレン−アクリロニトリル−インデン共重合体、
スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−マレイン酸
エステル共重合体などのスチレン系共重合体;ポリメチ
ルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート、ポリ塩
化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、エポ
キシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポリアクリル酸樹
脂、ロジン、変性ロジン、テルペン樹脂、フェノール樹
脂、脂肪族又は脂環族炭化水素樹脂、芳香族系石油樹
脂、塩素化パラフィン、パラフィンワックスなどが挙げ
られ、単独あるいは混合して使用できる。
また、特に圧力定着用に好適な結着樹脂として例を挙
げると下記のものが単独あるいは混合して使用できる。
ポリオレフィン(低分子量ポリエチレン、低分子量ポ
リプロピレン、酸化ポリエチレン、ポリ4弗化エチレン
など)、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、スチレン−
ブタジエン共重合体(モノマー比5〜30:95〜70)、オ
レフィン共重合体(エチレン−アクリル酸共重合体、エ
チレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレン−メタ
アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸エテル共
重合体、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂)、ポリビニルピ
ロリドン、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重
合体、マレイン酸変性フェノール樹脂、フェノール変性
テルペン樹脂等がある。
本発明に使用される着色剤としては、カーボンブラッ
ク、ランプブラック、鉄黒、群青、ニグロシン染料、ア
ニリンブルー、フタロシアニンブルー、フタロシアニン
グリーン、ハンザイエローG、ローダミン6G、レーキ、
カルコオイルブルー、クロムイエロー、キナクリドン、
ベンジジンイエロー、ローズベンガル、トリアリルメタ
ン系染料、モノアゾ系、ジスアゾ系、染顔料など、従来
公知のいかなる染顔料をも単独あるいは混合して使用し
得る。
更に本発明のトナーは、必要に応じ負帯電性の荷電制
御剤例えば、モノアゾ染料の金属錯塩、ニトロフミン酸
及びその塩、サリチル酸、ナフトエ酸、ジカルボン酸の
Co、CrはFe等の金属錯体、スルホン化した銅フタロシア
ニン顔料、ニトロ基、ハロゲンを導入したスチレンオリ
ゴマー、塩素化パラフィン等を用いることができる。
更に本発明のトナーは二成分系現像剤として用いる場
合にはキャリア粉と混合して用いられる。本発明に使用
し得るキャリアとしては、公知のものがすべて使用可能
であり、例えば鉄粉、フェライト粉、ニッケル粉のごと
き磁性を有する粉体、ガラスビーズ等及びこれらの表面
を樹脂などで処理した物などが挙げられる。
更に本発明のトナーは更に磁性材料を含有させ、磁性
トナーとしても使用し得る。本発明の磁性トナー中に含
まれる磁性材料としては、マグネタイト、ヘマタイト、
フェライト等の酸化鉄、鉄、コバルト、ニッケルのよう
な金属あるいはこれら金属のアルミニウム、コバルト、
銅、鉛、マグネシウム、スズ、亜鉛、アンチモン、ベリ
リウム、ビスマス、カドミウム、カルシウム、マンガ
ン、セレン、チタン、タングステン、バナジウムのよう
な金属の合金及びその混合物などが挙げられる。
これらの強磁性体は平均粒径が0.1〜2μm程度のも
のが望ましく、トナー中に含有させる量としては樹脂成
分100重量部に対し約20〜200重量部、特に好ましくは樹
脂成分100重量部に対し40〜150重量部である。
又、本発明のトナーは必要に応じて添加物を混合して
もよい。添加物としては、例えばテフロン、ステアリン
酸亜鉛の如き滑剤あるいは酸化セリウム、炭化ケイ素等
の研磨剤、あるいは例えばカーボンブラック、酸化スズ
等の導電性付与剤、或いは低分子量ポリオレフィンなど
の定着助剤等がある。なお、処理されたシリカの製造例
としては、下記のような方法が挙げられる。
[シリカ処理剤] 処理例1〜4 水とイソプロアルコール1:1混合溶液49重量部に含フ
ッ素化合物を1重量部溶解させ、BET比表面積200m2/gで
ある日本アエロジル社製アエロジル200 49重量部をヘン
シェルミキサーで200rpmで撹拌しながら、前述の溶解液
を噴霧した後乾燥した。次いで得られた造粒物をジェッ
トミルでほぐし、処理シリカを得た。
処理例5〜10 水とイソプロアルコール1:1混合溶液49重量部に含フ
ッ素化合物を1重量部溶解させ、ジメチルジクロルシラ
ン処理シリカ(デグサ社製R−972)49重量部をヘンシ
ェルミキサーで200rpmで撹拌しながら、前述の溶解液を
噴射した後乾燥した。次いで得られた造粒物をジェット
ミルでほぐし、処理シリカを得た。
処理例11〜12 処理例5において、疎水性シリカをオクチルトリメト
キシシランで処理したシリカに代え、含フッ素化合物と
して次の化合物を用いた他は同様にして処理シリカK、
Lを得た。
[実施例] 以下、本発明を下記の実施例によって更に具体的に説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。な
お、部数はすべて重量部である。
実施例1 スチレン−2−エチルヘキシルアクリレート共重合体 100部 C.I.ピグメントブルー15 1.4部 上記組成の混合物をヘンシェルミキサー中で充分撹拌
混合した後、ロールミルで130〜140℃の温度で約30分間
加熱溶融し、室温まで冷却後、得られた混練物を粉砕分
級し、5〜20μmの粒径の青色トナーを得た。次に上記
で得られたトナー100部に対し処理シリカAを0.5部ヘン
シェルミキサーで混合した。
このトナー2.5部に対し、シリコーン樹脂を被覆した1
00〜250メッシュのフェライトキャリア97.5部とをボー
ルミルで混合し、現像剤を得た。
次に上記現像剤を当社製FT4060にセットし、現像を行
ったところ、良好な画像が得られ、その画像は20万枚画
像出し後も変わらなかった。
又、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したとこ
ろ、初期の帯電量は−18.8μc/gであり、20万枚ランニ
ング後におけるトナーの帯電量は−18.3μC/gと初期値
とほとんど差がなかった。又、35℃90%RHという高湿環
境下、及び10℃15%RHという低湿環境下でも、常湿と同
等の画像が得られた。
又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
実施例2 ポリエステル樹脂(荒川化学社製ルナペール1438−
6) 100部 ポリプロピレン 5部 カーボンブラック 10部 含金属モノアゾ染料 2部 上記組成の原料混合物を実施例1と同様に、溶融混
練、冷却、粉砕、分級して、5〜25μmの粒径の黒色ト
ナーを得た。次に上記で得られたトナー100部に対し処
理シリカBを0.5部ヘンシェルミキサーで混合した。
このトナー2.5部に対し、Cu−Znフェライトキャリア
とをボールミルで混合し、現像剤を得た。
次にこの現像剤を実施例1と同様に画像テストを行っ
たところ、鮮明度の高い良好な画像が得られ、その画像
は20万枚画像出し後も変わらなかった。
又、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したとこ
ろ、初期の帯電量は−20.4μc/gであり、20万枚ランニ
ング後におけるトナーの帯電量は−19.3μc/gと初期値
とほとんど差がなかった。又、35℃90%RHという高湿環
境下、及び10℃15%RHという低湿環境下でも、常温と同
等の画像が得られた。
又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
比較例1 実施例1の処理シリカ化合物Aの代わりに未処理のシ
リカを用いる以外は実施例1と同様に現像剤を得、画像
テストを行った。初期画像はカブリのない鮮明な画像が
得られたが、10万枚頃からカブリのある不鮮明な画像に
なり感光体表面にはトナーのフィルミングが見られた。
又、35℃90%RHの高湿環境下で画像テストを行ったとこ
ろ、画像濃度が0.95と低く、カブリのある不鮮明な画像
が得られた。
又、実施例1と同様に帯電量を測定したところ、初期
の帯電量は−12.5μc/gであったが、10万枚後には−5.5
μc/gと低下していた。
実施例3 エポキシ樹脂(三井石油化学社製R365) 80部 エポキシ樹脂(東都化成社製YD−017) 20部 C.I.ピグメントブルー15 5部 C.I.ピグメントイエロー17 2部 上記組成の混合物を実施例1と同様に、ヘンシェルミ
キサー中で充分撹拌混合した後、ロールミルで130〜140
℃の温度で約30分間加熱溶融し、室温まで冷却後、得ら
れた混練物を粉砕分級し、5〜20μmの粒径の緑色トナ
ーを得た。次に上記で得られたトナー100部に対し処理
シリカBを0.5部ヘンシェルミキサーで混合した。
このトナーを第1図に示すような現像装置に装入し、
連続複写を行い、画像テストを行ったところ、良好な画
像が得られた。その画像は5万枚画像出し後も変わらな
かった。
この現像方法について説明すると、図面に示すように
トナータンク7に内蔵されているトナー6は撹拌羽根5
によりスポンジローラ4に強制的に寄せられ、トナーは
スポンジローラ4に供給される。そして、スポンジロー
ラ4に取り込まれたトナーはスポンジローラが矢印方向
に回転することにより、トナー搬送部材2に運ばれ、摩
擦され、静電的あるいは物理的に吸着し、トナー搬送部
材2が矢印方向に強く回転し、弾性ブレード3により均
一なトナー薄層が形成されるとともに摩擦帯電する。そ
の後、トナー搬送部材2と接触もしくは近接している静
電潜像担持体1の表面に運ばれ、潜像が現像される。
静電潜像は有機感光体に800VのマイナスDC帯電をした
後、露光し、潜像を形成し、反転現像されるのである。
又、トナー搬送部材上のトナーの比電荷量:Q/Mを測定
するために、出口側にフィルター層を具備したファラデ
ーケージを介してトナー搬送部材上のトナーを吸引し、
ファラデーケージ内にトラップされたトナーの比電荷を
測定する吸引比電荷量測定装置により、Q/Mを測定した
ところ−12.7μc/gと十分な帯電がなされているのが確
かめられた。
又、5万枚ランニングにおける帯電量は−12.0μc/g
と初期値とほとんど差がなかった。
又、高湿、低湿下でも常湿と同等の画像品質が得られ
た。又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
比較例2 実施例1において処理シリカAに代えて、ジメチルジ
クロルシラン処理シリカ(R−972)を使う事以外は実
施例1と同様にトナーを作製し、画像テストを行った。
初期画像はカブリを少し生じ貧弱な画像が得られ、5千
枚目頃から、カブリが多くなり不鮮明な画像になった。
又、35℃90%RHの高湿環境下で画像テストを行ったとこ
ろ、画像濃度が0.86と低く、カブリも生じた。
又、実施例2と同様に帯電量を測定したところ、初期
の帯電量は−5.5μc/gと低く、更に5千枚後には−1.5
μc/gと低下していた。
実施例4 実施例1において、処理シリカAを処理シリカCに代
えた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナー2.5部に対し、シリコーン樹脂を被覆した1
00〜250メッシュのフェライトキャリア97.5部とをボー
ルミルで混合し、現像剤を得た。
次に上記現像剤を実施例1と同様に画像テストを行っ
たところ、鮮明度の高い良好な画像が得られ、その画像
は20万枚画像出し後も変わらなかった。
又、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したとこ
ろ、初期の帯電量は−19.7μc/gであり、20万枚ランニ
ング後におけるトナーの帯電量は−18.2μc/gと初期値
とほとんど差がなかった。又、35℃90%RHという高湿環
境下、及び10℃15%RHという低湿環境下でも、常湿と同
等の画像が得られた。
又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
実施例5 実施例2において、処理シリカBの代わりに処理シリ
カDを用いた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナー2.5部に対し、Cu−Znフェライトキャリア
とをボールミルで混合し、現像剤を得た。
次にこの現像剤を実施例1と同様に画像テストを行っ
たところ、鮮明度の高い良好な画像が得られ、その画像
は20万枚画像出し後も変わらなかった。
又、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したとこ
ろ、初期の帯電量は−19.0μc/gであり、20万枚ランニ
ング後におけるトナーの帯電量は−17.9μc/gと初期値
とほとんど差がなかった。又、35℃90%RHという高湿環
境下、及び10℃15%RHという低湿環境下でも、常湿と同
等の画像が得られた。
又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
実施例6 実施例3において、処理シリカBの代わりに処理シリ
カDを用いた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナーを第1図に示すような現像装置に装入し、
連続複写を行い、画像テストを行ったところ、良好な画
像が得られた。その画像は5万枚画像出し後も変わらな
かった。
実施例3と同様にして、Q/Mを測定したところ−11.4
μc/gと十分な帯電がなされているのが確かめられた。
又、5万枚ランニングにおける帯電量は−10.6μc/g
と初期値とほとんど差がなかった。
又、高湿、低湿下でも常湿と同等の画像品質が得られ
た。又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
実施例7 実施例1において、分級後のトナー粒径を3〜16μm
とし、また、処理シリカAの代わりに処理シリカEを用
いた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナー2.5部に対し、シリコーン樹脂を被覆した1
00〜250メッシュのフェライトキャリア97.5部とをボー
ルミルで混合し、現像剤を得た。
次に上記現像剤を実施例1同様に画像テストを行った
ところ、良好な画像が得られ、その画像は20万枚画像出
し後も変わらなかった。
又、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したとこ
ろ、初期の帯電量は−19.7μc/gであり、20万枚ランニ
ング後におけるトナーの帯電量は−18.5μc/gと初期値
とほとんど差がなかった。又、35℃90%RHという高湿環
境下、及び10℃15%RHという低湿環境下でも、常湿と同
等の画像が得られた。
又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
又、トナーの流動性が良く、トナーの現像部への補給
性・転写性も良好であった。
実施例8 実施例2において、処理シリカBの代わりに処理シリ
カFを用いた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナー2.5部に対し、Cu−Znフェライトキャリア
とをボールミルで混合し、現像剤を得た。
次にこの現像剤を実施例1と同様に画像テストを行っ
たところ、鮮明度の高い良好な画像が得られ、その画像
は20万枚画像出し後も変わらなかった。
又、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したとこ
ろ、初期の帯電量は−21.8μc/gであり、20万枚ランニ
ング後におけるトナーの帯電量は−20.2μc/gと初期値
とほとんど差がなかった。又、35℃90%RHという高湿環
境下、及び10℃15%RHという低湿環境下でも、常湿と同
等の画像が得られた。
又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
又、トナーの流動性がよく、トナーの現像部への補給
性、転写性も良好であった。
実施例9 実施例3において、処理シリカBの代わりに処理シリ
カFを用いた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナーを第1図に示すような現像装置に装入し、
連続複写を行い、画像テストを行ったところ、良好な画
像が得られた。その画像は5万枚画像出し後も変わらな
かった。
実施例3と同様にして、Q/Mを測定したところ、−9.8
μc/gと十分な帯電がなされているのが確かめられた。
又、5万枚ランニングにおける帯電量は−8.6μc/gと
初期値とほとんど差がなかった。
又、高湿、低湿下でも常湿と同等の画像品質が得られ
た。又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
又、トナーの流動性が良く、トナーの現像部への補給
性、転写性も良好であった。
実施例10 実施例1において、分級後のトナー粒径を3〜16μm
とし、また、処理シリカAの代わりに処理シリカGを用
いた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナー2.5部に対し、シリコーン樹脂を被覆した1
00〜250メッシュのフェライトキャリア97.5部とをボー
ルミルで混合し、現像剤を得た。
次に上記現像剤を実施例1と同様に画像テストを行っ
たところ、良好な画像が得られ、その画像は20万枚画像
出し後も変わらなかった。
又、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したとこ
ろ、初期の帯電量は−22.6μc/gであり、20万枚ランニ
ング後におけるトナーの帯電量は−20.8μc/gと初期値
とほとんど差がなかった。又、35℃90%RHという高湿環
境下、及び10℃15%RHという低湿環境下でも、常湿と同
等の画像が得られた。
又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
又、トナーの流動性が良く、トナーの現像部への補給
性、転写性も良好であった。
実施例11 実施例2において、処理シリカBの代わりに処理シリ
カHを用いた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナー2.5部に対し、Cu−Znフェライトキャリア
とをボールミルで混合し、現像剤を得た。
次にこの現像剤を実施例1と同様に画像テストを行っ
たところ、鮮明度の高い良好な画像が得られ、その画像
は20万枚画像出し後も変わらなかった。
又、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したとこ
ろ、初期の帯電量は−23.7μc/gであり、20万枚ランニ
ング後におけるトナーの帯電量は−22.6μc/gと初期値
とほとんど差がなかった。又、35℃90%RHという高湿環
境下、及び10℃15%RHという低湿環境下でも、常湿と同
等の画像が得られた。
又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
又、トナーの流動性が良く、トナーの現像部への補給
性、転写性も良好であった。
実施例12 実施例3において、処理シリカBの代わりに処理シリ
カHを用いた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナーを第1図に示すような現像装置に装入し、
連続複写を行い、画像テストを行ったところ、良好な画
像が得られた。その画像は5万枚画像出し後も変わらな
かった。
実施例3と同様にして、Q/Mを測定したところ−10.2
μc/gと十分な帯電がなされているのが確かめられた。
又、5万枚ランニングにおける帯電量は−9.1μc/gと
初期値とほとんど差がなかった。
又、高湿、低湿下でも、常湿と同等の画像品質がえら
れた。又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
又、トナーの流動性がよく、トナーの現像部への補給
性、転写性も良好であった。
実施例13 実施例1において、分級後のトナー粒径を3〜16μm
とし、また、処理シリカAの代わりに処理シリカIを用
いた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナー2.5部に対し、シリコーン樹脂を被覆した1
00〜250メッシュのフェライトキャリア97.5部とをボー
ルミルで混合し、現像剤を得た。
次に上記現像剤を実施例1と同様に画像テストを行っ
たところ、良好な画像が得られ、その画像は20万枚画像
出し後も変わらなかった。
又、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したとこ
ろ、初期の帯電量は−19.6μc/gであり、20万枚ランニ
ング後におけるトナーの帯電量は−17.3μc/gと初期値
とほとんど差がなかった。又、35℃90%RHという高湿環
境下、及び10℃15%RHという低湿環境下でも、常湿と同
等の画像が得られた。
又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
又、トナーの流動性がよく、トナーの現像部への補給
性、転写性も良好であった。
実施例14 実施例2において、処理シリカBの代わりに処理シリ
カKを用いた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナー2.5部に対し、Cu−Znフェライトキャリア
とをボールミルで混合し、現像剤を得た。
次にこの現像剤を実施例1と同様に画像テストを行っ
たところ、鮮明度の高い良好な画像が得られ、その画像
は20万枚画像出し後も変わらなかった。
又、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したとこ
ろ、初期の帯電量は−20.3μc/gであり、20万枚ランニ
ング後におけるトナーの帯電量は−18.6μc/gと初期値
とほとんど差がなかった。又、35℃90%RHという高湿環
境下、及び10℃15%RHという低湿環境下でも、常湿と同
等の画像が得られた。
又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
実施例14 実施例3において、処理シリカBの代わりにに処理シ
リカKを用いた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナーを第1図に示すような現像装置に装入し、
連続複写を行い、画像テストを行ったところ、良好な画
像が得られた。その画像は5万枚画像出し後も変わらな
かった。
実施例3と同様にして、Q/Mを測定したところ−11.5
μc/gと十分な帯電がなされているのが確かめられた。
又、5万枚ランニング後における帯電量は−8.4μc/g
と初期値とほとんど差がなかった。
又、高湿、低湿下でも常湿と同等の画像品質が得られ
た。又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
実施例15 実施例1において、分級後のトナー粒径を3〜16μm
とし、処理シリカAの代わりに処理シリカJを用いた他
は同様にしてトナーを調製した。
このトナー2.5部に対し、シリコーン樹脂を被覆した1
00〜250メッシュのフェライトキャリア97.5部とをボー
ルミルで混合し、現像剤を得た。
次に上記現像剤を実施例1と同様に画像テストを行っ
たところ、良好な画像が得られ、その画像は20万枚画像
出し後も変わらなかった。
又、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したとこ
ろ、初期の帯電量は−20.5μc/gであり、20万枚ランニ
ング後におけるトナーの帯電量は−18.6μc/gと初期値
とほとんど差がなかった。又、35℃90%RHという高湿環
境下、及び10℃15%RHという低湿環境下でも、常湿と同
等の画像が得られた。
又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
又、トナーの流動性がよく、トナーの現像部への補給
性、転写性も良好であった。
実施例16 実施例2において、処理シリカBの代わりに処理シリ
カLを用いた他は同様にしてトナーをを調製した。
このトナー2.5部に対し、Cu−Znフェライトキャリア
とをボールミルで混合し、現像剤を得た。
次にこの現像剤を実施例1と同様にして画像テストを
行ったところ、鮮鋭度の高い良好な画像が得られ、その
画像は20万枚画像出し後も変わらなかった。
又、トナーの帯電量をブローオフ法で測定したとこ
ろ、初期の帯電量は−19.2μc/gであり、20万枚ランニ
ング後におけるトナーの帯電量は−16.3μc/gと初期値
とほとんど差がなかった。又、35℃90%RHという高湿環
境下、及び10℃15%RHという低湿環境下でも、常湿と同
等の画像が得られた。
又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
実施例17 実施例3において、処理シリカBの代わりに処理シリ
カLを用いた他は同様にしてトナーを調製した。
このトナーを第1図に示すような現像装置に装入し、
連続複写を行い、画像テストを行ったところ、良好な画
像が得られた。その画像は5万枚画像出し後も変わらな
かった。
実施例3と同様に、Q/Mを測定したところ−10.8μc/g
と十分な帯電がなされているのが確かめられた。
又、5万枚ランニング後における帯電量は−8.2μc/g
と初期値とほとんど差がなかった。
又、高湿、低湿下でも常湿と同等の画像品質が得られ
た。又、感光体へのトナーフィルミングもなかった。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の特定の化合物で処理され
たシリカをトナー表面に付着させることによって、連続
複写後も初期画像と同等の品質を示す画像が得られ、負
極性の安定した摩擦帯電性を示すトナーが得られる。
又、環境安定性の優れたトナーが得られ、鮮明なカラー
画像が得られる。
更に処理剤として疎水化剤を併用すると、トナーの流
動性が良好でトナーの現像部への補給性、転写性に優れ
たトナーを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例に使用した現像装置の概略図。 1……静電潜像担持体、2……トナー搬送部材、 3……弾性ブレード、4……スポンジローラー、 5……撹拌羽根、6……トナー、7……トナータンク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 文浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 岩本 康敬 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 中山 伸之 兵庫県神戸市中央区加納町6丁目2番1 号 株式会社ネオス内 (72)発明者 立入 信彦 兵庫県神戸市中央区加納町6丁目2番1 号 株式会社ネオス内 (56)参考文献 特開 昭55−79454(JP,A) 特開 昭57−164199(JP,A) 特開 昭51−11084(JP,A) 特開 昭57−41645(JP,A) 特開 昭55−50251(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 9/087

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくともバインダー樹脂及び着色剤から
    なるトナーにおいて、該トナー粒子表面に、下記一般式
    (1)〜(4)で示される含フッ素化合物の1種又は2
    種以上で処理されたシリカを付着せしめたことを特徴と
    する静電荷像現像用負帯電性トナー。 一般式 ただし、Mk+;Na+、K+、Li+、Ca2+、Ba2+、Mg2+、Zn2+
    Fe2+、Co2+、Cr2+、Cr3+、Al3+ n;正の整数。 一般式(2) ただし、R1;H、炭素数1〜10の低級アルキル基、アリー
    ル基 n;正の整数 m;正の整数 MK+;Na+、K+,Li+、Ca2+、Ba2+、Mg2+、Zn2+、Cr2+、Cr
    3+、Co2+、Fe2+ を示す。 一般式(3) 但し、R1;H、炭素数1〜10の低級アルキル基、アリール
    基。 m;正の整数 n:正の整数 一般式(4) 但し、R1;置換もしくは無置換のアルキル基、置換もし
    くは無置換のアリール基、 n;正の整数
  2. 【請求項2】含フッ素化合物処理に加え、更に疎水化剤
    で処理されたシリカを付着せしめた請求項(1)記載の
    静電荷現像用負帯電性トナー。
JP2-308776A 1990-08-06 1990-11-16 静電荷像現像用トナー Expired - Lifetime JP3005036B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20676990 1990-08-06
JP2-206769 1990-08-06

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Publication Number Publication Date
JPH04174444A JPH04174444A (ja) 1992-06-22
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