JP3004994U - 幅広笠木の組立て用連結装置 - Google Patents

幅広笠木の組立て用連結装置

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JP3004994U
JP3004994U JP1994007761U JP776194U JP3004994U JP 3004994 U JP3004994 U JP 3004994U JP 1994007761 U JP1994007761 U JP 1994007761U JP 776194 U JP776194 U JP 776194U JP 3004994 U JP3004994 U JP 3004994U
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JP1994007761U
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Inventor
静市 赤間
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ビニフレーム工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 半部材の間に隙間や反りが生ぜず、また、安
定した強力なタイト性能が得られる幅広笠木の組立て用
連結装置を提供する。 【構成】 段差し片11を連結部において形成した両半
部材1,2と、フック形縁部25,27を形成した幅広
い蟻溝形のチャンネル部材3とからなり、一方の半部材
には、逆水止め溝14を形成するとともに、段差部に掛
止受け溝13を逆水止め溝の連続形状で形成し、さら
に、段差部の裏側の側部にチャンネル部材が掛かる逆止
爪17を形成し、また、他方の半部材には、下面の突形
状により段差し片の端の掛止先が突入する掛止受け溝
と、逆止爪に対応する他方の逆止爪23とを設けてあっ
て、両逆止爪に掛けたチャンネル部材がその弾力で両逆
止爪を相互に引き寄せるとともに、段差し片を他方の半
部材に押し付けるように構成し、段差し片と他方の半部
材との間に介在させたタイト材31,33をその押付け
により圧縮して構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、建築物の屋上等において、コンクリートの突条躯体の上に被せる アルミ合金の笠木であって、左右一対に分割成形した両押出形材を、被着時に突 条躯体に相応する幅に組み合わせ得るようにした幅広笠木の組立て用連結装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
笠木は、上面壁の両側端に側壁を垂設した言わば逆チャンネル形であって、雨 水を屋内側に流すために、上面壁がその方向へやゝ傾斜し、取り付けのために、 両側壁の下端にフック形の掛止片(実施例図1において40,42に相当する) が形成され、突条躯体に予め受け金具をアンカーボルトで固着しておき、それに 上から押し当てながら、両掛止片を受け金具に引っ掛けることにより笠木の取付 けがなされる。
【0003】 アルミ押出成形においては、押出技術の著しい進歩により、幅広い部材の成形 が可能となっているが、コストアップにならないように、薄い肉厚を維持した場 合には、400mm程度の幅が限度とされ、それよりも幅広い笠木では、板曲げ 一体成形されることが一般的である。この板曲げ成形される場合、断面意匠によ っては製作限度があり、且つ製作納期も必要となり、コストアップにもなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の幅広笠木によれば、両半部材の上面が均一な平面になるよ うに連結されるが、突条躯体に被着する際に、受け金具により開拡されるために 、上面において突き合う箇所に幾らか隙間が生じ、さらに、両側端が上に反る不 都合な現象も生じ、そうなると隙間から雨水が侵入しやすくなる。
【0005】 雨水の侵入を防止するために、段掛け片と他方の半部材との掛け合う間にタイ ト材を介在させることがあるが、連結構造が単なる掛け合わせのためにタイト材 を圧縮させることができなく、しかも、前記のように反る現象により、掛け合う 間にタイト材を安定して保持しがたく均等性が欠除するので、所望のタイト性能 が得られないという問題もあった。
【0006】 この考案は、上記のような実情に鑑みて、それぞれ押出成形した半部材の間に 隙間や反りが生じたりしなく、また、両半部材の差し合う間において、安定した 強力なタイト性能が得られる幅広笠木の組立て用連結装置を提供することを目的 とした。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この考案は、一方に他方の下になる段差し片を 連結部において形成した両半部材と、両側端に相対向するフック形縁部を形成し た幅広い蟻溝形のチャンネル部材とからなり、一方の半部材については、段差し 片の基端部の上面に幅広く逆水止め溝を形成するとともに、段差部に他方の半部 材の端の掛止先が突入する掛止受け溝を逆水止め溝の連続形状で形成し、さらに 、段差部の裏側の側部にチャンネル部材が掛かる逆止爪を形成し、また、他方の 半部材については、下面の突形状により段差し片の端の掛止先が突入する掛止受 け溝と、前記逆止爪に対応する他方の逆止爪とを設けてあって、両逆止爪に掛け たチャンネル部材がその弾力で両逆止爪を相互に引き寄せるとともに、段差し片 を他方の半部材に押し付けるように構成し、段差し片と他方の半部材との間に介 在させたタイト材をその押付けにより圧縮して幅広笠木の組立て用連結装置を構 成した。
【0008】 加えて、両半部材の連結部において、段差し片の逆水止め溝と、それから離れ た端部とにおいてタイト材の介在がなされ、さらに、両タイト材の間に接着剤を 圧縮して充填することもある。
【0009】
【作 用】 幅広笠木の組立て用連結装置を上記のように構成したから、両半部材を組み合 わせる時には、まず、一方の半部材の段差し片に有する逆水止め溝から掛止受け 溝に他方の掛止先を差し込むので、両半部材の差し合わせが容易であり、差し合 わせて連結部にチャンネル部材を被着する。このようにして組み立ててから、突 条躯体に被着する場合、その上の受け金具に押し当てながら引っ掛ける。
【0010】 チャンネル部材に被着により両半部材が互いに寄せ付けられるので、その間に 隙間が生じなく、また、段差し片と他方の半部材とが寄せ合わされるので、その 間にタイト材が均等に安定して圧縮されるとともに、両半部材の相互反りが防止 されるため、両半部材の間からの雨水が侵入することがない。殊に、接着剤を介 在させたときには(請求項2)、両タイト材により段差し片と他方の半部材との 間がさらに均等に安定して保持されるので、完全防水となる接着剤層が形成され る結果、完全なタイト性ないし水密性が得られる。
【0011】
【実施例】
次に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 図面は、一実施例を示したもので、その幅広笠木Mは、それぞれアルミ合金の 押出形材からなる内側半部材1と、外側半部材2と、その両方を緊結するチャン ネル部材3との組み合わせからなるもので、現場に取り付けるときには、組み立 てた状態において突条躯体Wに被せながら、それに固着されている受け金具5に 引っ掛けられる。
【0013】 内側半部材1の内側端と、外側半部材2の外側端にそれぞれ側壁7,9が形成 されているので、両半部材1,2の組み合わせにより逆チャンネル形の形態とな るが、その組み合わせのために、内側半部材1には外側半部材2の下になる段差 し片11が形成される。また、段差し片11の付け根としての段差部には、段差 し片11の上に開口する横開口の掛止受け溝13が形成され、段差し片11の先 端には下面が切欠きとなるようにして掛止先15が突設される。
【0014】 段差し片11には、さらに、基端部の上面に幅広い浅い逆水止め溝14を形成 し、外側半部材2の先を掛止受け溝13に差し込みやすくその中に逆水止め溝1 4が連続している。また、段差部の裏側において、上方向へ逃げ角となる逆止爪 17が屋内方向へ向けて突設される。これにはチャンネル部材3が一側で掛け止 められる。
【0015】 一方、外側半部材2には、突き合わせの先端に両半部材1,2の上面が面一と なるように、掛止受け溝13に差し込む段差状の掛止先19が形成される。また 、掛止先19から離れた裏側には、逆T字形の断面の突出形状において、段差し 片11先端の掛止先15が掛かる掛止受け溝21と、内側半部材1の逆止爪17 に対応する逆止爪23とが設けられる。
【0016】 チャンネル部材3は、幅広く浅い蟻溝形であって、両側に内側半部材1の逆止 爪17と、外側半部材2の逆止爪23とにそれぞれ掛かる逆止爪形のフック形縁 部25,27が相対向するよう内側へ向けて突設され、その突設のために蟻溝と なっている。また、蟻溝内の幅中央には、半球断面の押し突条29を形成し、そ れが内側半部材1の段差し片11の下面を押すようにしてある。この押す作用に より、段差し片11と外側半部材2の端部とが対面して引き合うことになる。
【0017】 組立ての手順については、図1に示すように、予め段差し片11の上面に、逆 水止め溝14とそれから離れた端部とにそれぞれ帯状のタイト材31,33を接 着しておき、また、連結直前には、両タイト材31,33の間において接着剤3 5を流し込んでおく。37が接着剤35を塗布するノズルを示す。それから、両 半部材1,2を差し合わせながら、連結部にチャンネル部材3を押し当てて嵌着 すると、組立てが完了する。組み立てた幅広笠木Mは、現場に運ばれてそこの突 条躯体Wに被着しながら、受け金具5に押し当てて引っ掛ける。なお、受け金具 5は、その長孔38,38に通したアンカーボルトで突条躯体Wに固着される。
【0018】 チャンネル部材3を被着すると、その弾性変形により両側のフック形縁部25 ,27の間が一端開拡して、連結部の両側の逆止爪17,23に引っ掛かり、弾 性により両半部材1,2を互いに突き合う方向P,Pへ引き寄せる。また、同じ く弾性により押し突条29が段差し片11に圧接するために、段差し片11を外 側半部材2に押し付ける。別の見方をすれば、チャンネル部材3が外側半部材2 を逆止爪23で下方向Dへ引き付けることにより、端の掛止先19を上方向Uへ 向け掛止受け溝13の上面に圧接させることになる。これらの方向D,Uは、受 け金具5に被着したときに、それによる開拡に抗する方向であるから、両半部材 1,2の間に反る現象が生じない。
【0019】 チャンネル部材3のこのような弾力により、段差し片11と外側半部材2との 間においてタイト材31,33の圧縮が安定して保持され、また、接着剤35の 接着状態が安全に保持され、いずれはその接着が不良箇所のない状態で確実に完 了する。つまり、完全防水の接着剤層35aが形成される。また、タイト材31 ,33の弾性により、掛止先19が掛止受け溝13の上面に前記のように圧接す る作用も得られる。なお、タイト材31,33の素材にはポリ塩化ビニールを、 また、接着剤35にはエポキシ樹脂系接着剤をそれぞれ使用した。
【0020】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、次のような優れた効果がある。
【0021】 組立てにおいて、両半部材がチャンネル部材により突き合うように引き寄せら れ、また、一方の半部材の段差し片と他方の半部材とが面で寄り合うために、組 み立てた幅広笠木を突条躯体に被着した時に、その上の固定用の受け金具に開拡 されても、両半部材の間に見苦しく隙間や相互反りが生じる不都合がなくなるし 、良好なタイト性も得られる。
【0022】 タイト性については、このように隙間や反りがなくなるだけでなく、タイト材 が安定して均等に圧縮され、また、段差し片に毛細管現象を止める逆水止め溝が 設けられているので、雨水の侵入ないし洩れが確実に防止される。殊に、接着剤 を介在させたときには(請求項2)、両タイト材により段差し片と他方の半部材 との間がさらに均等に安定して保持され、その結果、完全防水となる接着剤層が 形成されるため、完全なタイト性ないし水密性が得られる。
【0023】 両半部材を組み立てる場合、その組み合わせが単なる差し合わせであるだけで なく、逆水止め溝の案内で掛止受け溝に掛止先を差し込む容易な操作となり、ま た、チャンネル部材を単なる押し当てにより被着するので、組立て作業を容易且 つ迅速になし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】取付け箇所との関係において示す幅広笠木の分
解斜視図である。
【図2】取付け状態で示す同実施例の幅広笠木の要部拡
大断面図である。
【符号の説明】
1,2 半部材 3 チャンネル部材 11 段差し片 13 掛止受け溝 14 逆水止め溝 15 掛止先 17 逆止爪 19 掛止先 21 掛止受け溝 23 逆止爪 25,27 フック形縁部 31,33 タイト材 35 接着剤

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方に他方の下になる段差し片を連結部
    において形成した両半部材と、両側端に相対向するフッ
    ク形縁部を形成した幅広い蟻溝形のチャンネル部材とか
    らなり、一方の半部材については、段差し片の基端部の
    上面に幅広く逆水止め溝を形成するとともに、段差部に
    他方の半部材の端の掛止先が突入する掛止受け溝を逆水
    止め溝の連続形状で形成し、さらに、段差部の裏側の側
    部にチャンネル部材が掛かる逆止爪を形成し、また、他
    方の半部材については、下面の突形状により段差し片の
    端の掛止先が突入する掛止受け溝と、前記逆止爪に対応
    する他方の逆止爪とを設けてあって、両逆止爪に掛けた
    チャンネル部材がその弾力で両逆止爪を相互に引き寄せ
    るとともに、段差し片を他方の半部材に押し付けるよう
    に構成し、段差し片と他方の半部材との間に介在させた
    タイト材をその押付けにより圧縮したことを特徴とする
    幅広笠木の組立て用連結装置。
  2. 【請求項2】 両半部材の連結部において、段差し片の
    逆水止め溝と、それから離れた端部とにおいてタイト材
    の介在がなされ、さらに、両タイト材の間に接着剤を圧
    縮して充填したことを特徴とする請求項1記載の幅広笠
    木の組立て用連結装置。
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