JP3004490U - ステッピングモータの蓋部材 - Google Patents

ステッピングモータの蓋部材

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JP3004490U
JP3004490U JP1994007020U JP702094U JP3004490U JP 3004490 U JP3004490 U JP 3004490U JP 1994007020 U JP1994007020 U JP 1994007020U JP 702094 U JP702094 U JP 702094U JP 3004490 U JP3004490 U JP 3004490U
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JP
Japan
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stepping motor
lid member
leaf spring
shaft
yoke
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JP1994007020U
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Inventor
久仁昭 村松
康伸 中桐
Original Assignee
富士電気化学株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ケースに設けられる調整孔が、背面にある軸受
支持板やヨークと一連に設けられることによる、加工
上、組立上の不具合を解消する。 【構成】ヨーク15の反運転側に円板状の板バネ30を
設け、その板バネ30の中央に軸18を軸方向へ加圧す
るためのバネ用舌片32を設けるとともに、その板バネ
30の外面を蓋部材22で覆い、その蓋部材22にステ
ッピングモータ10を回動させるための係合孔38を設
けたステッピングモータの蓋部材において、蓋部材22
を皿状に内径側を突出させ、突出部22aに前記係合孔
38を設け、突出部22aがステッピングモータの後方
へ突出するように組み立てたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はステッピングモータによって駆動される従動部材と、ステッピング モータとの相対位置を調整する構造に関するもので、特に、ステッピングモータ の反運転側を覆う蓋部材に設けられる係合孔の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、フロッピィディスクの駆動装置FDDは図3、図4で示すように、電 動機Eで駆動されるフロッピィディスクDのトラック上を横断し、所定の信号を 引き出したり記録したりする読取り書込み部Rが備えられており、その読取り書 込み部RはステッピングモータMによって駆動されている。ステッピングモータ Mをこのような駆動装置FDDへ組み付けるには、あらかじめステッピングモー タMの出力軸Aに前記読取り書込み部Rを組み付けておき、これを所定の読取り 書込み位置へ移動させた上、ステッピングモータMを回動させて微調整を行い精 密に位置決めを行う、いわゆる、0点位置の調整作業が行われる(例えば、特開 平5−56622号)。
【0003】 前記調整作業は、まず、出力軸Aによって駆動される読取り書込み部Rの部材 を所定の位置に止め、次いで、二又状の回動工具BをステッピングモータMの後 部へ進出させ、そこに設けられた係合孔Hに係合させる。そして、前記回動工具 BによってステッピングモータMを僅かな角度だけ回動させることにより、上記 0点位置の調節を行っている。
【0004】 ところで、前記回動工具Bの軸部1Aは係合孔Hとガタつきなく精密に係合さ せるように略同径に作られている。そのため係合孔Hと嵌合させにくいので、先 端部を細くしてテーパ状の案内部1Bを設けているが、前記係合孔Hが浅すぎる と、案内部1Bを係合孔Hに係合させる際、軸部1Aが係合孔Hに挿入される前 に先端部が係合孔Hの底部に当たってしまい、確実な係合ができなくなる不具合 を生じる。
【0005】 従来はこの不具合を解消するため、係合孔Hに回動工具Bの軸部を挿入するの に充分な深さを与えるべく、蓋板C、軸受板Pあるいは巻き線Sと協働するヨー クYを通して一連の深孔に作られていた。そして、その加工は個々の部品毎に行 われ、組み立てたとき全ての穴が一直線上になるよう位置合わせして固定してい た。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように前記蓋板C、軸受板PあるいはヨークYのような 多数の部材へそれぞれ係合孔Hを穿孔するものでは、ステッピングモータMを製 造するための部品加工の工数が増す上、各部品に設けた係合孔Hの同芯度を低下 させないためにはそれぞれの部品に加工に高精度を必要としたので、製造コスト を大きく押し上げていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の課題を解決するべく、ヨーク15の反運転側に円板状の板バ ネ30を設け、その板バネ30の中央に軸18を軸方向へ加圧するためのバネ用 舌片32を設けるとともに、その板バネ30の外面を蓋部材22で覆い、その蓋 部材22にステッピングモータ10を回動させるための係合孔38を設けたステ ッピングモータの蓋部材において、当該蓋部材22を皿状に内径側を突出させ、 当該突出部22aに前記係合孔38を設け、当該突出部22aがステッピングモ ータの後方へ突出するように組み立てられる
【0008】
【作用】
蓋部材22の係合孔38が設けられた部分は外方へ突出し、その突出部22a の背面が空隙となって逃げ部36が形成される。そこでステッピングモータ10 を回動させるべく回動工具40を係合孔38へ挿入すると、その案内部40aの 細い先端部が係合孔38を貫通して裏面にある逃げ部36の中へ入り、それに続 く太い部分が係合孔38に対して精密に係合する。次いで、回動工具40が回動 すると、それによってステッピングモータ10も所要数だけ回転し、あるいは所 要の角度だけ回動し所定の調節が行われる。また、板バネ30に形成されたバネ 用舌片32は、軸によって強いスラスト力を受けると、突出部22aの内面に形 成される逃げ部36の中まで後退することができるから当初から大きく屈曲させ てはいない。
【0009】
【実施例】
以下、図示の実施例によって、この考案を説明する。図中、10は、いわゆる クローポール形のステッピングモータで、この実施例では約25mm程度の直径 を有している。ステッピングモータ10は2対の励磁コイル14、14を設けた ステータ16と、ロータ20とを有する。ステータ16は前記励磁コイル14を 備えたヨーク15の2個を同軸に配したものであり、ロータ20は軸18に支持 されたマグネットロータ26からなっている。
【0010】 前記励磁コイル14はボビン14aに電線を巻回して巻線としたものであり、 向かい合わせに組み合わせ2対のヨーク部材15a、15bの間に支持されてい る。14bは前記ボビン14aの一部に支持され、且つ、外方へ向けて突出して いる励磁コイル14の端子である。
【0011】 ヨーク15の両端面にはそれぞれ前記軸18を支持するため、取付側、すなわ ち、運転側の軸受板12と反対側を支持するための、すなわち、反運転側の板バ ネ30とが取り付けられている。すなわち、この実施例では前記運転側の軸受板 12がカップ形をなし、ヨーク15をくるんで後方まで伸び、ヨーク15の後面 に配した板バネ30と蓋部材22の背面を支持している。12aは運転側軸受板 12の後部から側面にかけて設けたスリットであり、前記ボビン14aの一部に 形成した端子受け部を通過させるためのものである。12bは運転側軸受板12 の前面に溶着された調節板である。更に、12cはカシメ部であり、前記運転側 軸受板12の開口端部を円周上、数カ所で蓋部材22の背面に向けて曲げてあり 、蓋部材22の回動および脱落を防止している。
【0012】 軸18の前端には雄ねじ18aが刻設されており、そこにはボールスクリュー からなる雌ねじを有する従動部材33、例えば、フロッピィディスク駆動装置の 読取り書込み部が一部で螺合されている。そして、軸18は一側が運転側軸受板 12に取り付けられた平軸受24によって支持され、他側が後軸受たるピボット 軸受28によって板バネ30に支持されている。なお、39は前記駆動装置をな すフレーム部材であり、軽合金をダイカストして作られている。
【0013】 なお、後軸受28は軸18の軸端に浅い軸孔を設け、その軸孔に支持した鋼球 34を板バネ30に設けた短冊状のバネ用舌片32によって軸方向へ押圧し、弾 性的に支承したものである。すなわち、バネ用舌片32は板バネ30の一部をプ レス加工して皿状に運転側へ打ち出し、かつ、若干同側へ折れ曲がらせてあり、 前記鋼球34を適度の予荷重(プリロード)によって軸18の軸端へ押し付けて いる。なお、ステッピングモータ10の運転中、軸18に図中で右方へ向かう強 い推力が作用したときはバネ用舌片32が板バネ30を越えて後述する逃げ部3 6の中まで後退できるようになっているので、当初の折り曲げ量を比較的小さく 設定でき、軸18を支承する予荷重の安定が得られる。
【0014】 ところで、後面を閉じる蓋部材22は、内径側がプレス成形により円形に外方 へ突出させてあり、その突出部22aに係合孔38の2個が対称位置に設けられ ると共に、前記突出部22aの背面が逃げ部36をなす空間になっている。逃げ 部36は後述する回動工具40の先端をなす案内部40aを導くために設けられ たものである。
【0015】 40は回動工具であり、図示してない回転駆動装置に連結されていて、ステッ ピングモータ10に所要の回転を与えるものである。回動工具40は軸18と同 軸上で回転する支持具41と、その両端に設けた2本の駆動指42とからなって いる。駆動指42は前記係合孔38と略同径の精密に仕上げられた外周面をもち 、その先端部は回動工具40を前記蓋部材22に形成した係合孔38へ挿入し易 くするため先細りに面取りされて案内部42aをなしている。
【0016】 この実施例のステッピングモータ10は以上のように構成されているので、こ れをフロッピィディスクの駆動装置へ取り付けるには、まず、軸18を駆動装置 のフレーム39に設けた軸孔に挿通し、調節板12bを前記フレーム39に押し 付け、ボルトBtと座金Wとによって締着することによって行う。これにより軸1 8のおよその位置が定まるので、次いで、回動工具40を蓋部材22の係合孔3 8へ向けて進出させ、支持具41を僅かに回動させつゝ案内部42aを係合孔3 8に嵌合させる。案内部42aが係合孔38を貫通し背面の逃げ部36に達する と、駆動指42が正確に係合孔38へ挿入され係合する。そして、従来と同様に して、いわゆる、0点位置の調整を行い、ボルトBtを締着して組み付けを終了す る。
【0017】 なお、この実施例において係合孔38として説明してきた円形の孔は、必ずし も、円形孔に限るものではなく、例えば、蓋部材22の周面に形成される切り欠 きであってもよく、この考案はそのような態様も包含するものである。
【0018】
【考案の効果】
この考案は以上のように、ステッピングモータ10の後端部に設けられた蓋部 材を外側へ突出させ、その突出部22aに係合孔38を設けると共に、その背面 に逃げ部36を設けたものであるから、従来のように、係合孔38を蓋部材22 から板バネ30やヨーク15に達する深孔とするものに比して、蓋部材22へ設 けるのみで足りる。すなわち、板バネ30やヨーク15に係合孔38を穿設する 必要がないので、加工が省略できる他、それらを組み立てる際に、個々の部品に 開けられた係合孔38を同芯上に整列させる必要がなくなるなど、ステッピング モータ10の生産性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すステッピングモータ
の後面図である。
【図2】そのII−II断面図である。
【図3】本願実施例を含む、一般のフロッピーディスク
駆動装置を示す原理図である。
【図4】従来の装置を示す図2相当の縦断面図である。
【符号の説明】
10・・・・ステッピングモータ 12・・・・運転側軸受板 12a・・・スリット 12b・・・調節板 12c・・・カシメ部 14・・・・励磁コイル 14a・・・ボビン 15・・・・ヨーク 15a・・・ヨーク部材 16・・・・ステータ 18・・・・軸 18a・・・雄ねじ 20・・・・ロータ 22・・・・蓋部材 22a・・・突出部 24・・・・平軸受 26・・・・マグネットロータ 28・・・・ピボット軸受(後軸受) 30・・・・板バネ 32・・・・バネ用舌片 34・・・・鋼球 36・・・・逃げ部 38・・・・係合孔 39・・・・フレーム 40・・・・回動工具 41・・・・支持具 42・・・・駆動指 42a・・・案内部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヨーク15の反運転側に円板状の板バネ3
    0を設け、その板バネ30の中央に軸18を軸方向へ加
    圧するためのバネ用舌片32を設けるとともに、その板
    バネ30の外面を蓋部材22で覆い、その蓋部材22に
    ステッピングモータ10を回動させるための係合孔38
    を設けたステッピングモータの蓋部材において、当該蓋
    部材22を皿状に内径側を突出させ、当該突出部22a
    に前記係合孔38を設け、当該突出部22aがステッピ
    ングモータの後方へ突出するように組み立てられるステ
    ッピングモータの蓋部材。
JP1994007020U 1994-05-23 1994-05-23 ステッピングモータの蓋部材 Expired - Lifetime JP3004490U (ja)

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