JP3004402U - 医療用ゴム栓 - Google Patents

医療用ゴム栓

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JP3004402U
JP3004402U JP1994006794U JP679494U JP3004402U JP 3004402 U JP3004402 U JP 3004402U JP 1994006794 U JP1994006794 U JP 1994006794U JP 679494 U JP679494 U JP 679494U JP 3004402 U JP3004402 U JP 3004402U
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JP
Japan
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rubber stopper
slit
rubber
tip
point
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JP1994006794U
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富士男 和田
和之 平山
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Kawasumi Chem Ind Co Ltd
Original Assignee
Kawasumi Chem Ind Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W90/00Enabling technologies or technologies with a potential or indirect contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 輸液容器や血液回路などに使用される医療用
ゴム栓の改良に関する。 【構成】 ゴム栓上面の穿刺指示個所にあらかじめスリ
ットが設けられているゴム栓であって、ゴム栓を貫通せ
ず、中心点aから3方向に広がるスリットを設け、薬液
等の接液面にラミネート部を形成した医療用ゴム栓。 【効果】穿刺作業の軽減化及び能率アップにつながる
ほか、ゴム栓を貫通する際に発生するコアリングも低減
できる。穿刺時の刺通抵抗が低いことに加えて、ゴム
栓の貫通箇所(スリットの先端付近)のゴムの厚さが薄
いため、先端が尖っていない連通用具を使用することが
可能となり、針の使用による感染や廃棄の問題を解消す
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、輸液容器や血液回路などに使用される医療用ゴム栓の改良に関する 。
【0002】
【従来の技術および考案が解決しようとする課題】
従来のゴム栓は、ゴム栓の上面にプラスチック製や金属製の瓶針の穿刺個所と して、薬剤の混注個所に逆ドーム状の導入口やリング状の突出部が設けられてい るものがあった。 また、ゴム栓の下面(内面側)には、穿刺部に対称な個所にドーム状のくぼみ があるものや、フラットであるゴム栓があった。 このようなゴム栓にプラスチック瓶針や金属針を穿刺する際には、刺通抵抗が 大きく、多数の穿刺作業が必要な場合には、作業者にとって負担が大きかった。 さらに、刺通抵抗が大きいことによって、ゴム栓の一部やプラスチックの隔膜の 一部を針が薬液中まで巻き込んでコアリングを起こすことがあり、問題となって いた。さらに、刺通抵抗の問題とは別に、肝炎やエイズの感染の危険性を背景と して、ゴム栓を穿刺する針の穿刺ミスや使用後の廃棄が針の先端が尖っているこ とから問題となっており、先端の尖っていない連通用具の使用が可能なゴム栓が 望まれていた。かかる問題を解決すべく、特公平5−32071には、ゴム栓に あらかじめスリットを入れておくことを示しているが、図面及び考案の詳細な説 明には、スリットの形状は、一直線タイプのスリットが記載されている。また、 特公平5−32071のゴム栓のタイプは、一般的なラミネートなしのタイプが 検討されているが、ゴム栓の接液面がフィルムがラミネートされているタイプで ある場合、ラミネート無しのタイプのゴム栓に比べて、ゴム栓の表面の弾性が低 いので、一直線タイプのスリットの場合は、穿刺箇所からゴムの割れが2方向に 走りやすくなり、液もれの起こる危険性があった。したがって、より安全に連通 用具が使用できるラミネートタイプのゴム栓が望まれていた。
【0003】
【課題を解決するための手段】
(1)本考案は、ゴム栓上面の穿刺指示個所にあらかじめスリットが設けられて いるゴム栓であって、ゴム栓を貫通せず、中心点aから3方向に広がるスリット を設け、薬液等の接液面にラミネート部を形成した医療用ゴム栓を提供する。 (2)本考案は、スリット4の先端dは、ゴム栓の下面6から0.2〜0.8m mの距離を隔ててゴム栓内に位置し、スリットは、一辺が1.0〜2.5mmに 形成され、スリット4の先端角c(中心線bと先端dと交点eを結ぶ線の交わる 角度)は、20〜60度に形成されている(1)記載の医療用ゴム栓を提供する 。
【0004】
【作用】
上記構成によれば、スリットを針が押し広げながら入って行き、ゴム栓を貫通 した後の針を保持し、ゴム栓下面からゴムの割れが走らない。また、スリットを ゴム栓の下面側まで近ずけることによって、先端の尖った針を使用することなく 、先端の丸い連通用具の使用で、ゴム栓を貫通する。
【0005】
【実施例】
図1は、本考案のゴム栓1の平面図(図2は図1のA−A’断面図)である。
【0006】 ゴム栓1は、上面2の穿刺指示個所3の逆ドーム状にくぼんだ部分に、中心点 aより120度間隔で、三方向に広がるスリット4が形成されている。スリット 4は、一辺が1.6mmに形成され、スリット4の先端角c(中心線bと先端d と交点eを結ぶ線の交わる角度)は、40度に形成されている。スリット4の先 端dはゴム栓1の下面6から0.5mmの距離を隔ててゴム栓1内に位置してい る。ゴム栓1の薬液等との接液面、すなわち下面6から側面にかけては合成樹脂 製のフィルムがラミネートされ、ラミネート部7が形成されている。三方向に広 がるスリット4の一辺の長さは、0.8〜2.5mmの範囲に形成するのが良い が、穿刺指示個所3の直径が2.0〜4.0mm、通常使用されるプラスチック 瓶針、連通用具の直径が3.0〜5.0mmの範囲であることから、刺通抵抗及 びシール性を考慮すると、スリットの一辺は、好ましくは、1.0〜2.0mm にするのが良い。 スリット4の先端角Cは、20〜60度、先端dとゴム栓の下面6までの距離 は、0.2〜0.8mmの範囲に形成するのが良いが、刺通抵抗を考慮すると先 端角cは、30〜50度、先端dと下面6までの距離は、0.3〜0.7mmと するのが好ましい。
【0007】 図2に示した先端dと頂点eを結ぶ線は、直線となっているが、図3、図4、 図5(いずれもスリット4の先端部の拡大図)に示したように直線と円弧の組み 合わせ、円弧と円弧の組み合わせになってもかまわない。図3、図4、図5の中 心線bと先端dと交点eを結ぶ線によってできる先端角cは、いずれも40度で 、同一であるが、先端dと交点eを結ぶ線は、図3が直線であるのに対し、図4 は、直線と円弧の組み合わせ、図5は、円弧と円弧の組み合わせとなっている。 なお、図2に示したスリット4は、中心より三方向に尖った刃が設けてあるロ ッド使用し、ゴム栓1の下面6側に貫通するまで、あと0.5mmの位置まで突 き刺して、スリット4(一辺1.6mm)を設けたものである。
【0008】 図6は、本考案のゴム栓1をポート10内に、かし目嵌合した栓体14を装着 した輸液バッグ9である。
【0009】 図7は、輸液バッグ9の栓体14に連通用具11を貫通した図である。ゴム栓 1がポート10内に、かし目嵌合されていることによって針の穿刺前後に、かか わらずシール性が確保される。
【0010】 図8は、従来のゴム栓18である。
【0011】 図9は、ゴム栓(1もしくは18)を装着した栓体14の刺通抵抗試験の該略 図である。
【0012】 [実施例] 試験1 液漏れ試験 図1のゴム栓1とスリットの入っていない従来のゴム栓18とを500mlの 薬液を入れた製品サンプルのポート10内に栓体14として組み込み、直径4. 2mmの連通用具11(先端のr:2)とプラスチック瓶針16(先端の角度: 18度)をそれぞれのサンプルの穿刺指示箇所3に刺した後、5時間後に穿刺し ていたプラスチック瓶針16及び連通用具11を抜いた際に、穿刺箇所より内溶 液の漏れの有無を確認した。 結果 n=10で、実施例、比較例とも全て液漏れは見られなかった。 試験2 刺通抵抗試験 図1のゴム栓1とスリットの入っていないゴム栓18とをポート10に組み込 み、栓体14として、図9に示した方法で、刺通抵抗試験を行った。 結果を表1に示す。 表 1 (n=10) 連通用具11を使用した試験2においては、穿刺時に負担を感じる5.0kg /fcm2 以内の値で、比較例1の試験1のデータに遜色のない結果であり、プ ラスチック瓶針16を使用した試験1では、比較例1より、刺通抵抗が格段に低 い結果であった。
【0013】
【考案の効果】 ゴム栓1上面の穿刺指示個所3にあらかじめ、スリット4が設けられているこ とにより、プラスチック瓶針16のように刺通抵抗の高い針の使用でもゴム栓の 穿刺時の刺通抵抗が大幅に低減する。このことにより、穿刺作業の軽減化及び能 率アップにつながるほか、ゴム栓を貫通する際に発生するコアリングも低減でき る。さらに本考案の大きな特徴としては、穿刺時の刺通抵抗が低いことに加え て、ゴム栓の貫通箇所8(スリット4の先端d付近)のゴムの厚さが薄いため、 先端部12が尖っていない連通用具11を使用することが可能となり、針の使用 による感染や廃棄の問題を解消することができる。ゴム栓1の薬液等の接液面 に合成樹脂製のフィルムをラミネートしてラミネート部を形成しているので、薬 液と接触してもゴム成分の溶出がないこと、部品点数を少なくできるなどの利点 がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のゴム栓の平面図
【図2】図1のA−A’断面図
【図3】図2のスリット先端の拡大図
【図4】スリット先端の拡大図
【図5】スリット先端の拡大図
【図6】本考案のゴム栓を組み込んだ輸液バッグ
【図7】図1のゴム栓の実施例の断面図
【図8】従来のスリット無しゴム栓の平面図
【図9】刺通抵抗試験概要図
【符号の説明】
a 中心点 b 中心線 c 先端角 d 先端 1 ゴム栓 2 上面 3 穿刺指示個所 4、41、42 スリット 5 混注指示個所 6、61、62 下面 7 ラミネート部 8、81、82 貫通個所 9 輸液バッグ 10 ポート 11 連通用具 12 先端部 13 側孔 14 栓体 15 チャック 16 プラスチック瓶針 17 治具 18 スリット無しゴム栓

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ゴム栓上面の穿刺指示個所にあらかじめス
    リットが設けられているゴム栓であって、ゴム栓を貫通
    せず、中心点aから3方向に広がるスリットを設け、薬
    液等の接液面にラミネート部を形成したことを特徴とす
    る医療用ゴム栓。
  2. 【請求項2】スリット4の先端dは、ゴム栓の下面6か
    ら0.25〜0.75mmの距離を隔ててゴム栓内に位
    置し、スリット4は、一辺が1.0〜2.0mmに形成
    され、スリット4の先端角c(中心線bと先端dと交点
    eを結ぶ線の交わる角度)は、20〜60度に形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の医療用ゴム
    栓。
JP1994006794U 1994-05-19 1994-05-19 医療用ゴム栓 Expired - Lifetime JP3004402U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001145686A (ja) * 1999-09-10 2001-05-29 Otsuka Pharmaceut Factory Inc キャップ
JP2019022861A (ja) * 2018-11-27 2019-02-14 ニプロ株式会社 隔壁付きハブ組立体
JPWO2018026006A1 (ja) * 2016-08-04 2019-06-06 ニプロ株式会社 弁付き針組立体および留置針組立体
JP2019530526A (ja) * 2016-10-08 2019-10-24 フレゼニウス カービ ドイチュラント ゲーエムベーハー 液体を収容する医療用パッケージのコネクタ

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