JP3004369U - 経文板および経文表示器 - Google Patents

経文板および経文表示器

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JP3004369U
JP3004369U JP1994006784U JP678494U JP3004369U JP 3004369 U JP3004369 U JP 3004369U JP 1994006784 U JP1994006784 U JP 1994006784U JP 678494 U JP678494 U JP 678494U JP 3004369 U JP3004369 U JP 3004369U
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sutra
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sutras
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Application number
JP1994006784U
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Inventor
俊也 山田
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東京紙器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 般若心経などの経文を描いた経文板およびそ
れを用いた経文表示器の提供。 【構成】 この経文板は、基板3の表面を金箔4で覆
い、その金箔4の表面に経文7を透明部8として描いた
黒の不透明シート5で覆って構成される。また、経文表
示器は、上記経文板を額縁に収めて構成される。 【効果】 黒地の中に金色の経文が浮かび上がるように
表示されるので、コントラストが明瞭で見やすく、荘厳
な感じを与えることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は般若心経などの経文を表示した経文板、およびそれを額縁に収めた経 文表示器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
仏教寺院や集会所などにおいては、啓蒙または教育の目的から般若心経等の経 文を表した経文表示器を大勢の人が見える場所に掲示することが多い。また個人 的に親しく経文に接するために、経文表示器を家屋内において飾ったり掲示して おくこともある。このような経文表示器は、台紙の表面に写経または印刷等によ り経文を描いた経文板を、前面にガラス等の透明板を設けた額縁に収めたもので ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら一般に経文は字画の多い漢字で構成されており、従来の経文表示 器は描かれた経文のコントラストが低く、その輪郭がはっきりしないので見にく いという問題があった。さらには、金箔の箔押しにより経文を描くことも考えら れるがその場合には、相当大きな文字であってもその輪郭が不明瞭になる欠点が ある。また白色の台紙に黒文字、または黒地の台紙に白文字で描いた従来の経文 板には荘厳性がなく、見る人に重々しさや有難みを感じさせることが少ないとい う問題があった。 そこで本考案はこれらの問題を解決する新規な経文板、およびそれを額縁に収 めた新規な経文表示器の提供を課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する本考案の経文板は、基板の表面を金箔で覆い、その金箔の 表面に経文を透明部として描いた黒色の不透明シートで覆ったことを特徴とする ものである。 本考案の経文板の好ましい実施態様においては、経文を透明部として描いた不 透明シートがネガフイルムとされる。 本考案の経文板のさらに好ましい実施態様においては、基板の金箔で覆われた 反対側に補強板が設けられる。 また上記課題を解決する本考案の経文表示器は、前面に透明板を設けた額縁に 上記の経文板を収めたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
本考案に係る経文板は、全面が黒色の不透明シートの中に金箔による経文が強 いコントラストで表れるので、その輪郭が明瞭に表現される。また、黒地を背景 にした金色の経文が、その中から浮き出るように表れるので、見る者に荘厳で重 厚な感じを与えることができる。
【0006】
【実施例】
次に図面により本考案の実施例を説明する。 図1は本考案の経文体の一例を示す正面図、図2はそのA−A断面図である。 これらの図において、経文体1は、木板、紙、プラスチックシート、金属板、ま たはそれらを積層して作られる補強板2と、その補強板2の表面に重ねられた基 板3と、その基板3の表面を覆うように積層された金箔4と、さらにその金箔4 の表面を覆う経文を描いたモノトーンのネガフイルムからなる黒色の不透明シー ト5により構成されている。
【0007】 基板3は補強板2より薄く構成され、金箔4との馴染み等を考慮すると台紙で 作ることが好ましい。 なお基板3の強度が十分な場合には補強板2を省略することもできる。 金箔4は一般に蒔絵等において採用している押張りなどの方法により、台紙で ある基板3の表面に圧着することができる。それにより台紙表面の繊維のわずか な凹凸が金箔表面に表われ、その金箔のわずかな繊維状凹凸が金文字にさらなる 輝きを与える。
【0008】 モノトーンのネガフイルムからなる黒色の不透明シート5は、透明なプラスチ ックシートであるフイルム6の表面に経文7がネガで描かれている。すなわち透 明部8が文字でそれ以外は黒色の不透明部9になっている。そしてこのようにネ ガブイルムの表面、すなわち粗面化された現像面を表とし、その裏面を金箔4側 とすることにより、金箔4への密着性をより高めることができる。 なお黒色の不透明シート5としては、上記のようなネガフイルム以外に例えば 薄い金属板を使用し、それにエッチング等により経文部分を打ち抜き、その表面 を黒色に着色したものを使用することもできる。
【0009】 図3は本考案の経文表示器の一例を分解して示した斜視図である。経文表示器 10は前記のような経文板1を額縁11に収めて構成される。額縁11は矩形状 の縁枠12、その前面に嵌め込まれたガラス板などの透明板13、および裏板1 4からなり、経文体1は矢印のように透明板13と裏板14間に挟まれて保持さ れる。
【0010】
【考案の効果】
本考案の経文板は、基板の表面を金箔で覆い、その金箔の表面に経文を透明部 として描いた黒の不透明シートで覆って構成したので、全面が黒色の不透明シー トの中に金箔による経文が強いコントラストで表れ、その輪郭が明瞭に表現され る。また、黒地を背景にして金色の経文がその中から浮き出るように表れるので 、見る者に荘厳で重厚な感じを与えることができる。さらに、不透明シート5が ネガフイルムの場合には、文字の輪郭の鮮明度が最良となる。又、各種大きさの 多種内の経文の少量生産に適する。 次に本考案の経文表示器は、前面に透明板を設けた額縁に上記のような経文板 を収めて構成されており、経文表示のために種々の場所へ容易に取り付けること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の経文体の一例を示す正面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本考案の経文表示器の一例を分解して示した斜
視図。
【符号の説明】
1 経文体 2 補強板 3 基板 4 金箔 5 不透明シート 6 フイルム 7 経文 8 透明部 9 不透明部 10 経文表示器 11 額縁 12 縁枠 13 透明板 14 裏板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板3の表面を金箔4で覆い、該金箔4
    の表面に経文7を透明部8として描いた黒の不透明シー
    ト5で覆ってなる経文板。
  2. 【請求項2】 経文7を透明部8として描いた不透明シ
    ート5がネガフイルムである請求項1の経文板。
  3. 【請求項3】 基板3の金箔4で覆われた反対側に補強
    板2が設けられている請求項1または2の経文板。
  4. 【請求項4】 前面に透明板13を設けた額縁11に請
    求項1ないし請求項3のいずれかの経文板を収めてなる
    経文表示器。
JP1994006784U 1994-05-18 1994-05-18 経文板および経文表示器 Expired - Lifetime JP3004369U (ja)

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