JP3004307U - 靴の汚損防止具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 靴のかかとの突出部分の汚れと摩耗を防止
し、運転者を疲労させることがなく、靴の履き替えを必
要としない、靴の汚損防止具の提供。 【構成】 靴Ｋのかかと部分に被せるキャップ状のカバ
ーＢであって、後部かかと部分を左右から弾性挟持可能
な部材で形成されていることを特徴とする靴の汚損防止
具である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、靴の汚損防止具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、運転する際、図５に示すように、右側の靴Ｋのかかとの突出部分と床Ｆ との接点Ｐを支点にしてアクセルとブレーキを頻繁に操作する場合が多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、次のような問題点があった。 （１）操作軸となる右側の靴ｋのかかとの突出部分だけが床に接触し、擦れて 摩耗したり、どのような種類の色の靴にかかわらず、１．５ｃｍ位の円形の汚れ ができる。

【０００４】 （２）靴のかかと部分の摩耗等が気になるため、アクセルを踏む際は、意識し て突出部分が床に当たらないようにかかとを宙に浮かして操作する。このため、 長距離高速時、又は速度を一定に保った場合は、安定運転がしずらく、疲労を伴 うことがある。 （３）特に、女性運転者は、上記（１）（２）の問題点を避けるために、ドレ スアップした際などは、裸足になったり、代わりの靴を用意し、車内で履き替え るなどの対策を講じて運転を行っているが、非常に不便である。

【０００５】 この考案は、以上のような従来の問題点を解決するためになされたもので、 靴のかかと突出部分の汚れで摩耗することがなく、 運転者を疲労させることがなく、 靴の履き替えを必要としない、 靴の汚損防止具を提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

本考案の靴の汚損防止具は、靴のかかと部分に被せるキャップ状のカバーであ って、後部かかと部分を左右から弾性挟持可能な部材で形成されていることを特 徴とするものである。

【０００７】

【作用】

運転の際靴のかかと部分に取り付けると、これが床と靴の間に入り（介在し） 、靴の摩耗、汚れを防ぎ、アクセルを踏む時の不安定な状態を取りのぞき、安定 した運転操作を可能にする。

【０００８】

【実施例】

実施例の汚損防止具Ｂは、図１に示すように、弾力性を有し、軽量の合成樹脂 で作製したもので、上方からみてＵ字形で、下端部に舌片１を設けた形状を有す る。 外皮は、模様布、又はビーズ、リボン、レース等でファッショナブルに飾るこ とが可能で、使用目的だけを重視するだけでなく、美的に作製してある。

【０００９】 内側は、脱着の際におこる靴の損傷を防ぐため、クッション材（フエルト）等 が張ってある。 使用する際は、図２、図３に示すように、運転の際、靴Ｋを履いたまま、靴の かかと後方部より挟み込むように差し込む。 本品を靴Ｋに装着することにより、図４のように、床Ｆにかかとを固定させて 運転しても、靴Ｋのかかと部分の摩耗、汚れが防げ、安定した走行をすることが できるため、疲労を感じなくなる。

【００１０】

【考案の効果】

本考案の靴汚損防止具は、靴と床の接触を避け、靴のかかと突出部の摩耗と汚 れを防ぐため、ブレーキを踏んだり、アクセルを踏む時は安心して、床に支点を 固定させて運転できる。このため、従来のように裸足で運転したり、車内用のシ ューズに履き替える必要がまったくない。

【００１１】 また、装着も簡単で、運転の際、宙に浮かせたりせず、安定した持続的運転を 可能にする。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の靴の汚損防止具の斜視図。

【図２】図１の靴汚損防止具の装着状態を示す側面図。

【図３】図１の靴汚損防止具の装着状態を示す平面図。

【図４】図１の靴汚損防止具の使用状態を示す側面図。

【図５】従来の靴を履いて運転している状態を示す側面
図。

【符号の説明】

Ｐ 支点 Ｂ 靴の汚損防止具 Ｆ 床 Ｋ 靴 １ 舌片

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 靴のかかと部分に被せるキャップ状のカ
   バーであって、後部かかと部分を左右から弾性挟持可能
   な部材で形成されていることを特徴とする靴のかかと汚
   損防止具。