JP3003882B2 - 電話交換システムの回線状態表示方式 - Google Patents

電話交換システムの回線状態表示方式

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JP3003882B2
JP3003882B2 JP3196042A JP19604291A JP3003882B2 JP 3003882 B2 JP3003882 B2 JP 3003882B2 JP 3196042 A JP3196042 A JP 3196042A JP 19604291 A JP19604291 A JP 19604291A JP 3003882 B2 JP3003882 B2 JP 3003882B2
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義久 堂本
利巳 車田
利栄 高橋
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株式会社日立テレコムテクノロジー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回線種別が異なる多数
の回線をグループ分けして収容する電話交換システムに
係り、特に、自己の端末装置に収容していない回線の状
態を効率的に表示する電話交換システムの回線状態表示
方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電話交換システムにおける回線状
態の表示方法としては、端末装置の盤面上に、個々の回
線に対応するボタン、ランプを装備して、そのランプの
発光色及び点滅周期を組み合わることで、空、通話中、
着呼中、保留中等の回線状態を表示していた。しかしな
がら、この方法の場合、回線数が増加するとそれに比例
してボタン、ランプの数が増加し、それに伴って、端末
装置が大型化してしまうという欠点が生じていた。
【0003】この欠点を解消する方法としては、特公平
1−35537号公報に記載のように、表示部と、その
表示部に対応するボタンと、その表示部の表示領域を更
新するページ送りボタンとを電話機に備え、回線を数回
線づつページ分割し、ページ順送りボタンを操作して、
同一表示部に順次表示させることで大型化を避けるもの
がある。
【0004】さて、銀行等の金融機関や証券会社等で運
用される電話交換システム(ディーリング通話システム
ともいう)に収容される通話回線は、多種かつ多数にな
ってきている。局線はもちろんのこと、ブローカ、銀
行、証券会社、保険会社、商社、企業等とのホットライ
ン、市内支店回線、市外支店回線、海外支店回線等が代
表的な回線であるが、このように多種かつ多数の回線が
収容される一方で、ディーリング通話システムの交換装
置には、多数の端末装置(以下、ディーラーボードとも
いう)が接続されていて、各ディーラーは、ディーラー
ボード操作盤面上にある回線釦等の操作によって、上記
回線群の中から任意の回線を選択して通話することで業
務を遂行している。
【0005】最近の金融活動は活発化し、金融市場が大
規模になっている。これに伴ない、ディーラーの業務分
野も為替部門、債券部門、株式部門等のように分化して
きており、さらに各部門内においても担当地区別、顧客
業務別等のように、いくつかのグループに分かれて業務
を遂行することが多い。このように、グループ別に業務
を遂行する場合、各ディーラーの端末装置には、一般的
に、そのグループが担当する回線は全て盤面上のボタ
ン、ランプに収容しておき、各ディーラーが担当する回
線は示名紙の色分け等により明確に区別しておき、通常
は自分の担当回線を扱うが、非常時のみグループ内の他
のディーラーの担当回線も扱う、といった運用形態をと
っている。
【0006】ここで問題となるのは、通常あまり使用し
ない他のディーラーの回線を収容しておかなければなら
ないために、上記したような方法を用いても、端末装置
が大型化してしまうことであり、さらに他のグループの
回線を収容することは、実装スペース上ほとんど不可能
となるケースが多いことである。
【0007】例えば、数百ないし数千回線収容する大規
模なディーリング通話システムの場合、全ての回線を扱
う必要はないにしても、自身のグループと隣接するグル
ープの特定の種別の回線、もしくは、同一フロアにある
全てのグループの局線のみ、を扱うといった運用面での
柔軟性が強く望まれている。
【0008】また、上記した方法を単に、大規模なディ
ーリング通話システムに適用するには、交換装置の処理
能力の点、操作性の点で難点があり、新しい技術の開発
が強く望まれるところであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来の電話交換システムの回線状態表示方式において
は、端末装置に多数の回線を収容すると大型化してしま
う欠点があり、また、表示処理の大部分を交換装置が担
っているため、回線種別構成、グループ構成等多様な運
用条件に対応すると、その処理能力は著しく低下し、さ
らに、操作性がよくないという欠点があった。
【0010】本発明の目的は、端末装置の限られた表示
スペースに多数の回線状態を表示させることで小型化を
実現するとともに、操作性がよく柔軟な運用が可能であ
り、かつ、交換装置の処理能力の低下を招かない回線状
態表示方式を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本発明は、複数の回線
を収容する交換装置と、該交換装置に収容される複数の
端末装置とからなる電話交換システムにおいて、前記交
換装置は、回線の状態の変化を検出したとき、その回線
の状態の変化を示す回線状態情報を全ての端末装置に
斉に送出する制御手段を有し、前記端末装置の各々は、
回線状態情報を受信したとき、前記交換装置が収容して
いる回線の内、自端末装置が処理対象であるか識別し、
処理対象である場合は、ワンタッチ操作で応答可能な回
線か、または、ワンタッチ操作以外の他の操作で応答可
能な回線かを識別する識別手段と、ワンタッチ操作で応
答可能な回線及び、ワンタッチ操作以外の他の操作で応
答可能な回線の状態を、それぞれ所定の表示位置に表示
する表示制御手段と、を有することを特徴とする。
【0012】
【作用】 端末装置には、予め、回線種別およびグルー
プ番号より処理対象回線であるか否かを判定し、かつ、
表示位置もしくは表示領域を決定するためのテーブルを
登録しておく。交換装置は、回線の状態変化を検出した
とき、通知すべき端末装置を選定することなく、すべて
の端末装置に回線状態常用を通知する。端末装置は、受
信した回線状態情報で前記テーブルを参照し、処理対象
であればワンタッチ操作で応答可能か回線か、または、
ワンタッチ操作以外の他の操作で応答可能な回線かを識
別し、それぞれ決められた表示領域に回線の状態を表示
する。
【0013】以上の動作によって、交換装置で発生した
回線の状態変化のうち、必要なグループの必要な回線種
別の回線のみが、表示領域ごとに表示されるので、端末
装置の扱者は、効率的に任意の回線を選択することがで
きる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図2は、本発明に係る電話交換システムの
一構成例を示す図である。図2において、電話交換シス
テムは、通話路スイッチ(SW)1−1を備えている。
通話路スイッチ1−1にはディーラーボード等の端末装
置2を収容し、それを接続制御するための専用内線回路
(DLIN)1−3が接続されている。なお、端末装置
2と専用内線回路1−3の間は、音声信号及び呼制御信
号を送受信する接続ケーブル3で結ばれている。また、
通話路スイッチ1−1には、局線回線、ホットライン、
または支店回線を収容し、それらの回線を接続制御する
ためのトランク(TRK)1−2が接続されている。
【0015】中央制御装置(CC)1−4は、電話交換
システム全体を制御し、端末装置2間、及び端末装置2
と局線回線、ホットライン、または支店回線間の呼制御
を行なうものである。記憶装置(MM)1−5は、中央
制御装置1−4が電話交換システム全体を制御するため
のプログラム、局データ、及び各種テーブルを記憶する
ものであり、制御系バス1−6によって中央制御装置1
−4と接続されている。なお、制御系バス1−6には、
通話路スイッチ1−1が接続されており、さらに、図示
はしていないが、中央制御装置1−4と専用内線回路1
−3及びトランク1−2とは、論理的に接続されてい
る。これによって、通話路スイッチ1−1、専用内線回
路1−3及びトランク1−2は、中央制御装置1−4の
制御下で動作している。
【0016】次に、端末装置の第1の構成例について説
明する。図3は、第1の構成例である端末装置2の盤面
を示す図であり、図4は、その機能ブロックを示す図で
ある。
【0017】図3において、端末装置2は、通話用ハン
ドセット2−5の他に、自己の端末装置が収容する局線
回線CL21に対応したボタン“CL21”2−1−1
と、ボタン“CL21”2−1−1に対応したランプ2
−2−1(ランプCL21ともいう)と、ホットライン
HL21に対応したボタン“HL21”2−1−2と、
ボタン“HL21”2−1−2に対応したランプ2−2
−2(ランプHL21ともいう)と、支店回線SL21
に対応したボタン“SL21”2−1−3と、ボタン
“SL21”2−1−3に対応したランプ2−2−3
(ランプSL21ともいう)と、自己の端末装置に収容
していない回線であるが、着呼を応答することができる
回線の名称を表示する液晶表示器(LCD)2−6と、
その液晶表示器2−6に、着呼回線リストAを表示させ
るボタン“A”2−3−1と、ボタン“A”2−3−1
に対応し、着呼回線リストAへの着呼状況を表示するラ
ンプ2−4−1(ランプAともいう)と、着呼回線リス
トBを表示させるボタン“B”2−3−2と、ボタン
“B”2−3−2に対応し、着呼回線リストBへの着呼
状況を表示するランプ2−4−2(ランプBともいう)
と、着呼回線リストCを表示させるボタン“C”2−3
−3と、ボタン“C”2−3−3に対応し、着呼回線リ
ストCへの着呼状況を表示するランプ2−4−3(ラン
プCともいう)と、保留回線リストHを表示させるボタ
ン“H”2−3−4と、ボタン“H”2−3−4に対応
し、保留回線リストHへの保留状況を表示するランプ2
−4−4(ランプHともいう)と、ダイヤルを行なうた
めのダイヤルキー群2−9と、通話を保留するためのボ
タン“保留”2−7と、通話を切断するためのボタン
“切断”2−8と、端末装置2に着呼が生じたとき、そ
の着呼を可聴表示するための着呼リンガ2−10とを備
えている。
【0018】図4は、図3に示す盤面の構成である端末
装置2のハードウェア構成を示す機能ブロック図であ
る。図4において、端末装置2は、端末装置全体を制御
する呼制御プロセッサ(MPU)2−11を具備し、制
御バス2−14に接続されている。そして、呼制御プロ
セッサ2−11は、制御バス2−14に接続されている
固定記憶装置(ROM)2−12に記憶されているプロ
グラムに従い制御を遂行する。一時記憶装置(RAM)
2−13は、制御バス2−14に接続され、各種可変デ
ータ、例えば、各納入局毎に対応して異なるテーブル
類、あるいは呼制御プロセッサ2−11が制御を遂行す
る途中で発生する一時的な情報が記憶される。このよう
に呼制御プロセッサ2−11は、他のプロセッサシステ
ムと同様に、制御バス2−14を介して固定記憶装置2
−12及び一時記憶装置2−13にアクセスして、処理
を順次遂行して端末装置2の全体を制御している。
【0019】また、制御バス2−14には、呼制御メッ
セージ送受信バッファ2−15、液晶表示器コントロー
ラ2−21、ランプドライバ2−22、ボタンスキャン
バッファ2−23、リンガドライバ2−24が接続さ
れ、全て呼制御プロセッサ2−11の制御下で動作して
いる。
【0020】呼制御メッセージ送受信バッファ2−15
は、交換装置1との間で呼制御メッセージの送受信を行
なうものであり、交換装置1からISDN基本インタフ
ェースの信号用チャネル(Dチャネル)2−19を介し
て呼制御メッセージを受信する受信回路2−16と、交
換装置1に対しDチャネル2−19を介して呼制御メッ
セージを送信する送信回路2−17が接続されている。
【0021】液晶表示器コントローラ2−21には、液
晶表示器(LCD)2−6が接続されており、呼制御プ
ロセッサ2−11からの制御に基づいて液晶表示器2−
6に任意の回線名称を表示させているものである。
【0022】ランプドライバ2−22は、ランプ2−2
−1、ランプ2−2−2、ランプ2−2−3、ランプ2
−4−1、ランプ2−4−2、ランプ2−4−3、及び
ランプ2−4−4を接続し、それらの各種ランプに対応
するボタンの状態を表示させるようランプの点滅を制御
するものである。
【0023】ボタンスキャンバッファ2−23は、ボタ
ン“CL21”2−1−1、ボタン“HL21”2−1
−2、ボタン“SL21”2−1−3、ボタン“A”2
−3−1、ボタン“B”2−3−2、ボタン“C”2−
3−3、ボタン“H”2−3−4、ボタン“保留”2−
7、及びボタン“切断”2−8、並びにダイヤルキー群
2−9を接続し、それらの各種ボタンを走査してその開
閉を検出するものである。
【0024】リンガドライバ2−24は、着呼リンガ2
−10を接続し、着呼を可聴表示する制御を行なうもの
である。
【0025】通話用ハンドセット2−5は、通話回路2
−18を介してISDN基本インタフェースの2つの音
声またはデータ用チャネル(Bチャネル)B1及びB2
のうちの1つのBチャネル2−20−1に接続され、さ
らに、交換装置1の専用内線回路(DLIN)1−3を
介して通話路スイッチ(SW)1−1に接続されてい
る。もう1つのBチャネル2−20−2は音声用もしく
はデータ用として他の用途に使われるが、本実施例では
特に言及しない。
【0026】なお、2つのBチャネル2−20−1、2
−20−2及びDチャネル2−19は、実際には時分割
多重によりディジタル通信されるものであるが、ここで
は便宜上空間分割型で説明している。従って、図4では
2つのBチャネル及びDチャネルを時分割多重する回
路、及び時分割多重を分離する回路の記載を省略してい
る。
【0027】一方、交換装置1に関しては前述したとお
りの構成であるが、端末装置2との間で呼を制御する情
報(呼制御メッセージ)の送受信を実行するために装備
されている専用内線回路(DLIN)1−3について説
明する。
【0028】専用内線回路1−3は、一実施例として、
端末装置2と交換装置1との間をディジタルインタフェ
ース(2B+Dのチャネルを有するISDN基本インタ
フェース)で接続するためのハードウェアである。以
下、図5を参照して詳細に説明する。
【0029】図5において、専用内線回路1−3は、専
用内線回路の全体を制御する処理用プロセッサ(MP
U)1−3−1を具備し、交換装置1の中央制御装置1
−4との間で制御情報の送受信を行ない、かつ、端末装
置2との間で呼制御メッセージの送受信を行なってい
る。処理用プロセッサ1−3−1が行なう制御手順もし
くは処理方法は、固定記憶装置(ROM)1−3−2に
予めプログラムされており、途中経過の情報等のデータ
を一時記憶装置(RAM)1−3−3に蓄積しつつ、そ
のプログラムに従って処理を実行している。また、端末
装置2との間で呼制御メッセージを送受信するために呼
制御メッセージ送受信バッファ1−3−5を備えてお
り、この呼制御メッセージ送受信バッファ1−3−5に
は、送信回路1−3−6と受信回路1−3−7が接続さ
れている。送信回路1−3−6は、端末装置2と接続す
るためのインタフェースであるISDN基本インタフェ
ースのDチャネル1−3−8により端末装置2に対して
呼制御メッセージを送信する回路であり、また、受信回
路1−3−7は、Dチャネル1−3−8により端末装置
2からの呼制御メッセージを受信する回路である。さら
に、交換装置1の中央制御装置1−4と制御情報を送受
信するための情報送受信バッファ1−3−11が備えら
れており、この情報送受信バッファ1−3−11は、交
換装置の制御系バス1−6に接続されている。またさら
に、処理用プロセッサ1−3−1、固定記憶装置1−3
−2、一時記憶装置1−3−3、呼制御メッセージ送受
信バッファ1−3−5、及び情報送受信バッファ1−3
−11の各々は、制御バス1−3−4に接続されてお
り、この制御バス1−3−4を介して各種情報の送受信
が行なわれている。
【0030】この構成により、処理用プロセッサ1−3
−1と中央制御装置1−4との制御情報の送受信は、制
御バス1−3−4及び情報送受信バッファ1−3−11
を介して行なわれ、また、処理用プロセッサ1−3−1
と端末装置2との呼制御メッセージの送受信は、制御バ
ス1−3−4及び呼制御メッセージ送受信バッファ1−
3−5を介して行なわれる。
【0031】なお、音声またはデータ用の2つのBチャ
ネル1−3−9及び1−3−10は、論理的に何ら手を
加えず交換装置1の通話路スイッチ(SW)1−1に接
続している。また、2つのBチャネル1−3−9、及び
1−3−10、並びにDチャネル1−3−8は、実際に
は時分割多重によりディジタル通信されるものである
が、ここでは便宜上空間分割型で説明している。従っ
て、図5では、2つのBチャネル1−3−9、及び1−
3−10、並びにDチャネル1−3−8を時分割多重す
る回路、及び時分割多重を分離する回路の記載を省略し
ている。
【0032】次に、端末装置の第2の構成例について述
べる。図6は、第2の構成例である端末装置2’の盤面
を示す図であり、図7は、その機能ブロックを示す図で
ある。
【0033】図6において、端末装置2’が図3に示す
端末装置2と異なる点は、図3におけるボタン“A”2
−3−1、ボタン“B”2−3−2、ボタン“C”2−
3−3、及びボタン“H”2−3−4と、これらの各々
のボタンに対応するランプ2−4−1、ランプ2−4−
2、ランプ2−4−3、及びランプ2−4−4、と、液
晶表示器(LCD)2−6とを、タッチセンサ付プラズ
マディスプレイ2−6’に置き替えた点である。その他
については全く同じである。タッチセンサ(タッチスイ
ッチ)付プラズマディスプレイ2−6’は、キャラクタ
及びグラフィック表示可能なプラズマディスプレイの表
面に、センサ、例えば、指先などの進入による光のしゃ
断を検知するセンサ、またはディスプレイ表面への接触
による圧力を検知するセンサを備えていて、検知した位
置情報を得ることで、ボタン押下と同様の効果を有する
ものである。ディスプレイには、ボタン枠の他にボタン
の機能名称、もしくは、回線名称が表示される。
【0034】図7は、図6に示す盤面の構成である端末
装置2’のハードウェア構成を示す機能ブロック図であ
る。盤面図と同様に、図4に示す端末装置2の機能ブロ
ック図と異なる点を説明すると、タッチセンサ付プラズ
マディスプレイ2−6’のプラズマディスプレイ部の画
面コントローラ2−25が、制御用バス2−14を介し
て処理用プロセッサ2−11によって制御される点と、
画面にグラフィックもしくはキャラクタ(回線名称等)
を表示するための画面メモリ2−26がプラズマ画面コ
ントローラ2−25と接続されていて、メモリの内容は
処理用プロセッサ2−11がプラズマ画面コントローラ
2−25を経由して書き込んで、プラズマ画面コントロ
ーラ2−25が表示処理を行なう点、及びタッチセンサ
部からの位置情報を受信するタッチ情報レシーバ2−2
7が制御バス2−14に接続され、処理用プロセッサ2
−11が、タッチした点の位置情報を受信解析して、ボ
タン押下と同様の処理を実行する点などである。
【0035】以上、本実施例による端末装置の構成例を
2例説明したが、以降の動作例においては、図3及び図
4に示す端末装置2の構成例を主体に説明を行なう。
【0036】次に、動作例の説明に入る前に、端末装置
が呼制御を実行する上で使用するテーブル類と、交換装
置と端末装置の間で送受信する呼制御メッセージの説明
を行なう。
【0037】端末装置2のテーブル類は、図4もしくは
図7に示す一時記憶装置(RAM)2−13内に記憶さ
れる。
【0038】また、テーブルは、端末装置2の運用条件
に合わせて予め登録されるもので、バッテリー等でバッ
クアップされ、停電等で消滅することがない構成とされ
ているものであり、いわゆる局データに相当するテーブ
ルである。なお、このテーブルは、電話交換システムの
運用条件が変わった場合に、いつでも変更する事が可能
なものである。本実施例で使用する端末装置2のテーブ
ル類を図8ないし図10に示す。
【0039】図8は、処理対象回線種別テーブルであ
る。この処理対象回線種別テーブルは、次のような意味
を持つテーブルである。すなわち、全ての回線をグルー
プ1〜グループnに分割し、各グループ毎に、かつ、回
線の種別、すなわち、本実施例においては局線回線(C
L)、ホットライン(HL)、及び支店回線(SL)の
3種類の回線種別毎に、回線着呼時には、着呼回線リス
トAに表示するか(Aビット=1:表示する、Aビット
=0:表示せず)、着呼回線リストBに表示するか(B
ビット=1:表示する、Bビット=0:表示せず)、も
しくは着呼回線リストCに表示するか(Cビット=1:
表示する、Cビット=0:表示せず)のいずれかを決
め、また、回線保留時には、保留回線リストHに表示す
るかどうか(Hビット=1:表示する、Hビット=0:
表示せず)を決める。一方、端末装置2側もグループ分
けをしておき、同一グループに属する端末装置2は全
て、同一の処理対象回線種別テーブルを登録しておく。
本テーブルの内容(ビットパターン)は一例を示すもの
で、この内容に従って以後の動作例を説明する。
【0040】図9は、回線テーブルであり、交換装置1
に収容される全ての回線に関しての情報を登録してお
く。本テーブルの構成は、個々の回線番号9−1に対し
て、その回線種別9−2、その回線の属するグループ番
号9−3、及びその回線の名称9−4から成っている。
もちろん、これらの情報は、一時記憶装置2−13上に
数値化して記憶されているものである。なお、この回線
テーブルは、交換装置1に収容される全ての端末装置2
が同一に登録しておくものである。
【0041】図10は、ボタンテーブルである。このボ
タンテーブルは、自己の端末装置に収容する回線を登録
するテーブルである。すなわち、図3、もしくは図6に
示すボタン“CL21”2−1−1(K1)、ボタン
“HL21”2−1−2(K2)、及びボタン“SL2
1”2−1−3(K3)に対応して、そのボタンに収容
する回線番号10−2が登録されている。このボタンテ
ーブルは個々の端末装置が、それぞれの業務態様にあわ
せて自由に登録するものである。
【0042】以上、端末装置2が有するテーブル類につ
いて説明したが、図8ないし図10に示す内容のテーブ
ル構成と成っている端末装置が、回線着呼、及び回線保
留を各端末装置ランプに表示するイメージを表わしたの
が図1である。
【0043】図1において、グループ1、グループ2、
グループ3、・・・、グループnに属する回線群が交換
装置1に収容されている。これらの回線に着呼したと
き、および保留されたとき、端末装置2が備えているボ
タン“CL21”2−1−1、ボタン“HL21”2−
1−2、ボタン“SL21”2−1−3、ボタン“A”
2−3−1、ボタン“B”2−3−2、ボタン“C”2
−3−3、及びボタン“H2−3−4”に対応して備え
られている各ランプ(ランプ2−2−1、2−2−2、
2−2−3、2−4−1、2−4−2、2−4−3、及
び2−4−4)のうち、どのランプに表示するかをマト
リクス図を使って表わしている。図中符号1d〜1kで
示している記号は、着呼表示を示す急点滅を意味し、符
号1l〜1tで示している記号は、保留表示を示す緩点
滅を意味し、符号1a〜1cで示している記号は、着呼
表示及び保留表示の両方を意味する。例えば、グループ
1に属する局線回線CL11に着呼があったときは、1
g点によりランプBが着呼表示し、同じく局線回線CL
11が保留されたときは、1l点によりランプHが保留
表示することを表わしている。このマトリクス図は端末
装置2が有する図8ないし図10のテーブル類によって
一義的に決まるものであるが、これについてはさらに後
述する。なお、本実施例で説明する端末装置2はグルー
プ2に属するものとする。
【0044】次に、呼制御メッセージについて説明す
る。本実施例における交換装置1と端末装置2との間の
通信プロトコルは、CCITT勧告のISDN基本イン
タフェースに準拠している。ただし、レイヤ3、即ち呼
制御メッセージの内容については以下に述べる構成とし
ている。なお、以下に説明する各呼制御メッセージは、
Dチャネル上で伝送されるものである。交換装置1から
端末装置2に送信される呼制御メッセージを図11に示
し、端末装置2から交換装置1に送信される呼制御メッ
セージを図12ないし図14に示している。図11ない
し図14に示されている、それぞれの呼制御メッセージ
の先頭には、受信側が情報を識別するための識別子が付
与されている。
【0045】図11は、交換装置1側で回線状態の変化
が発生する毎に、端末装置2に対して通知するための呼
制御メッセージ(回線状態情報)であり、識別子は、回
線状態情報識別子111となっている。この回線状態情
報には、空、通話、着呼、及び保留等の状態の変化の内
容を示す情報(状態種別)112、状態が変化した回線
の番号を示す(回線番号)113が含まれる。
【0046】図12は、着呼及び保留に端末装置2が応
答したときに送信される呼制御メッセージ(応答情報)
であり、識別子は、応答情報識別子121となってい
る。この応答情報には、応答した回線の番号を示す情報
(回線番号)122が含まれる。
【0047】図13は、通話中の回線を切断するときに
送信される呼制御メッセージ(切断情報)であり、識別
子は、切断情報識別子131となっている。この切断情
報には、他に情報は含まれない。
【0048】図14は、ボタンを押したときに送信され
る呼制御メッセージ(ボタン情報)であり、識別子は、
ボタン情報識別子141となっている。このボタン情報
には、“1”〜“0”、“*”、“#”のダイヤルボタ
ン、及び保留ボタン等のボタン種別を示す情報(ボタン
種別)142が含まれる。
【0049】次に、具体的な呼制御についての動作例を
説明する。図15、及び図16は回線着呼のシーケンス
を示す図、図17、及び図18は回線保留のシーケンス
を示す図である。また、図19ないし図22は、端末装
置2が交換装置1から回線状態情報を受信したときの処
理についてのフローチャートを示す図である。
【0050】図23は、端末装置2が交換装置1から回
線状態情報を受信して、その回線名称を液晶表示器2−
6、またはプラズマディスプレイ2−6’に表示すると
きに使用する表示処理用トランザクションの構成を示
し、トランザクション間で論理接続するためのアドレス
リンケージ181、表示処理対象の回線番号182、及
び液晶表示器2−6、またはプラズマディスプレイ2−
6’上の表示位置を示すボタン番号183から成る。こ
の表示処理用トランザクションは、端末装置2の一時記
憶装置2−13上に配置されており、回線数に見合わせ
て複数個用意される。
【0051】図24は、上記表示処理用トランザクショ
ンn個がアイドルチェーンポインタを先頭に論理接続さ
れ、待機状態にあることを示す図である。端末装置2は
回線状態情報を受信して、回線名称表示処理を実行する
必要があるとき、図24に示すアイドルチェーンより、
表示処理用トランザクションを1個切り離し、必要情報
を書き込んで、図25に示す各種キューポインタに接続
する。
【0052】図25は、図3に示す端末装置2のボタン
“A”2−3−1を押したとき、または、図6に示す端
末装置2’のボタン“A”部をタッチしたときに表示す
る着呼回線リストAに含まれる回線を論理接続するため
の着呼回線リストAキューポインタ20−1、同じく、
ボタン“B”2−3−2を押したとき、または、ボタン
“B”部をタッチしたときに表示する着呼回線リストB
に含まれる回線を論理接続するための着呼回線リストB
キューポインタ20−2、ボタン“C”2−3−3を押
したとき、または、ボタン“C”部をタッチしたときに
表示する着呼回線リストCに含まれる回線を論理接続す
るための着呼回線リストCキューポインタ20−3、及
び、ボタン“H”2−3−4を押したとき、または、
“ボタンH”部をタッチしたときに表示する保留回線リ
ストHに含まれる回線を論理接続するための保留回線リ
ストHキューポインタ20−4の接続状況を示したもの
である。なお、図25は、図1に示す全ての回線に着呼
している状態での表示処理用トランザクションの論理接
続状況を示している。
【0053】図26は、図3に示す端末装置2のボタン
“A”2−3−1を押したときに、液晶表示器2−6に
着呼回線リストAを表示した例を示す図であり、図27
は、図6に示す端末装置2’のボタン“A”部にタッチ
したときに、プラズマディスプレイ2−6’に着呼回線
リストAを表示した例を示す図である。いずれも、図2
5における着呼回線リストAキューポインタ20−1に
接続されている表示処理用トランザクションに含まれる
情報が反映されている。
【0054】以下、具体的な呼制御について説明する。
【0055】図15において、回線から交換装置1に着
呼が生じ、交換装置1がその着呼を検出すると(図1
5、1501)、交換装置1は、着呼してきた回線の番
号を含み、着呼であることを示す回線状態情報を全端末
装置に対して送出する(図15、1502)。(図15
において、符号ALLで示される記号は、全ての端末装
置に送出することを意味している。)
【0056】一方、端末装置2は交換装置1から回線状
態情報(図15、1502)を受信したことを認識する
と(図15、1503)、回線状態情報に含まれる回線
番号(図11、113)に対応する回線が、自己の端末
装置のボタン(ボタン“CL21”2−1−1、ボタン
“HL21”2−1−2、及びボタン“SL21”2−
1−3のいずれか)に収容されているかどうかを判定し
(図15、1504)、収容されていれば、そのボタン
に対応する回線ランプ(ランプCL21、ランプHL2
1、及びランプSL21のいずれか)を急点滅させ、着
呼したことを表示し(図15、1505)、収容されて
いなければ、着呼表示処理対象の回線かどうかを判定し
(図15、1506)、対象でなければ、回線状態情報
(図15、1502)を無効とし、以後の処理は行なわ
ず、対象であれば、着呼表示するランプ(ランプA、ラ
ンプB、及びランプCのいずれか)を割り出してそのラ
ンプを急点滅させる(図15、1507)。以上の回線
状態情報受信処理を図19ないし図22に示すフローチ
ャート、図8ないし図10に示す端末装置2のテーブル
類、及び図23、図24に示す表示処理用トランザクシ
ョンを用いて、さらに詳しく説明する。
【0057】図19ないし図22において、まず、端末
装置2は、交換装置1から回線状態情報を受信すると、
回線状態情報から回線番号を抽出し(ステップ170
1)、図10に示すボタンテーブルをサーチして、対応
する回線が自己の端末装置のボタンに収容されているか
どうかを判定し(ステップ1702)、自己の端末収容
の回線であれば、回線状態情報に含まれる状態種別(図
11、112)を判定し(ステップ1703)、着呼で
あれば、図10に示すボタンテーブルより求めたボタン
に対応する回線ランプを急点滅させて(ステップ170
6)、処理を終了する。ステップ1702において、対
応する回線が自己の端末装置のボタンに収容されていな
ければ、まず、図9に示す回線テーブルを参照し、回線
が属するグループ番号を抽出し(ステップ1708)、
次に回線の回線種別を判定する(ステップ1709)。
判定の結果、回線種別が局線回線であれば、図8に示す
処理対象回線種別テーブルを参照し、対応するグループ
のCLメモリを抽出し(ステップ1710)、回線種別
がホットラインであれば、HLメモリを抽出し(ステッ
プ1711)、また回線種別が支店回線であれば、SL
メモリを抽出する(ステップ1712)。
【0058】次に、回線状態情報に含まれる状態種別
(図11、112)を判定し(ステップ1713)、着
呼であれば、ステップ1710、1711、または、1
712によって抽出した、いずれかのメモリのAビット
を判定する(ステップ1714)。結果が“1”であれ
ば、着呼回線リストAに回線名称を表示する処理を実行
し(ステップ1715)、結果が“0”であれば、上記
メモリのBビットを判定する(ステップ1716)。結
果が“1”であれば、着呼回線リストBに回線名称を表
示する処理を実行し(ステップ1717)、結果が
“0”であれば、上記メモリのCビットを判定する(ス
テップ1718)。結果が“1”であれば、着呼回線リ
ストCに回線名称を表示する処理を実行し(ステップ1
719)、結果が“0”であれば、回線名称表示を無効
とする。
【0059】以上の動作によって、いずれのリストに回
線名称を表示するのか決定されるが、続けて、図23、
図24、及び図25によって表示処理用トランザクショ
ンの動作について説明する。
【0060】図1において、図中に示す番号1、2、
3、・・・12、13の順に回線着呼があったと仮定し
て話しを進める。回線CL11に着呼があると、前述し
た動作により、グループ1に属する局線回線(CL)で
あるので、図8に示す処理対象回線種別テーブルにより
Bビットが“1”なので、着呼回線リストBに回線名称
表示処理を実行することが決定される(図1、1g
点)。すると、端末装置2は、図24に示す表示処理用
トランザクションのアイドルチェーンより先頭の1個
(A1)を切り離し、表示処理用トランザクションの回
線番号部182に回線番号CL11を、表示ボタン番号
部183に“1”を書き込み、図25に示す着呼回線リ
ストBキューポインタ20−2に論理接続する(図2
5、20−2−1)。2番目の着呼として、回線HL1
1に着呼すると、グループ1に属するホットライン(H
L)であるので、図8に示す処理対象回線種別テーブル
により、Aビット、Bビット、及びCビットすべて
“0”なので、回線名称表示処理は実行しない。
【0061】次に、3番目の着呼として回線SL11に
着呼すると、グループ1に属する支店回線(SL)であ
るので、図8に示す処理対象回線種別テーブルによりC
ビットが“1”なので、着信回線リストCに回線名称表
示処理を実行することが決定される(図1、1j点)。
すると、端末装置2は、図24に示す表示処理用トラン
ザクションのアイドルチェーンより先頭の1個(A2)
を切り離し、表示処理用トランザクションの回線番号部
182に回線番号SL11を、表示ボタン番号部183
に1を書き込み、図25に示す着呼回線リストCキュー
ポインタ20−3に論理接続する(図25、20−3−
1)。
【0062】次に、4番目の着呼として回線CL21に
着呼すると、図10に示すボタンテーブルより、対応す
る回線はボタン番号K1(ボタンテーブル名称CL2
1)に収容されているので、ボタン“CL21”2−1
−1に対応するランプCLに着呼表示する(図1、1a
点)。
【0063】以後、5番目、6番目、・・・、13番目
と順に着呼すると、最終的に図25に示すような表示処
理用トランザクションの論理接続状態となる。すなわ
ち、着呼回線リストAキューポインタ20−1には、ト
ランザクションA3(20−1−1)に回線CL22
(図1、1d点)、トランザクションA4(20−1−
2)に回線HL22(図1、1e点)、及びトランザク
ションA5(20−1−3)に回線SL22(図1、1
f点)が書き込まれて論理接続され、着呼回線リストB
キューポインタ20−2には、トランザクションA1
(20−2−1)に回線CL11(図1、1g点)、ト
ランザクションA6(20−2−2)に回線CL31
(図1、1h点)、及びトランザクションA8(20−
2−3)に回線CLn1(図1、1i点)が書き込まれ
て論理接続され、また、着呼回線リストCキューポイン
タ20−3には、トランザクションA2(20−3−
1)に回線SL11(図1、1j点)、及びトランザク
ションA7(20−3−2)に回線SL31(図1、1
k点)が書き込まれて論理接続されている。保留回線リ
ストHキューポインタ20−4には、保留回線がないた
め、表示処理用トランザクションは論理接続されていな
い。
【0064】図15に戻って、着呼点滅しているランプ
Aに対応するボタン“A”2−3−1を押すと(図1
5、1508)、端末装置2の呼制御プロセッサ2−1
1は、着呼回線リストA表示ボタンであることを検出し
(図15、1509)、液晶表示器2−6に着呼回線リ
ストAを表示し(図15、1510)、かつ、着呼回線
リストAを表示中であることを示すために、ランプAを
点灯させる(図15、1511)。このとき、液晶表示
器2−6に表示される内容を示したのが図26である。
液晶表示器2−6には、図25に示す着呼回線リストA
キューポインタ20−1に論理接続されている表示処理
用トランザクションに従って、その回線名称が表示され
る。トランザクションA3(20−1−1)に書き込ま
れている回線番号CL22の名称が、図9に示す回線テ
ーブルより“局線22”であることを求め、ボタン番号
1の位置にその名称を表示する。なお、本例ではカタカ
ナ及び英数字で表示している。
【0065】次に、トランザクションA4(20−1−
2)に書き込まれている回線番号HL22の回線名称
が、図9に示す回線テーブルより“IJKL銀行”であ
ることを求め、ボタン番号2の位置にその名称を表示す
る。同様に、トランザクションA5(20−1−3)に
書き込まれている回線番号SL22の回線名称が、図9
に示す回線テーブルより“名古屋支店”であることを求
め、ボタン番号3の位置にその名称を表示する。また、
図27は、全く同様の動作で、端末装置2’の場合のプ
ラズマディスプレイ2−6’に着呼回線リストAを表示
した例を示している。
【0066】図15に戻って、端末装置2の扱者が、着
呼回線リストAを図26に示す液晶表示器2−6で確認
して“名古屋支店”に応答しようとする場合には、ダイ
ヤルキー群2−9を操作する。これは、例えば、
“*”、“3”とダイヤルボタンを押す(第15図、1
512)。なお、例えば、着呼回線リストAに8回線を
超える着呼がある場合、液晶表示器2−6には表示ボタ
ン番号1〜8全てに回線名称が表示されていて、この状
態でダイヤルボタン、例えば“#”を押すと、第2ペー
ジ目の9〜16回線目の着呼が表示され、呼制御プロセ
ッサ2−11は、ページ管理を行うことによって、
“*”、“1”〜“*”、“8”のボタン操作で、9〜
16回線目の着呼に応答できる。呼制御プロセッサ2−
11は一時記憶装置2−13上に現在どのリストを表示
しているか保持しており、この情報とボタン操作
“*”、“3”により、着呼回線リストAキューポイン
タ20−1に論理接続されている表示処理用トランザク
ションのうち、ボタン番号3が保持されているトランザ
クションA5を探し出し、対応する回線番号SL22を
抽出する。(図15、1513)。端末装置2は、回線
番号SL22を含む応答情報を交換装置1に対して送出
する(図15、1514)。
【0067】交換装置1は、この応答情報を受信すると
(図15、1515)、対応する回線に応答可能かどう
か判定し(図15、1516)、不可であれば、端末装
置2の通話線(前述したBチャネル)に話中音(BT)
を送出し、可であれば、回線に対してループを閉成する
等の応答処理を実行し(図15、1517)、応答して
通話状態となった回線の番号を含み、通話であることを
示す回線状態を全端末装置に対して送出する(図15、
1518)。
【0068】端末装置2は、交換装置1から回線状態情
報(図15、1518)を受信したことを認識すると
(図15、1519)、回線状態情報に含まれる回線番
号(図11、113)に対応する回線が、自己の端末装
置のボタンに収容されているかどうか判定し(図15、
1520)、収容されていれば、ボタンに対応する回線
ランプを点灯させて通話中であることを表示する(図1
5、1521)。一方、収容されていなければ、着呼も
しくは保留表示処理対象の回線であったかどうか判定し
(図15、1522)、対象でなければ、回線状態情報
(図15、1518)を無効とし、以後の処理は行なわ
ず、対象であれば、液晶表示器2−6に表示していた回
線名称を削除し(図15、1523)、かつ、着呼もし
くは保留表示していたランプ(ランプA、ランプB、及
びランプCのいずれか)を割り出して、その割り出した
ランプを滅灯させる(図15、1524)。なお、ここ
で、他の回線に着呼もしくは保留がある場合には、着呼
表示もしくは保留表示を継続させる。
【0069】以上の回線状態情報受信処理を図19ない
し図22に示すフローチャート、図8ないし図10に示
す端末装置のテーブル類、及び図23、図24に示す表
示処理用トランザクションを用いて、さらに詳しく説明
する。
【0070】図19ないし図22において、まず、端末
装置2は、交換装置1から回線状態情報を受信すると、
回線状態情報から回線番号を抽出し(ステップ170
1)、図10に示すボタンテーブルをサーチして、対応
する回線が自己の端末装置のボタンに収容されているか
どうかを判定し(ステップ1702)、自己の端末収容
の回線であれば、回線状態情報に含まれる状態種別(図
11、112)を判定し(ステップ1703)、通話で
あれば、図10に示すボタンテーブルより求めたボタン
に対応する回線ランプを点灯させて(ステップ170
5)、処理を終了する。ステップ1702において、対
応する回線が自己の端末装置のボタンに収容されていな
ければ、まず、図9に示す回線テーブルを参照し、回線
が属するグループ番号を抽出し(ステップ1708)、
次に、回線の回線種別を判定する(ステップ170
9)。判定の結果、回線種別が局線回線であれば、図8
に示す処理対象回線種別テーブルを参照し、対応するグ
ループのCLメモリを抽出し(ステップ1710)、回
線種別がホットラインであれば、HLメモリを抽出し
(ステップ1711)、また回線種別が支店回線であれ
ば、SLメモリを抽出する(ステップ1712)。
【0071】次に、回線状態情報(図15、1518)
含まれる状態種別(図11、112)を判定し(ステッ
プ1713)、通話であれば、ステップ1710、17
11、または、1712によって抽出した、いずれかの
メモリのAビットを判定する(ステップ1722)。そ
の結果が“1”であれば、着呼回線リストAの回線名称
削除処理を実行する(ステップ1723)。この回線名
称削除処理を具体的に説明すると、図25に示す着呼回
線リストAキューポインタ20−1に論理接続されてい
る表示処理用トランザクションを回線番号でサーチし、
該当するトランザクションがあった場合には、そのトラ
ンザクション内に保持されている表示ボタン番号を抽出
し、液晶表示器2−6、もしくはプラズマディスプレイ
2−6’上の対応するボタン位置の回線名称を削除す
る。また、それと同時に、上記表示処理用トランザクシ
ョンを、着呼回線リストAキューポインタの論理接続か
ら切り離し、図24に示すアイドルチェーンに再度論理
接続して、次の表示処理を行なうため待機させる。図2
2のステップ1723において、着呼回線リストAキュ
ーポインタ20−1に該当回線が論理接続されていない
場合も考えられが、この場合には、ステップ1710、
1711、または、1712で抽出したメモリのHビッ
トを判定し(ステップ1728)、その結果が“1”で
あれば、保留回線リストHの回線名称削除処理を実行す
る(ステップ1729)。動作は、前述した着呼回線リ
ストAキューポインタのサーチに回線名称を削除する動
作と同じである。
【0072】図22のステップ1722に戻って、メモ
リのAビットが“0”であった場合には、次にBビット
を判定し(ステップ1724)、その結果が“1”であ
れば、着呼回線リストBの回線名称削除処理を実行し
(ステップ1725)、結果が“0”であれば、次にC
ビットを判定する(ステップ1726)。その結果が
“1”であれば、着呼回線リストCの回線名称削除処理
を実行し(ステップ1727)、結果が“0”であれ
ば、次にHビットを判定する(ステップ1728)。そ
の結果が“1”であれば、保留回線リストHの回線名称
削除処理を実行し(ステップ1729)、終了する。結
果が“0”であれば、回線名称削除処理を無効とする。
着呼回線リストB、着呼回線リストC、及び保留回線リ
ストHの回線名称削除処理に伴う表示処理用トランザク
ションの動作については、前述した着呼回線リストAの
回線名称削除処理と同様なので説明を省略する。
【0073】以上の動作によって、端末装置2の通話用
ハンドセット2−5は、応答した回線と通話となる(図
15、1525)。
【0074】通話が終了すると、端末装置2の扱者は、
ボタン“切断”2−8を押す(図16、1526)。す
ると、呼制御プロセッサ2−11はこれを検出して(図
16、1527)切断情報を交換装置1に送出する(図
16、1528)。交換装置1は、切断情報(図16、
1528)を受信すると(図16、1529)、端末装
置2と通話中の回線を切断する処理を実行する(図1
6、1530)。続いて、交換装置1は、切断して空状
態となった回線の番号を含み、空であることを示す回線
状態情報を全端末装置に対して送出する(図16、15
31)。
【0075】端末装置2は、交換装置1からの回線状態
情報(図16、1531)を受信したことを認識すると
(図16、1532)、回線状態情報に含まれる回線番
号(図11、113)に対応する回線が、自己の端末装
置のボタンに収容されているかどうか判定し(図16、
1533)、収容されていれば、ボタンに対応する回線
ランプを滅灯させて空となったことを表示し(図16、
1534)、収容されていなければ、着呼もしくは保留
表示処理対象の回線であったかどうか判定し(図16、
1535)、対象でなければ、、回線状態情報(図1
6、1531)を無効とし、以後の処理は行なわず、対
象であれば、液晶表示器2−6に表示していた回線名称
を削除し(図16、1536)、かつ、着呼もしくは保
留表示していたランプ(ランプA、ランプB、及びラン
プCのいずれか)を割り出して、その割り出したランプ
を滅灯させる(図16、1537)。なお、ここで、他
の回線に着呼もしくは保留がある場合には、着呼表示も
しくは保留表示を継続させる。
【0076】以上の回線状態情報受信処理を図19ない
し図22に示すフローチャート、図8ないし図10に示
す端末機器のテーブル類、及び図23、図24に示す表
示処理用トランザクションを用いて、さらに詳しく説明
する。
【0077】端末装置1は、交換装置2から回線状態情
報を受信すると、回線状態情報から回線番号を抽出し
(ステップ1701)、図10に示すボタンテーブルを
サーチして、対応する回線が自己の端末装置のボタンに
収容されているかどうかを判定し(ステップ170
2)、自己の端末収容の回線であれば、回線状態情報に
含まれる状態種別(図11、112)を判定し(ステッ
プ1703)、空であれば、図10に示すボタンテーブ
ルより求めたボタンに対応する回線ランプを滅灯させて
(ステップ1704)、処理を終了する。ステップ17
02において、対応する回線が自己の端末装置のボタン
に収容されていなければ、図19ないし図22におい
て、前述した、状態種別が通話の場合と同様に、ステッ
プ1708、ステップ1709、ステップ1710、1
711、1712のいずれかのステップ、及びステップ
1713を実行し、さらにステップ1722〜1729
の処理を実行して、回線名称削除処理を実行する。この
回線名称削除処理の詳細な動作は、前述した、状態種別
が通話の場合と全く同様なので、説明は省略する。
【0078】以上の動作により、端末装置2の通話用ハ
ンドセット2−5と回線の通話は切断され、次の呼制
御、すなわち着呼応答、発呼等の動作が可能となる。
【0079】なお、以上の回線着呼シーケンスの説明に
おいて、図3及び図6に示す着呼リンガ2−10の制御
に関しては説明をしていないが、これは、適宜、鳴動さ
せるか、させないかのテーブルを持って制御するもので
ある。例えば、ランプCL21、ランプHL21、及び
ランプSL21が急点滅、即ち、自己の端末装置に収容
する回線への着呼があるときについては鳴動させ、ま
た、自己の端末装置に収容しない回線への着呼があると
きについては、ランプAへの着呼は鳴動させ、ランプB
及びランプCへの着呼は鳴動させないといったことを示
すテーブルを持ち、そのテーブルに基づいて制御するも
のである(図15、及び図16に示す回線着呼シーケン
ス図、並びに、図19ないし図22に示す呼制御フロー
チャートでは、この着呼リンガ2−10に関する制御に
ついて、図示を省略している)。
【0080】次に、図17及び図18に従い、回線保留
時の呼制御について説明する。
【0081】図17において、端末装置2の通話用ハン
ドセット2−5と交換装置1に収容されている回線が通
話中の状態において(図17、1601)、端末装置2
の扱者が、ボタン“保留”2−7を押す(図17、16
02)。すると、呼制御プロセッサ2−11はこれを検
出して(図17、1603)保留ボタンコードを含むボ
タン情報を交換装置1に送出する(図17、160
4)。交換装置1は、ボタン情報(図17、1604)
を受信すると(図17、1605)、対応する回線が保
留可能であるかどうか判定し(図17、1606)、不
可であれば、ボタン情報(図17、1604)を無効と
し、可であれば、回線に対して保留音を送出する等の回
線保留処理を実行し(図17、1607)、保留状態と
なった回線の番号を含み、保留であることを示す回線状
態情報を全端末装置に対して送出する(図17、160
8)。
【0082】端末装置2は、交換装置1から回線状態情
報(図17、1608)を受信したことを認識すると
(図17、1609)、回線状態情報に含まれる回線番
号(図11、113)に対応する回線が自己の端末装置
のボタンに収容されているかどうか判定し(図17、1
610)、収容されていれば、ボタンに対応する回線ラ
ンプを緩点滅させて保留中であることを表示し(図1
7、1611)、収容されていなければ、保留表示処理
対象の回線であるかどうか判定し(図17、161
2)、対象でなければ、、回線状態情報(図17、16
08)を無効とし、以後の処理は行なわず、対象であれ
ば、保留表示するためランプHを緩点滅させる(図1
7、1613)。
【0083】以上の回線状態情報受信処理を図19ない
し図22に示すフローチャート、図8ないし図10に示
す端末装置のテーブル類、及び図23、図24に示す表
示処理用トランザクションを用いて、さらに詳しく説明
する。
【0084】まず、端末装置2は、交換装置1から回線
状態情報を受信すると、回線状態情報から回線番号を抽
出し(ステップ1701)、図10に示すボタンテーブ
ルをサーチして、対応する回線が自己の端末装置のボタ
ンに収容されているかどうか判定し(ステップ170
2)、自己端末収容の回線であれば、回線状態情報に含
まれる状態種別(図11、112)を判定し(ステップ
1703)、保留であれば、図10に示すボタンテーブ
ルより求めたボタンに対応する回線ランプを緩点滅させ
て(ステップ1707)、処理を終了する。ステップ1
702において、対応する回線が自己の端末装置のボタ
ンに収容されていなければ、まず、図9に示す回線テー
ブルを参照し、回線が属するグループ番号を抽出し(ス
テップ1708)、次に、回線の回線種別を判定する
(ステップ1709)。判定の結果、回線種別が局線回
線であれば、図8に示す回線種別テーブルを参照し、対
応するグループのCLメモリを抽出し(ステップ171
0)、回線種別がホットラインであれば、HLメモリを
抽出し(ステップ1711)、回線種別が支店回線であ
れば、SLメモリを抽出する(ステップ1712)。次
に、回線状態情報に含まれる状態種別(図11、11
2)を判定し(ステップ1713)、保留であれば、ス
テップ1710、1711、または1712で抽出し
た、いずれかのメモリのHビットを判定する(ステップ
1720)。その結果が“1”であれば、保留回線リス
トHに回線名称を表示する処理を実行し(ステップ17
21)、結果が“0”であれば、回線名称削除処理を無
効とする。
【0085】上記の保留回線リストHへの回線名称表示
処理の動作については、前述した、着呼回線名称表示処
理と同様であり、図23に示す構成の表示処理用トラン
ザクションを図24に示すアイドルチェーンより1個切
り離し、必要情報を書き込んで、図25に示す保留回線
リストHキューポインタに論理接続する。すなわち、図
1において、保留回線が局線回線CL11である場合に
は、マトリクス図の1l点によってランプHに保留表示
されることになる。なお、図25は、保留回線がない例
を示している、保留回線リストHキューポインタ論理接
続状況となっている。
【0086】図17に戻って、保留点滅しているランプ
Hに対応するボタン“H”2−3−4を押すと(図1
7、1614)、端末装置2の呼制御プロセッサ2−1
1は、保留回線リストH表示ボタンであることを検出し
(図17、1615)、液晶表示器2−6に保留回線リ
ストHを表示し(図17、1616)、かつ、保留回線
リストHを表示中であることを示すために、ランプHを
点灯させる(図17、1617)。このとき、液晶表示
器2−6には、着呼回線リストAの表示例を示した図2
6と同じ形式で表示される。次に、端末装置2の扱者
が、保留回線リストHを液晶表示器2−6で確認して、
例えば、1番目のボタンの表示位置に“キョクセン1
1”と表示されていて、これに応答しようとする場合に
は、ダイヤルキー群2−9を操作する。これは、例え
ば、“*”、“1”とダイヤルボタンを押す(図17、
1618)。呼制御プロセッサ2−11は、一時記憶装
置2−13上に現在どのリストを表示しているか保持し
ており、この情報とボタン操作“*”、“1”により、
保留回線リストHキューポインタ20−4に論理接続さ
れている表示処理用トランザクションのうち、ボタン番
号1が保持されているトランザクションを探し出し、対
応する回線番号、例えばCL11を抽出する(図17、
1619)。そして、端末装置2は、回線番号CL11
を含む応答情報を交換装置1に対して送出する(図1
7、1620)。
【0087】交換装置1は、この応答情報を受信すると
(図17、1621)、対応する回線に応答可能かどう
か判定し(図17、1622)、不可であれば、応答情
報(図17、1620)を無効とし、可であれば、回線
に対して送出していた保留音を停止する等の回線応答処
理を実行し(図17、1623)、応答して通話状態と
なった回線の番号を含み、通話であることを示す回線状
態情報を全端末装置に対して送出する(図17、162
4)。
【0088】端末装置2は、交換装置1からの回線状態
情報(図17、1624)を受信したことを認識すると
(図17、1625)、その回線状態情報に含まれる回
線番号(図11、113)に対応する回線が、自己の端
末装置のボタンに収容されているかどうか判定し(図1
8、1626)、収容されていれば、ボタンに対応する
回線ランプを点灯させて通話中になったことを表示し
(図16−B図、1627)、収容されていなければ、
着呼もしくは保留表示処理対象の回線であっかたどうか
判定し(図18、1628)、対象でなければ、回線状
態情報(図17、1624)を無効とし、以後の処理は
行なわず、対象であれば、液晶表示器2−6に表示して
いた回線名称を削除し(図18、1629)、かつ、着
呼もしくは保留表示していたランプ(ランプA、ランプ
B、ランプC、ランプHのいずれか)を割り出して、そ
の割り出したランプを滅灯させる(図17、163
0)。なお、ここで、他の回線に着呼もしくは保留があ
る場合には、着呼表示もしくは保留表示を継続させる。
【0089】以上の回線状態情報受信処理を図19ない
し図22に示すフローチャート、図8ないし図10に示
す端末装置のテーブル類、及び図23、図24に示す表
示処理用トランザクションを用いて、さらに詳しく説明
する。
【0090】図19ないし図22において、まず、端末
装置2は、交換装置1からの回線状態情報を受信する
と、その回線状態情報から回線番号を抽出し(ステップ
1701)、図10に示すボタンテーブルをサーチし
て、対応する回線が自己の端末装置のボタンに収容され
ているかどうか判定し(ステップ1702)、自己端末
収容の回線であれば、回線状態情報に含まれる状態種別
(図11、112)を判定し(ステップ1703)、通
話であれば、図10に示すボタンテーブルより求めたボ
タンに対応する回線ランプを点灯させて(ステップ17
05)、処理を終了する。ステップ1702において、
対応する回線が自己の端末装置のボタンに収容されてい
なければ、まず、図9に示す回線テーブルを参照し、回
線が属するグループ番号を抽出し(ステップ170
8)、次に、回線の回線種別を判定する(ステップ17
09)。判定の結果、回線種別が局線回線であれば、図
8に示す処理対象回線種別テーブルを参照し、対応する
グループのCLメモリを抽出し(ステップ1710)、
回線種別がホットラインであれば、HLメモリを抽出し
(ステップ1711)、また、回線種別が支店回線であ
れば、SLメモリを抽出する(ステップ1712)。
【0091】次に、回線状態情報(図17、1624)
に含まれる状態種別(図11、112)を判定し(ステ
ップ1713)、通話であれば、ステップ1710、1
711、または1712で抽出した、いずれかのメモリ
のA、B、Cビットの判定ルート(ステップ1722、
1724、1726)を経て、Hビットの判定を行なう
(ステップ1728)。その判定の結果、“1”であれ
ば、保留回線リストHの回線名称削除処理を実行する
(ステップ1729)。この回線名称削除処理の動作
は、前述した着呼回線リストAキューポインタをサーチ
して、回線名称を削除する動作と同じである。
【0092】以上の動作によって、端末装置2の通話用
ハンドセット2−5は、応答した回線と通話の状態とな
る(図18、1631)。
【0093】通話が終了すると、端末装置2の扱者は、
ボタン“切断”2−8を押す(図18、1632)。す
ると、呼制御プロセッサ2−11はこれを検出して(図
18、1633)、切断情報を交換装置1に送出する
(図18、1634)。交換装置1は、切断情報(図1
8、1634)を受信すると(図18、1635)、端
末装置2と通話中の回線を切断する処理を実行する(図
18、1636)。続いて、交換装置1は、切断して空
状態となった回線の番号を含み、空であることを示す回
線状態情報を全端末装置に対して送出する(図18、1
637)。
【0094】端末装置2は、交換装置1からの回線状態
情報(図18、1637)を受信したことを認識すると
(図18、1638)、その回線状態情報に含まれる回
線番号(図11、113)に対応する回線が、自己の端
末装置のボタンに収容されているかどうか判定し(第1
6−B、1639)、もし収容されていれば、ボタンに
対応する回線ランプを滅灯させて空となったことを表示
し(図18、1640)、収容されていなければ、着呼
もしくは保留表示処理対象の回線であったかどうか判定
し(図18、1641)、対象であれば、回線状態情報
(図18、1637)を無効とし、以後の処理は行なわ
ず、対象であれば、液晶表示器2−6に表示していた回
線名称を削除し(図18、1642)、かつ、着呼もし
くは保留表示していたランプ(ランプA、ランプB、ラ
ンプC、ランプHのいずれか)を割り出して、その割り
出したランプを滅灯させる(図18、1643)。な
お、ここで、他の回線に着呼もしくは保留がある場合に
は、着呼表示もしくは保留表示を継続させる。
【0095】以上の回線状態情報受信処理を図19ない
しし図22に示すフローチャート、図8ないし図10に
示す端末装置のテーブル類、及び図23、図24に示す
表示処理用トランザクションを用いて、さらに詳しく説
明する。
【0096】図19ないし図22において、端末装置2
は、交換装置1からの回線状態情報を受信すると、その
回線状態情報から回線番号を抽出し(ステップ170
1)、図10に示すボタンテーブルをサーチして、対応
する回線が自己の端末装置のボタンに収容されているか
どうか判定し(ステップ1702)、自己端末収容の回
線であれぱ、回線状態情報に含まれる状態種別(図1
1、112)を判定し(ステップ1703)、空であれ
ば、図10に示すボタンテーブルより求めたボタンに対
応する回線ランプを滅灯させて(ステップ1704)、
処理を終了する。ステップ1702において、対応する
回線が自己の端末装置のボタンに収容されていなけれ
ば、前述した状態種別が通話の場合と同様に、ステップ
1708、ステップ1709、ステップ1710、17
11、1712のいずれかのステップ、及びステップ1
713を実行し、さらにステップ1722〜1729の
処理を実行して、回線名称削除処理を実行する。この回
線名称削除処理の詳細な動作は、前述した状態種別が通
話の場合と全く同様なので、説明は省略する。
【0097】以上の動作により、端末装置2の通話用ハ
ンドセット2−5と回線の通話は切断され、次の呼制
御、すなわち着呼応答、発呼等の動作が可能となる。
【0098】以上、説明した処理により、端末装置2の
扱者は液晶表示器2−6、または、プラズマディスプレ
イ2−6’に表示されている回線名称を見ながら、任意
の回線を選択することができる。また、図8に示す処理
対象回線種別テーブルを登録しておくことにより、必要
回線を絞り込むことができるため、表示スペースは図
3、または図6に示すように従来とほとんど変わるとこ
ろはない。
【0099】一方、交換装置1の中央制御装置1−4
は、回線状態の変化を検出したとき、全ての端末装置に
同一情報を送出すればよく、このような単純な処理の繰
返しは、ほとんど中央処理装置1−4の処理能力に影響
を与えない。
【0100】また、数千回線規模の電話交換システムに
なれば、中央処理装置の周辺に、機能分散したプロセッ
サを配置するのが一般的で、この場合、中央制御装置は
複数の周辺プロセッサ、例えば、図5に示す処理用プロ
セッサ(MPU)1−3−1、に同一の処理を指示する
ことになるので、同様に、交換装置の中央制御装置の処
理能力にほとんど影響を与えない。
【0101】以上、本発明の実施例の表示部として、図
26に示すように、端末装置2にボタン2−3−1〜2
−3−4、ランプ2−4−1〜2−4−4、及び液晶表
示器2−6を備え、その液晶表示器2−6に表示してあ
る情報を、ダイヤルキー群2−9で応答する例と、図2
7に示すように、プラズマディスプレイ2−6’に漢字
表示して、その表面に一体化されたタッチセンサ2−
6’から得られる位置情報で応答する例を説明したが、
図28に示すように、CRTに各回線リストを表示し
て、ボタン番号をライトペンで指定して応答する例など
も容易に考えられる。
【0102】また、本実施例では、図11に示す回線状
態情報で説明したが、回線種別および回線の所属グルー
プを交換装置側で記憶管理し、図29に示すように、回
線状態情報に乗せて各端末装置に送信すれば、図9に示
すテーブルの記憶内容の一部が不要となり、各端末装置
の一時記憶装置(RAM)2−13の容量を削減するこ
とも可能である。
【0103】本発明の応用例として、さらに進めて考え
ると、空回線の回線名称を表示するリストを追加すれ
ば、回線名称を見ながら任意の回線に発呼が可能とな
り、また、通話中回線の回線名称を表示するリストを追
加すれば、回線名称を見ながら任意の回線に割込通話が
可能となる。
【0104】最後に、本実施例で記載した内容は、例示
的なものであり限定的なものではない。従って、本発明
の範囲は、特許請求の範囲によって示すものであって、
本実施例の記載の内容には、なんら拘束されない。さら
に、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形は、すべて
本発明の範囲内のものである。
【0105】
【発明の効果】本発明によれば、限られた表示スペース
に多数の回線状態を表示できるので端末装置を小型化で
き、交換装置の中央制御装置は、状態通知すべき端末装
置を選定する必要がなく、全端末装置に同一に情報を送
出すればよいので処理能力の低下を招かず、必要なグル
ープの必要な回線種別の回線のみ状態表示が可能となる
ので効率的に回線選択することができる、等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における回線状態表示のイメー
ジを示す図である。
【図2】本発明の電話交換システムの構成を示す図であ
る。
【図3】本発明の端末装置(ディーリング通話用端末装
置)の盤面の構成を示す図である。
【図4】図3に示す端末装置(ディーリング通話用端末
装置)のハード構成を示す機能ブロック図である。
【図5】本発明の交換装置の専用内線回路(DLIN)
のハード構成を示す機能ブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施例である端末装置(ディー
リング通話用端末装置)の盤面の構成を示す図である。
【図7】図6に示す第2の実施例である端末装置(ディ
ーリング通話用端末装置)のハード構成を示す機能ブロ
ック図である。
【図8】端末装置が有する処理対象回線種別テーブルを
示す図である。
【図9】端末装置が有する回線テーブルを示す図であ
る。
【図10】端末装置が有するボタンテーブルを示す図で
ある。
【図11】回線状態情報を示す呼制御メッセージの構成
を示す図である。
【図12】応答情報を示す呼制御メッセージの構成を示
す図である。
【図13】切断情報を示す呼制御メッセージの構成を示
す図である。
【図14】ボタン情報を示す呼制御メッセージの構成を
示す図である。
【図15】回線着呼時の呼制御シーケンス(1/2)を
示す図である。
【図16】回線着呼時の呼制御シーケンス(2/2)を
示す図である。
【図17】回線保留時の呼制御シーケンス(1/2)を
示す図である。
【図18】回線保留時の呼制御シーケンス(2/2)を
示す図である。
【図19】端末装置が回線状態情報を受信したときの呼
制御フローチャート(1/4)である。
【図20】端末装置が回線状態情報を受信したときの呼
制御フローチャート(2/4)である。
【図21】端末装置が回線状態情報を受信したときの呼
制御フローチャート(3/4)である。
【図22】端末装置が回線状態情報を受信したときの呼
制御フローチャート(4/4)である。
【図23】表示処理用トランザクションの構成を示す図
である。
【図24】表示処理用トランザクションがアイドルチェ
ーンに論理接続されている状態を示す図である。
【図25】各回線が第1図に示す着呼状態にあるとき、
各回線リストキューに表示処理用トランザクションが論
理接続されている様子を示す図である。
【図26】端末装置に液晶表示器を用いた場合の表示例
を示す図である。
【図27】端末装置にプラズマディスプレイを用いた場
合の表示例を示す図である。
【図28】端末装置にCRTを用いた場合の表示例を示
す図である。
【図29】回線状態情報を示す呼制御メッセージの他の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1…交換装置、1−1…通話路スイッチ、1−2…トラ
ンク、1−3…専用内線回路、1−4…中央制御装置、
1−5…記憶装置、1−6…制御系バス、2,2’…端
末装置(ディーリング通話用端末装置)、2−6…液晶
表示器、2−6’…タッチセンサ付プラズマディスプレ
イ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−281592(JP,A) 特開 昭60−64561(JP,A) 特公 平1−35537(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 3/42 H04Q 3/58 - 3/62

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回線を収容する交換装置と、該交
    換装置に収容される複数の端末装置とからなる電話交換
    システムにおいて、前記交換装置は、回線の状態の変化
    を検出したとき、その回線の状態の変化を示す回線状態
    情報を全ての端末装置に一斉に送出する制御手段を有
    し、前記端末装置の各々は、回線状態情報を受信したと
    き、前記交換装置が収容している回線の内、自端末装置
    が処理対象であるか識別し、処理対象である場合は、
    ンタッチ操作で応答可能な回線か、または、ワンタッチ
    操作以外の他の操作で応答可能な回線かを識別する識別
    手段と、ワンタッチ操作で応答可能な回線及び、ワンタ
    ッチ操作以外の他の操作で応答可能な回線の状態を、そ
    れぞれ所定の表示位置に表示する表示制御手段と、を有
    することを特徴とする電話交換システムの回線状態表示
    方式。
  2. 【請求項2】 前記回線状態情報に含まれる回線の状態
    は、空、着信中、通話中、または、保留のいずれかの一
    つであることを特徴とする請求項1に記載の電話交換シ
    ステムの回線制御方式。
  3. 【請求項3】 前記端末装置は、更に、ワンタッチ操作
    以外の他の操作で応答可能な回線に対する回線状態情報
    を受信したとき、当該回線に対応する文字情報に変換す
    る変換手段と、前記文字情報を表示する第1の表示手段
    とを有し、前記表示制御手段は、所定の表示領域に前記
    文字情報を表示させる表示制御手段を有することを特徴
    とする請求項1もしくは請求項2に記載の電話交換シス
    テムの回線状態表示方式。
  4. 【請求項4】 前記端末装置が、ワンタッチ操作以外の
    他の操作で応答可能な回線に対する回線状態情報を複数
    受信したとき、前記表示制御手段は前記第1の表示手段
    に前記文字情報をリスト表示することを特徴とする請求
    項3に記載の電話交換システムの回線状態表示方式。
  5. 【請求項5】 前記端末装置が、ワンタッチ操作以外の
    他の操作で応答可能な回線に対する回線状態情報を複数
    受信し、前記第1の表示手段に文字情報をリスト表示す
    る際に、前記表示制御手段は、着信中、及び、保留のそ
    れぞれをリスト表示することを特徴とする請求項4に記
    載の電話交換システムの回線状態表示方式。
  6. 【請求項6】 前記端末装置が、ワンタッチ操作以外の
    他の操作で応答可能な回線に対する回線状態情報の内の
    着信中回線に対応する回線状態情報を複数受信し、前記
    第1の表示手段に文字情報をリスト表示する際に、前記
    表示制御手段は、着信順にリスト表示することを特徴と
    する請求項4に記載の電話交換システムの回線状態表示
    方式。
  7. 【請求項7】 前記端末装置が、ワンタッチ操作以外の
    他の操作で応答可能な回線に対する回線状態情報の内の
    保留中回線に対応する回線状態情報を複数受信し、前記
    第1の表示手段に文字情報をリスト表示する際に、前記
    表示制御手段は、保留順にリスト表示することを特徴と
    する請求項4に記載の電話交換システムの回線状態表示
    方式。
  8. 【請求項8】 前記端末装置が、ワンタッチ操作以外の
    他の操作で応答可能な回線に対する回線状態情報の内
    の、着信中回線に対応する回線状態情報を複数受信し、
    前記第1の表示手段に表示されている文字情報を任意に
    選択して着信応答する応答手段を有することを特徴とす
    る請求項4ないし請求項6のいずれかに記載の電話交換
    システムの回線状態表示方式。
  9. 【請求項9】 前記端末装置は、更に、ワンタッチ操作
    以外の他の操作で応答可能な回線に対する回線状態情報
    の内の、回線の種別に対応する第2の表示手段有し、ワ
    ンタッチ操作以外の他の操作で応答可能な回線に対応す
    る回線状態情報を受信したとき、前記表示制御手段は、
    当該回線の種別に対応する前記第2の表示手段を表示制
    御することを特徴とする請求項1ないし請求項8のいず
    れかに記載の電話交換システムの回線状態表示方式。
  10. 【請求項10】 前記交換装置は、前記複数の端末装置
    をISDN基本インタフェースで接続しており、回線の
    状態の変化を検出したとき、回線の状態の変化を示す回
    線状態情報を全ての端末装置に前記ISDN基本インタ
    フェースのデータ用チャネルで送出する手段、を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項9のいずれかに
    記載の電話交換システムの回線状態表示方式。
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