JP3003465B2 - 自動車の車体前部構造 - Google Patents

自動車の車体前部構造

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JP3003465B2
JP3003465B2 JP5185681A JP18568193A JP3003465B2 JP 3003465 B2 JP3003465 B2 JP 3003465B2 JP 5185681 A JP5185681 A JP 5185681A JP 18568193 A JP18568193 A JP 18568193A JP 3003465 B2 JP3003465 B2 JP 3003465B2
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英雄 赤間
永一 赤石
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の車体前部構造、
とりわけ、フロントバンパーを支持するボックス状のバ
ンパーステイの取付部構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図3〜5は従来のバンパーステイ取付部
の構造を示すもので、1はコ字形断面のフロントプレー
ト2と、フロントプレート2の後端開口部分を閉塞した
リヤプレート3とで閉断面に形成したフロントクロスメ
ンバ、4はフロントクロスメンバ1の両側端部上に結合
したフロントサイドメンバで、コ字形断面のサイドプレ
ート5と、サイドプレート5の外側開口部分を閉塞した
クロージングプレート6とで閉断面に形成してある。
【0003】7はフロントサイドメンバ4の前端に接合
したコーナープレートで、その下側部はフロントクロス
メンバ1の前壁に跨って接合してある。
【0004】このコーナープレート7はその一側にフロ
ントサイドメンバ4の内側壁の外側に配置されて、後端
がフロントクロスメンバ1の後壁、つまり、リヤプレー
ト3に接合したラジエータコアサイドパネル9に接合さ
れる補強壁8を有するL字形断面に形成してある。
【0005】10はフロントバンパー11を支持する方
形ボックス状のバンパーステイで、後側開口部の両側縁
に後端フランジ10a,10aを曲折成形してある。
【0006】このバンパーステイ10は車両の前面衝突
時に潰れ変形によって所要の衝突エネルギー吸収量が得
られるように比較的口径を大きく形成してある。
【0007】そして、このバンパーステイ10を前記コ
ーナープレート7とフロントクロスメンバ1の前壁、つ
まり、フロントプレート2の前壁とに跨って後端フラン
ジ10a,10aを突合わせてボルト・ナット12結合
してある。
【0008】ここで、バンパーステイ10は前述のよう
に所要の衝突エネルギー吸収量を確保するため口径を大
きく形成してあって、後端フランジ10aがコーナープ
レート7の幅寸法よりもはみ出るため、補強壁8にブラ
ケット13をコーナープレート7の前面と整合して接合
し、一側の後端フランジ10aの上部をこのブラケット
13に突合わせてボルト・ナット12結合し、他側の後
端フランジ10aの上部をフロントサイドメンバ4の外
側壁前端縁とコーナープレート7側縁との接合フランジ
7a部分にボルト・ナット12結合するようにしてい
る。
【0009】この類似構造は、例えば
に示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】車両の前面衝突時にバ
ンパーステイ10に衝突入力Fが作用すると、この衝突
入力がブラケット13の接合部に剥離荷重として作用す
る。
【0011】この結果、ブラケット13が図2の鎖線で
示すように補強壁8より剥離して、フロントサイドメン
バ4の内側壁側への入力F1が小さく、外側壁側への入
力F2が大きくなって、該フロントサイドメンバ4の荷
重負担が内,外側壁で不均一となり、フロントサイドメ
ンバ4の効率的な潰れ変形が生じにくく、衝突エネルギ
ー吸収特性を損ねてしまう不具合がある。
【0012】そこで、本発明は車両前面衝突時にフロン
トサイドメンバの内,外側壁の荷重負担を均一にして、
該フロントサイドメンバを効率的に潰れ変形させること
ができて、衝突エネルギー吸収特性を改善することがで
きる自動車の車体前部構造を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】フロントクロスメンバ上
に結合したフロントサイドメンバの前端に、該フロント
サイドメンバの内側壁の外側に配置されて後端がフロン
トクロスメンバ後壁に接合したラジエータコアサイドパ
ネルに接合される補強壁を有するL字形断面のコーナー
プレートを接合し、このコーナープレートとフロントク
ロスメンバの前壁とに跨ってボックス状のバンパーステ
イの後端フランジを突合わせて結合する構造において、
前記コーナープレートの補強壁との隅部を車体中央側に
せり出して拡張部を形成すると共に、フロントサイドメ
ンバの内側壁の前端部を該フロントサイドメンバの内側
に向けて曲折成形して拡張部との間に閉断面部を隔成
し、この閉断面部を形成した拡張部の前面にバンパース
テイの後端フランジの一側上部を結合してある。
【0014】
【作用】車両の前面衝突時にバンパーステイに衝突入力
が作用すると、フロントサイドメンバの内側壁側では、
この衝突入力を閉断面部を形成した拡張部の前面で受け
るため、該内側壁側の反力が高められて、フロントサイ
ドメンバの外,内側壁の前後方向の荷重負担を略均一に
することができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に前記従
来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【0016】図1,2において、フロントクロスメンバ
1の端部上に結合したフロントサイドメンバ4の前端に
コーナープレート7を接合してある点、コーナープレー
ト7はその一側にフロントサイドメンバ4の内側壁の外
側に配置されて、後端がフロントクロスメンバ1後壁に
接合したラジエータコアサイドパネル9に接合される補
強壁8を有するL字形断面に形成してある点、フロント
バンパー11のバンパーステイ10は方形ボックス状に
形成して、その後端フランジ10a,10aをコーナー
プレート7とフロントクロスメンバ1の前壁とに跨って
突合わせて結合する点、等の基本的構造は前記従来と同
様である。
【0017】ここで、前記コーナープレート7の補強壁
8との隅部の上側部分に、該隅部を車体中央側にせり出
して拡張部20を形成すると共に、フロントサイドメン
バ4前端部の前記拡張部20に対応する部分を、該フロ
ントサイドメンバ4の内側に向けて斜状に曲折成形し
て、拡張部20との間に三角形状の閉断面部21を隔成
してあり、そして、この閉断面部21を形成した拡張部
20の前面にバンパーステイ10の一側の後端フランジ
10aの上部をボルト・ナット12結合してある。
【0018】バンパーステイ10の他側の後端フランジ
10aの上部は従来と同様にフロントサイドメンバ4の
外側壁、つまりクロージングプレート6の前端縁とコー
ナープレート7の側縁との接合フランジ7a部分にボル
ト・ナット12結合してある。
【0019】以上の実施例構造によれば、車両の前面衝
突時にバンパーステイ10に衝突入力Fが作用すると、
フロントサイドメンバ4の外側壁側ではバンパーステイ
10の後端フランジ10aが接合フランジ7a部分にボ
ルト・ナット12結合されていて、該接合フランジ7a
部分を介して衝突入力F1が外側壁に軸方向に作用する
ため反力は高くなる。
【0020】他方、フロントサイドメンバ4の内側壁側
では、バンパーステイ10の後端フランジ10aをボル
ト・ナット12結合した拡張部20の前面で受けるが、
その後側は拡張部20とフロントサイドメンバ4の内側
壁の前端部に形成した曲折端部とで閉断面部21が形成
されていて剛性が高く、しかも、この閉断面部21がフ
ロントサイドメンバ4の内側壁に直結するため、衝突入
力F2を内側壁に軸方向に作用させて該内側壁の反力が
前記外側壁の反力と略同等に高められて、フロントサイ
ドメンバ4の外,内側壁の前後方向の荷重負担を略均一
にすることができる。
【0021】この結果、フロントサイドメンバ4が一側
方に曲げ変形することなく効率的に潰れ変形し、以て衝
突エネルギー吸収特性を向上することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フロント
サイドメンバの内側壁側では、コーナープレートと補強
壁との隅部にせり出し成形した拡張部と、フロントサイ
ドメンバの前端部の曲折端部とで隔成して剛体構造とし
た閉断面部で衝突入力を受けて、該内則壁に外側壁と同
様軸方向に作用させることができて、フロントサイドメ
ンバの外,内側壁の荷重負担を略均一にすることができ
る。
【0023】従って、フロントサイドメンバを車幅方向
の曲げ変形を伴わずに効率的に潰れ変形させて、衝突エ
ネルギー吸収特性を改善できる利点がある。
【0024】また、従来のようにバンパーステイ取付け
のため専用のブラケットを不要とすることができるの
で、コスト的にも非常に有利となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す略示的斜視図。
【図2】図1のA−A線に沿う断面説明図。
【図3】従来の構造を示す略示的斜視図。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図。
【図5】図3のC−C線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…フロントクロスメンバ 4…フロントサイドメンバ 7…コーナープレート 8…補強壁 9…ラジエータコアサイドパネル 10…バンパーステイ 20…拡張部 21…閉断面部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−284481(JP,A) 実開 平2−74283(JP,U) 実開 昭64−34380(JP,U) 実開 平1−178178(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 25/08

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロントクロスメンバ上に結合したフロ
    ントサイドメンバの前端に、該フロントサイドメンバの
    内側壁の外側に配置されて後端がフロントクロスメンバ
    後壁に接合したラジエータコアサイドパネルに接合され
    る補強壁を有するL字形断面のコーナープレートを接合
    し、このコーナープレートとフロントクロスメンバの前
    壁とに跨ってボックス状のバンパーステイの後端フラン
    ジを突合わせて結合する構造において、前記コーナープ
    レートの補強壁との隅部を車体中央側にせり出して拡張
    部を形成すると共に、フロントサイドメンバの内側壁の
    前端部を該フロントサイドメンバの内側に向けて曲折成
    形して拡張部との間に閉断面部を隔成し、この閉断面部
    を形成した拡張部の前面にバンパーステイの後端フラン
    ジの一側上部を結合したことを特徴とする自動車の車体
    前部構造。
JP5185681A 1993-07-28 1993-07-28 自動車の車体前部構造 Expired - Lifetime JP3003465B2 (ja)

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JPH0740858A JPH0740858A (ja) 1995-02-10
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KR100353933B1 (ko) * 1996-12-30 2002-12-26 기아자동차주식회사 차량용범퍼체결장치
FR2919568B1 (fr) * 2007-08-03 2010-01-22 Faurecia Bloc Avant Face avant de vehicule automobile avec une poutre rigide interposee entre les absorbeurs de chocs et les longerons principaux

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JPH0740858A (ja) 1995-02-10

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