JP3002962U - 履 物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、炭または活性炭、或いはそれらの
混合物を履物に含有させて、それらの放射する遠赤外線
により足の指、甲、かかと及び足の裏を刺激して健康増
進をはかり、且つ優れた吸湿能力により足の指、甲、か
かと及び足の裏から発散する湿気を吸収してミズムシの
予防効果を期待できる履物とすることを目的とした。 【構成】 本考案は履物に関し、炭または活性炭或いは
それらの混合物を履物に含有させてなる構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は炭または活性炭、或いはそれらの混合物を含有してなる履物に関する ものであるが、炭や活性炭が放射する遠赤外線の作用により足の指、甲、かかと 及び足の裏を刺激して健康を促進し、炭や活性炭の優れた吸湿能力により足の指 、甲、かかと及び足の裏から発散する湿気を吸収して、ミズムシの予防効果を期 待できる履物に関する。

【０００２】

【従来の技術およびその課題】

従来の健康を促進すると言うような履物は、中敷きの部分に磁石を装着して磁 気で足の裏を刺激したり、中敷きの部分にイボ状の突起を設けて足の裏を刺激し たり、或いは中敷きの部分にセラミックを装着して、それから放射される遠赤外 線で足の裏を刺激する履物がほとんどである。それらの加工は主として中敷きの 部分に施され、履物の甲の部分やかかと及び底の部分に加工されたものはない。

【０００３】 また、遠赤外線を放射して足の指、甲、かかと及び足の裏を刺激し、健康を増 進するだけでなく、足の指、甲、かかと及び足の裏から発散される湿気を吸収し て足のムレを防ぎ、ミズムシの予防効果をも期待できる履物はない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

炭や活性炭は、４０℃の雰囲気で理想黒体の約８０％の遠赤外線（５〜２２μ ｍ）を放射する。また炭や活性炭は、１ｇあたり２００〜１０００ｍ^２程度の表 面積を持つ多孔体で、自重の１０〜５０％の水分を吸収するだけでなく、またそ れを放出する、いわゆる吸放湿を繰り返すことができる。 このような性能を有する炭や活性炭を履物の甲の部分、中敷きの部分、かかと の部分および底の部分のうちひとつ又は二つ又は三つまたはすべての部分に含有 させれば、上記の課題を解決できる履物が製造できることを見出し、本考案に到 達したものである。

【０００５】

【実施例】

以下、本考案を図１によって詳細に説明する。 図１は、本考案の履物を側面から見たときの縦断面図である。１は甲の部分、 ２は中敷きの部分、３はかかとの部分、４は底の部分である。その各々の部分に ５に示す炭または活性炭、或いはそれらの混合物が含有されている。 ここに言う履物にはスリッパ、ヘップサンダル、靴などが含まれる。また履物 の甲、中敷き、かかとおよび底の部分に含有させる炭または活性炭の量はとくに 限定されないが、少なければ効果が期待しにくいし、多すぎれば履物本体が大き くなり重たくなる。また、炭と活性炭の混合割合に特に限定はなく、また炭や活 性炭以外の素材とも任意の割合で混合して使用しても良い。 尚、使用する炭や活性炭は粉末でも粒状でも或いは板状のものでも差し支えな い。また、炭や活性炭を履物に含有させる方法は特に限定されないが、接着した り、キルティングにして縫い込んだり、炭や活性炭を予め袋状のものにいれて、 それを履物の各部分に付着させたりできる。

【０００６】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案の履物は炭または活性炭、或いはそれらの混合物 を履物の甲の部分、中敷きの部分、かかとの部分および底の部分に含有せしめた 履物に関し、炭または活性炭が放射する遠赤外線で足の指、甲、かかと及び足の 裏の各部分を刺激して健康を増進し、優れた吸湿能力で足のムレを防ぎ、ミズム シ予防の効果が期待できる履物である。

【０００７】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の履物を側面から見たときの縦断面図で
ある。

【符号の説明】

１ 履物の甲の部分。 ２ 履物の中敷きの部分。 ３ 履物のかかとの部分。 ４ 履物の底の部分。 ５ 炭または活性炭、或いはそれらの混合物。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 履物の甲の部分、中敷きの部分、かかと
   の部分および底の部分のうち、ひとつ又は二つ又は三つ
   又はすべての部分に炭または活性炭、或いはそれらの混
   合物を含有してなる履物。