JP3002903U - インナーリング付きキャップ - Google Patents

インナーリング付きキャップ

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JP3002903U
JP3002903U JP1994004903U JP490394U JP3002903U JP 3002903 U JP3002903 U JP 3002903U JP 1994004903 U JP1994004903 U JP 1994004903U JP 490394 U JP490394 U JP 490394U JP 3002903 U JP3002903 U JP 3002903U
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JP
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inner ring
cap
wall
container mouth
fitted
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JP1994004903U
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Inventor
滋 小松
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Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップに対するインナーリングの嵌脱を容
易にしたインナーリング付きキャップを提供することに
ある。 【構成】 合成樹脂製キャップ1の天板2より垂下する
内筒壁3に合成樹脂製インナーリング5を嵌合係止し、
最初に容器口部Bに嵌挿した際、インナーリング5が容
器口部Bに強く密接し、インナーリング5を容器口部B
に残してキャップ1のみが着脱可能となるインナーリン
グ付きキャップにおいて、キャップ天板2の内筒壁3
に、内筒壁3の下端まで達する上下方向の割溝3aを設
け、割溝3aにて複数に分割され内外周方向に湾曲可能と
なる弾性脚3bを形成し、内筒壁弾性脚3bの外周に凹凸部
8を、インナーリング周壁6の内周に内筒壁3の凹凸部
8に係止する係合部9を環状に形成するか、弾性脚3bの
先端部外周にインナーリング5の下端に係止する係止部
18を設けるものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、キャップを容器口部に装着した際、キャップ内部に係合したイン ナーリングが容器口部に密嵌し、以後、キャップのみが嵌脱するインナーリング 付きキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のインナーリング付きキャップとして、図7の如くキャップDの外筒壁d2 内周に容器口部Bの雄ネジCに螺合する雌ネジを設け、キャップ内筒壁d1に嵌合 して容器口部Bに挿入するインナーリングEに、キャップ内筒壁d1の外周に嵌合 係止する上筒部f1と、容器口部Bに挿入密接する下筒部f2、及び上下筒部f1,f2 の境界から外周に突出する口縁部eを設け、容器口部BとインナーリングEの密 接力を、キャップ内筒壁d1とインナーリングEの係止力より大きくしたものが知 られている。(例えば実開平1-141251号公報)
【0003】 インナーリングと容器口部の密接力を、インナーリングとキャップ内筒壁の係 止力より大きくするために、図8の如くインナーリング周壁Fの上部に容器口部 Bの内部に密挿する圧着部f3を形成したものが知られているし、インナーリング とキャップ内筒壁の係止手段として、インナーリング周壁Fの下部にスリットを 複数穿設したものも知られている。 (例えば実開平3-102450号公報、実開平4-7444号公報、実開平4-132047号公報)
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前者インナーリング付きキャップにあっては、インナーリングの下筒部を容器 口部内に挿入し、外周に突出する口縁部を容器口部の上に重ね、インナーリング の上筒部にキャップを嵌合するものであるから、当然に容器の使用対象が著しく 限定される。しかもインナーリング下筒部と容器口部の密接力が、インナーリン グ上筒部とキャップの係止力より大きくなる保証がないので、キャップの嵌脱に 伴い、インナーリングが容器口部より離脱する不都合もあった。
【0005】 後者インナーリング付きキャップにあっては、キャップに対するインナーリン グの嵌合に難点があるし、インナーリング付きキャップのみを輸送した際、イン ナーリングが振動によって回転し、キャップより脱落する虞れがある。 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、キャップに対するインナーリングの嵌脱を容易にした インナーリング付きキャップを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のインナーリング付きキャップは、合成樹 脂製キャップの天板より垂下する内筒壁に上下方向の割溝を設け、割溝にて複数 の弾性脚を分割形成し、少なくとも弾性脚の外周に凹凸部を環状に設ける一方、 キャップ内筒壁に嵌合する合成樹脂製インナーリングの周壁内周に、前記キャッ プ内筒壁の凹凸部に係止する係合部を環状に設けるか、弾性脚の先端部外周にイ ンナーリングの下端に係止する係止部を設け、キャップとインナーリングの係止 力が、容器口部とインナーリングの密接力より小さくしたものである。
【0007】
【作用】
キャップの内筒壁に上下方向の割溝を設け、割溝にて複数に分割された弾性脚 を形成するものであるから、内筒壁にインナーリングを嵌合する際、弾性脚が内 周方向に湾曲して容易に嵌合し得るし、インナーリング付きキャップを容器口部 に一度装着した後、キャップを取り外すと、容器口部とインナーリングの密接力 が強いため、弾性脚が内周方向に湾曲して容易に離脱する。
【0008】
【実施例】
先ずインナーリング付きキャップの構造を図1に基ずき説明すれば、容器口部 Bの外側に螺合する合成樹脂製キャップ1と、容器口部B内に密嵌する合成樹脂 製インナーリング5より構成され、キャップ1は天板2に内筒壁3と外筒壁4を 垂下し、外筒壁4の内周に容器口部Bの雄ネジCに螺合する雌ネジ14を設け、内 筒壁3にインナーリング5を嵌合係止し、容器口部B内に密嵌するものである。
【0009】 次に、本考案におけるインナーリング付きキャップの構造を図2乃至図5に基 ずき説明すれば、前記キャップ1において、天板2より垂下する内筒壁3に上下 方向の割溝3aを設け、該割溝3aにて分割された複数の弾性脚3bを形成し、内筒壁 弾性脚3bとインナーリング5の係止力を、容器口部Bとその内部に嵌挿するイン ナーリング5の密接力より小さくし、インナーリング5を容器口部Bに残してキ ャップ1のみの嵌脱を可能にするものである。
【0010】 キャップ1の内筒壁3は天板2の中央部より垂下され、内筒壁3に穿設する割 溝3aは、内筒壁3の少なくとも中間高さより下端まで達する上下方向に複数穿設 され、割溝3aにて分割された複数の弾性脚3bは内外周方向に湾曲可能となる。 キャップ1の外筒壁4は天板2の外周より垂下し、その内周に容器口部Bの外 周に形成されている雄ネジCに螺合する雌ネジ14を有する。
【0011】 インナーリング5は筒状周壁6の上部にキャップ内筒壁3と弾力的に面接する 圧着部6aを形成し、その下部に圧着部6aより小径の先細部6bを垂下し、周壁6の 上縁から外周向きに口縁部7を延設するもので、圧着部6aを容器口部Bの内径r より若干大径に形成し、容器口部Bに嵌挿した時、圧着部6aが図4に示すように 圧縮されて容器口部Bに強く密着するものが好ましい。 このインナーリング5をキャップ1の内筒壁3に嵌挿すると、内筒壁3の弾性 脚3bを内周方向に湾曲しながら挿入し、内筒壁3に深く挿入して係止する。
【0012】 インナーリング5と容器口部Bの圧着力が、インナーリング5とキャップ内筒 壁3の弾性嵌合力より大となるように設定されているので、最初にキャップ1を 容器口部Bの雄ネジCに螺合すると、該キャップ1の内筒壁3に係止しているイ ンナーリング5が容器口部B内に挿入密着する。即ち、容器口部Bに対するイン ナーリング5の嵌挿は良好な状態で達成し得る。 次にキャップ1を取り外すと、インナーリング5のみが容器口部Bに取り残さ れ、キャップ1のみが離脱する。
【0013】 図6のインナーリング付きキャップは、キャップ内筒壁3の外周、望ましくは 内筒壁弾性脚3bの外周に凹凸部8を環状に形成する一方、インナーリング周壁6 の内周に、キャップ内筒壁3の凹凸部8と弾力的に係合する係合部9を環状に形 成するもので、凹凸部8を環状凹溝に形成した場合、係合部9を環状凸条に形成 し、反対に、凹凸部8を環状凸条に形成した場合、係合部9を環状凹溝に形成す るものである。
【0014】 図7のインナーリング付きキャップは、キャップ1の内筒壁3をインナーリン グ高さTより長く垂下し、その内筒壁3に下端まで達する上下方向の割溝3aを設 け、割溝3aにて分割された複数の弾性脚3bを形成し、該弾性脚3bの先端部外周に 係止部18を一体に突設するもので、この内筒壁3にインナーリング5を嵌挿した 際、弾性脚3bを内周方向に湾曲しながら嵌挿し、インナーリング5が嵌挿した所 で、係止部18がインナーリング周壁6の下端に係止し、インナーリング5を適度 の係止力で保持する。
【0015】 以上、本考案の代表的な実施例について説明したが、本考案は必ずしも上記の 実施例に限定されるものでなく、例えばインナーリング5をキャップ1より弾力 性のある合成樹脂にて形成することが望ましい。またインナーリング5はキャッ プ1の内筒壁3に対して弾力的に嵌合、又は係止すれば良いので、凹凸部8と係 合部9に限るものではなく、本考案の構成要件を備え、且つ効果を有する範囲内 で適宜変更して実施出来ることは勿論である。
【0016】
【考案の効果】
本考案のインナーリング付きキャップは、上記構造のとおりであるから、次に 記載する効果を奏する。 キャップの内筒壁に割溝を穿設し、複数に分割して内外周方向に湾曲可能とな る弾性脚となしたものであるから、キャップ内筒壁に対するインナーリングの嵌 合が実に容易となり、しかも容器口部にインナーリングを嵌挿した後、該インナ ーリングより内筒壁を容易に離脱し得る。即ち、インナーリング付きキャップを 容器口部に一度装着すると、インナーリングのみが容器口部に取り残される。
【0017】 インナーリングが取り残されている容器口部にキャップを嵌脱しても、キャッ プ内筒壁とインナーリングの係止力が、容器口部とインナーリングの密接力より 小さいので、インナーリングは容器口部より離脱することがない。 容器口部に取り残されたインナーリングは、液垂れを防止すると共に、再度キ ャップを装着した時、パッキンとして作用するので、良好なシール性が期待出来 る等の種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案インナーリング付きキャップの構造例を示
す分解縦断面図である。
【図2】(A)(B)キャップに対するインナーリング
の嵌合例を示す縦断面図である。
【図3】使用例を示す縦断面図である。
【図4】キャップの離脱例を示す縦断面図である。
【図5】キャップの横断面図である。
【図6】本案インナーリング付きキャップの他の構造例
を示す分解縦断面図である。
【図7】インナーリング付きキャップの他の構造例を示
す分解縦断面図である。
【図8】従来インナーリング付きキャップの使用例を示
す縦断面図である。
【図9】従来インナーリング付きキャップの一部切欠分
解斜視図である。
【符号の説明】
1,D キャップ 2 天板 3,d1 内筒壁、3a 割溝、3b 弾性脚 4,d2 外筒壁 5,E インナーリング 6,F インナーリング周壁、6a,f3 圧着部 7,e インナーリング口縁部 8 凹凸部、18 係止部 9 係合部 14,d3 雌ネジ A 容器本体 B 容器口部 C 容器本体の雄ネジ T インナーリング高さ r 容器口部の内径

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製キャップ(1)の天板(2)
    より垂下する内筒壁(3)に合成樹脂製インナーリング
    (5)を嵌合し、最初に容器口部(B)に嵌挿した際、
    インナーリング(5)が容器口部(B)に強く密接し、
    インナーリング(5)を容器口部(B)に残してキャッ
    プ(1)のみが着脱可能となるインナーリング付きキャ
    ップにおいて、キャップ(1)の内筒壁(3)に上下方
    向の割溝(3a)を設け、割溝(3a)にて分割された複数
    の弾性脚(3b)を形成し、該弾性脚(3b)がインナーリ
    ング(5)の周壁(6)内に嵌挿するインナーリング付
    きキャップ。
  2. 【請求項2】 内筒壁(3)の中間高さより下端まで割
    溝(3a)を穿設し、弾性脚(3b)が内外周方向に湾曲可
    能となり、内筒壁(3)の少なくとも弾性脚(3b)の外
    周に凹凸部(8)を環状に形成する一方、インナーリン
    グ周壁(6)の内周に、上記凹凸部(8)と係止する係
    合部(9)を環状に形成した請求項1記載のインナーリ
    ング付きキャップ。
  3. 【請求項3】 キャップ内筒壁(3)がインナーリング
    高さTより長く垂下し、その内筒壁(3)が上下方向の
    割溝(3a)にて複数の弾性脚(3b)に分割され、該弾性
    脚(3b)の先端部外周にインナーリング(5)の下端に
    係止する係止部(18)を設けた請求項1記載のインナー
    リング付きキャップ。
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