JP3002635U - 馬蹄型装飾具の取付け構造 - Google Patents
馬蹄型装飾具の取付け構造Info
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- JP3002635U JP3002635U JP1994004364U JP436494U JP3002635U JP 3002635 U JP3002635 U JP 3002635U JP 1994004364 U JP1994004364 U JP 1994004364U JP 436494 U JP436494 U JP 436494U JP 3002635 U JP3002635 U JP 3002635U
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- JP
- Japan
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- shaped
- mounting structure
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- accessory
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Abstract
(57)【要約】
【目的】取り付ける対象となる固定部材の間隙を利用し
て簡単にしかも確実に取り付けられるような馬蹄型装飾
具の取付け構造を提供すること。 【構成】弧状に連設された穴を有する馬蹄型をした基部
Aと装飾部Bよりなる馬蹄型装飾具を螺子ボルトC、当
て板D、ナットにより固定部材Gの間隙Hを利用して取
り付けるための取付け構造であって、連設された穴より
少なくとも2個以上の螺子ボルトを通して固定部材の間
隙に挿通させ、裏側から当て板を介して取付け部材をナ
ットで締めつけて固定した馬蹄型装飾具の取付け構造。 【効果】基部に弧状に穴が連設してあることから取付け
の自由度が増大し装飾具の左右のバランスが簡単にとれ
取付けが簡単である。
て簡単にしかも確実に取り付けられるような馬蹄型装飾
具の取付け構造を提供すること。 【構成】弧状に連設された穴を有する馬蹄型をした基部
Aと装飾部Bよりなる馬蹄型装飾具を螺子ボルトC、当
て板D、ナットにより固定部材Gの間隙Hを利用して取
り付けるための取付け構造であって、連設された穴より
少なくとも2個以上の螺子ボルトを通して固定部材の間
隙に挿通させ、裏側から当て板を介して取付け部材をナ
ットで締めつけて固定した馬蹄型装飾具の取付け構造。 【効果】基部に弧状に穴が連設してあることから取付け
の自由度が増大し装飾具の左右のバランスが簡単にとれ
取付けが簡単である。
Description
【0001】
この考案は、取付け構造に関し、更に詳しくは、馬蹄型装飾具を他の部材に取 付けるための取付け構造に関するものである。
【0002】
近年、消費者の耐久消費材に対する嗜好は益々多様化しており、顧客の好みや 年代層により、きめ細かなニーズへの対応が迫られている。 特に耐久消費材に対するフアッション化指向が進むにしたがって、その外観、 装飾に対する関心が益々高まっている。 例えば、自動車等においては、外観の形状、装飾状態等のイメージによってそ の車の商品価値がかなり左右されることから、外装については、種々の配慮が行 われている。 このようなことから、車の外装の一部として簡単に取付けられ、ワンポイント の飾りとなる装飾具が人気となっている。 外装そのものは購入時で決まってしまうため大きくは変えることはできないが 、所有者が自分独自のイメージを多少とも加えたい場合には、自動車の車体の一 部に簡単に取り付けられる装飾具を利用することで、外装イメージをワンポイン ト的に変化させることが可能となる。
【0003】 例えば、自動車に取り付けられるものとして、実公昭62ー43339号公報 にあるような表示板が使用されているが、これは、円盤状の表示板に埋め込んだ 螺筒に螺子込まれた螺軸を用いて、車体等を締付板で挟み込み、締付板を介して 取付け螺子により取り付けるものである。 ところが、このようなものだと、表示板が円盤状であることから重心の位置付 けが比較的簡単で、表示板の重心である中心の位置にて車等に取り付けることで 安定的に固定することが可能である。 そして、必ずしも取り付けるものがこの表示板のような形とは限らず、図1に あるような馬蹄型の基部を有するもので立体的で比較的複雑なものだと、重心の 位置付けが難しく重心位置で取り付けるのは困難である。 自動車は路上を走る時、強く振動を受けることから、重心の位置を外れたとこ ろで車体(固定部材)に取付けると、どうしても取り付けられたものに、回動力 が作用して、ズレや取付け螺子の破損の原因になる。
【0004】
本考案は、上記の問題点の解決を意図したものである。 即ち、本考案の目的は、取り付ける対象となる固定部材の間隙を利用して簡単 にしかも確実に取り付けられるような馬蹄型装飾具の取付け構造を提供するもの である。
【0005】
しかして、本考案者等は、このような課題に対して、鋭意研究を重ねた結果、 馬蹄型装飾具の基部にそれに沿って弧状に複数個の穴を設けることにより、簡単 にしかもバランス良く車体への取付けが可能になることを見出し、この知見に基 づいて本考案を完成させたものである。
【0006】 即ち、本考案は、弧状に連設された穴を有する馬蹄型をした基部と装飾部より なる馬蹄型装飾具を螺子ボルト、当て板、ナットにより固定部材の間隙を利用し て取り付けるための取付け構造であって、連設された穴より少なくとも2個以上 の螺子ボルトを通して固定部材の間隙に挿通させ、裏側から当て板を介して取付 け部材をナットで締めつけて固定した馬蹄型装飾具の取付け構造に存する。 そして、穴が弧状の長溝の底部に設けられている馬蹄型装飾具の取付け構造に 存する。 そしてまた、馬蹄型をした基部の付け根部に爪片を有する馬蹄型装飾具の取付 け構造に存する。
【0007】
【作用】 上記のような構成であるので、取り付けに際して、調整の自由度が増大して、 装飾具を固定部材に対してバランス良く簡単に且つ確実に取り付けることができ る。
【0008】
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案を説明する。 図1は実施例である馬蹄型用装飾具の取付け構造を構成する要素を示した図で ある。 先ず、馬蹄型装飾具は、基部Aと装飾部Bとよりなり、基部Aは右基部1と左 基部2の2つの部分より構成される。 基部A及び装飾部Bの材料として、鉄、真ちゅう、胴、アルミニウム、チタン 、モリブデン、錫、鉛等及びそれらの合金が適宜選択されて使われが、好ましく は、基部Aとしてアルミ合金、装飾部として錫と鉛のいわゆるアンチロックが採 用される。
【0009】 基部Aは右基部1と左基部2とよりなり、各々基部は、ほぼ対称となる弧状を した形となっており、両者が付け根部3で一体化され、あたかも馬蹄の形になっ ている。 右基部1の表面にはその形状に沿って弧状に長溝12が設けられ、その長溝1 2の底部に複数の穴11が設けられている。 左基部2も右基部1と同様に弧状に長溝22が設けられ、その長溝22の底に 複数の穴21が設けられている。 ここで長溝12,22は後述するように、螺子ボルトCの先端を穴11,21 に入れ易くするためのもので、長溝12,22に沿って螺子ボルトCの先端をズ ラしていくだけで位置決めされ、横振れもなく正確に穴11,21に挿入するこ とができる。 基部Aには馬の形状をした馬形5と取付け枠4よりなる装飾部Bが固定されて おり、取付け枠4は牧場の柵を意味し、ちょうど装飾部Bは、馬と柵が空間に浮 かびあたかも牧場の柵とそれに飼われている馬を連想させる。 この馬形5と取付け枠4と基部Aとは、取付け枠4を介して馬形5と基部Aが 固定される構成となっており、取付け枠4は牧場の柵を表現するためと馬形5の 固定のための2つの役割を持つ。 図2に示すように、取付け枠4は平板をH型に抜いた形状をしており、基部A の裏面にビスIで止められているが、基部Aとの取付け部分は基部Aに溝部13 ,23を設けてそこに嵌め込まれているので、基部Aと取付け枠4とは強く固定 される。 また、基部Aと取付け枠4とが取付け部分で面一になっているので、馬蹄型装 飾具を車体側の固定部材に取り付ける場合、固定部材と取付け部分との間に隙間 が生じなくガタつきがない。 また馬形5は、H型の取付け枠4のちょうど真ん中の位置にビス止めにより裏 側で固定されている。
【0010】 図3に示すように、馬蹄型装飾具を車体に取り付けるには、螺子ボルトC、当 て板D、ナットE,F等が必要である。 螺子ボルトCは拡大した頭部と螺刻された胴部とよりなり、当て板Dは複数の 穴D1をもっており、車体の一部である固定部材Gを裏側から押し付ける役割を し、またナットEは馬蹄型装飾具と当て板Dを締め付けるためのものである。 いま、これらの馬蹄型装飾具を車に取り付ける場合は、先ず馬蹄型装飾具のい ずれか一方の、例えば右基部1の適宜の穴11に螺子ボルトCを通しておく。 この場合、溝12に沿って螺子ボルトCの先端をズラしていくだけで、横振れ もなく正確に位置決めができ、好きな位置で簡単に穴11に挿入することができ る。 そして、螺子ボルトCの先端を車体のグリル等の固定部材Gの間隙Hに差し入 れる。 この時、固定部材Gの裏側より当て板Dを当てがっておき、押し込んだ螺子ボ ルトCを当て板Dの穴D1の一つに挿通しながらナットEを嵌め込み、緩く締め 付ける。 もっとも、当て板Dは2つの固定部材に渡せるようにその穴D1を選ぶことが 必要である。 このように緩く締め付けることで取り敢えず仮止めした後、もう一方の左基部 2の穴21に、今と同じ様に別の螺子ボルトを通し固定部材Gの間隙Hに挿入す る。 この場合、自動車側であるグリル等の固定部材Gの間隙Hの大きさや形等によ って螺子ボルトCが挿入しずらい場合があっても、右基部1の螺子ボルトが仮止 めのため動きに自由度があり、装飾具自体が多少動かせ調整が容易である。 調整しながらグリルの固定部材Gの間隙Hに挿入された後は、先程と同じ様に 該固定部材Gの裏側より当て板Dを当てがっておき、押し込んだ螺子ボルトCを 当て板Dの穴D1の一つに挿通しながらナットEを嵌め込み緩く締め付ける。 グリルの前方から見て、馬蹄型装飾具の傾きがバランス良く配置されるよう調 整した後、右基部1と左基部2の各々螺子ボルトのナットを裏側より強く締め付 ける。 これで、グリル等の固定部材Gに確実に馬蹄型装飾具は固定される。 基部Aに設けた穴11,21は弧状に連設したので、グリル等の固定部材Gの 間隙Hに対して、X軸又はY軸方向の取付け位置の自由度が増し極めて便利であ る。
【0011】 図4は馬蹄型装飾具の取付け構造の別の例を示した図であり、基部の付け根部 3の爪片3Aを固定部材の上端部に当接させて取り付けた馬蹄型装飾具の例であ る。 (イ)は側面から見た図であり、(ロ)は正面から見た図である。 右基部1と左基部2との付け根部3には、裏側に向けて爪片3Aが突出して設 けられており、この爪片3Aの部分を起点として左右の馬蹄型をした基部の傾斜 を調整することが容易となるものである。 例えば、この爪片3Aを自動車のグリル等の固定部材Gの上端部に当接するこ とで、ここが支点となり、馬蹄型装飾具を取付ける際、右基部1と左基部2の傾 きのバランスを調整することが容易となる。 また、車体は走っている時、上下の移動による振動が激しいものであるが、こ の爪片3Aが、上下振動により発生する応力を受けてくれるため、螺子ボルトC に集中して加わる応力が分散され、曲げ力や剪断力にも充分耐えきれるものとな る。
【0012】 図5は馬蹄型装飾具の取付け構造の更に別の例を示した図であり、ナットを1 個余分に使用する例であり、基部Aと螺子ボルトCとをナットFで締め付けて固 定するものである。 この場合は、図3の場合と異なって2個のナットを使用し、先ず一方の基部、 例えば右基部1に螺子ボルトCをナットFで締め付け固定しておき、その後に螺 子ボルトCの先をグリル等の固定部材Gの間隙Hに挿入するものである。 間隙に挿入した後は図3の場合と同じ作業となる。 基部Aに螺子ボルトCを動かないように、前もってナットFにより固定してお くことで、固定部材Gの間隙Hに螺子ボルトの先を挿入する時、間隙が少なくて も位置合わせが比較的し易くなるものである。
【0013】 以上本考案を説明してきたが、本考案は実施例にのみ限定されるものではなく 、その本質から逸脱しない範囲で、他の色々な変形例が可能であることは言うま でもない。 例えば、自動車側のグリルである固定部材に取付ける場合で説明したが、必ず しも自動車に限るものではなく、間隙を有するところであれば何処にでも取付け 可能である。 取付けに際して、当て板を長くして螺子ボルトの数を増やすことも補強効果を 得る上では効果がある。 当て板はバネ機能を備えるものであってもよく、また、螺子ボルトに更にパッ キング、座金等を通して使うことも十分可能である。 装飾部は馬形のものを示したが、この形に限定されるものではなく種々の形状 のものが適用でき、極端にいえば、装飾部がなく馬蹄型をした基部のみのもので も採用が可能である。
【0014】
基部に弧状に穴が連設してあることから取付けの自由度が増大し装飾具の左右 のバランスが簡単にとれ取付けが簡単で確実である。 また、基部に弧状に長溝を設けた場合は、穴に螺子ボルトを挿入する時その位 置決めが極めて容易である。 そして、右基部と左基部の付け根部に爪片を設けた場合には、爪片を起点とし て左右のバランスが調整し易い。
【図1】図1は馬蹄型装飾具の取付け構造に使う構成要
素を示した図である。
素を示した図である。
【図2】図2は馬蹄型装飾具を裏側から見た図である。
【図3】図3は馬蹄型装飾具の取付け構造を示した図で
ある。
ある。
【図4】図4は馬蹄型装飾具の取付け構造の別の例を示
した図である。図4(イ)は側面図、図4(ロ)は正面
図である。
した図である。図4(イ)は側面図、図4(ロ)は正面
図である。
【図5】図5は馬蹄型装飾具の取付け構造の更に別の例
を示した図である。
を示した図である。
1 右基部 11 穴 12 長溝 13 溝部 2 左基部 21 穴 22 長溝部 23 溝部 3 付け根部 3A 爪片 4 取付け枠 5 馬形 A 基部 B 装飾部 C 螺子ボルト D 当て板 E ナット F ナット G 固定部材 H 間隙 I ビス
Claims (5)
- 【請求項1】弧状に連設された穴を有する馬蹄型をした
基部と装飾部よりなる馬蹄型装飾具を螺子ボルト、当て
板、ナットにより固定部材の間隙を利用して取り付ける
ための取付け構造であって、連設された穴より少なくと
も2個以上の螺子ボルトを通して固定部材の間隙に挿通
させ、裏側から当て板を介して取付け部材をナットで締
めつけて固定したことを特徴とする馬蹄型装飾具の取付
け構造。 - 【請求項2】穴が弧状の長溝の底部に設けられているこ
とを特徴とする請求項1記載の馬蹄型装飾具の取付け構
造。 - 【請求項3】馬蹄型をした基部の付け根部に爪片を有す
ることを特徴とする請求項1記載の馬蹄型装飾具の取付
け構造。 - 【請求項4】馬蹄型をした基部の付け根部に爪片を有す
ることを特徴とする請求項2記載の馬蹄型装飾具の取付
け構造。 - 【請求項5】装飾具と固定部材とをナットを介して固定
したことを特徴とする請求項1又は2記載の馬蹄型装飾
具の取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004364U JP3002635U (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 馬蹄型装飾具の取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004364U JP3002635U (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 馬蹄型装飾具の取付け構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3002635U true JP3002635U (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=43138598
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994004364U Expired - Lifetime JP3002635U (ja) | 1994-03-31 | 1994-03-31 | 馬蹄型装飾具の取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3002635U (ja) |
-
1994
- 1994-03-31 JP JP1994004364U patent/JP3002635U/ja not_active Expired - Lifetime
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