JP3002609U - 浴 槽 - Google Patents

浴 槽

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JP3002609U
JP3002609U JP1994003137U JP313794U JP3002609U JP 3002609 U JP3002609 U JP 3002609U JP 1994003137 U JP1994003137 U JP 1994003137U JP 313794 U JP313794 U JP 313794U JP 3002609 U JP3002609 U JP 3002609U
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JP
Japan
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bathtub
cushion layer
layer
cushion
appropriate elasticity
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JP1994003137U
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Inventor
勇 奴賀
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名星工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 柔らかくて温かみのある触感を有し、転倒時
にも安全で、騒音も発生しにくい浴槽を提供すること。 【構成】 浴槽1は、槽状に形成した基材3と、基材3
の表面に設けられたクッション層5と、クッション層5
の表面を覆う防水層7とを備えた3層構造にされてい
る。基材3は、浴槽1の外郭形状を決定する硬質なもの
である。クッション層5は、柔軟で適度な弾性を有する
ポリウレタンの発泡体であり、このクッション層5によ
って、浴槽1の内側全面が適度な弾力のある柔軟な面と
なっている。中でも、浴槽1の底部上面1aは、他の部
分に比べてクッション層5が厚くされている。防水層7
は、クッション層5を構成する発泡体の表面に形成され
た高密度なスキン層で、浴槽1の内側全面を滑らかにす
ると共に、クッション層5のへの浸水を防止している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、浴槽に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、浴槽は、ステンレス,陶器,熱硬化性樹脂を成形したもの等が多く用い られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術によれば、いずれの浴槽も、浴槽内の表面が硬いため 、入浴時に感じる肌触りが硬く、また、浴槽内の表面が冷たく感じることがあっ た。そのため、もっと柔らかくて温かみのある触感を有する浴槽が望まれていた 。
【0004】 また、ステンレスや陶器等の浴槽は、浴槽の湯の熱を奪いやすいため、湯が冷 めやすく不経済であるという問題もあった。 更に、浴槽内で足を滑らせた場合には、従来の浴槽では、硬い表面に体をぶつ けて怪我をする恐れもあった。そのため、特に足腰の弱った高齢者のいる家庭な どでは、より安全な浴槽が望まれていた。
【0005】 更にまた、入浴中に手槽等を使用していて浴槽にぶつけたりすると、浴槽が硬 いために、音が反響しやすい浴室の構造とも相まって大きな騒音が発生しやすか った。そのため、特に集合住宅等においては、入浴中であることが筒抜けになっ たり、夜遅くに入浴すると近隣に迷惑をかけたりするといった不具合があった。
【0006】 そこで本考案は、柔らかくて温かみのある触感を有し、転倒時にも安全で、騒 音も発生しにくい浴槽を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するためになされた本考案の浴槽は、請求項1に記載の通り 、槽状に成形された基材の表面に、適度な弾力のある柔軟なクッション層を設け ると共に、該クッション層の表面を柔軟な防水層で覆ったことを特徴とする。
【0008】 特に、請求項2に記載の通り、浴槽の底部上面が、前記クッション層によって 適度な弾力のある柔軟な面に構成されていると望ましい。 また、請求項3に記載の通り、浴槽の側壁内面が、前記クッション層によって 適度な弾力のある柔軟な面に構成されていることも好ましい。
【0009】 更に、請求項4に記載の通り、浴槽の上縁部が、前記クッション層によって適 度な弾力のある柔軟な面に構成されていても良い。 更にまた、請求項5に記載の通り、浴槽の内側全面が連続的に、前記クッショ ン層によって適度な弾力のある柔軟な面に構成されていると、特に望ましい。
【0010】 加えて、請求項6に記載の通り、浴槽の底部上面に配置されたクッション層が 、他の部分に配置されたクッション層よりも厚くされていると良い。 更に加えて、請求項7に記載の通り、前記防水層が、前記クッション層を形成 するポリマーフォームのスキン層であってもよい。
【0011】
【作用,及び効果】
本考案の浴槽によれば、基材の表面にクッション層を設け、更に防水層で覆っ た3層構造としてある。即ち、基材によって浴槽の外郭を構成すると共に、クッ ション層によって浴槽の表面を適度な弾力のある柔軟な面に構成し、更に防水層 によってクッション性を損なうことなく、クッション層への浸水を防いでいる。
【0012】 したがって、入浴時に肌に触れる面は、柔軟で適度な弾性を有し、肌触りが柔 らかく温かみがあるため、心地よく入浴することができる。 また、クッション層が断熱材として機能し、浴槽の湯の熱が奪われにくくなる 。そのため、追い焚き等による加熱が少なくて済み経済的である。
【0013】 更に、浴槽の表面が柔らかいため、浴槽の中で足を滑らせても怪我につながる 可能性が低く、きわめて安全である。 更にまた、浴槽にものをぶつけても大きな音が発生しないため、集合住宅等に おいても近隣の家庭に音が伝わることがない。
【0014】 特に、請求項2記載の浴槽によれば、底部上面が柔らかいので、最も体重がか かる部分のクッション性が良い。 また、請求項3記載の浴槽によれば、側壁内面が柔らかいので、浴槽にもたれ 掛かった時の触感が良い。
【0015】 更に、請求項4記載の浴槽によれば、上縁部が柔らかいので、浴槽に手をかけ たりした時の触感も良い。 更にまた、請求項5記載の浴槽によれば、浴槽の内側全面が連続的に柔らかい ので、肌に触れる部分が全面にわたって柔らかく、心地よく入浴でき、断熱効果 も防音効果も高い。
【0016】 また、請求項6記載の浴槽によれば、入浴時に最も荷重がかかる底部上面のク ッション性は、特に良好に発揮される。これに対し、側壁内面,又は上縁部等は 、体が接触するものの大きな荷重がかかることはないため、クッション層が多少 薄めでも差し支えなく、むしろ材料費の低減による低価格化という効果が期待で きる。
【0017】 加えて、請求項7記載の浴槽によれば、防水性のフィルムによって表面をラミ ネートする場合等に比べて、防水層を設けるために必要な加工工数が低減され、 浴槽の生産性が向上する。
【0018】
【実施例】 次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 実施例としての浴槽1は、図1に示すように、槽状に形成した基材3と、基材 3の表面に設けられたクッション層5と、クッション層5の表面を覆う防水層7 とを備えた3層構造にされている。
【0019】 基材3は、ポリウレタン,ポリエステル等の合成樹脂にガラス繊維等の補強材 を加えてなるFRPによって形成され、浴槽1の外郭形状を決定する硬質なもの である。 クッション層5は、柔軟で適度な弾性を有するポリウレタンの発泡体であり、 このクッション層5によって、浴槽1の底部上面1a,側壁内面1b,及び上縁 部1cを含む浴槽1の内側全面が、適度な弾力のある柔軟な面となっている。中 でも、浴槽1の底部上面1aは、他の部分に比べてクッション層5が厚くされて いる。
【0020】 防水層7は、クッション層5を構成する発泡体の表面に形成された高密度なス キン層で、浴槽1の内側全面を滑らかにすると共に、クッション層5のへの浸水 を防止している。 このように構成した浴槽1によれば、入浴時に肌に触れる面に適度な弾性があ るため、肌触りが柔らかく温かみがあり、心地よく入浴することができる。特に 、底部上面1aが柔らかいので、体重がかかる部分のクッション性が良く、また 、側壁内面1bが柔らかいので、浴槽1にもたれ掛かった時の触感が良く、更に 、上縁部1cが柔らかいので、浴槽1に手をかけたりした時の触感も良い。
【0021】 特に、浴槽1の底部上面1aは、他の部分に比べてクッション層5が厚くされ ているので、入浴時に最も荷重がかかる部分のクッション性が良好に発揮される 。これに対し、側壁内面1b,又は上縁部1c等は、体が接触するものの大きな 荷重がかかることはないためクッション層5が多少薄めでも差し支えなく、むし ろ材料費の低減による低価格化という効果が期待できる。
【0022】 また、クッション層5が断熱材として機能し、浴槽の湯の熱が奪われにくくな るため、追い焚き等による加熱が少なくて済み経済的である。 更に、万一、浴槽1の中で足を滑らせても、浴槽1の表面が柔らかいため、怪 我につながる可能性が低く、きわめて安全である。
【0023】 更にまた、浴槽1にものをぶつけても大きな音が発生しないため、例えば集合 住宅等においても近隣の家庭に音が伝わることがなく、伸び伸びと入浴すること ができる。 加えて、防水層7は、クッション層5を構成する発泡体のスキン層を利用して いるので、防水性のフィルムによって表面をラミネートする場合等に比べて、加 工工数が低減され、浴槽1の生産性が向上する。
【0024】 以上本考案の実施例を説明したが、本考案はこれに限定されず、本考案の要旨 を逸脱しない範囲内の種々なる態様を採用することができる。 例えば、実施例では、使い心地と製造コストとのバランスに配慮して、浴槽1 の底部上面1aに配置されたクッション層5だけを厚く構成していたが、安全性 を重視するのであれば、クッション層を全体に厚くしたり、上縁部のように突出 する部分のクッション層を特に厚くしたりしてもよい。
【0025】 また、実施例では、防水層7は、クッション層5を構成する発泡体のスキン層 によって構成してあったが、これに限らず、例えば、ポリエチレンや塩化ビニル 樹脂等のフィルムでクッション層5の表面を覆い、それを溶着させた構成にして もよい。その場合、フィルムに着色しておけば、浴槽に対してきわめて簡単に所 望の色や模様を施すことができる。
【0026】 更に、実施例では、クッション層を浴槽の全面にわたって設けた構成にしたが 、例えば、底面と背もたれ面だけ等、部分的にクッション性をもたせても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例としての浴槽の切断面を表す
端面図である。
【符号の説明】
1・・・浴槽、1a・・・底部上面、1b・・・側壁内
面、1c・・・上縁部、3・・・基材、5・・・クッシ
ョン層、7・・・防水層。

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 槽状に成形された基材の表面に、適度な
    弾力のある柔軟なクッション層を設けると共に、該クッ
    ション層の表面を柔軟な防水層で覆ったことを特徴とす
    る浴槽。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の浴槽において、 浴槽の底部上面が、前記クッション層によって適度な弾
    力のある柔軟な面に構成されていることを特徴とする浴
    槽。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の浴槽におい
    て、 浴槽の側壁内面が、前記クッション層によって適度な弾
    力のある柔軟な面に構成されていることを特徴とする浴
    槽。
  4. 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の
    浴槽において、 浴槽の上縁部が、前記クッション層によって適度な弾力
    のある柔軟な面に構成されていることを特徴とする浴
    槽。
  5. 【請求項5】 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の
    浴槽において、 浴槽の内側全面が連続的に、前記クッション層によって
    適度な弾力のある柔軟な面に構成されていることを特徴
    とする浴槽。
  6. 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の
    浴槽において、 浴槽の底部上面に配置されたクッション層が、他の部分
    に配置されたクッション層よりも厚くされていることを
    特徴とする浴槽。
  7. 【請求項7】 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の
    浴槽において、 前記防水層が、前記クッション層を形成するポリマーフ
    ォームのスキン層であることを特徴とする浴槽。
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