JPS5927826Y2 - 浴槽 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、入浴仁用いる風呂の浴槽に関する。

従来の浴槽は、何れも保温性能が充分でなく、シかも、
ホーローやステンレス浴槽は表面が硬いため風呂場や浴
槽内で滑って転び頭等を打った場合に非常に危険であっ
た。

また、ポリ浴槽は危険が少ない代りに剛性や耐久性に欠
点があり、色や模様にも制約があった。

この考案は、このような事情に鑑みなされたものであっ
て、浴槽の内側全面にクッション材を敷き詰めることに
より、保温性能が良くカラフルで、かつ、子供等が転ん
でも径孔をする心配のない浴槽を提供することを目的と
する。

この考案の実施例を図面の記載に基づいて説明する。

この考案の浴槽１は、浴槽１の外形を形成する基材２と
、この基材２の内側全面に敷き詰められたクッション材
３と、更にこのクッション材゛３の内側全面に張り詰め
られたビニル樹脂シート４から構成されている。

基材２は、浴槽１の外形を形成し維持するために充分な
剛性を有する金属板や硬質プラスチック等でできている
。

クッション材３は、ポリウレタンフォーム等の弾力性と
保温性を有する材質からなり、基材２の内側全面と必要
があれば図外のエプロン部等の浴槽１が風呂場に露出す
る部分全面に弾力性と保温性を損わない程度の厚さで敷
き詰め装着する。

このクッション材３は、図示するように基材２の形状に
合わせてあらかじめ一体成型加工されたものを基材２に
嵌め込むことにより敷き詰める他、複数の部品に分は組
合わせて基材２に敷き詰めることもできる。

ビニル樹脂シート４は、軟質のビニル樹脂からなるシー
トであるが、防水性を有するフレキシブルなシートであ
れば他のプラスチック等のシートを使用することも可能
である。

このビニル樹脂シート４は、クッション材３が浴槽１の
湯を吸わないようにクッション材３が露出する面を全面
被うようにするため、一板もののシートをクッション材
３等の形状に合わせてあらかじめ一体成型加工し、又は
、その他の方法により継目なく張り詰め接着する。

また、ビニル樹脂シート４の表面全体に波模様その他の
小さな凸凹を設けることにより滑り止めすることができ
る。

尚、基材２は、一体成形加工されたものの他、図示する
ように両端部２ ａ 、２ ｂ及び中間部２Ｃを組合わ
せ接着して形成することにより、中間部２Ｃの長さの異
なるものを使用するだけで種々の大きさの浴槽１を作る
ことができるだけでなく、複数の部品に分けたクッショ
ン材３と共に使用し現場で組立てるようにすればマンジ
ョンの風呂場等のように入口の狭い所でも自由な大きさ
の浴槽を取り付けることができる。

上記のように構成されたこの考案の浴槽１は、クッショ
ン材３を敷き詰めであるので保温性能が良く頭等を打っ
ても径孔をする心配がなく、ビニル樹脂シート４を張り
詰めるのでこれに自由な色や模様を施すことによりカラ
フルな浴槽１とすることができ、また、このビニル樹脂
シート４の表面全体に小さな凸凹を設は滑り止めとすれ
ば子供等が滑って転ぶ心配もなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の浴槽の縦断面図、第２図は同じく分
解した状態の斜視図を示す。 １・・・・・・浴槽、２・・・・・・基材、３・・・・
・・クッション材、４・・・・・・ビニル樹脂シート。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １．浴槽の外形を形成する基材の内側全面にクッション
   材を敷き詰め、更に該クッション材の内側全面に防水性
   を有するフレキシブルなシートをクッション材を被うよ
   うに張り詰めたことを特徴とする浴槽。 ２、クッション材がポリウレタンフォームである実用新
   案登録請求の範囲第１項記載の浴槽。 ３、防水性を有するフレキシブルなシートが軟質のビニ
   ール樹脂シートである実用新案登録請求の範囲第１項乃
   至第２項記載の浴槽。 ４、防水性を有するフレキシブルなシートの表面全体に
   小さな凸凹を設けた実用新案登録請求の範囲第１項、第
   ２項又は第３項の何れかに記載の浴槽。