JP3002367U - フレキシブルコンテナー - Google Patents

フレキシブルコンテナー

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JP3002367U
JP3002367U JP1994002770U JP277094U JP3002367U JP 3002367 U JP3002367 U JP 3002367U JP 1994002770 U JP1994002770 U JP 1994002770U JP 277094 U JP277094 U JP 277094U JP 3002367 U JP3002367 U JP 3002367U
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JP
Japan
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flexible container
powder
gas
filter
supply port
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Application number
JP1994002770U
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English (en)
Inventor
克幸 塩田
達也 尾崎
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】フレキシブルコンテナーの開口部に、粉粒体は
捕集し得るが、気体は通過し得るフイルターを具備して
なるフレキシブルコンテナー。 【効果】粉粒体充填後のフレキシブルコンテナー内に存
在する気体を排出除去するに際し、フレコン内より粉粒
体を飛散することなく迅速な気体の排出が可能となる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はフレキシブルコンテナー(以下、単にフレコンと称する場合がある) に関する。さらに詳細にはフレコン内部の気体の排出時に充填した粉粒体の飛散 のないフレコンに関するものである。
【0002】
【従来技術の説明】
フレコンは塩化ビニル等の高分子樹脂、或いは酸化アルミニウムや酸化ケイ素 等の無機粉体、更には粉末状や微粒状の化学肥料や染料等の搬送袋、或いは簡易 貯蔵袋として、その素材が廉価であり、また未使用時広い保管場所を必要としな い等の利点から、多用されている。 ところで粉粒体等を充填したフレコンは倉庫での保管、或いはフォークリフト やトラック等での搬送時パレット等に複数段に重ねる場合がある。この場合、フ レコン内に過剰の気体が存在する場合にはフレコン上部に気体の溜まり部が生じ 積載安定性が悪いため、予めフレコン内の気体の除去作業が行われる。該除去作 業は通常フレコン外よりフレコン内の気体の溜まり部を押圧し該気体を粉粒体供 給口より排出する方法が採られている。 しかしながら、該方法は排出気体と同時にフレコン内に充填された粉粒体の一 部が粉粒体供給口より飛散するため、充填物の損失のみならず、作業環境の悪化 、更には飛散物を回収する作業を必要とする等の不都合を有していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
かかる状況下に鑑み、本考案者らは、粉粒体充填後のフレコン内に残存する気 体を排出除去するに際し、フレコン内より粉粒体の飛散のない気体の排出が可能 なフレコンを見いだすことを目的として鋭意検討した結果、本考案を完成するに 至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】 即ち、本考案はフレキシブルコンテナーの開口部に、粉粒体は捕集し得るが気 体は通過し得るフイルターを具備してなるフレキシブルコンテナーを提供するに ある。
【0005】 以下、本考案を図面を用いて更に詳細に説明する。 図1〜図3は本考案の構造を有するフレコンの概略図、図4は従来公知のフレ コンの概略図を示す。 フレコンは図4に示すように、通常粉粒体等の搬送や貯蔵を目的として、ポリ エステルやナイロン等を基布とし、これに塩化ビニルやエチレンビニルアセテー ト等を主たるコーテイング材として用い製造された通気性のない変形自在の袋1 で、該袋1の上部に粉粒体供給口2、必要に於いて下部に粉粒体排出口3を有す る。
【0006】 フレコンの使用に際して粉粒体、例えば塩化ビニル粉体を粉粒体供給口2より 充填する。 所定量充填を完了したフレコンは、粉粒体供給口2の開口部を小さくし、袋1 内に存在する気体を、充填した粉粒体が気体とともに袋1外に飛散しないよう、 ゆっくり、且つ注意深く袋1を押圧することにより粉粒体供給口2より気体を排 出し、次いで粉粒体供給口2を紐、或いは着脱自在バンド4等で閉じ、必要に応 じて、該粉粒体供給口2よりの雨水等の浸入を防止する目的から、覆いカバー5 で粉粒体供給口2を覆った後、搬送や貯蔵に供する。 しかしながら上記従来法によれば、かなり注意深く脱気作業を行っても、完全 な粉体の飛散防止効果は得られず、加えて作業性が低下するとの至命的欠陥を有 するため、現在では多少の粉粒体の飛散は覚悟で経済ベースでのフレコン充填作 業が実施されている。
【0007】 本考案の特徴は、フレコン内より排出される気体が必ず、フレコン内に充填さ れた粉粒体は捕集し得るが気体は通過し得る機能を有するフイルターを通過して フレコン外に排出される構造にフレコンが構成されたにある。 かかる機能を有するフレコンであれば、本考案はその構造を特に制限されるも のではないが、より具体的には図1〜図3のフレコンを挙げることができる。
【0008】 図1は図4で示す通常汎用のフレコンに於いて、粉粒体充填後のフレコンの開 口部である粉粒体供給口2をキャップ状に形成したフイルター6で覆い、紐或い は着脱自在バンド4により該フイルター6を粉粒体供給口2に締めつけた構造で ある。該フイルター6は粉粒体供給口2に固着、或いは着脱自在に配設すること ができる。勿論、粉粒体供給口2を被覆し粉粒体を捕集し気体を排出し得るなら ば、該フイルター6は予めキヤップ状に成形しておく必要はなく平布で粉粒体供 給口2を覆い、絞り込んでキャップ状にして用いてもよい。
【0009】 図2は図4で示す通常汎用のフレコンに於いて、粉粒体供給口2をフイルター 6で構成したものであり、粉粒体充填後、粉粒体供給口2は図2に示す如く気体 がフイルター6を通過してフレコン外に排出されるように1重或いは必要により 多重に折り曲げ、紐或いは着脱自在バンド4により締めつけた構造である。 図1及び図2の構造の場合にはいずれもフレコン内より気体を排出する目的で フレコンを押圧(圧縮)した場合、フレコン内より気体と伴に粉粒体供給口2の 出口まで搬送された粉粒体はフイルター6で捕捉され、気体のみフレコン外に排 出されるのでフレコン内よりの気体の排出時の粉粒体の飛散はなく極めて効率的 に気体を排出可能である。
【0010】 図3は図4で示す通常汎用のフレコンに於いて、フレコンを構成する袋1の上 部の少なくとも一か所に開口部を有し、該開口部をフイルター6で構成したもの である。該フレコンの袋の上部に形成するフイルター面積及び構成ケ所はフレコ ン内の気体が排出し得る場所、及び面積であれば特に制限されるものではなく、 約25cm2 以上の面積を有するフイルターが対称に2ケ所以上、好ましくは4 ケ所以上配設したものが使用される。 かかる図3構成のフレコンは図1或いは図2の構造のものに比較し浸水に対す る配慮が必要である。 尚、図1〜3については図面の構成上、粉粒体排出口3を図示していないが、 特に除いたものではない。
【0011】 本考案に適用するフイルターは前記した如く粉体充填後フレキシブルコンテナ ー内に存在する気体の排出に際し、粉体は補集し得るが気体は通過し得る機能を 有する素材であればよく、フレコン内に充填する粉粒体により一義的ではないが 、例えば塩化ビニル粉粒体の場合には約1cc/cm2 /sec以上、好ましく は約3cc/cm2 /sec以上の通気性を有するフイルターが使用される。フ イルターの材質はとくに制限されるものではなく、通常、ポリプロピレン、綿、 ナイロン、ポリエステル等の公知のものが適用可能である。
【0012】
【考案の効果】
以上詳述した本考案のフレコンは、フレコン内に充填した粉粒体を飛散するこ となく、フレコン内に存在する気体を簡便、かつ迅速に排出し得るものであり、 特に図1、図2に示すフレコンの場合にはフイルターで粉粒体供給口を被覆、或 いは構成するのみという、極めて簡便な構造で上述の効果を達成するものであり 、その産業上の価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の構造を有するフレコンである。
【図2】本考案の構造を有するフレコンである。
【図3】本考案の構造を有するフレコンである。
【図4】従来公知の構造を有するフレコンである。
【符号の説明】
1はフレコンを構成する通気性のない変形自在の袋、2
は粉粒体供給口、3は粉粒体排出口、4は紐、或いは着
脱自在バンド、5は粉粒体供給口2の覆いカバー、6は
フイルターを示す。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルコンテナーの開口部に、粉
    粒体は捕集し得るが気体は通過し得るフイルターを具備
    してなるフレキシブルコンテナー。
  2. 【請求項2】 開口部が粉粒体供給口であり、フイルタ
    ーがキャップ状であることを特徴とする請求項1記載の
    フレキシブルコンテナー。
  3. 【請求項3】 開口部が粉粒体供給口であり、粉粒体供
    給口の少なくとも一部をフイルターで構成したことを特
    徴とする請求項1記載のフレキシブルコンテナー。
  4. 【請求項4】 フレキシブルコンテナーを構成する袋上
    部の少なくとも一か所に開口部を有し、該開口部をフイ
    ルターで構成したことを特徴とする請求項1記載のフレ
    キシブルコンテナー。
JP1994002770U 1994-03-25 1994-03-25 フレキシブルコンテナー Expired - Lifetime JP3002367U (ja)

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ID=43138333

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0627844A (ja) * 1992-07-13 1994-02-04 Mita Ind Co Ltd 定着装置を有する画像形成装置

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