JP3002317B2 - 設備機器の遠隔監視装置 - Google Patents

設備機器の遠隔監視装置

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JP3002317B2
JP3002317B2 JP4005040A JP504092A JP3002317B2 JP 3002317 B2 JP3002317 B2 JP 3002317B2 JP 4005040 A JP4005040 A JP 4005040A JP 504092 A JP504092 A JP 504092A JP 3002317 B2 JP3002317 B2 JP 3002317B2
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清司 川西
真一郎 河野
肇 岡本
賢治 河野
浩 清杉
浩 山崎
久徳 深井
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビルに設置された昇降
機などの設備機器の動作を遠隔的に監視する設備機器の
遠隔監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビルに設置された昇降機などの設備機器
の動作を監視するために、設備機器が設置されたビルに
それぞれ端末装置を設け、これらの端末装置と遠隔地に
配置した監視センタとを電話回線で互いに接続し、設備
機器に異常が発生すると、対応する端末装置から発せら
れる異常信号が、電話回線を介して監視センタに送信さ
れ、監視センタでは受信した異常信号に基づいて遠隔的
に設備機器を監視して、故障の早期発見や遠隔的な保守
点検を行なう遠隔監視装置が使用されている。この場合
監視センタでは設備機器の異常の通報を受けると、保守
員を当該設備機器が設置されているビルに派遣し、当該
保守員によって設備機器の調整、修理或いは部品の交換
などの修理保守作業が行なわれ、当該設備機器は正常状
態に復旧される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の設備機器の遠隔
監視装置による保守員の復旧作業では、端末装置からの
異常信号に基づいた範囲での必要最小限の調整、修理或
いは部品交換を行なうことになるので、例えば設備機器
の特定部位が老巧化していると、当該特定部位の部品の
異常信号が何度も通報され、その都度保守員が当該設備
機器が設置されたビルに出向いて、同一部品の交換をす
ることになり、復旧作業の効率が低いものであった。
【0004】本発明は、前述したようなこの種の設備機
器の遠隔監視装置の現状に鑑みてなされたものであり、
その目的は、設備機器の特定部位の老朽化による異常の
多発発生により修理保守作業の効率が低下するのを防止
できる設備機器の遠隔監視装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、設備機器が設置された複数のビルにそれ
ぞれ設けられ、対応するビルの設備機器に発生した異常
を検出すると異常信号を発する端末装置と、これらの端
末装置から電話回線を介して送信され前記異常信号に
基づいて対応する設備機器の監視を行なう監視センタと
よりなる設備機器の遠隔監視装置において、前記監視セ
ンタに、前記端末装置が発した異常信号の通報回数を対
応する設備機器の発生部位ごとに計数する計数装置と、
この計数装置が計数した計数値を対応する設備機器の発
生部位ごとに記憶する記憶装置と、この記憶装置に記憶
された発生部位ごとの累積計数値を、予め設定した異常
多発と比較する比較装置と、この比較装置による比較
の結果、前記累積計数値が前記異常多発を越えた時
、対応する設備機器の当該発生部位の老朽化を示す異
多発通報を行なう通報装置と設けられた構成にして
ある。
【0006】
【作用】このような構成なので、設備機器に異常が発生
すると、対応する端末装置から異常信号が発せられ、こ
の異常信号は電話回線を介して監視センタに送信され
る。監視センタに設けてある計数装置は、異常信号の通
報回数を対応する設備機器の発生部位ごとに計数し、こ
計数値は監視センタの記憶装置に対応する設備機器の
発生部位ごとに累積記憶される。そして、監視センタに
設けた比較装置は、記憶装置に記憶された発生部位ごと
の累積計数値を、予め設定した異常多発と比較し、こ
の比較結果累積計数が異常多発値を越えた時は
監視センタの通報装置が作動して、対応する設備機器の
当該発生部位の老朽化を示す異常多発通報が行なわれ
る。
【0007】従って、監視センタの通報装置が多発通報
を行なった場合には、保守員は異常が発生した設備機器
の通報に係る当該発生部位については、発生部位全体を
交換することにより、適切で効率的な復旧作業を行な
う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。ここで、図1は実施例の構成を示すブ
ロック図、図2は実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【0009】図1に示すように、実施例は設備機器とし
て昇降機2がビルB1に設置してあり、ビルB1には昇
降機2の動作を監視する端末装置3が昇降機2に接続し
て配置してある。この端末装置3は電話回線4を介して
監視センタ1に接続してあり、監視センタ1は制御装置
10に通信装置11、発明の通報装置に対応する表示装
置15、比較装置14、計数装置12及び記憶装置13
を接続し、計数装置12を記憶装置13に接続した構成
となっていて、端末装置3は電話回線4を介して通信装
置11に接続してある。また、一般に監視センタ1に
は、電話回線を介して複数のビルB1〜Bnの端末装置
が接続してある。
【0010】次に、このような構成の実施例の動作を図
2を参照して説明する。
【0011】例えばビルB1に設置されている昇降機2
に異常が発生すると、端末装置3がこの異常を検出し、
端末装置3から発せられる異常信号が、電話回線4を介
して監視センタ1に送信され、制御装置10の指令によ
って通信装置11がこの異常信号を受信する。この状態
で、図2のフローチャートのステップS1において制御
装置10は、受信した信号が異常信号であるか否かの判
定を行い、この判定がYESであるとステップS2に進
んで、制御装置10の指令によって計数装置12は、異
常信号の通報回数を対応する設備機器の発生部位ごとに
カウントし、得られた計数値が制御装置10の指令によ
って、ステップS3で記憶装置13の対応する設備機器
の発生部位のメモリ領域に累積的に書込まれ、すでに記
憶されているカウント値が更新される。そして、ステッ
プS4において、制御装置10の指令によって比較装置
14が作動し、比較装置14によって記憶装置13の対
応する設備機器の発生部位のメモリ領域の更新された累
積カウント値が、予め設定されている多発異常通報値と
比較される。ステップS4での比較で、対応する設備機
器の異常発生部位のメモリ領域の更新された累積カウン
ト値が、予め設定されている多発異常通報値より大きい
と判定されると、ステップS5に進んで制御装置10に
より表示装置15が駆動され、表示装置15により多発
異常通報が行なわれ、ステップS4の判定がNOである
とそのまま動作は終了する。
【0012】そこで、監視センタ1では、表示装置15
に多発異常通報が表示されると、異常が発生したビルB
1に出向く保守員に、多発異常通報が行なわれたことを
通知し、保守員は異常状態となった昇降機2の異常を発
生した部位と同一規格の新しい部位を持参してビルB1
に出向き、異常を発生した部位全体を取り外し持参した
新しい部位と交換する。表示装置15に多発異常通報が
表示されない場合は、当該部位全体は未だ交換の必要が
ないので、必要な部品を持参して異常状態になった当該
部位に対して故障部品を交換するなどの復旧作業を行な
う。
【0013】このように実施例によると、昇降機2に異
常が発生した端末装置3から発せられる異常信号は、計
数装置12で対応する設備機器の発生部位ごとにカウン
トされ、記憶装置13では累積カウント値が対応する設
備機器の発生部位ごとに更新され、この累積カウント値
が予め設定された多発異常通報値を越えると、表示装置
15に当該異常が発生した部位が、限度を越えた異常多
発部位であることが表示され、当該部位全体の交換の指
令が出される。このために、異常多発部位に対して何度
も部品を交換したり修理を繰り返したりすることが防止
され、異常多発部位は全体を交換することにより、的確
且つ効率的に昇降機の復旧作業を行なうことが可能にな
り、人件費を含めた復旧作業コストを大幅に削減するこ
とができる。
【0014】なお、実施例では昇降機の遠隔監視をする
場合を取り上げて説明したが、本発明は実施例に限定さ
れるものではなく、本発明によって昇降機以外にもマン
コンベアなど各種の設備機器の監視を行なうことが可能
である。
【0015】
【発明の効果】以上に詳細に説明したように、本発明で
は、比較装置が記憶装置に記憶される発生部位ごとの異
常発生の累積計数値を、予め設定した異常多発と比較
し、予め設定した異常多発を越えた時に、通報装置が
対応する設備機器の当該発生部位が老朽化した部位であ
ることを示す異常多発を発するので、異常多発通報
により交換が必要な部位全体を的確な時期に交換するこ
ができるから、設備機器の復旧作業を効率的に行なっ
て設備機器の保守コストを大幅に低減することが可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の一実施例の動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 監視センタ 2 昇降機 3 端末装置 4 電話回線 10 制御装置 11 通信装置 12 計数装置 13 記憶装置 14 比較装置 15 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 賢治 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 清杉 浩 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 山崎 浩 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (72)発明者 深井 久徳 東京都千代田区神田錦町1丁目6番地 株式会社日立ビルシステムサービス内 (56)参考文献 特開 平2−138081(JP,A) 特開 昭63−306179(JP,A) 特開 平4−113247(JP,A) 実開 平2−108197(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 5/02 B66B 3/00 G08B 25/00 510

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設備機器が設置された複数のビルにそれ
    ぞれ設けられ、対応するビルの設備機器に発生した異常
    を検出すると異常信号を発する端末装置と、これらの端
    末装置から電話回線を介して送信され前記異常信号に
    基づいて対応する設備機器の監視を行なう監視センタと
    よりなる設備機器の遠隔監視装置において、前記監視セ
    ンタに、前記端末装置が発した異常信号の通報回数を対
    応する設備機器の発生部位ごとに計数する計数装置と、
    この計数装置が計数した計数値を対応する設備機器の発
    生部位ごとに記憶する記憶装置と、この記憶装置に記憶
    された発生部位ごとの累積計数値を、予め設定した異常
    多発と比較する比較装置と、この比較装置による比較
    の結果、前記累積計数値が前記異常多発を越えた時
    、対応する設備機器の当該発生部位の老朽化を示す異
    多発通報を行なう通報装置と設けられたことを特徴
    とする設備機器の遠隔監視装置。
JP4005040A 1992-01-14 1992-01-14 設備機器の遠隔監視装置 Expired - Lifetime JP3002317B2 (ja)

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JP4887212B2 (ja) * 2007-05-16 2012-02-29 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 エレベータの通話システム及びエレベータの通話方法
CN117291329B (zh) * 2023-08-29 2024-03-19 质点数字科技有限公司 基于高层复建项目的异常监控方法、装置、设备以及介质

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