JP3002031B2 - 高品位テレビジョン受像機 - Google Patents

高品位テレビジョン受像機

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JP3002031B2
JP3002031B2 JP3242955A JP24295591A JP3002031B2 JP 3002031 B2 JP3002031 B2 JP 3002031B2 JP 3242955 A JP3242955 A JP 3242955A JP 24295591 A JP24295591 A JP 24295591A JP 3002031 B2 JP3002031 B2 JP 3002031B2
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JP
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screen
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television signal
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definition television
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英明 村井
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Toshiba Corp
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、PIP(Picture In
Picture)機能を備えた高品位テレビジョン受像機に関
する。
【0002】
【従来の技術】衛星放送受信装置の本格的な普及、及び
衛星放送の多チャンネル化と共に、衛星放送を利用した
高品位テレビジョン放送の実用化も間近に迫っている。
高品位テレビジョン信号は、画面のアスペクト比が1
6:9、走査線数が1125本であり、現行NTSC方
式であるアスペクト比4:3、走査線数525本のテレ
ビジョン信号とは異なる。
【0003】このような状況に対応するため、一台の受
像機に異なった形態のテレビジョン信号に対応できるチ
ューナ部とデコーダ部とを備え、2つのテレビジョン信
号を映出できるようにした一体型の高品位テレビジョン
受像機が開発されている。
【0004】一方、衛星放送の多チャンネル化に対応す
る為、1チャンネル分の映像を画面に映出するだけでな
く、この第1の画面(親画面)の一部領域に設定された
第2の画面(子画面)に他のチャンネルの映像を映出す
ることができるPIP機能を備えたテレビジョン受像機
も普及してきている。従って、高品位テレビジョン受像
機においても、PIP機能を備え、親画面に高品位テレ
ビジョン信号若しくは現行NTSC信号を映出し、子画
面に現行NTSC信号を映出することが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のPIP機能を備
えた高品位テレビジョン受像機は、子画面のテレビジョ
ン信号を圧縮処理して子画面に映出している。例えば、
親画面の1/9の面積比を持つ子画面を作る場合、水平
方向及び垂直方向にそれぞれ1/3の圧縮を必要とす
る。しかし、高品位テレビジョン信号とNTSC信号と
では、走査線数が異なる。従って、親画面が高品位テレ
ビジョン信号を映出している場合と、NTSC信号を映
出している場合とでは、子画面の大きさが異なる。親画
面のテレビジョン信号の種類に関わらず、子画面の大き
さを一定にするには、子画面のテレビジョン信号の垂直
方向の圧縮比を変えなければならない。
【0006】そこでこの発明は、上記点に鑑み、親画面
のテレビジョン信号の種類に関わらず、子画面の大きさ
を一定にすることができる高品位テレビジョン受像機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる高品位
テレビジョン受像機は、第1の画面のテレビジョン信号
と、この第1の画面に挿入されるべき第2の画面のテレ
ビジョン信号とが入力される第1及び第2の入力手段
と、この第1の入力手段に入力された第1の画面のテレ
ビジョン信号が高品位テレビジョン信号であるか現行方
式テレビジョン信号であるかを判定する判定手段と、こ
の判定手段の判定結果に基づき、前記第1の画面のテレ
ビジョン信号の種類に関わらず前記第2の画面が一定の
大きさとなるように、前記第2の画面のテレビジョン信
号を圧縮処理する信号処理手段と、この信号処理手段で
圧縮された第2の画面のテレビジョン信号を、それぞれ
対応する前記第1の画面のテレビジョン信号に時間軸多
重する画面挿入手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】上記手段によれば、第1の画面に挿入される第
2の画面のテレビジョン信号の圧縮処理は、第1の画面
のテレビジョン信号が高品位テレビジョン信号である場
合と、現行方式テレビジョン信号である場合とに対応し
て行われる。この為、第1の画面のテレビジョン信号の
種類に関わらず第2の画面の大きさを一定にすることが
できる。更に、第2の画面のテレビジョン信号が高品位
テレビジョン信号であっても、現行方式テレビジョン信
号に変換して映出することができる。
【0009】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1はこの発明に係わる高品位テレビジョン受像
機を示している。
【0010】先ず、PIP機能を作動させない場合を説
明する。入力端子1に入力された親画面用のテレビジョ
ン信号は、親画面用のチューナ2に入力されて検波され
る。検波信号は、スイッチ4,5に入力されると共に、
MUSE−NTSC判定回路3に入力される。MUSE
−NTSC判定回路3は、検波信号がMUSE(Multip
le Sub-nyquist Sampling )方式で帯域圧縮された信号
(以下MUSE信号と記す)であるかNTSC信号であ
るかを判定する。判定結果は、スイッチ4,5の各制御
端に供給される。
【0011】検波信号が、MUSE信号であると判定さ
れた場合、スイッチ4は閉、スイッチ5は開となる。そ
して、検波信号は、MUSEデコーダ6に入力されて処
理された後、PIP回路8を介して高品位テレビジョン
モニタ12のスイッチ10に供給される。
【0012】一方、検波信号が、NTSC信号であると
判定された場合、スイッチ4は開、スイッチ5は閉とな
る。そして、検波信号は、NTSC/HDコンバータ7
に入力されてノンインターレース化される。NTSC/
HDコンバータ7でノンインターレース化された525
本 ノンインターレース信号は、PIP回路9を介して
高品位テレビジョンモニタ12のスイッチ11に供給さ
れる。高品位テレビジョンモニタ12のスイッチ10,
11も、MUSE−NTSC判定回路3に基づき、スイ
ッチ4,5と同様にして制御される。
【0013】次に、PIP機能を作動させた場合を説明
する。入力端子13に入力された子画面用のテレビジョ
ン信号は、子画面用のチューナ14に入力されて検波さ
れる。検波信号は、MUSE/NTSCコンバータ16
に入力されると共に、MUSE−NTSC判定回路15
に入力される。MUSE−NTSC判定回路15は、検
波信号がMUSE信号であるかNTSC信号であるかを
判定する。
【0014】検波信号が、MUSE信号であると判定さ
れた場合、MUSE/NTSCコンバータ16は、MU
SE信号をNTSC信号に変換する。MUSE/NTS
Cコンバータ16は、本来のMUSE信号処理を行わ
ず、簡易的な処理を行い、MUSE信号を従来のNTS
C方式受像機に映出できるようにする。一方、検波信号
が、NTSC信号であると判定された場合、MUSE/
NTSCコンバータ16は、入力検波信号をそのまま出
力する。MUSE/NTSCコンバータ16の出力は、
スイッチ17を介して、子画面処理回路22に入力され
る。
【0015】子画面処理回路22は、子画面になる映像
の圧縮処理を行う。例えば、親画面に対して1/9の面
積比をもつ子画面を作るには、子画面に映出される映像
が水平方向及び垂直方向にそれぞれ1/3づつ圧縮され
なければならない。
【0016】前述の様に、親画面用のテレビジョン信号
が、MUSE信号であるかNTSC信号であるかにより
走査線数が異なる。親画面にMUSE信号による映像が
映出される場合は、子画面に映出されるNTSC信号
を、3本に1本の割合で間引けば親画面に対して1/3
圧縮処理されたことになる。これに対し、親画面にNT
SC信号による映像が映出される場合は、子画面に映出
されるNTSC信号を、3本に2本の割合で間引かなけ
れば親画面に対して1/3圧縮処理されたことにはなら
ない。
【0017】このような理由から、子画面用処理回路2
2は、PIP処理回路18,19及びスイッチ20,2
1を備え、親画面に映出されるテレビジョン信号に対応
して子画面になる映像の圧縮処理を行っている。つま
り、PIP処理回路18の圧縮処理は、親画面にMUS
E信号が映出されている場合に対応したものであり、P
IP処理回路19の圧縮処理は、親画面にNTSC信号
が映出される場合に対応したものである。PIP処理回
路18,19の出力は、それぞれスイッチ20,21を
介してPIP回路8,9に入力される。スイッチ20,
21は、先のMUSE−NTSC判定回路3の判定結果
に基づいて制御される。
【0018】PIP回路8,9は、それぞれMUSEデ
コーダ6、NTSC/HDコンバータ7で得られる親画
面用のテレビジョン信号に、PIP処理回路18,19
で得られた子画面用のテレビジョン信号を時間軸多重す
る。PIP回路8,9の出力は、それぞれスイッチ1
0,11に入力されて、高品位テレビジョンモニタ12
に映出される。
【0019】これにより、親画面に映出されるテレビジ
ョン信号の種類に関わらず、子画面の大きさを一定にす
ることができる。また、子画面用のテレビジョン信号
が、MUSE信号であっても、NTSC信号に変換して
映出することができる。
【0020】更に、スイッチ17を切替えて入力端子2
3に入力される外部テレビジョン信号を選択すれば、放
送信号以外の信号も利用することができる。また、高品
位テレビジョン信号を記録する一般家庭用用のVTR
(ビデテープレコーダ)はまだ開発されていないが、出
力端子24からはMUSE/NTSCコンバータ16の
出力が導出されるので、この信号を従来の一般家庭用の
VTRに記録させることができる。なお、この発明に関
わる高品位テレビジョン受像機は、衛星放送用のチュー
ナが2つ内蔵されているので、いわゆる裏番組録画も可
能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
高品位テレビジョン受像機は、第1の画面(親画面)の
テレビジョン信号が高品位テレビジョン信号であるか現
行方式テレビジョン信号であるかによって、第2の画面
(子画面)のテレビジョン信号の処理方法を変えてい
る。従って、第1の画面のテレビジョン信号の種類に関
わらず、第2の画面の大きさを一定にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係わる高品位テレビジョン受像機
を示す構成図。
【符号の説明】
1,13,23…入力端子、2,14…チューナ、3,
15…MUSE−NTSC判定回路、4,5,10,1
1,17,20,21…スイッチ、6…MUSEデコー
ダ、7…MUSE/HDコンバータ、8,9…PIP回
路、12…高品位テレビジョン受像機、16…MUSE
/NTSCコンバータ、18,19…PIP処理回路、
22…子画面用処理回路、24…出力端子。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画面のテレビジョン信号と、この
    第1の画面に挿入されるべき第2の画面のテレビジョン
    信号とが入力される第1及び第2の入力手段と、 この第1の入力手段に入力された第1の画面のテレビジ
    ョン信号が高品位テレビジョン信号であるか現行方式テ
    レビジョン信号であるかを判定する判定手段と、 この判定手段の判定結果に基づき、前記第1の画面のテ
    レビジョン信号の種類に関わらず前記第2の画面が一定
    の大きさとなるように、前記第2の画面のテレビジョン
    信号を圧縮処理する信号処理手段と、 この信号処理手段で圧縮された第2の画面のテレビジョ
    ン信号を、それぞれ対応する前記第1の画面のテレビジ
    ョン信号に時間軸多重する画面挿入手段とを具備したこ
    とを特徴とする高品位テレビジョン受像機。
  2. 【請求項2】 前記信号処理手段は、 前記第1の画面のテレビジョン信号が高品位テレビジョ
    ン信号である場合に対応して前記第2の画面のテレビジ
    ョン信号を圧縮処理する第1の圧縮処理手段と、 前記第1の画面のテレビジョン信号が現行方式テレビジ
    ョン信号である場合に対応し、少なくとも前記第1の圧
    縮処理手段とは垂直圧縮率を異にして前記第2の画面の
    テレビジョン信号を圧縮処理する第2の圧縮処理手段
    と、 前記判定手段の判定結果に基づいて、前記第1及び第2
    の圧縮処理手段の出力を切替え導出する切替え手段とを
    具備したことを特徴とする請求項1記載の高品位テレビ
    ジョン受像機。
  3. 【請求項3】 前記第2の入力手段に入力された第2の
    画面のテレビジョン信号が高品位テレビジョン信号であ
    るか現行方式テレビジョン信号であるかを判定する第2
    の判定手段と、 この第2の判定手段で、前記第2の画面のテレビジョン
    信号が高品位テレビジョン信号と判定された場合には現
    行方式テレビジョン信号に変換し、現行方式テレビジョ
    ン信号であると判定された場合にはそのまま出力して前
    記信号処理手段に供給する変換手段とを具備したことを
    特徴とする請求項1記載の高品位テレビジョン受像機。
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