JP3001956U - 台車移動式火葬施設 - Google Patents

台車移動式火葬施設

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JP3001956U
JP3001956U JP1994004064U JP406494U JP3001956U JP 3001956 U JP3001956 U JP 3001956U JP 1994004064 U JP1994004064 U JP 1994004064U JP 406494 U JP406494 U JP 406494U JP 3001956 U JP3001956 U JP 3001956U
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JP
Japan
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room
cremation
trolley
crematorium
preparation
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JP1994004064U
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English (en)
Inventor
一雄 上田
Original Assignee
一雄 上田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】セラッミクファイバーを用いた火葬室とバーナ
ー装置を2階に設置することで冷却室を不要とし、台車
を前ホールから準備室・作業室の3室を作業に従って自
動的に移動させる。限られた空間を最大限に利用しなが
ら、火葬施設のイメージ向上にもつながる施設の提供を
目的とする。 【構成】前ホールと準備室・火葬室・作業室の4空間、
各室を移動する台車、及び各室の自動開閉扉で構成され
る。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、人間の遺体を茶毘にふす、火葬施設の改良に関するものである。
【従来の技術】
通常、火葬室と燃焼装置が平面的に設置されており、火葬室側面の材質によっ ては、台車及び遺骨等を冷却するための冷却室を必要とする。そのため、作業効 率の向上のためには、広い空間を必要とする。また、火葬後、台車及び遺体等の 清掃も必要であるが、狭い場所に立てられた現状の火葬施設では、火葬室前のホ ールで行われるのが通常となっており、長時間にわたって作業終了を待っていた 遺族等の心情を充分考慮しているとは言えない。
【考案が解決しようとする課題】
従来、火葬室及び燃焼装置等は平面的に設置されている。多くは煉瓦等の材質 で火葬室内面が構築されているため、室内に蓄えられた熱が下がるのに時間を要 し、作業効率の低下を招いている。この問題解決の為、通常、冷却のための特別 の空間を設けるが、更に平面的な空間を必要とする。また、多くの場合、燃焼後 の台車等の清掃はホールで行われ、必ずしも衛生的とは言えない。また、火葬室 内部が遺族の目に触れることもあり、遺族の心情を充分に考慮したものとはいえ ない。以上の理由から、特に都市部に於いては、その必要性に反して火葬場の建 設場所の確保は非常に難しくなっている。本発明は、限られた面積を最大限に利 用しながら、一連の作業を人目に触れることなく衛生的に行うことを目的とする 。その結果、遺族の心情を考慮した設計・装飾が可能となる。本発明は、火葬作 業に付属する必要要件を満たしながら、遺族の心情及び環境衛生に充分配慮した 、機能的かつ経済的な火葬施設を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
本発明の目的達成の為には、以下の技術的要件が必須となる。 1 火葬室は、冷却のためのスペースを省くため、熱伝導率の低い、かつ蓄熱量 の小さいセラミックファイバーで構築する。 2 気密性及び燃焼効率の向上と、限られた空間の有効利用のため、火葬室とバ ーナー装置は2階へ設置し、1階には遺体の出迎えのための準備室と清掃の為の 清掃室を設ける。 3 台車及び台車上部が、前ホールから準備室、準備室上部の火葬室、準備室裏 の清掃室の3箇所を、それぞれ作業に従って自動的に移動する。また、各扉も自 動的に開閉させることで作業効率の向上を図ると同時に、1階準備室を清潔に保 つ。 4 上記3により、清潔に保たれた準備室内部の正面の壁若しくは室内に、遺影 を置ける場所を設け、照明若しくは花等を飾るなど、遺体の尊厳を傷つける事無 く、遺族の心情に配慮する。 遺影を置く台は、台車の前方に取り付けても良い。
【作用】
本発明手段を使用すれば、火葬室と燃焼装置で構成される火葬場と同様の敷地 面積に、従来の技術による火葬場と全く異なった施設の設置が可能となる。 まず、着火から冷却までの時間が70分と短く、かつ冷却のための空間を特別 に必要としないため、従来同様の時間で作業を終了させるために必要とした空間 を自由に使える。通常この空間は、火葬室前、希に下部に配置されることもある が、本発明によれば、火葬後の遺体は下部空間から後部清掃室へとすぐに自動搬 出され、上部火葬室との遮断も自動的に行われるため、下部空間を清潔な状態に 保つことが可能である。従って、遺族は一連の火葬作業を全く意識せず、人生最 後の儀式にふさわしい装飾を施された準備室へと死者を見送り、また出迎えるこ とが出来る。
【実施例】
1) 前面化粧扉(2)が上がり、台車(10)が炉前ホール(1)から準備室 (3)へと、敷設されたレール上を自動搬入される。 葬儀を格式高いものにするよう、内部にデザイン性を持たせた準備室へと遺族が 遺体を見送り、最後の別れを済ませると、準備室天井の中央部から上面化粧扉( 13)が左右に開く。 2) 台車(10)と台車上部(14)の間の昇降幾(11)が、静かに上昇し 、棺(12)を乗せた台車上部を2階火葬室(4)へと移動させ、台車上部(1 4)を火葬室床面に隙間無く組み込む事で火葬室を形成する。それと同時に、前 ホールの化粧扉が閉まる。 3) 火葬室内面(8)にセラッミックファイバーを使用するため、70分で火 葬・冷却を終了する。特別な冷却室を必要としない台車・及び遺骨は、搬入時と 逆の手順で準備室の台車(10)に戻される。 4) 下降を終えると、台車上部の上昇に伴って自動的に退避していた火葬室床 に付設された化粧扉(13)が元の位置に戻り、下部の準備室(3)と上部の火 葬室(4)を完全に遮断する。 5) 準備室(3)と清掃室(5)の境の仕切扉(9)が開き、台車は準備室裏 の清掃室(5)まで自動搬出される。 6) 清掃室で、台車及び遺骨・灰等の清掃を終了すると、台車は再び準備室へ と自動搬入され、重厚かつ格式高くデザインされた準備室で、室内を汚す事無く 、最初に搬入された時と同じ状態で遺族の出迎えを待つことができる。
【考案の効果】
装置を2階に分けて配置することで、敷地面積の増大を伴うことなく従来の2 倍の空間が確保でき、人生の終焉にふさわしい儀式性を付加できる。また、一連 の作業が電動式で自動的に行われ、すべて2階及び準備室裏で処理されるため、 遺族に火葬作業を意識させることがない。遺族は、遺体の尊厳を守り、遺族の気 持ちを少しでも慰めることができるようデザインされた準備室へ死者を見送り、 また迎えることができる。このことは、従来の火葬場に対するマイナスのイメー ジを払拭し、人口の密集した狭い国土に、本来人間生活に於いて不可欠である火 葬場が、真にその意義を認められる一助となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】前ホールと準備室、及び火葬室・清掃室の位置
関係と、台車の移動経路を断面から見たものである。
【図2】準備室と火葬室の位置関係と、火葬室床面の開
閉の様子を正面から現したものである。
【符号の説明】
1 前ホール 2 前面化粧扉 3 準備室 4 火葬室 5 清掃室 6 再燃焼室 7 バーナー孔 8 火葬室内面 9 仕切扉 10 台車 11 昇降機 12 棺 13 上面化粧扉 14 台車上部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】a 内部5面にニューセラッミクファイバ
    ーを使用した火葬室 b 2階に燃焼室とバーナー装置、1階に準備室と清掃
    室を配置した火葬施設 c 前ホールから、準備室・燃焼室・清掃室の3カ所を
    自動的に移動する台車 d 壁面及び内部に、照明装置若しくは装飾品で遺影を
    飾るための場所を設けた準備室 e 以上、aからdの機能が有機的に結合した火葬施設
JP1994004064U 1994-03-11 1994-03-11 台車移動式火葬施設 Expired - Lifetime JP3001956U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011027278A (ja) * 2009-07-21 2011-02-10 Fuji Kensetsu Kogyo Kk 火葬炉とその前室照明方法

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