JP3084360U - 動物火葬車 - Google Patents

動物火葬車

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JP3084360U
JP3084360U JP2001005681U JP2001005681U JP3084360U JP 3084360 U JP3084360 U JP 3084360U JP 2001005681 U JP2001005681 U JP 2001005681U JP 2001005681 U JP2001005681 U JP 2001005681U JP 3084360 U JP3084360 U JP 3084360U
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満生 榎本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注文に応じて依頼者宅へ出張し、動物遺体を
丁重に焼却する。 【解決手段】 車輛の箱型荷台1内に、後面に扉5を有
する焼却炉3を積載し、焼却炉3の後部と荷台1の内面
との間に仕切27を設けてその後方に祭祀空間28を形
成し、焼却炉3内から祭祀空間28にわたって床面に軌
条8、8を敷設し、この軌条8、8に係合する車輪3
4、34、34、34を有し上面が耐火材10で覆われ
た台車9を上記焼却炉3内と上記祭祀空間28の間で移
動できるように設置する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は愛玩動物を火葬するための焼却炉を備えた移動車輛に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
動物の飼育者は、死亡した動物に対して人に劣らぬ愛情を有し、丁重に弔うこ とを希望することが多い。しかし従来はこの要望に応えうる施設がなく、地方自 治体の清掃局等に依頼して一般の家庭ごみと同様に処理して貰うのが普通であっ た。また、一部では移動車輛に焼却炉を積載した火葬車が提案されてはいるが( 実公平6−4185号公報)、火葬場が移動式になった程度の設備でしかなく、 飼育者を慰めるには不充分であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従って本考案は、移動車輛上に焼却炉を設けるばかりでなく、その前で簡単な 葬儀を行えるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による火葬車は、後面に扉を有する箱型の荷台の中程に焼却炉を積載し ている。この焼却炉は後方に扉を有し、炉内から上記荷台の後部へ軌条が設けら れていて、上記焼却炉の炉底を構成する台車がこの軌条に沿って炉内と炉外との 間を移動することができる。上記焼却炉の後端部分と上記荷台の天井及び側壁と の間は板状の仕切またはカーテンによって仕切られていて、荷台のこの仕切から 後の部分は、花や遺影を飾ったり焼香台を置くなどして、死亡した動物を弔う祭 祀室として使用される。
【0005】 上記焼却炉の前壁には、炉内に向けてバーナーが取付けられている。そして遺 体が小型動物である場合は、バーナーの火焔がこれに水平に当たり、大型動物で ある場合は火焔が若干上向きに当たるよう、バーナーの取付角度を調節する。
【0006】 そして、上記焼却炉の燃焼ガスは、完全燃焼していないためにそのままでは臭 気が激しいので、これを2次燃焼室に導き、2次バーナーによって完全燃焼させ てから、その排気を煙突より放出させる。
【0007】
【考案の実施の形態】
図1において、1は車輛に設けた箱型の荷台であり、その後部に扉2、2が観 音開きに開閉可能に設けられている。荷台1の中程には焼却炉3が取付けられて いて、その内部は耐火材4で覆われており、その後面には扉5が開閉可能に設け られ、その内面も耐火材6で覆われている。焼却炉3内の燃焼室7から炉外の後 方へ向かって軌条8、8が設置され、その上に台車9が支持されており、台車9 の上面も炉底を構成する耐火材10で覆われている。
【0008】 焼却炉3の前壁にはバーナー取付用のフランジ11が設けられ、ここから炉内 へ向けて火焔の吹込口12が形成されている。バーナー13も取付用のフランジ 14を有し、フランジ11と14とは必要に応じ楔状の間隔片15を挟んで互い に結合されている。間隔辺15は上方が厚く、下方が薄く形成されており、フラ ンジ11と14とを直接に結合した場合は、バーナー13の火焔は水平に指向さ れ、フランジ11と14とをその間に間隔片15を挟んで結合した場合は、バー ナー13の火焔はやや上向きに指向される。
【0009】 燃焼室7の上方に設けた排気口16は、焼却炉3の上方に設けた横長円筒形の 2次燃焼室17に導かれ、2次燃焼室の一端に取付けた2次燃焼バーナー18に よって完全に燃焼されて無臭状態になり、荷台1の天井を貫通している煙道19 へ導かれる。なお、2次燃焼室17及び煙道19の内面も耐火材20で覆われて いる。煙道19の上端には適当な長さの煙突21が適当な起伏機構22によって 結合されていて、車輛の走行時には点線図示のようにこれを倒し、焼却作業時に はこれを実線図示のように直立させる。
【0010】 燃焼室7の排気口16には、送風機23に結合されたエジェクター24が設け られていて、燃焼室7から2次燃焼室17への燃焼ガスの移行を助けると共に、 2次燃焼における完全燃焼のための空気を補給している。荷台1の焼却炉3より も前方の空間には、燃料タンク25、発電機26等の付属設備が設けられている 。
【0011】 焼却炉3の後部の外面と荷台1の天井及び両側壁との間は、適当な板材または カーテンなどの仕切27によって仕切られ、その後方は祭祀空間28を形成して いる。図2に示すように焼却炉3の後部は仕切27の中央に露呈し、扉5は蝶番 29、29によって取付けられ、開閉用取手30及び閉鎖のための掛金31、3 1を有している。祭祀空間には、写真、花、焼香台等を適宜おいて、飼育者が死 亡した動物の霊を弔う。
【0012】 図3及び図4は焼却炉3及び2次燃焼室17の詳細を示し、32及び33はそ れぞれの炉殻を示す。燃焼室7の炉底は耐火材6を欠除し、ここに軌条8、8が 設置され、軌条8、8に係合する車輪34、34、34、34を有する台車9が この上に載置され、台車9の上面には燃焼室7の炉底を構成する耐火材10が設 けられている。炉壁の耐火材4は、台車耐火材10の周縁部分と小間隙を隔てて 終端しており、それよりも下方に位置する車輪34、34、34、34及び軌条 8、8を熱から保護している。
【0013】 燃焼室7の一側における炉壁耐火材6の下端に沿って送風管35が埋込まれて おり、送風機36によって送込まれた空気を多数のノズル37、37・・・・か ら燃焼室7内に吹込み、燃焼を助けている。
【0014】 この車輛は、要請があった場合に飼主宅へ出向き、荷台1の扉2、2を開いた 上で、焼却炉3の扉5を開いて台車9を引出し、これに動物の遺体を載せて焼却 炉3内に納める。そして祭祀空間28内に写真、花、供物、焼香台等を飾り、飼 主の家族等の礼拝が終わったら写真等の飾り物を除去して荷台1の扉2、2を閉 じる。
【0015】 遺体が小型動物の場合は、焼却炉3側のフランジ11とバーナー13側のフラ ンジ14とを直接に結合することにより、バーナー13の火焔は燃焼室7内に水 平に噴射される。そして遺体が大型動物の場合は、フランジ11とフランジ14 との間に楔状の間隔片15を挟んで結合することにより、火焔は、やや上向きに 噴射される。そして、小動物の場合は煙突21を倒したままでも焼却することが できるが、大型動物の場合は煙突21を起立させた状態で焼却を行うことが望ま しい。
【0016】 焼却作業は、依頼者宅の駐車場などで行うこともあるが、多くの場合、離れた 空地、駐車場へ移動して行い、焼却を完了してから煙突を再び倒して依頼者宅へ 戻る。そして扉5を開いて台車9を引出し、依頼者に遺骨を拾って貰って作業を 終了する。
【0017】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本案によるときは依頼者宅に出張して、動物 遺体を公害を伴うことなく丁重に焼却するので、飼主の要望を十分充たすことが できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の全体の概略断面図である。
【図2】上記実施例の背面図である。
【図3】図1におけるA−A線に沿う拡大断面図であ
る。
【図4】図1におけるB−B線に沿う拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 荷台 2 荷台の扉 3 焼却炉 5 焼却炉の扉 7 燃焼室 8 レール 9 台車 11 フランジ 13 バーナー 14 フランジ 15 楔状間隔片 16 排気口 17 2次燃焼室 18 2次バーナー 19 煙道 21 煙突 23 送風機 24 エジェクター 25 燃料タンク 26 発電機 27 仕切 28 祭祀空間 34 車輪 35 送風管 36 送風機 37 ノズル

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後方に扉を有する箱型の荷台の中程に、
    後方に扉を有する焼却炉を設置し、この焼却炉内より上
    記荷台の後部にわたって軌条を設けてこの軌条上に上記
    焼却炉の炉底を構成する台車を移動可能に支持させ、上
    記焼却炉の後方部分と上記荷台の天井及び側壁との間に
    仕切を設けて上記荷台のこの仕切から後方の部分を祭祀
    室とした動物火葬車。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記焼却炉は内部に
    燃焼室を有し、上記焼却炉の前壁に上記燃焼室内に指向
    したバーナーが設けられていることを特徴とする動物火
    葬車。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記バーナーはその
    俯仰角を可変に設置されていることを特徴とする動物火
    葬車。
  4. 【請求項4】 請求項2において、上記焼却炉は前壁に
    上記バーナー取付用のフランジを有し、このフランジと
    上記バーナー側に設けた取付フランジとの間に上下で厚
    さを異にする楔状の間隔片が介在していることを特徴と
    する動物火葬車。
  5. 【請求項5】 請求項1において、上記焼却炉の排気口
    と外界へ向かう煙突との間に2次バーナーを有する2次
    燃焼室が設けられていることを特徴とする動物火葬車。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102082075B1 (ko) * 2019-02-08 2020-04-23 김형 동물 사체 소각장치

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