JP3188221U - 移動式霊安室 - Google Patents

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JP2013006142U
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幸弘 森本
Original Assignee
株式会社けやき
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Abstract

【課題】場所を問わず直ちに準備可能であり、また、そのまま葬儀場や火葬場に遺体を搬送できる移動式霊安室を提供する。
【解決手段】トラックの荷台3を霊安室として使用する移動式霊安室1であって、上記トラックは上記荷台が箱型のボディを有し、上記荷台の一方の側面には略全面が開閉する開閉扉5,6を有し、後方にも開閉扉を有することを特徴とするものである。特に、上記荷台の内部は、ベッドと御棺とを横に並べて設置できる大きさのスペースを有している。
【選択図】図1

Description

本考案は、移動可能な霊安室に関するものであり、霊安室として使用できるとともに、簡易の葬儀式場としても利用可能な霊安室に関するものである。
昨今の医療機関の実態においては、霊安室を備えていなかったり、霊安室があっても諸事情により確保できない場合も多い。そのため、患者が臨終後、病院内の霊安室に移動されることはあまりなく、すぐに寝台車の手配を行うケースがほとんどである。
また、老人ホームやデイケアホーム等の老人用施設に関しても同様であり、霊安室を設けている施設は少ない。
したがって、通常は病院等から一旦、自宅に遺体を搬送し、葬儀社を決めた後に葬儀会館に遺体を搬送する場合が多い。さらに、火葬場に遺体を搬送するので、遺体の搬送費用はかなり高額なものになっていた。
そこで、より安価な遺体搬送を目的として、標準的なパネルバン型軽自動車において、助手席を運転席の後方に設け、これにより運転席の横に得られるスペースを標準的な貨物スペースと併せて遺体安置スペースとして利用する霊柩車が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2000−5246号
団地等の集合住宅に限らず、最近は一軒家でも、構造上、自宅での安置が出来ない場合が多い。この場合、臨終後すぐに葬儀社を決めないといけないので、慌ただしい中で、納得した葬儀社の選定が行えないことがあった。
そこで、一時的な霊安室が必要であるものの、病院等の医療機関や老人ホーム等では、そのスペースを確保するのが困難な状況である。
また、特許文献1に開示された霊柩車は、霊柩車として使用することが可能であっても、霊安室としては適当ではない。家族や知人が故人と対面するのに適当な場所ではないからである。さらに、狭い貨物スペースに遺体を安置することは、家族の気持ちとしても納得できないものがある。
なお、最近では、通夜や告別式などの宗教儀式を行わない、火葬のみの葬儀形態である直葬も行われているが、臨終後24時間以内に火葬することは法律で禁止されているため、直葬の場合であっても必ず霊安室の確保が必要である。
本考案の請求項1に係る移動式霊安室は、トラックの荷台を霊安室として使用する移動式霊安室であって、上記荷台は箱型であり、上記荷台の一方の側方に略側面全面が開閉する開閉扉を有し、上記荷台の後方に開閉扉を有することを特徴とする。
本考案の請求項2に係る移動式霊安室は、上記荷台内部が、ベッドと御棺を横に並べて配置できる大きさのスペースを有することを特徴とする。
本考案の請求項3に係る移動式霊安室は、上記荷台内部に、ベッドを固定する固定機構が設けられていることを特徴とする。
本考案の請求項4に係る移動式霊安室は、上記荷台内部に、御棺を固定する固定機構が設けられていることを特徴とする。
本考案の請求項5に係る移動式霊安室は、上記荷台の後方及び一方の側方の開閉扉にカーテンが設けられていることを特徴とする。
本考案の請求項6に係る移動式霊安室は、上記荷台内部に枕飾りと、当該枕飾りを荷台壁面に固定するための固定機構とが設けられていることを特徴とする。
本考案に係る移動式霊安室は上記のように構成されるため、霊安室を備えていない医療施設や老人ホーム等において人が亡くなった場合でも、直ぐに霊安室を用意することができるので、葬儀場の選定を急いで行うことが必要では無く、納得できる葬儀場を選定できる。また、そのまま葬儀場へ遺体を搬送できるので、費用面でも大きなメリットがある。
さらに、移動式霊安室内において、遺体を納棺するために充分なスペースがあるので、そのまま火葬場へ納棺した遺体を搬送することも可能である。
また、遺体を納棺後にベッドを取り除けば、小さな葬儀式場としても利用することが可能であり、場所を問わずに葬儀を行うことができる。
本考案に係る移動式霊安室の側面図である。 本考案に係る移動式霊安室の後方図である。 本考案に係る移動式霊安室の荷台の見取り図である。
本考案に係る移動式霊安室の構成等に関して、以下において、図面を用いて説明する。なお、以下の説明は本考案に関する良好な一例を開示するものであり、本考案が当該実施の形態に限定されるものではない。例えば、本実施の形態において開示する考案品の重量や寸法等は、良好な一例を示すに過ぎず、その他の可能性を否定するものでは無い。
実施の形態.
図1から図3は、移動式霊安室の構成を説明するための図である。図1は側面図、図2は後方図、そして図3は荷台内部の見取り図である。
移動式霊安室1は、トラックを改良したものであり、本実施の形態においては、積載量2トンのトラックを用いている。
移動式霊安室1は、運転席2と荷台3からなる。
運転席2は、通常のトラックの運転席と同様である。
また、荷台3は、例えばアルミ製の箱型であり、いわゆるバンボディである。
この荷台3の一方の側面は、図1に示すように側面のほぼ全面が開閉可能になっている。すなわち、側面の上部に設けられた側部上開閉扉5と、下部に設けられた側部下開閉扉6が、それぞれ上下に開け閉めできるようになっている。図1は、側部上開閉扉5と側部下開閉扉6を開けた状態を示している。
なお、側面の開閉機構は、この機構に限らず、側面パネルを着脱することで開閉できるようにしても良いし、ウイングボディのように、側面を鳥の羽のように開閉できる機構であっても良い。
側部上開閉扉5と側部下開閉扉6を開けることによって、荷台3の一方の側面は、側部出入口4となる。この側部出入口4の上部には、収納式のルーフ7、および遮光のためのカーテン8が設けられている。
なお、カーテンの外側に、ガラス扉を設けても良い。例えば、横に開閉可能な4枚扉を設けても良い。
荷台3の後方には、図2に示すように、後部開閉扉11によって開閉可能な後部出入口9が設けられている。この後部出入口9にも遮光のためのカーテン10が設けられている。
なお、後部出入口9は高い位置にあるため、図3に示すように、タラップ12を取付けることで、人が容易に出入りすることができる。
この図3は、荷台3の内部を示す見取り図である。内部には、ベッド13や枕飾り14が配置される。
ベッド13は、遺体を安置するために設けられている。
また、枕飾り14は、線香やローソクを置くための供物台である。枕飾り14は、霊安室として使用するときには、図3で実線で示すように遺体の枕元に移動させて供物台として使用し、移動中には、点線で示すように、荷台の壁面に接して置けるように、移動可能になっている。
さらに、移動時にベッド13や枕飾り14が動かないように、荷台3には固定機構が設けられている。固定機構は、荷台3内部の床面や内壁面に固定されたベルトであっても良いし、ベッド13や枕飾り14の脚等を嵌めこんで固定できる荷台3内部の床面等に設けられた凹凸であっても良い。
図3において、ベッド13の左側には御棺を設置するに十分なスペースがあり、荷台3内に置いて、遺体を納棺することが可能である。なお、御棺は後部出入口9あるいは側部出入口4から搬入および搬出することができる。また、移動中に御棺が動かないようにするための固定機構が荷台3内部の床面等に設けられている。この機構は、ベッド13の固定機構と同様の機構である。
また、この御棺を設置できるスペースは、遺体安置時には、家族等が遺体に面会するためのスペースとなる。
なお、荷台3内には、必要に応じて、簡易トイレを設置しても良い。また、遺体の安置状態を保つために、エアーコンディショナーを設けても良い。
本考案は上記のように構成されているので、以下に示す多くの優れた特長を有している。
まず、第1に、移動可能な霊安室であるため、駐車スペースさえあれば、どこにでも直ちに設置可能である。故人が亡くなった医療機関の傍に設置することもできるし、自宅近くの駐車スペースに設置することも可能である。あるいは、老人ホーム等の駐車場に設置することも可能であり、故人に最後の面会をしたい人の利便を考慮した場所に設置できるというメリットもある。
また、霊安室をすぐに確保できることで、葬儀場の選択を時間的余裕を持って行うことができるため、参列者の利便性、葬儀費用、およびサービス面を十分に考慮して葬儀場を選定できる。
第2に、霊安室として使用後は、葬儀場へ、そのまま遺体を搬送できる。移動時には、ベッドや枕飾りを固定機構を用いて、荷台内部に固定できるため、移動時にベッド等が動く心配は無い。
第3に、ベッドの横に並べて、御棺を置くスペースがあるため、荷台内に置いて納棺ができる。
例えば、直葬を行う場合には、霊安室として使用後に、御棺に納棺し、そのまま火葬場に搬送できるので、費用面で安価となる。
第4に、一方の側面が大きく開閉できるので、小さな葬儀式場としての利用もできる。葬儀式場として利用する場合には、ベッドを外部に搬出した後に、荷台内の適切な場所に御棺を設置し、その周りに生花祭壇を設ければよい。
このように簡易な葬儀式場を簡単に設けることができるので、葬儀場で葬儀式を行う場合に比べて、費用面で有利である。
また、駐車スペースさえあれば場所を選ばないため、参列者の利便性を考慮した場所で葬儀式を行うことができる。
第5に、故人が亡くなった医療機関等へのお迎えから、霊安室としての利用、納棺、葬儀式場としての利用、および火葬場まで御棺を搬送する霊柩車としての利用まで、すべてを1台でカバーできるため、利便性が向上するとともに、費用の大幅な削減が可能となる。
1 移動式霊安室
2 運転席
3 荷台
4 側部出入口
5 側部上開閉扉
6 側部下開閉扉
7 収納式ルーフ
8 カーテン
9 後部出入口
10 カーテン
11 後部開閉扉
12 タラップ
13 ベッド
14 枕飾り

Claims (6)

  1. トラックの荷台を霊安室として使用する移動式霊安室であって、
    上記荷台は箱型であり、
    上記荷台の一方の側面に略全面が開閉する開閉扉を有し、
    上記荷台の後方に開閉扉を有する
    ことを特徴とする移動式霊安室。
  2. 上記荷台内部は、ベッドと御棺を横に並べて配置できる大きさのスペースを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の移動式霊安室。
  3. 上記荷台内部には、ベッドを固定する固定機構が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の移動式霊安室。
  4. 上記荷台内部には、御棺を固定する固定機構が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の移動式霊安室。
  5. 上記荷台の後方及び一方の側面に設けられた上記開閉扉にはカーテンが設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の移動式霊安室。
  6. 上記荷台内部には、
    枕飾りと、
    当該枕飾りを荷台壁面に固定するための固定機構と、
    が設けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の移動式霊安室。

JP2013006142U 2013-10-25 移動式霊安室 Expired - Lifetime JP3188221U (ja)

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