JP3036224U - 墓地用納骨収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 墓地にある納骨室に、飾り碑台の下面に設け
た滑車を利用して簡単に飾り碑台を移動し、納骨室に簡
単に安置できる墓地用納骨収納装置の提供。 【解決手段】 敷石台の上面に墓碑台、飾り碑台を静置
し、その下面に納骨室を設置して、飾り碑台の側面前方
部分、敷石台と接する面に梃子穴を左右に穿ち、下面に
滑車を設けて、これに対抗する位置にレールを敷石台上
に設けたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、墓地にある納骨室に、飾り碑台を移動して、簡単に収納入口を開放 して、故人の骨を安置できる装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、墓碑の地下納骨室を開ける場合は、墓石の地下部分にある納骨室を開け るのに、墓碑や台石などを取り除き、収納していたので、時間と手数を要し、簡 単な手段が要望されていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案では、重量的に大なる、墓碑台はそのままの状態で、前面にあ る小物類の重量的に小なる飾り碑台上のものをかたずけ、下面にある滑車を利用 し、飾り碑台を前面に移動し、納骨室の入口を出し、そこから納骨を済まし、飾 り碑台を元にもどして、飾り物を静置することにより、簡単に納骨を終了できる 収納装置の提供を目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前述の目的を達成するために、請求項に記載の考案は、飾り碑台下面の左右に 滑車を設け、敷石台上に、滑車に対抗する位置の左右にレールを設置する、飾り 碑台前方側面に梃子穴を左右に設けたことを特徴とするものである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。 敷石台７の上に墓碑台１、飾り碑台２が納骨室６を蓋状に覆って静置される。 （図面１、２）飾り碑台２の下面、敷石台７と接する面に滑車４、４が左右に設 置され、飾り碑台２の手前、前方の側面に梃子穴３、３が穿ってある。 また、滑車４、４に対抗する位置の敷石台７上にレール５、５が敷かれ、飾り碑 台２は前方に移動可能になっている。（図面１、２参照） 納骨室６の大きさは、墓碑台１の中央部下面と一部は飾り碑台２下面に跨がっ て存在する。（図面１、２）

【０００６】

【実施例】

重量的に軽い飾り碑台２上面の小物を取り除き、飾り碑台２を前方向に押すよ うに移動すると、（図１、２の矢印方向）飾り碑台２下面にある滑車４はレール ５に添って動くために、飾り碑台２を簡単に前方に移動する。 次に、梃子穴３、３に鉄棒などを突っ込み梃子を利用して、飾り碑台２を静かに 上面に浮かすように持ち上げる、図面２にあるようにレール５、５の前方末端は 緩やかなカーブ面になっているので、滑車４、４の前輪はカーブ斜面に載って移 動し敷石台７に到達する、それと同時に図３に示すように納骨室６が現れる。 この入口より納骨を済まし、敷石台７上にある飾り碑台２を前回と逆の方向に 押して、滑車４、４の位置をレール５、５に合わせて更に移動すれば飾り碑台２ は元の位置にもどる。（図１、２、３、４） 飾り碑台２に線香立てなどの小物をもとのように静置すると作業は終了する。

【０００７】

【考案の効果】

飾り碑台２に滑車４をつけ、レール５に添って移動することにより、従来大作 業であった納骨が、簡単に短時間で済むようになる効果がある。 作業人員が少人数で済むので、人件費の節約に貢献する。 墓地内を汚さないので、後片付けが簡単に終わることが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本願考案の−実施形態を示す斜視図。

【図２】 本願考案の−実施形態を示すＡ−Ａ断面
斜視図

【図３】 本願考案の−納骨室入口を示す一部平面
図

【図４】 本願考案の−実施形態を示す側面図

【符号の説明】

１・・・墓 碑 台 ２・・・飾 り 碑 台 ３・・・梃 子 穴 ４・・・滑 車 ５・・・レ ー ル ６・・・納 骨 室 ７・・・敷 石 台

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】敷石台（７）の上面に墓碑台（１）、飾り
   碑台（２）を静置し、その下面に納骨室（６）設置し
   て、飾り碑台（２）の側面前方部分、敷石台（７）と接
   する面に梃子穴（３）（３）を穿ち、下面に滑車（４）
   （４）を設け、これに対抗する位置にレール（５）
   （５）を敷石台（７）上に設けたことを特徴とする墓地
   用納骨収納装置。