JP3001851U - 外扇式電動機 - Google Patents

外扇式電動機

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JP3001851U
JP3001851U JP1994001804U JP180494U JP3001851U JP 3001851 U JP3001851 U JP 3001851U JP 1994001804 U JP1994001804 U JP 1994001804U JP 180494 U JP180494 U JP 180494U JP 3001851 U JP3001851 U JP 3001851U
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radiator
outer fan
electric motor
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幸利 亀井
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外扇カバーと放熱体とを連接して送風路を連
続的に形成することによって、外扇カバーと放熱体との
間を通過する放熱体への送風(気流)が整い、騒音が低
減する外扇式電動機の提供。 【構成】 電動機本体1に設けられる放熱体2と、電動
機本体1の外扇4を覆う外扇カバー5との間に粘着テー
プ8を外扇カバー5と放熱体2とを連接するように貼り
つけ、外扇4から放熱体2に冷却風9を送風するための
送風路10を形成する。この送風路10によって外扇4
からの冷却風9が放熱体2に送風され、従来、冷却風9
の一部が外扇カバー5と放熱体2との隙間7で乱気流と
なり発生していた騒音を防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電動機本体の回転軸に嵌着される外扇による送風を利用して電動機本 体の放熱体を冷却する構造の外扇式電動機に係り、例えば、石油精製工場、石油 化学工場、化学プラントおよび発電所に配備される外扇式電動機に利用できる。
【0002】
【背景技術】
一般に外扇式電動機は、電動機回転軸に嵌着された外扇(外付けファン)によ る冷却風をこの電動機の外周に設けられる襞状の放熱体表面に送風し、冷却効果 を得る構造である。そしてこの外扇を覆う外扇カバーが、その一端側を電動機本 体の後端(電動機本体の出力側とは反対側端)の適宜箇所にねじ止めにより取り 付けられている。この外扇カバーは危険防止のために設けられているとともに、 この外扇からの冷却風を放熱体に送風するために設けられている。 従来、この外扇式電動機から発生する騒音対策として、外扇式電動機全体を大 きな防音カバーによって包み込むことで騒音を低減させていた。また、このよう な防音カバーを用いない騒音対策としては、従来のものよりも小径の外扇を用い る方法が知られていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した防音カバーを用いた場合には、騒音の一定の低減は認 められるが、この防音カバー内に電動機から発生する熱が蓄積してしまい、冷却 効率は低下してしまうという問題が有った。さらに、保守点検の際、この防音カ バーの脱着作業は、人手が要る上に煩雑な作業であった。 また、小径の外扇を用いた場合にも、一定の騒音低減は認められたものの、作 業環境の改善という見地からより一層の低減が求められていた。
【0004】 本考案の目的は、外扇カバーと放熱体とを連接して送風路を連続的に形成する ことによって、外扇カバーと放熱体との間を通過する放熱体への送風(気流)が 整い、騒音を低減できる外扇式電動機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の外扇式電動機は、外扇カバーと放熱体との間の領域において、外扇か らの送風が乱気流となり騒音の発生源となっているメカニズムに着目してなされ たもので、上記の目的を達成するために、放熱体を備えた電動機本体と、前記電 動機本体の回転軸に嵌着される外扇と、この外扇を覆う外扇カバーとを含み、前 記外扇から前記放熱体へ送風がなされる外扇式電動機において、前記放熱体への 送風路が連続して形成されるように前記外扇カバーと前記放熱体とが連接されて いる。 前記外扇カバーと前記放熱体との連接は、外扇カバーと放熱体との間の隙間を 覆う帯状部材によって行ってもよい。この帯状部材としては、紙または布の片面 に粘着剤を塗布したテープ(いわゆるガムテープ)、セロファン製テープ、プラ スチックテープ等の粘着テープを用いても良いが、中でも制振鋼板(具体的には ゴム系拘束型制振鋼板)により構成された部材、または弾性部材(たとえば各種 ゴム部材)の上に制振鋼板を重ねて形成した部材が好ましい。また、外扇カバー と放熱体との間の隙間を覆う被覆部材とこの被覆部材の両端を互いに係止する係 止手段(たとえばステープルや粘着テープ)とによって構成してもよい。 前記外扇カバーと前記放熱体との連接は、前記放熱体まで延長して形成される 外扇カバーあるいは前記外扇カバーまで延長して形成される放熱体によって行っ てもよい。
【0006】
【作用】
本考案において、放熱体への送風路が連続して形成されるように外扇カバーと 放熱体とを連接しているので、外扇から前記放熱体への送風(気流)が整い、外 扇カバーと放熱体との間で乱気流となってしまうことはなく、この乱気流を原因 とする騒音を低減させることができる。 また、外扇カバーと放熱体との隙間を帯状部材で覆う構成とすると、従来構造 の放熱体並びに外扇カバーの形状を変更することなくそのまま適用できる。
【0007】 さらに、帯状部材を制振鋼板(具体的にはゴム系拘束型制振鋼板)、または弾 性部材(たとえば各種ゴム部材)の上に制振鋼板を重ねて形成した部材によって 構成すると、騒音を低減させることができるとともに、耐熱性、耐候性に富んで いるから長期間の使用に適する。 また、帯状部材を、外扇カバーと放熱体との間の隙間を覆う被覆部材とこの被 覆部材の両端を互いに係止する係止手段とによって構成した場合、交換する際の 脱着作業が簡単である。 前記放熱体まで延長して形成される外扇カバーあるいは前記外扇カバー側に延 長して形成される放熱体を用いて前記外扇カバーと前記放熱体との連接を行う場 合にも送風路が連続的に形成されるので、乱気流を原因とする騒音を低減させる ことができる。特に、外扇カバーを放熱体側に延長して形成する場合には従来例 (標準サイズ)の外扇カバーの設計変更だけでよく、簡便かつ経済的に実施でき る。
【0008】
【実施例】
以下に、図1の全体側面図および図2の部分断面図を参照して本考案の外扇式 電動機を適用した一実施例について説明する。 図に示すように、外扇式電動機Aは、電動機本体1の略全外周に亘りかつ回転 軸3方向に襞状に形成される放熱体2を有している。この電動機本体1の後方( 図1では右側)に突出する回転軸3に外扇4(直径240mm)が嵌着されている 。そして、外扇カバー5がこの外扇4を覆うように電動機本体1後端の適宜箇所 にボルト6止めされている。この外扇カバー5と放熱体2との間には環状に隙間 7が形成されている。そして帯状部材としての粘着テープ8が、この隙間7を覆 いかつ、外扇カバー5と放熱体2とを連接するように環状に貼り付けられている 。 尚、この粘着テープ8として、経済性の点ではガムテープが良いが、セロファ ン製テープ、プラスチックテープ、紙テープ等の一定の弾性を有するものが適し ている。このような粘着テープ8を用いて外扇カバー5と放熱体2とを連接する ことによって、外扇4から放熱体2に向けて冷却風9を送風する通路となる送風 路10が連続して形成される。尚、5Aは外扇カバー5の後側の適宜な位置に貫 通設けられ、外気を取り入れるための吸気孔である。 このような本実施例では、外扇4の回転によって発生した冷却風9は、外扇カ バー5と放熱体2とを連接する粘着テープ8によって形成される送風路10を通 って放熱体2に達するから電動機本体1を効果的に冷却できるとともに騒音を低 減できる。
【0009】 以上の実施例によれば、外扇4から放熱体2へ冷却風9の送風を行うための送 風路10が粘着テープ8によって連続的に形成されているので、この送風路10 を通って送風される冷却風9は隙間7から外部に拡散することなく放熱体2に向 けて送風されることになる。従って、従来例のように、外扇4から放熱体2側へ 送風される冷却風9の一部が隙間7で拡散し、乱気流となって発生する騒音が低 減する。 また、帯状部材として安価な粘着テープ8を用いることができるので従来構造 の放熱体並びに外扇カバーの形状、構造を変更することなくそのまま適用できる 。特に、経済的にはガムテープが好適である。 さらに、本考案では、電動機本体1を覆う防音カバーを用いないので、従来の 騒音対策の一つである防音カバーを用いた場合に起きやすい内部の蓄熱による冷 却効率の低下も防止できるとともに保守点検も容易である。 以下の表1に、上記実施例並びに各比較例における騒音レベルの測定実験デー タを示す。
【0010】
【表1】
【0011】 上記の測定データからも分かるように、本実施例と各比較例を比較した場合、 比較例1、2、3、5に比べても本実施例の方が騒音レベルが低いことが実証さ れた。特に比較例2と比べても騒音の低減効果(2dB(A) 低下)が得られた。 また、比較例4は騒音レベルは低い(81dB(A) )ものの、蓄熱による温度 上昇があり、冷却効果は低い。
【0012】 以上、本考案について好適な実施例を挙げて説明したが、本考案はこの実施例 に限られるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並 びに設計の変更が可能である。 例えば、図3の全体側面図に示すように、径を大径にしかつ放熱体2に達する まで延長して形成した外扇カバー15を用い、放熱体2と連接してもよい。これ によれば、従来例(標準サイズ)の外扇カバー5の設計変更だけで前記実施例と 略同様の作用効果が得られる。
【0013】 また、図4の全体側面図に示すように、外扇カバー5に達するまで延長して形 成した放熱体12を用い、外扇カバー5と連接してもよい。 さらに、帯状部材としては、上記実施例の部材のほか、制振鋼板が好ましく、 より好ましくはゴム系拘束型制振鋼板が良い。このゴム系拘束型制振鋼板は、た とえば表面金属と裏面金属の間にNBR系ゴム60μ〜120μを挿入したサン ドイッチ鋼板である。これによれば騒音を低減させることができるとともに、耐 熱性、耐候性を有するため長期間の使用に耐えることができ、かつ一定の弾性を 有しており、取付けも容易である。
【0014】 また、帯状部材として、上記の制振鋼板のほか、弾性部材(たとえば各種ゴム 部材)の上に制振鋼板を重ねて形成した部材が好ましい。これによれば上記制振 鋼板を用いた場合の作用効果に加えてより一層の騒音の低減効果が得られる。 さらに、図5に示すように、帯状部材としての被覆部材8Aで隙間7を環状に 覆い、この被覆部材8Aの両端部8B、8B同士を係止手段としてのステープル 8C等で固定してもよい。これによれば、被覆部材8Aを交換する際の脱着作業 が簡単である。尚、係止手段としては、セロファンテープ等の粘着テープを用い てもよい。 要するに、この帯状部材は、隙間7を覆うことで、外扇カバー5から放熱体2 まで連続した送風路10を形成できるものであれば良い。
【0015】
【考案の効果】
本考案の外扇式電動機によれば、外扇カバーと放熱体とを連接して送風路を連 続的に形成することによって、外扇カバーと放熱体との間を通過する放熱体への 送風(気流)が整い、騒音を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体側面図である。
【図2】図1のII─II線における断面図である。
【図3】本考案の変形例を示す外扇式電動機の全体側面
図である。
【図4】本考案の他の変形例を示す外扇式電動機の全体
側面図である。
【図5】本考案の他の変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 外扇式電動機 1 電動機本体 2 放熱体 3 回転軸 4 外扇 5 外扇カバー 7 隙間 8 帯状部材としての粘着テープ 8A 帯状部材としての被覆部材 8C 係止手段としてのステープル 9 冷却風 10 送風路

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱体を備えた電動機本体と、この電動
    機本体の回転軸に嵌着される外扇と、この外扇を覆う外
    扇カバーとを含み、前記外扇から前記放熱体へ送風がな
    される外扇式電動機において、 前記放熱体への送風路が連続して形成されるように前記
    外扇カバーと前記放熱体とが連接されていることを特徴
    とする外扇式電動機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の外扇式電動機におい
    て、 前記外扇カバーと前記放熱体との連接は、前記外扇カバ
    ーと放熱体との間の隙間を覆う帯状部材によって行われ
    ることを特徴とする外扇式電動機。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の外扇式電動機におい
    て、 前記帯状部材は制振鋼板によって形成されていることを
    特徴とする外扇式電動機。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の外扇式電動機におい
    て、 前記帯状部材は弾性部材の上に制振鋼板を重ねて形成さ
    れていることを特徴とする外扇式電動機。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の外扇式電動機におい
    て、 前記帯状部材は、前記外扇カバーと放熱体との間の隙間
    を覆う被覆部材とこの被覆部材の両端を互いに係止する
    係止手段とにより構成されていることを特徴とする外扇
    式電動機。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の外扇式電動機におい
    て、 前記外扇カバーと前記放熱体との連接は、前記放熱体ま
    で延長して形成される外扇カバーによって行われること
    を特徴とする外扇式電動機。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の外扇式電動機におい
    て、 前記外扇カバーと前記放熱体との連接は、前記外扇カバ
    ーまで延長して形成される放熱体によって行われること
    を特徴とする外扇式電動機。
JP1994001804U 1994-03-03 1994-03-09 外扇式電動機 Expired - Lifetime JP3001851U (ja)

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JP6-1531 1994-03-03
JP15319494 1994-03-03
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008140102A1 (ja) * 2007-05-16 2008-11-20 Nsk Ltd. 回転電機及び電動パワーステアリング装置
JP2010269440A (ja) * 2009-04-24 2010-12-02 Komatsu Ntc Ltd ビルトインモータ冷却ユニット
JP2014037871A (ja) * 2012-08-17 2014-02-27 Nsk Ltd 軸受装置

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JP2010269440A (ja) * 2009-04-24 2010-12-02 Komatsu Ntc Ltd ビルトインモータ冷却ユニット
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