JP3001686U - 埃取り具 - Google Patents
埃取り具Info
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- JP3001686U JP3001686U JP1994000307U JP30794U JP3001686U JP 3001686 U JP3001686 U JP 3001686U JP 1994000307 U JP1994000307 U JP 1994000307U JP 30794 U JP30794 U JP 30794U JP 3001686 U JP3001686 U JP 3001686U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 衣服等の埃を除去する従来からの粘着シート
では、小さな埃が取り難く、手指を汚し易く、又、表面
を傷つけ、塗装を剥がし易い革製品や家具には使用しず
らかった。そこで、この考案では、表裏両面の間に手指
挿入部を形成し、表裏面を拭き取り部、粘着部とした埃
取り具を形成し、手指の衛生を保ったまま簡易に埃取り
作業ができ、繊維製品のみならず革製品や家具にも対応
できる埃取り具を提供しようとするものである。 【構成】 表裏両面の間に手指挿入部6を形成している
と共に、表裏面の何れか一方を拭き取り部とし、他方を
粘着部とし、且つ粘着部に剥離材を貼設した埃取り具と
している。又、手指挿入部6を一方を開口した袋状とし
て実施でき、又、熱可塑性合成樹脂シートに粘着剤を塗
布して構成した粘着部と、不織布2で構成した拭き取り
部の外周縁5を溶着させて手指挿入部6を形成して実施
することができる。
では、小さな埃が取り難く、手指を汚し易く、又、表面
を傷つけ、塗装を剥がし易い革製品や家具には使用しず
らかった。そこで、この考案では、表裏両面の間に手指
挿入部を形成し、表裏面を拭き取り部、粘着部とした埃
取り具を形成し、手指の衛生を保ったまま簡易に埃取り
作業ができ、繊維製品のみならず革製品や家具にも対応
できる埃取り具を提供しようとするものである。 【構成】 表裏両面の間に手指挿入部6を形成している
と共に、表裏面の何れか一方を拭き取り部とし、他方を
粘着部とし、且つ粘着部に剥離材を貼設した埃取り具と
している。又、手指挿入部6を一方を開口した袋状とし
て実施でき、又、熱可塑性合成樹脂シートに粘着剤を塗
布して構成した粘着部と、不織布2で構成した拭き取り
部の外周縁5を溶着させて手指挿入部6を形成して実施
することができる。
Description
【0001】
この考案は、衣服、カーペット等の繊維製品、靴、鞄等の革製品や家具に付着 した埃を除去するのに用いる埃取り具の改良に関するものである。
【0002】
従来から、衣服、カーペット等の繊維製品に付着した埃を取り除く用具として 、埃除去用の粘着シートが考案されていた(実開昭57−166869、実開昭 61−86162参照)。
【0003】 しかし、従来の埃除去用粘着シートの形状は、薄いシートに粘着層を設けたに 過ぎないものであった為、粘着シートの縁を摘んでの作業がしずらく、小さな埃 が取り難かった。
【0004】 又、作業中に使用者の手指に粘着剤が付着して汚れてしまうという欠点があっ た。
【0005】 更に、上記従来の埃除去用粘着シートでは、衣服、カーペット等の繊維製品に 付着した埃には対応できても、革表面を傷つけ易い革製品や、塗装を剥がし易い 家具には使用しずらかった。
【0006】
そこで、この考案は、埃取り具の表裏両面の間に手指挿入部を形成し、表裏面 の何れか一方を拭き取り部とし、他方を粘着部とし、且つ粘着部に剥離材を貼設 することにより、手指を汚さずに繊維製品、革製品、家具等に付着した埃を除去 できる埃取り具を提供しようとするものである。
【0007】 即ち、この考案は、手指の衛生を保ったまま簡易に埃取り作業ができ、携帯に も便利で、繊維製品のみならず革製品、家具等にも対応できる埃取り具を提供し ようとするものである。
【0008】
この考案では、表裏両面の間に手指挿入部6を形成していると共に、表裏面の 何れか一方を拭き取り部とし、他方を粘着部とし、且つ粘着部に剥離材を貼設し ている埃取り具として構成している。
【0009】 又、手指挿入部6を一方を開口した袋状に形成して実施することができる。 更に、粘着部を熱可塑性合成樹脂シートに粘着剤を塗布して構成し、拭き取り 部を不織布2で構成し、前記粘着部と拭き取り部の外周縁5を溶着させて手指挿 入部を形成して実施することもできる。
【0010】
この考案は次の作用を有する。
【0011】 この考案の埃取り具1は、表裏両面の間に手指挿入部6が形成されており、手 指挿入口部6に手指を差し入れた状態で使用できる。
【0012】 この為、この考案の埃取り具1は、指先感覚で使用することができ、力の入れ 具合を調節しながら埃取り作業ができる為、手指に埃を付着させることなく簡易 に埃取り作業をすることができる。
【0013】 又、従来の粘着シートとは異なり、作業中に手指の力が抜けても、埃取り具1 が外れ落ちることはない。
【0014】 この考案の埃取り具1は、表裏面の一方を粘着部とし、他方を拭き取り部とし ている為、使用者は、手指挿入部6へ手指を挿入する際に掌の向きを前後逆にす るだけで、繊維製品に付着した埃を粘着部により取り除くことができ、又、革製 品や家具に付着した埃を拭き取り部により拭き取ることができる。
【0015】 又、埃を取り除いた使用済みの埃取り具1は、使い捨てにして衛生を保つこと ができる。
【0016】
以下、この考案の構成を図面に従って説明する。
【0017】 図1は、この考案の一実施例である埃取り具1の構成を示す全体斜視図であり 、図2は、埃取り具1の内部構造を示す断面図である。
【0018】 この実施例の埃取り具1は、半円アーチ形状に裁断した二枚の不織布2、3を 接合させ、同じく半円アーチ形状に形成したポリエチレン製シート4を不織布3 の外側に接合させ、不織布2、3及びポリエチレン製シート4の外周縁5を熱溶 着することにより全体を袋様体に形成している。
【0019】 但し、外周縁5の内、半円アーチに対向する外周縁5は、不織布3に接するポ リエチレン製シート4と不織布3のみを熱溶着し、不織布2と不織布3を熱溶着 せずに、不織布2と不織布3の間に手指挿入部6を形成している。
【0020】 又、ポリエチレン製シート4の外側には粘着剤を塗布した粘着層7を形成し、 粘着層7の外側には剥離材として剥離紙8を貼り付けている。
【0021】 ポリエチレン製シート4は、埃取り具1に定型性を持たせ、粘着剤を塗布し易 くする役目を果たす部材であり、材質は特定のものに限定されることはないが、 この実施例では、軽く、加工し易く、且つ熱可塑性を有し、熱溶着に適するポリ エチレン製シート4を使用している。
【0022】 従って、定型性を保ち、粘着部を形成し易い材質であれば、ポリエチレン製シ ート4の代用として他の合成樹脂シートや厚紙等を適宜使用してもよく、又、ポ リエチレン製シート4を用いずに、直接不織布3に粘着剤を塗布する構成として も、この考案の実施は可能である。
【0023】 尚、この実施例では、拭き取り部を構成する不織布2と、粘着部を構成する不 織布3、ポリエチレン製シート4が加熱により容易に軟化し、冷却すれば容易に 固化する熱可塑性を有している為、外周縁5を熱溶着する構成としているが、熱 溶着の方法を採らず、接着剤で外周縁5を接着したり、糸で外周縁5を縫着する 方法等を用いてもこの考案は実施できる。
【0024】 又、この考案に於いて使用される粘着剤も、衣服、カーペット等に付着した埃 を除去できるものであれば材質に特に制限はなく、アクリル系、ホットメルト系 粘着剤等が適宜使用できる。
【0025】 又、この実施例では、図1に示す様に、粘着層7の外側に貼設された剥離紙8 に、縁に沿って切れ目9を入れているが、これは、剥離紙8を剥がし易くするの と同時に、縁に沿って残った剥離紙10が、ポリエチレン製シート4と共に埃取 り具1の定型を維持するのに役立つ為に設けられたものである。
【0026】 従って、埃取り具1の定型を保つのに充分な厚みの合成樹脂製シートや厚紙等 を不織布3に接合させて構成する場合には、切れ目9を入れない剥離紙7を用い てもよく、又、合成樹脂やアルミ箔等の他の材質を用いて剥離材を構成してもよ い。
【0027】 又、この実施例に於いて拭き取り部を不織布2として構成しているのは、不織 布が表面に柔らかい微細繊維を有し、革製品や家具の表面を傷つけることなく、 埃を拭き取るのに適していることによる。
【0028】 従って、不織布と同様に、革製品や家具の表面を傷つけることなく、埃を拭き 取ることができる材質であれば、他の布地、例えば、綿織物、麻織物、フェルト 等を拭き取り部として用いてもよく、又、この実施例の様に、必ずしも別個の部 材である不織布2、3を接合させて用いる必要はなく、1枚の不織布2を折り重 ね、不織布2の片面を拭き取り部とする構成としてもよい。
【0029】 図3は、この実施例の埃取り具1の手指挿入部6へ手指を挿入した状態を示す 斜視図である。
【0030】 この実施例では、手指挿入部6を一方を開口した袋状に形成し、全体を半円ア ーチ形状、即ち、半円形と方形を結合させた形状に形成している為、使用者が人 指し指、中指、薬指、小指を揃えて手指挿入部6へ4指を挿入すれば、揃えた4 指の形状と袋状の内部空間がよく合致する構成となっている。
【0031】 この構成を採用したことにより、指で摘んで使用する従来の粘着シートとは異 なり、使用者は、袋様体内部に収まった各指の感覚を充分に生かし、力の入れ具 合を調節しながら作業をすることができ、衣服、靴、家具等の窪んだ部分に付着 した埃も容易に取り除くことができる。
【0032】 尚、手指挿入部6の形状は必ずしも一方を開口した袋状とする必要はなく、開 口を他方にも設け、挿入した指先の一部が露出する形状としてもよい。
【0033】 図4は、埃取り具1の粘着層7により衣服の埃を取り除いている状態を示す斜 視図であり、図5は、埃取り具1の不織布2により靴の埃を拭き取っている状態 を示す斜視図である。
【0034】 この実施例の埃取り具1は、手指挿入部6へ手指を挿入する際に、使用者が掌 の向きを前後逆向きにするだけで、粘着層7による埃の除去と不織布2による埃 の拭き取りを任意に選択して行うことできる。
【0035】 以下に、この実施例の埃取り具1の使用手順を説明する。 先ず使用者は、埃を取り除こうとする衣服、靴、家具等の対象物に合わせて、 粘着層7と不織布2の何れを使用するかを選択する。
【0036】 衣服、カーペット等の繊維製品の埃を取り除こうとする場合には、粘着層7を 使用して埃を取り除く必要がある為、粘着層7及び剥離紙8の向きと掌の向きを 一致させ、表裏両面の間に形成された手指挿入部6へ親指を除く4指を挿入し、 4指に埃取り具1を装着する。
【0037】 又、剥離紙8を剥がし、粘着層7を露出させる。 次に、袋様体内部の指に伝わる感触により力の入れ具合を調節しつつ、露出さ せた粘着層7を埃に接触させ、粘着剤の粘着力により埃を繊維表面から粘着層7 に移す。
【0038】 これにより、衣服、カーペット等の繊維に付着していた埃を容易に取り除くこ とができる。
【0039】 逆に、鞄、靴等の革製品や家具の埃を取り除こうとする場合には、革表面を傷 つけたり、家具の塗装がはげ落ちるおそれがある為、粘着層7は使用できず、柔 らかい微細繊維からなる不織布2を使用して埃を拭き取る必要がある。
【0040】 従って、この場合は、不織布2の向きと掌の向きを一致させて、前記と同様に 埃取り具1を装着し、指に伝わる感触により力の入れ具合を調節しつつ、不織布 2により埃を拭き取って行けば、窪んだ部分に付着した埃も容易に拭き取ること ができる。
【0041】 これにより、鞄、靴等の革製品や家具の表面を傷つけることなく、容易に埃を 拭き取ることができる。
【0042】 又、この考案の埃取り具1は、大掛かりな器具を使用しない為、携帯にも便利 であり、又、使い捨てにできる為、衛生的である。
【0043】
この考案により、手指を汚さずに繊維製品、革製品、家具等に付着した埃を容 易に除去できる埃取り具の提供を受けることができる。
【0044】 従って、この考案により、使用者は、手指の衛生を保ったまま簡易に埃取り作 業ができ、携帯にも便利で、繊維製品だけではなく革製品、家具等に付着した埃 にも対応できる埃取り具の提供を受けることができる。
【図1】この考案の一実施例である埃取り具を示す全体
斜視図。
斜視図。
【図2】埃取り具を示す断面図。
【図3】埃取り具の手指挿入部へ手指を挿入した状態を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図4】埃取り具により衣服の埃を取り除いている状態
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図5】埃取り具により靴の埃を拭き取っている状態を
示す斜視図。
示す斜視図。
1 埃取り具 2 不織布 3 不織布 4 ポリエチレン製シート 5 外周縁 6 手指挿入部 7 粘着層 8 剥離紙 9 切れ目 10 剥離紙
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (3)
- 【請求項1】 表裏両面の間に手指挿入部6を形成して
いると共に、表裏面の何れか一方を拭き取り部とし、他
方を粘着部とし、且つ粘着部に剥離材を貼設しているこ
とを特徴とする埃取り具。 - 【請求項2】 手指挿入部6を一方を開口した袋状とし
ている請求項1記載の埃取り具。 - 【請求項3】 粘着部を熱可塑性合成樹脂シートに粘着
剤を塗布して構成すると共に拭き取り部を不織布2で構
成し、前記粘着部と拭き取り部の外周縁5を溶着させて
手指挿入部6を形成している請求項1、2記載の埃取り
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994000307U JP3001686U (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 埃取り具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994000307U JP3001686U (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 埃取り具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3001686U true JP3001686U (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=43137662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994000307U Expired - Lifetime JP3001686U (ja) | 1994-02-01 | 1994-02-01 | 埃取り具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001686U (ja) |
-
1994
- 1994-02-01 JP JP1994000307U patent/JP3001686U/ja not_active Expired - Lifetime
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