JP3001682B2 - 2−アミノ−4−フルオロアルコキシ−1,3,5−トリアジンおよびその製造方法 - Google Patents

2−アミノ−4−フルオロアルコキシ−1,3,5−トリアジンおよびその製造方法

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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D251/00Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
    • C07D251/02Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
    • C07D251/12Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D251/26Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hetero atoms directly attached to ring carbon atoms
    • C07D251/40Nitrogen atoms
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般式I
【0002】
【化4】 (式中、R1 は水素、C1 −C4 −アルキル、C3 −C
6 −アルケニルまたはC3 −C4−アルキニルであり、
2 は水素、ハロゲン、C1 −C4 −ハロアルキル、ト
リフルオロメトキシまたはクロロジフロオロメトキシで
あり、およびn は0または1である)の新規な2−ア
ミノ−4−フルオロアルコキシ−1,3,5−トリアジ
ンに関する。
【0003】本発明はまた2−ハロ−4−フルオロアル
コキシ−1,3,5−トリアジンとアミンを反応させる
ことにより1,3,5−トリアジンIを製造する方法に
関する。
【0004】1,3,5−トリアジンは有機合成のた
め、特に作物保護剤(例えば、除草剤のスルホニル尿素
誘導体)の製造のために非常に有益な中間体である。
【0005】
【従来の技術】文献には、フルオロアルキル基およびフ
ルオロアルコキシ基は、それらが同様の電子的特性を有
する点においてハロゲンと同等であるという多くの示唆
がある。pKa測定(Proc.Natl.Acad.
Sci.USA134(1960)1207,J.A
m.Chem.Soc.83(1961)4860)
は、例えば、フルオロアルコキシ基は誘導により電子を
引きつけ、また反応に、その共鳴容量のために電子供与
体として働くことを証明している。それらの効果をすべ
て集めると、トリフルオロメトキシ基は実にハロゲンよ
りも強い不活性化力を有するので、スーパーハロゲンと
いう語もまた使われる(J.Am.Chem.Soc.
83(1961)4860)。これは同様に、求核試薬
により置換されるそれらの能力にも当てはまる。Che
mical Abstracts87,53396は、
例えば、2,4−ビス(トリクロロメチル)−6−トリ
フルオロメチル−1,3,5−トリアジンが塩基性アミ
ンと共にベンゼン中で撹拌されるときに、両方のハロア
ルキル基の交替があることを示している。トリフルオロ
メトキシラジカルの脱離基として作用する能力も、例え
ば、糖化学において利用されている(CA.105,1
15325;107,96978)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】これらの事実は、なぜ
今日まで2−アミノ−4−フルオロアルコキシ−1,
3,5−トリアジンを製造する方法が発表されなかった
か、その理由を説明している。唯一の発表は、4−ジフ
ルオロメトキシ−2−ハロ化合物が毒性のメチルメルカ
プタンにより2−メチル−チオピリミジンに変換された
後、次に2−メチル−スルホニル誘導体に酸化され、次
いでアミンにより求核置換が行われるピリミジン系列に
おいてであった(米国特許第4,542,216号)。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者らは一般式Iの新
規な2−アミノ−4−フルオロアルキル−1,3,5−
トリアジンが、
【0008】
【化5】 (式中、R1 、R2 およびnは前記の意味を有する)一
般式IIの2−ハロ−1,3,5−トリアジンを、
【0009】
【化6】 (式中、Halはフッ素、塩素、臭素またはヨウ素であ
り、そしてR2およびnは前記の意味を有する)一般式
IIIのアミン H−NH−R1 III (式中、R1 は前記の意味を有する)と反応させると有
利な方法で得られることを今や発見した。
【0010】2,4−ジフルオロ−6−トルフルオロメ
トキシ−1,3,5−トリアジンとアンモニアとの反応
は次のように表わすことができる。
【0011】
【化7】 この方法は直接的かつ経済的な方法で新規な2−アミノ
−4−フルオロアルコキシ−1,3,5−トリアジンを
高い収率と純度で提供する。意外にも、フルオロアルコ
キシ基はこの反応条件の下では置換されない。従来の技
術の見地から、すべてこれらの有利な特性は驚くべきこ
とである。
【0012】好ましい製品I、したがって好ましい出発
原料IIは、R1 が水素、C1 −C4 −アルキル(例え
ば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n
−ブチル、sec−ブチル、i−ブチル、t−ブチ
ル)、C3 −C4 −アルケニル(例えば、2−プロペニ
ル、2−メチルエテニル、2−ブテニル、3−ブテニ
ル、1−メチル−2−プロペニルまたは2−メチル−2
−プロペニル)、C3 −C4−アルキニル(例えば、プ
ロパルギル、2−ブチニル、3−ブチニルまたは1−メ
チル−2−プロピニル)であり、R2 は水素、フッ素、
塩素、臭素、トリクロロメチル、ジクロロフルオロメチ
ル、クロロジフルオロメチル、トリフルオロメチル、
1、1−ジクロロ−2,2,2−トリフルオロエチル、
1,1,2,2,2−ペンタフルオロエチルまたは1,
1,2,2,2−ペンタクロロエチル、またトリフルオ
ロメトキシまたはクロロジフルオロメトキシであり、そ
してnは0または1である物質である。
【0013】使用できるアミンの中で、次のものが挙げ
られねばならない。すなわち、アンモニア、メチルアミ
ン、エチルアミン、n−プロピルアミン、イソプロピル
アミン、n−ブチルアミン、イソブチルアミン、sec
−ブチルアミン、t−ブチルアミン、2−プロペニルア
ミン、2−メチルエテニルアミン、2−ブテニルアミ
ン、3−ブテニルアミン、1−メチル−2−プロペニル
アミン、2−メチル−2−プロペニルアミン、プロパル
ギルアミン、2−ブチニルアミン、3−ブチニルアミン
および1−メチル−2−プロピニルアミンである。
【0014】2−ハロ−1,3,5−トリアジンIIを
アミンIIIと共に非プロトン性極性溶媒中で−80〜
40℃において、アミンIIIをIIに関して過剰に使
用するかまたは追加の有機塩基を使用するかして、反応
させることができる。
【0015】2−ハロ−1,3,5−トリアジンIIの
アミンIIIとの反応は溶媒の不在でまたは、好ましく
は、溶媒の存在で行うことができる。特に適当な溶媒は
次のものである。すなわち、メチル−t−ブチルエーテ
ル、ジエチルエーテル、エチルプロピルエーテル、n−
ブチルエチルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、ジイ
ソブチルエーテル、ジイソアミルエーテル、ジイソプロ
ピルエーテル、シクロヘキシルメチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、ジエチレン
グリコールジメチルエーテルおよびアニゾールなどのエ
ーテル類、エチルアセタート、n−ブチルアセタートお
よびイソブチルアセタートのようなエステル類、および
メチレンクロリド、1,1,2,2−テトラクロロエタ
ン、1,1−ジクロロエチレン、1,2−ジクロロエタ
ン、クロロベンゼン、1,2−ジクロロベンゼンおよび
1−クロロナフタレンのようなクロロ炭化水素およびそ
れらの混合物である。
【0016】溶媒は出発原料IIの重量の100〜20
00%、好ましくは400〜1200%の量で使用され
ると好都合である。
【0017】出発原料IIに基づき1.8〜2.5、特
に1.95〜2.2モル当量のアミンIIIを、0.5
〜2時間の経過中に、出発原料および前記溶媒の1つに
−80〜40℃、好ましくは−70〜25℃、において
加えて、反応が終了するまで(約3時間後)撹拌し、そ
れから後処理のため25℃に温めることが有利である。
【0018】ただ近似的に化学量論量のアミンIIIが
使用される場合には、生成するハロゲン化水素を捕える
ために追加の有機塩基を使用すると好都合である。この
目的のため適当な塩基はトリメチルアミン、トリエチル
アミン、エチルジイソプロピルアミン、トリイソプロピ
ルアミン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジメチ
ル−シクロヘキシルアミン、N−メチルピロリジン、ピ
リジン、キノリン、α−,β−およびγ−ピロリン、
2,4−および2,6−ルチジンおよびトリエチレンジ
アミンである。一般に出発原料IIに関して0.9〜
1.1当量の塩基を加えると十分である。
【0019】この反応は常圧または超常圧下に連続式ま
たはバッチ式に行われることができる。
【0020】後処理工程は従来慣用の方法で行うことが
でき、例えば反応混合物を水で抽出して塩類を除き、そ
して有機相を乾燥させてから、例えばクロマトグラフィ
により精製することができる。しかしまたその有機相を
直接に濃縮すること、およびその残留物を溶媒と共に撹
拌することもできる。
【0021】除草剤、例えばスルホニル誘導体を与える
ためにそれらをさらに加工する見地から、次の式Iの
1,3,5−トリアジンが特に好ましい。
【0022】2−アミノ−4−クロロ−6−トリフルオ
ロメトキシ−1,3,5−トリアジン、2−アミノ−4
−フルオロ−6−トリフルオロメトキシ−1,3,5−
トリアジン、2−アミノ−4−クロロ−6−クロロジフ
ルオロメトキシ−1,3,5−トリアジン、2−アミノ
−4−フルオロ−6−クロロジフルオロメトキシ−1,
3,5−トリアジン、2−アミノ−4,6−ビス−トリ
フルオロメトキシ−1,3,5−トリアジン、2−アミ
ノ−4,6−ビス−クロロジフルオロメトキシ−1,
3,5−トリアジン、2−アミノ−4−トリフルオロメ
トキシ−6−トリフルオロメチル−1,3,5−トリア
ジン、2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6
−トリフルオロメチル−1,3,5−トリアジン、2−
メチルアミノ−4−クロロ−6−トリフルオロメトキシ
−1,3,5−トリアジン、2−メチルアミノ−4−フ
ルオロ−6−トリフルオロメトキシ−1,3,5−トリ
アジン、2−メチルアミノ−4−クロロ−6−クロロジ
フルオロメトキシ−1,3,5−トリアジン、2−メチ
ルアミノ−4−フルオロ−6−クロロジフルオロメトキ
シ−1,3,5−トリアジン、2−メチルアミノ−4,
6−ビス−トリフルオロメトキシ−1,3,5−トリア
ジン、2−メチルアミノ−4,6−ビス−クロロジフル
オロメトキシ−1,3,5−トリアジン、2−メチルア
ミノ−4−トリフルオロメトキシ−6−トリフルオロメ
チル−1,3,5−トリアジン、2−メチルアミノ−4
−クロロジフルオロメトキシ−6−トリフルオロメチル
−1,3,5−トリアジン、2−アリルアミノ−4−ク
ロロ−6−トリフルオロメトキシ−1,3,5−トリア
ジン、2−アリルアミノ−4−フルオロ−6−トリフル
オロメトキシ−1,3,5−トリアジン、2−アリルア
ミノ−4−クロロ−6−クロロジフルオロメトキシ−
1,3,5−トリアジン、2−アリルアミノ−4−フル
オロ−6−クロロジフルオロメトキシ−1,3,5−ト
リアジン、2−アリルアミノ−4,6−ビス−トリフル
オロメトキシ−1,3,5−トリアジン、2−アリルア
ミノ−4,6−ビス−クロロジフルオロメトキシ−1,
3,5−トリアジン、2−アリルアミノ−4−トリフル
オロメトキシ−6−トリフルオロメチル−1,3,5−
トリアジン、2−アリルアミノ−4−クロロジフルオロ
メトキシ−6−トリフルオロメチル−1,3,5−トリ
アジン。
【0023】出発原料として必要な2−ハロ−1,3,
5−トリアジンは特開昭38−17039(196
3)、Chemical Abstracts 60
2986dに記載の方法によりテトラクロロメタン中で
製造することができる。しかし、それよりかなり有利な
方法は、同じ日付のドイツ国特許出願P第402475
5号に記載の方法であり、それは次の図式により表わさ
れる。
【0024】
【化8】 メトキシ−1,3,5−トリアジンIVの塩素によりト
リクロロメトキシ−1,3,5−トリアジンVを与える
塩素化は、例えば、100〜180℃において行われ
る。
【0025】この塩素化のため適当なものは元素の塩素
または塩素を放出する物質、例えばスルフリルクロリド
または五塩化リンである。塩素はまた、例えば過酸化水
素による塩化水素の酸化により現場で製造することもで
きる。
【0026】塩素化は不活性溶媒、例えばクロロ炭化水
素(例えば、クロロベンゼン、1,2−、1,3−また
は1,4−ジクロロベンゼン)、ニトロ化合物(例え
ば、ニトロベンゼン)、カルボン酸(例えば、酢酸また
はプロピオン酸)、無水物(例えば、無水酢酸)、酸塩
化物(クロロアセチルクロリド、α−クロロ−プロピオ
ニルクロリドまたはα,α′−ジクロロプロピオニルク
ロリド)、無機酸ハロゲン化物(例えば、三塩化リンま
たはオキシ塩化リン)の存在で、また好ましくは、溶媒
なしで出発原料の融解物中で行うことができる。
【0027】反応速度はラジカル開始剤の使用により増
加されることがあり、その適当なものは光(好ましくは
紫外線)の照射、またはα,α′−アゾイソブチロニト
リルの添加であり、後者の場合に添加量は出発原料に基
づき0.2〜7モル%が好都合である。反応速度はまた
触媒の添加により増加させることができる。このために
適当なものは五塩化リンであり、出発原料IVに基づき
0.5〜7モル%の量に添加すると好都合である。この
場合、出発原料IVと触媒を混合してから、塩素化を始
める。五塩化リンの代りに、反応条件の下で後者を形成
する出発成分、例えば三塩化リンまたは黄リンを加えて
から、塩素化を始めることもできる。
【0028】出発原料IVをほぼ化学量論量の塩素と反
応させるか、また好ましくは過剰の塩素、有利には出発
原料IVのメトキシ当量につき3.1〜11、特に3.
3〜5モルの塩素と反応させることができる。その反応
は100〜180℃、好ましくは120〜150℃にお
いて常圧または超常圧の下に、連続式またはバッチ式で
行うことができる。
【0029】塩素化が1バールの下に行われる場合に
は、出発原料IVのメトキシ当量につき3.3〜5モル
の塩素ガスを使用すると好都合であり、それは91〜6
0%の塩素変換率に相当する。この塩素変換率は適当な
手段、例えば中程度の圧力(好ましくは1〜10バー
ル)の使用により、または気泡塔の使用により、増加す
ることができる。塩素ガスをできるだけ長い時間に有機
相と接触させておくと有利であり、例えば、後者を激し
く撹拌するか、または塩素を強制して有機相の厚い層を
通過させると良い。
【0030】本発明の好ましい態様における手順では必
要量の塩素ガスを激しく撹拌された液状の出発原料IV
の中に0.5〜12時間、好ましくは1〜10時間に亘
って通過させ、その間温度を120〜130℃で始めて
から、連続的に上昇させるが、その際適当であれば反応
の発熱性を利用することにより上昇させ、反応の終りに
向けて温度が135〜150℃になるまで続ける。比較
的大きなバッチについては反応の発熱性が外部冷却また
は塩素の適当な定量により考慮されねばならないこと、
反応がおさまってくる時は冷却浴を除き、また適当な場
合にはその時熱を加えるなどは自明のことである。
【0031】生成物は従来の方法で後処理されかつ単離
されることができる。例えば、残留する塩化水素、塩素
または触媒を不活性ガスを使用して熱い有機相から追い
出すことができる。これは後に高収率の粗製品を残す
が、それは既にかなり純粋である。それをさらに蒸留ま
たはクロマトグラフィにより精製することもできるし、
あるいはまた直ちに次の反応に使用することもできる。
【0032】トリクロロメトキシ−1,3,5−トリア
ジンVにおけるハロゲン置換は、例えば、0〜180℃
で行われる。
【0033】ハロゲン置換のため適当なものは、触媒量
のアンチモン(V)塩、例えば塩化アンチモン(V)の
存在または不在における三フッ化アンチモン、またはフ
ッ化水素である。トリクロロメチル当量につき1〜20
0モル%、好ましくは5〜25モル%の、過剰の三フッ
化アンチモンを使用すると好都合である。出発原料V
は、ハロゲン置換のための薬剤を含む混合物中に90〜
130℃で計量投入されてから、その混合物は110〜
180℃に10〜約240分間加熱されることが好まし
い。その後の後処理は蒸留によるものである。
【0034】しかし、この反応はまた連続式に行うこと
ができ、その場合出発原料Vを110〜180℃で10
〜約240分の行程に亘って加え、かつ同時に低沸点生
成物IIを減圧蒸留により除去する。持ち越される痕跡
量のアンチモンは濃塩酸による抽出で除くことができ
る。
【0035】ハロゲン置換は、もしアンチモン(V)塩
が触媒として使用されないか、あるいは少量(例えば、
0.5〜5モル%)のみ用いられかつ三フッ化アンチモ
ンの量がトリクロロメチル当量につき60〜90モル%
に減じられるならば、クロロジフルオロメトキシ段階に
留まる。
【0036】ハロゲン置換はまた三フッ化アンチモンの
代りにフッ化水素によっても0〜150℃、好ましくは
40〜120℃で行うことができる。この目的には、ト
リクロロメチル当量につき300〜700、好ましくは
350〜400モル%のフッ化水素がオートクレーブ中
の出発原料Vに加えられ、それからその混合物は約10
分〜約10時間の間撹拌される。反応速度を、三フッ化
アンチモンの使用について述べたと同様に、すなわち、
五塩化アンチモンのような触媒の添加により、増加させ
ることができる。約4時間の反応時間が一般に十分であ
る。圧の放出と揮発性成分の除去の後、後処理は前記の
ように行われる。
【0037】新規な2−アミノ−4−フルオロアルコキ
シ−1,3,5−トリアジンIは作物保護剤の製造のた
め価値ある中間体である。それらを同じ日付のドイツ国
特許出願P第4024754号(O.Z.0050/4
1800)に記載の方法にかけることができる。例え
ば、2−アミノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメト
キシ−1,3,5−トリアジンをメタノールと反応させ
て、2−アミノ−6−メトキシ−4−トリフルオロメト
キシ−1,3,5−トリアジンを生成させ、それを2−
カルボメトキシベンゼンスルホニルイソシアナートと反
応させて、除草剤スルホニル尿素を製造することができ
る。しかし、またそれらを直接前記のイソシアナートと
反応させて、除草剤スルホニル尿素にすることもでき
る。
【0038】
【実施例】I.前駆物質製造の例(同日付ドイツ国特許
出願P第4024755号(O.Z.0050/417
98)参照)例I.1 2,4−ジフルオロ−6−トリクロロメトキ
シ−1,3,5−トリアジン 塩素ガスの流れを、300g(2.041モル)の2,
4−ジフルオロ−6−メトキシ−1,3,5−トリアジ
ンと0.3gのα,α′−アゾイソブチロニトリルの混
合物の中に130℃で通しながら紫外線を照射し、温度
が2時間以内に140〜145℃に到達するように行っ
た。反応の進行をNMR分光法で検査し、それから塩素
を135〜140℃(外部加熱)でさらに3時間を吹き
込んで通した。
【0039】吸引濾過により沈殿物を除いてから、濾液
を減圧蒸留して、沸点40〜46℃/0.3ミリバール
の表題の化合物444g(理論値の87%)を得た。例I.2 2,4−ジフルオロ−6−トリフルオロメト
キシ−1,3,5−トリアジン 210g(0.838モル)の2,4−ジフルオロ−6
−トリクロロメトキシ−1,3,5−トリアジンの半分
を、187.4g(1.048モル)の三フッ化アンチ
モンと35.2g(0.117モル)の五塩化アンチモ
ンの撹拌されている混合物に、開始温度の110℃が1
25℃に上るように加えた。還流の止んだ時、外部加熱
が添加を続ける間必要であった。その混合物を125〜
130℃で1時間撹拌してから、100〜105℃の沸
点留分を25cmの充填塔を通して蒸留により除いた。
反応がおさまって後に、トリクロロメトキシ化合物の残
りの半分を30分間以内に滴下して加えてから、100
〜105℃沸点留分を連続して蒸留により出した。全反
応時間は3時間であった。134.4g(理論値の7
9.8%)の表題の化合物をnD 24 =1.3650で得
た。例I.3 6−クロロジフルオロメトキシ−2,4−ジ
フルオロ−1,3,5−トリアジン 210g(0.838モル)の2,4−ジフルオロ−6
−トリクロロメトキシ−1,3,5−トリアジンを11
0g(0.615モル)の三フッ化アンチモンに110
℃で撹拌しながら10分間以内に加えた。9.38g
(0.0313モル)の五塩化アンチモンの3/4を添
加した後、その混合物を145℃に加熱してから1時間
撹拌した。残りの触媒を加えてから、その混合物をさら
に2時間撹拌し、その間に95〜105℃の沸点留分を
30cmの充填塔を通して得た。すなわち、20g(理
論値の11.8%)の2,4−ジフルオロ−6−トリフ
ルオロメトキシ−1,3,5−トリアジンを得た。残留
物を充填塔なしで蒸留して沸点125〜130℃の表題
の化合物94.8g(理論値の52%)を得た。nD 24
=1.4042。例I.4 2,4−ジクロロ−6−トリフルオロメトキ
シ−1,3,5−トリアジン 52g(0.183モル)の2,4−ジクロロ−6−ト
リクロロメトキシ−1,3,5−トリアジンを、40.
9g(0.229モル)の三フッ化アンチモンと7.0
3g(0.0234モル)の五塩化アンチモンの撹拌混
合物に90℃で5分間以内に加え、その間に温度は18
0℃に上った。その混合物をそれから170〜180℃
で20分間撹拌し、その後粗生成物を90〜103℃/
70ミリバールで蒸留して出した。もう一度蒸留して沸
点165〜173℃の表題の化合物32.3g(理論値
の75.5%)を得た。 II.本発明による化合物Iの製造例II.1 2−アミノ−4−フルオロ−6−トリフル
オロメトキシ−1,3,5−トリアジン 4.4g(0.259モル)のアンモニアガスを、2
6.0g(0.1293モル)の2,4−ジフルオロ−
6−トリフルオロメトキシ−1,3,5−トリアジンと
100mlのテトラヒドロフランの撹拌混合物の中に−
70〜−65℃で45分間に亘って通した。その混合物
を次に−70℃で2時間撹拌し、そして22℃まで温ま
る間一晩中また撹拌した。減圧下に濃縮した残留物を水
と共に撹拌混合し、吸引濾過し、そして洗った。乾燥さ
せて融点138〜139℃の表題の化合物22g(理論
値の85.9%)を得た。例II.2 2,4−ビスメチルアミノ−6−トリフル
オロメトキシ−1,3,5−トリアジンおよび2−メチ
ルアミノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメトキシ−
1,3,5−トリアジン 5.9g(0.189モル)のメチルアミンを、19.
0g(0.0945モル)の2,4−ジフルオロ−6−
トリフルオロメトキシ−1,3,5−トリアジンおよび
100mlのジエチルエーテルの撹拌混合物中に−70
℃で30分間に亘って通した。その混合物を−70℃で
2時間撹拌してから、22℃まで温まる間また一晩中撹
拌した。減圧下に濃縮した残留物をメチレンクロリド中
に吸収してから、水で洗った。その溶液を乾燥させてか
ら、シリカゲルカラムを通してクロマトグラフにかけ
た。初めの2つの画分は5.0g(理論値の25%)
の、融点68〜72℃の2−メチル−アミノ−4−フル
オロ−6−トリフルオロメトキシ−1,3,5−トリア
ジンを含み、そして画分4−7は10.7g(理論値の
51%)の比較的難溶の2,4−ビスメチルアミノ−6
−トリフルオロメトキシ−1,3,5−トリアジン(融
点150〜152℃)を含んでいた。例II.3 2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキ
シ−6−フルオロ−1,3,5−トリアジンおよび2,
4−ジアミノ−6−クロロジフルオロメトキシ−1,
3,5−トリアジン 7.8g(0.46モル)のアンモニアを、50.0g
(0.23モル)の2,4−ジフルオロ−6−クロロジ
フルオロメトキシ−1,3,5−トリアジンと150m
lのテトラヒドロフランの撹拌混合物中に−70℃で4
5分間に亘って通した。その混合物を−70℃で2時間
撹拌してから、22℃まで温まる間また一晩中撹拌し
た。それを減圧下に濃縮し、水で洗ってから乾燥させ
た。その生成物を次にメチレンクロリドに溶解してシリ
カゲルに充填させてから、同じ溶媒で溶出した。画分1
−8から21.5g(理論値の43.6%)の、融点1
31〜133℃の2−アミノ−4−フルオロ−6−クロ
ロジフルオロメトキシ−1,3,5−トリアジンを得
た。
【0040】エチルアセタートで洗うと、画分9−14
に比較的難溶の2,4−ジアミノ−6−クロロジフルオ
ロメトキシ−1,3,5−トリアジン(11.2g、理
論値の23%、融点114℃)を得た。例II.4 2−クロロジフルオロメトキシ−4−フル
オロ−6−メトキシアミノ−1,3,5−トリアジンお
よび2,4−ビスメチルアミノ−6−クロロジフルオロ
−メトキシ−1,3,5−トリアジン 5.2g(0.166モル)のメチルアミンを、18.
1g(0.083モル)の4−ジフルオロクロロメトキ
シ−2,6−ジフルオロ−1,3,5−トリアジンと溶
媒の撹拌混合物中に−70℃で20分間に亘って通し
た。その混合物を−70℃で2時間撹拌してから、22
℃まで温まる間一晩中撹拌した。それを減圧濃縮して、
メチレンクロリドに吸収させ、水で洗ってから乾燥させ
た。シリカゲル上のクロマトグラフィにより、初めの数
画分中に5.5g(理論値の29%)の、融点62〜6
4℃の2−クロロジフルオロメトキシ−4−フルオロ−
6−メチルアミノ−1,3,5−トリアジンを得た。そ
れ以後の数画分から8.7g(理論値の44%)の、融
点118〜120℃の2,4−ビスメチルアミノ−6−
クロロジフルオロメトキシ−1,3,5−トリアジンを
得た。 III.1,3,5−トリアジンの除草剤スルホニル尿
素誘導体への変換例III.1 2−アミノ−4−メトキシ−6−トリフ
ルオロメトキシ−1,3,5−トリアジン 9.1g(0.0505モル)の30%濃度ナトリウム
メチラートを、10g(0.0505モル)の2−アミ
ノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメトキシ−1,
3,5−トリアジンと100mlのメタノールの撹拌混
合物中に、0℃で15分間に亘って添加した。その混合
物を0℃で1時間撹拌してから、減圧で濃縮し、メチレ
ンクロリド中に吸収させてから、水で抽出した。乾燥と
濃縮を行うと10.5g(理論値の99%)の、融点9
6〜101℃の表題の化合物を得た。例III.2 2−アミノ−4−クロロジフルオロメト
キシ−6−メトキシ−1,3,5−トリアジン 8.4g(0.0466モル)の30%濃度ナトリウム
メチラートを、10g(0.0466モル)の2−アミ
ノ−4−クロロジフルオロメトキシ−6−フルオロ−
1,3,5−トリアジンおよび100mlのメタノール
の撹拌混合物に0℃で15分間に亘って添加した。その
混合物を0℃で1時間撹拌し、それから減圧で濃縮し、
メチレンクロリドに吸収させてから水で抽出した。乾燥
と濃縮を行うと10.4g(理論値の98.5%)の、
融点109〜111℃の表題の化合物を得た。例III.3 2−アミノ−4−エトキシ−6−トリフ
ルオロメトキシ−1,3,5−トリアジン 2.3g(0.093モル)の97%水素化ナトリウム
を一度に少量ずつ300mlのエタノールに20〜35
℃で加えて、15分間撹拌することにより溶解させた。
次に、0℃で撹拌しながら、18.5g(0.093モ
ル)の2−アミノ−4−フルオロ−6−トリフルオロメ
トキシ−1,3,5−トリアジンを10分間に亘って加
えてから、その混合物を0℃で1時間、そして22℃で
一晩中撹拌した。減圧濃縮をした残留物をメチレンクロ
リドに吸収させ、水で抽出してから乾燥させた。濃縮す
ると17.9g(理論値の85.9%)の、融点69〜
71℃の表題の化合物を得た。例III.4 2−アミノ−4−クロロジフルオロメト
キシ−6−エトキシ−1,3,5−トリアジン 1.2g(0.0466モル)の97%水素化ナトリウ
ムを一度に少量ずつ150mlのエタノールに20〜3
5℃で加えて、15分間撹拌することにより溶解させ
た。次に、0℃で撹拌しながら、10.0g(0.04
6モル)の2−アミノ−4−クロロジフルオロメトキシ
−6−フルオロ−1,3,5−トリアジンを加え、その
混合物を0℃で1時間、そして22℃で一晩中撹拌し
た。減圧濃縮をした残留物をメチレンクロリドに吸収さ
せ、水で抽出してから乾燥させた。濃縮すると10.6
g(理論値の94.6%)の、融点63〜65℃の表題
の化合物を得た。例III.5 2−アミノ−4−メチルアミノ−6−ト
リフルオロメトキシ−1,3,5−トリアジン 3.5g(0.111モル)のメチルアミンを、11g
(0.055モル)の2−アミノ−4−フルオロ−6−
トリフルオロメトキシ−1,3,5−トリアジンの、1
50mlのテトラヒドロフラン中撹拌溶液の中へ0℃で
20分間に亘って通した。次にそれを減圧下に濃縮し、
水と撹拌してから乾燥させた。10.8g(理論値の9
3.1%)の、融点155〜157℃(分解)の表題の
化合物を得た。例III.6 2−アミノ−4−クロロジフロオロメト
キシ−6−メチルアミノ−1,3,5−トリアジン 2.9g(0.0932モル)のメチルアミンを、10
g(0.0466モル)の2−アミノ−4−クロロジフ
ルオロメトキシ−6−フルオロ−1,3,5−トリアジ
ンの、150mlのジエチルエーテル中撹拌溶液の中へ
0℃で20分間に亘って通した。その混合物を0℃で1
時間、そして22℃で一晩中撹拌した。水で洗い、乾燥
させてから濃縮すると9.4g(理論値の89.5%)
の、融点143℃(分解)の表題の化合物を得た。例III.7 2−アミノ−4−ジメチルアミノ−6−
トリフルオロメトキシ−1,3,5−トリアジン 5.0g(0.111モル)のジメチルアミンを11g
(0.055モル)の2−アミノ−4−フルオロ−6−
トリフルオロメトキシ−1,3,5−トリアジンの、1
50mlのテトラヒドロフラン中撹拌溶液の中へ0℃で
20分間に亘って通した。その混合物を0℃で1時間、
そして22℃で一晩中撹拌した。濃縮し、水で洗ってか
ら乾燥させると9.9g(理論値の80.7%)の、融
点114〜118℃(分解)の表題の化合物を得た。例III.8 2−アミノ−4−クロロジフルオロメト
キシ−6−ジメチルアミノ−1,3,5−トリアジン 4.2g(0.093モル)のジメチルアミンを、10
g(0.0466モル)の2−アミノ−4−クロロジフ
ルオロメトキシ−6−フルオロ−1,3,5−トリアジ
ンの、150mlのジエチルエーテル中撹拌溶液の中へ
0℃で20分間に亘って通した。その混合物を0℃で1
時間、そして22℃で一晩中撹拌した。水で洗い、乾燥
させてから濃縮すると9.8g(理論値の87.8%)
の、融点130〜133℃(分解)の表題の化合物を得
た。例III.9 メチル2−(4−メトキシ−6−トリフ
ルオロメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イルア
ミノカルボニルアミノスルホニル)ベンゾアート 3.6g(0.015モル)の2−カルボメトキシベン
ゼンスルホニルイソシアナートの4mlの1,2−ジク
ロロエタン中溶液を、3.15g(0.015モル)の
2−アミノ−4−メトキシ−6−トリフルオロメトキシ
−1,3,5−トリアジンと150mlの1,2−ジク
ロロエタンの撹拌混合物に22℃で5分間に亘って加
え、そしてその混合物を22℃で12時間撹拌した。次
にそれを減圧下に濃縮してから、1:1メチルt−ブチ
ルエーテル/石油エーテルを使用して結晶化させた。生
成物を吸引濾過してから、石油エーテルで洗って、5.
1g(理論値の75.4%)の、融点149℃(分解)
の表題の化合物を得た。例III.10 メチル2−(4−メトキシ−6−トリ
フルオロメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−イル
アミノカルボニルアミノスルホニル)ベンゾアートのナ
トリウム塩 1.8g(0.004モル)の例III.9からの化合
物を30mlのメタノール中に懸濁させてから、10〜
15℃で撹拌しながら、0.72g(0.004モル)
の30%濃度ナトリウムメチラート溶液を加えた。その
透明な溶液を10分間撹拌し、それから減圧下に濃縮す
ると、1.9g(理論値の100%)の、融点118℃
(分解)の表題の化合物を得た。例III.11 エチル2−(4−メチルアミノ−6−
トリフルオロメトキシ−1,3,5−トリアジン−2−
イルアミノカルボニルアミノスルホニル)ベンゾアート 3.1g(0.012モル)の2−カルボエトキシベン
ゼンスルホニルイソシアナートの、3mlのメチレンク
ロリド中溶液を、2.5g(0.012モル)の2−ア
ミノ−4−メチルアミノ−6−トリフルオロメトキシ−
1,3,5−トリアジンと150mlのメチレンクロリ
ドの撹拌混合物に22℃で10分間に亘って加えてか
ら、その溶液を22℃で30時間撹拌した。次にそれを
減圧下に濃縮し、メチルt−ブチルエーテルと共に撹拌
してから、吸引濾過した。さらにメタノールで洗ってか
ら乾燥させると、結果として3.8g(理論値の67.
4%)の、融点182〜184℃(分解)の表題の化合
物を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−243869(JP,A) 特開 平4−234376(JP,A) 特開 平4−211669(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 251/16 C07D 251/42 C07D 251/46 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I 【化1】 (式中、R1 は水素、C1 −C4 −アルキル、C3 −C
    6 −アルケニルまたはC3 −C4−アルキニルであり、
    2 は水素、ハロゲン、C1 −C4 −ハロアルキル、ト
    リフルオロメトキシまたはクロロジフルオロメトキシで
    あり、およびn は0または1である)の置換された2
    −アミノ−4−フルオロアルコキシ−1,3,5−トリ
    アジン。
  2. 【請求項2】 一般式I 【化2】 (式中、R1 は水素、C1 −C4 −アルキル、C3 −C
    6 −アルケニルまたはC3 −C4−アルキニルであり、
    2 は水素、ハロゲン、C1 −C4 −ハロアルキル、ト
    リフルオロメトキシまたはクロロジフルオロメトキシで
    あり、およびn は0または1である)の2−アミノ−
    4−フルオロアルコキシ−1,3,5−トリアジンを製
    造する方法であって、一般式II 【化3】 (式中、Halはフッ素、塩素、臭素またはヨウ素であ
    り、そしてR2およびnは前記の意味を有する)の2−
    ハロ−1,3,5−トリアジンと、一般式III H−NH−R1 III (式中、R1 は前記の意味を有する)のアミンを追加の
    有機塩基の存在または不在において反応させることから
    成る2−アミノ−4−フルオロアルコキシ−1,3,5
    −トリアジンの製造方法。
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