JP3001605U

JP3001605U - カーテンウォールユニットの取付金物

Info

Publication number: JP3001605U
Application number: JP1994001455U
Authority: JP
Inventors: 嘉彦秋山; 克也太田; 洋片岡; 勝久磯田; 康平田戸; 和男大北; 直臣櫻井
Original assignee: JFE Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1994-03-02
Filing date: 1994-03-02
Publication date: 1994-09-06
Anticipated expiration: 2000-03-02

Abstract

(57)【要約】【目的】カーテンウォールユニット裏側の取付金物の
突出をなくし、積み重ね性をよくして運搬、保管を効率
化するとともに疵発生をなくして品質を向上させ、さら
に取り付け作業における落下事故を防止する。【構成】金属枠体１の表側に表面パネル２を取り付け
てなるカーテンウォールユニットＰを位置調整して鉄骨
等の躯体Ｓに取り付ける取付金物であって、カーテンウ
ォールユニットＰの裏側に、垂直面31を有して取り付け
られた支持金物３と、これに垂直面71を対向させて躯体
側に取り付けられ、水平面73を垂直面71よりも外方まで
延長させ、延長した水平面75にボルト受け座76を形成し
た逆Ｔ形の躯体側取付金物７と、カーテンウォールユニ
ットＰの裏側に垂直方向に取り付けられたジャッキ機構
４から構成される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、鉄骨造等の建築物の外壁として使用されるカーテンウォールユニットを鉄骨等の躯体に取り付ける取付金物に関する。

【０００２】

【従来の技術】

近年、鉄骨造等の建築物において軽量化や現場作業の省力化を図るため、梁材や柱材等の躯体部分に工場で予め製造したパネルを取り付けて外壁を形成するカーテンウォール工法がひろく採用されている。従来のカーテンウォールの一例として実公平３-44887号公報記載のものを図10 、11により説明する。図10はカーテンウォールユニットＰを壁面方向から見た縦断面図、図11はこれを躯体に取り付けた状態の部分詳細図で、１は金属枠体、２は表面パネル、３は支持金物、４はジャッキ機構、５は連結金物、７は躯体側取付金物、Ｓ’は躯体の一部である梁材である。

【０００３】カーテンウォール工法の施工単位であるカーテンウォールユニットＰは、鉄製、あるいは軽合金製の金属枠体１の表面にほうろう鋼板、ステンレス鋼板、塗装鋼板等の外装材である表面パネル２を取り付け、反パネル側、すなわち金属枠体１の表面パネル２を取り付けたのと反対側の面に躯体部分との結合を行う支持金物３、連結金物５等の取付金物を配してなり、躯体側にもこれを取り付ける躯体側取付金物７が配置される。

【０００４】カーテンウォールユニットＰの躯体への取り付け構造としては、地震や経年変化等によってカーテンウォールユニットＰが落下しないことはもとより、地震の際の層間変位によって外れることのないよう隣接のユニット間には適当な隙間を設け、かつこの部分に防水対策を行うことを始め、建築物の美観を損なうのでユニット毎の壁面の出入りを完全に解消するよう調整可能であることも必要である。

【０００５】前記の取付金物のうち支持金物３、連結金物５は、図10に示すようにカーテンウォールユニットＰの上下端部付近に配置され、カーテンウォールユニットを梁材あるいは柱材等の躯体部分と結合するのみでなく、壁面に対する出入り方向の調整や、隣接のカーテンウォールとの隙間、すなわち上下および左右方向の位置調整が可能な構造となっている。また、これらの結合あるいは調整作業はすべてカーテンウォールユニットの反パネル側、すなわち躯体側から、床面高さで行えることが望ましい。

【０００６】そこで、実公平３-44887号公報記載のカーテンウォールユニットの取り付け装置においては、図11に示すように、カーテンウォールユニットＰ上端の反パネル側に取り付けられているＬ形の支持金物３を躯体側に取り付けられた躯体側取付金物７と結合することによりカーテンウォールユニットＰを躯体に取り付けるが、カーテンウォールユニットＰの下端はすでに取り付けられている１段下のカーテンウォールユニットＰのＬ形の支持金物３の垂直部に取り付けられている連結金物５を結合することにより隣接する上下のカーテンウォールユニットＰの端部を接合するのである。

【０００７】したがって、従来採用されている通常のカーテンウォールユニットは、建築物の下方から上方にかけて順次取り付けを行うため、中間の１枚を取り外したりあとから取り付けたりすることはできない。さらにＬ形の支持金物３と躯体側取付金物７との接合部分にレベル調整用ジャッキボルトによるジャッキ機構４を設けることにより躯体に対するカーテンウォールユニットの上下方向の調整を行い、左右、水平両方向の調整あるいは各方向の固定は、各金物の取り付けボルト孔を長孔とすることにより行う。

【０００８】ところで、図10、図11に見られるように、従来のカーテンウォールユニットＰに取り付けられる金物は、金属枠体１の反パネル側表面から 100mm前後突出しているのが普通であるが、このためカーテンウォールの製造、運搬あるいは保管段階においてこれを積み重ねる場合、中間に突出分よりも厚い「かませもの」をはさんでやる必要があり、積み重ね枚数が少なくなったり重ねた山が高くなって体積効率が悪いという問題点があった。

【０００９】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、カーテンウォールユニットを水平方向から取り付けるようにして取り付け順序を自由にするとともに、取り付け段階においてカーテンウォールユニットが落下する危険をなくし、かつカーテンウォールユニットの反パネル側表面における突出部分をなくして積み重ねや運搬時における問題点を解消したカーテンウォールの取付金物を実現することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】

本考案のカーテンウォールユニットの取付金物は、金属枠体の表側に表面パネルを取り付けてなるカーテンウォールユニットを位置調整して鉄骨等の躯体に取り付ける取付金物であって、前記カーテンウォールユニットの反パネル側に、パネル側表面と平行な垂直面を有して取り付けられた支持金物と、この支持金物の裏側に垂直方向に取り付けられたジャッキ機構と、前記躯体のカーテンウォールユニット取り付け位置に前記支持金物と垂直面を対向させて取り付けられ、水平面を前記垂直面よりも外方まで延長させた逆Ｔ形の躯体側取付金物とから構成される。

【００１１】あるいはまた、本考案のカーテンウォールユニットの取付金物は、金属枠体の表側に表面パネルを取り付けてなるカーテンウォールユニットを位置調整して鉄骨等の躯体に取り付ける取付金物であって、前記カーテンウォールユニットの反パネル側に、パネル側表面と平行な垂直面を有して取り付けられた支持金物と、この支持金物の裏側に垂直方向に取り付けられたジャッキ機構と、前記躯体のカーテンウォールユニット取り付け位置に前記支持金物と垂直面を対向させて取り付けられ、水平面を前記垂直面よりも外方まで延長させた逆Ｔ形の躯体側取付金物とから構成され、前記の躯体側取付金物の垂直面よりも外方まで延長させた水平面の前記ジャッキ機構のボルトを受ける位置の周囲に、ボルト受け座を形成したことを特徴とする。

【００１２】

【作用】

本考案によれば、カーテンウォールユニットの反パネル側表面に取り付けられる支持金物はカーテンウォールユニットの反パネル側表面とほぼ面一（つらいち）であり、従来大きく突出していたジャッキ機構はカーテンウォールユニット内部に収納されて突出しないから、カーテンウォールユニットはほとんど突出部のない平板形状となって、コンパクトに多数枚積み重ねることができ、、梱包も容易であり保管に際しても空間が減少して体積効率が向上するとともにカーテンウォールユニットの表面や金物等を損傷することもない。

【００１３】さらに、躯体側取付金物のジャッキ機構のボルトを受ける位置の周囲にボルト受け座を設けたことにより、取り付け作業中の仮受け状態においてカーテンウォールユニットの落下防止が図られ、安全性が向上する。

【００１４】

【実施例】

本考案の取付金物の実施例を図１ないし図５により説明する。図１はこの実施例における取付金物の取り付け状態を示す部分断面図、図２は同じく平面図、図３はこの実施例でカーテンウォールユニットの取り付け作業中におけるカーテンウォールユニット中間部分に配された取付金物を示す側面図、図４は同じくカーテンウォールユニットの取り付け作業中におけるカーテンウォールユニット上下端部に配された取付金物を示す側面図、図５はこの実施例のカーテンウォールユニットの取り付け状況を示す斜視図で、さきに従来技術として示したものと共通する部分については同一符号を使用している。

【００１５】図５に示すように、カーテンウォールユニットＰの左右方向両端に配置された金属枠体１の垂直部材の反パネル側表面の上下方向に適当な箇所、すなわち躯体側部材に対応する位置に、支持金物３が、また同じく金属枠体１の垂直部材の上下端部付近に連結金物５を構成する部材が溶接あるいはねじ止めで取り付けられ、躯体側の柱材Ｓには躯体側取付金物７が取り付けられている。

【００１６】一方、カーテンウォールユニットＰの上下端に設けられる連結金物５は、上端に取り付けられるＬ形金物51と、下端に取り付けられる長ナット53およびこれに螺合されるボルト52から構成され、Ｌ形金物51の垂直部には縦方向にボルト径に対応するスリットが切られているので、ボルト52でＬ形金物51の垂直部をはさんで締付けることにより、上下のカーテンウォールユニットＰが連結される。

【００１７】つぎに支持金物３と躯体側取付金物７について図１、図２により詳細に説明する。なお、以下本明細書において、壁面に対する出入方向をｘ方向、壁面を見て左右方向をｙ方向、上下方向をｚ方向とする。支持金物３は、金属枠体１の垂直部材に反パネル側に向けて取り付けられ、パネル側表面と平行な垂直面31を有し、これを金属枠体１の垂直部材に取り付ける取付部分ならびに補強リブ等により構成される。

【００１８】垂直面31はｚ方向に長いボルト孔を有するとともに、その裏側、すなわちカーテンウォールユニットの厚み方向内側にジャッキ機構４として垂直方向のナット 44およびこれに螺合するボルト45が設けられている。また、躯体側取付金物７は、カーテンウォールユニットＰの取り付けられる躯体外側に垂直面71、躯体梁側に水平面73を配し、さらに垂直面71よりも外方まで延長した先端水平部75を有する逆Ｔ形断面の金物で、垂直面71の外側表面には円弧断面の座金72が溶接してある。ちなみに、座金72はたとえば特開平5-202567号公報にも記載があるが、これを介在させることにより、支持金物３の垂直面31と躯体側取付金物７の垂直面71との間で多少の角度差があった場合にも完全な接合ができる。

【００１９】垂直面71および座金72を貫通するボルト32の取り付け孔はｙ方向の長孔、水平面73のボルト74の取り付け孔はｘ方向の長孔となっている。また、躯体側取付金物７の垂直面71より外方の先端水平部75の表面には、ジャッキ機構４のボルト45を受ける位置に、ボルト受け座76が形成されている。したがって本実施例において、カーテンウォールユニットＰの上下方向のレベル調整は、ジャッキ機構４の一部であるボルト45の先端をこのボルト受け座76内で支持している仮受け状態において、ボルト45を回転させることにより行うことができる。なお、このボルト受け座76を設けなくともジャッキアップ、ジャッキダウンの操作は可能であるが、ボルト受け座76を設けることにより、この部分にボルト45の先端が位置することによってボルト32締付けまでのカーテンウォールユニットＰの落下防止をはかることができるから、安全性が著しく向上する。

【００２０】躯体側取付金物７の先端水平部75がカーテンウォールユニットＰ内部に挿入され、これに対応するジャッキ機構４がカーテンウォールユニットＰ内部に設けられたことにより、本実施例におけるカーテンウォールユニットＰは反パネル側表面に突出部分がほとんどない平板形状となっている。躯体側取付金物７は、柱材Ｓに直接取り付けられてもよいが、高さ方向その他に自由度を持たせるため、この図のように補助金物８を介在させた方が取付が容易である。

【００２１】取付金物を以上のように構成することにより、本実施例におけるカーテンウォールユニットの取り付け作業手順は、以下のようになる。１）躯体側柱材Ｓには予め補助金物８が取り付けられ、その上には躯体側取付金物７がボルト74により仮止めされている。２）カーテンウォールユニットＰの支持金物３の裏側には、ジャッキ機構４が設けられている。３）カーテンウォールユニットＰを吊り上げ、所定位置に誘導して、ジャッキ機構４のボルト45の先端が躯体側取付金物７の先端水平部分75に形成されたボルト受け座76に支持されるようにして、この部分でカーテンウォールユニットＰを仮受けする。４）この間に支持金物３と躯体側取付金物７とをボルト32で仮止めする。５）ジャッキ機構４のボルト45を回転させ、カーテンウォールユニットＰをジャッキアップあるいはジャッキダウンしてｚ方向の位置調整を行う。支持金物３の垂直面31のボルト孔はｚ方向に長孔であるから、この長孔の範囲内で調整ができる。６）また、ボルト32が仮止め状態であるから、躯体側取付金物７の垂直面71のボルト孔の長孔の範囲内でｙ方向の位置調整が、同じくボルト74が仮止め状態であるから、躯体側取付金物７の水平面73のボルト孔の長孔の範囲内でｘ方向の位置調整ができる。７）ｘ、ｙ、ｚ各方向の位置調整が終わったら、ボルト32、74を本締めし、カーテンウォールユニットＰを吊っていた吊具を取り外して取り付けを完了する。

【００２２】本考案の取付金物を使用すると、カーテンウォールユニットＰを水平方向から躯体に接近させて取り付けを行うことができるから、上下のカーテンウォールユニットの有無にかかわりなく取り付け作業ができ、ボルト32を通して仮止めするまでの間もカーテンウォールユニットはジャッキ機構４のボルト45で仮受けされているので落下の危険がない。

【００２３】また、ジャッキ機構４はカーテンウォールユニットＰの内部に収納された形となっていて表面から突出していないから、積み重ねや梱包、輸送等に際して金属パネル部分や取付金物に疵をつけたり曲損したりすることがなく、施工における品質が向上するという効果もある。つぎに、本考案における躯体側取付金物７の垂直面71より外方の先端水平部73 表面にボルト受け座76を形成する場合の具体例を、図６ないし図９により説明する。

【００２４】図６は躯体側取付金物７の垂直面71より外方の先端水平部73表面に、少なくとも外方を閉じた形状の突起を設けてボルト受け座76を形成した例を示し、（a1）、（b1）、（c1）は平面図、（a2）、（b2）、（c2）は正面側より見た断面図である。（a1）、（a2）はボルト45の支持位置を囲んで円形の突起を形成したもの、（ b1）、（b2）は同じく正方形の突起を形成したもので、それぞれ鋼管、あるいは角鋼管を薄く切ったものを溶接したりあるいは鋳造等によって突起とし、その内側をボルト受け座76としてある。

【００２５】（c1）、（c2）は突起の形状を閉図形とせずＵ字形としたものである。突起の目的が外方への落下防止であるから、突起はＵ字形に限らずこのように先端水平部73の先端側、すなわち外方が閉じた形状であればよい。図７は躯体側取付金物７の垂直面71より外方の先端水平部73表面に、少なくとも外方を閉じた形状の凹部を設けてボルト受け座76を形成した例を示し、（a1）、（b1）、（c1）は平面図、（a2）、（b2）、（c2）は正面側より見た断面図である。

【００２６】（a1）、（a2）はボルト45の支持位置を囲んで円形の凹部を形成したもの、（ b1）、（b2）は同じく正方形の凹部を形成したもので、鋳造、鍛造あるいは機械加工等によって凹部を形成し、凹部をボルト受け座76としてある。（c1）、（c2）は凹部の形状を閉図形とせず右に開いたＵ字形としたもので、凹部を形成する目的が外方への落下防止であるから、凹部がＵ字形に限らずこのように先端水平部73の先端側、すなわち外方が閉じた形状であれば目的を達成することができる。

【００２７】図８は躯体側取付金物７の垂直面71より外方の先端水平部73表面に、壁面と平行な直線上の突起を設けてその内側をボルト受け座76とした例を示し、（a1）は平面図、（a2）は正面側より見た断面図である。図９は躯体側取付金物７の垂直面71より外方の先端水平部73表面に、壁面と平行な直線上の溝を設けてボルト受け座76を形成した例を示し、（a1）、（b1）は平面図、（a2）、（b2）は正面側より見た断面図である。

【００２８】（a1）、（a2）はボルト45の支持位置を囲んで広幅の溝を形成したもの、（b1 ）、（b2）はボルト45の支持位置を囲んで右に開いた溝を形成したもので、鋳造、鍛造あるいは機械加工等によって溝を形成し、溝部をボルト受け座76としてある。以上のボルト受け座76は、いずれも躯体側取付金物７の垂直面71より外方、すなわちこれらの図において左方に段付き部が形成されており、ボルト45がこれを乗り越えないことによってカーテンウォールユニットの落下を防止している。

【００２９】

【考案の効果】

本考案によれば、梱包、運送段階におけるカーテンウォールユニット表面の突出部分がなくなることにより体積効率が向上するとともに、突出部分によるカーテンウォールユニットの損傷がなくなり、品質も向上する。さらに、カーテンウォールユニットの取り付け段階において落下防止を図った仮受け構造としたことによりカーテンウォールユニットの落下のおそれがなく、安全性が著しく向上し、また、カーテンウォールユニットを水平方向から取り付けるようにしたことによって取り付け順序が自由になるなど、多くのすぐれた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施例におけるカーテンウォールユニ
ットの取付状態を示す部分断面図である。

【図２】本考案の実施例におけるカーテンウォールユニ
ットの取付状態を示す部分平面図である。

【図３】本考案の実施例におけるカーテンウォールユニ
ットの一部を示す側面図である。

【図４】本考案の実施例におけるカーテンウォールユニ
ットの他の一部を示す側面図である。

【図５】本考案の実施例のカーテンウォールユニットを
示す斜視図である。

【図６】本考案の実施例におけるボルト受け座の例を示
す平面図ならびに断面図である。

【図７】本考案の実施例におけるボルト受け座の他の例
を示す平面図ならびに断面図である。

【図８】本考案の実施例におけるボルト受け座のさらに
他の例を示す平面図ならびに断面図である。

【図９】本考案の実施例におけるボルト受け座のさらに
他の例を示す平面図ならびに断面図である。

【図10】従来例のカーテンウォールユニットの縦断面図
である。

【図11】従来例のカーテンウォールユニットの取付状態
を示す部分詳細図である。

【符号の説明】

１金属枠体２表面パネル３支持金物 31 垂直面 32 ボルト 33 水平面４ジャッキ機構 44 ナット 45 ボルト５連結金物 51 Ｌ形金物 52 ボルト 53 長ナット７躯体側取付金物 71 垂直面 72 座金 73 水平面 74 ボルト 75 先端水平部 76 ボルト受け座８補助金物ＰカーテンウォールユニットＳ柱材Ｓ’ 梁材

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者太田克也東京都千代田区内幸町２丁目２番３号日比谷国際ビル川崎製鉄株式会社東京本社内 (72)考案者片岡洋東京都千代田区内幸町２丁目２番３号日比谷国際ビル川崎製鉄株式会社東京本社内 (72)考案者磯田勝久東京都千代田区内幸町２丁目２番３号日比谷国際ビル川崎製鉄株式会社東京本社内 (72)考案者田戸康平東京都千代田区内幸町２丁目２番３号日比谷国際ビル川崎製鉄株式会社東京本社内 (72)考案者大北和男東京都台東区寿２丁目１番13号川鉄金属工業株式会社内 (72)考案者櫻井直臣東京都台東区寿２丁目１番13号川鉄金属工業株式会社内

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】金属枠体（１）の表側に表面パネル
（２）を取り付けてなるカーテンウォールユニット
（Ｐ）を位置調整して鉄骨等の躯体（Ｓ）に取り付ける
取付金物であって、前記カーテンウォールユニット
（Ｐ）の反パネル側に、パネル側表面と平行な垂直面
（31）を有して取り付けられた支持金物（３）と、この
支持金物（３）の裏側に垂直方向に取り付けられたジャ
ッキ機構（４）と、前記躯体（Ｓ）のカーテンウォール
ユニット取り付け位置に前記支持金物（３）と垂直面
（71) を対向させて取り付けられ、水平面（73）を前記
垂直面よりも外方まで延長させた逆Ｔ形の躯体側取付金
物（７）とから構成されるカーテンウォールユニットの
取付金物。
【請求項２】ジャッキ機構（４）が、垂直方向のナッ
ト（44）とこれに螺合されたボルト（45）である請求項
１に記載のカーテンウォールユニットの取付金物。
【請求項３】金属枠体（１）の表側に表面パネル
（２）を取り付けてなるカーテンウォールユニット
（Ｐ）を位置調整して鉄骨等の躯体（Ｓ）に取り付ける
取付金物であって、前記カーテンウォールユニット
（Ｐ）の反パネル側に、パネル側表面と平行な垂直面
（31）を有して取り付けられた支持金物（３）と、この
支持金物（３）の裏側に垂直方向に取り付けられたジャ
ッキ機構（４）と、前記躯体（Ｓ）のカーテンウォール
ユニット取り付け位置に前記支持金物（４）と垂直面
（71）を対向させて取り付けられ、水平面（73）を前記
垂直面（71）よりも外方まで延長させた逆Ｔ形の躯体側
取付金物（７）とから構成され、前記の躯体側取付金物
の垂直面（71）よりも外方まで延長させた水平面（75）
の前記ジャッキ機構（４）のボルト（45) を受ける位置
の周囲に、ボルト受け座（76）を形成したことを特徴と
するカーテンウォールユニットの取付金物。
【請求項４】ジャッキ機構（４）のボルト（45）を受
ける位置の周囲に、少なくとも外方を閉じた形状の突起
を設けてボルト受け座（76）を形成した請求項３に記載
のカーテンウォールユニットの取付金物。
【請求項５】ジャッキ機構（４）のボルト（45）を受
ける位置の周囲に、少なくとも外方を閉じた形状の凹部
を設けてボルト受け座（76）を形成した請求項３に記載
のカーテンウォールユニットの取付金物。
【請求項６】ジャッキ機構（４）のボルト（45）を受
ける位置の外方に、壁面と平行な直線状の突起を設けて
ボルト受け座（76）を形成した請求項３に記載のカーテ
ンウォールユニットの取付金物。
【請求項７】ジャッキ機構（４）のボルト（45）を受
ける位置の部分に、壁面と平行な直線状の溝を設けてボ
ルト受け座（76）を形成した請求項３に記載のカーテン
ウォールユニットの取付金物。